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2025-06-10 12:04

曲分析の質を高めるためにこのあたりに注目してください

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曲分析の質を高めるためにこのあたりに注目してください

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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやってきますが、曲作りのレベルアップに分析が効果を発揮しますよって話はよく言ってるんですけど、
分析って、たくさんなるべくいろんな曲やった方がいいみたいな、量をこなした方がいいみたいな思われがちなんですけど、私は
むしろ逆で、量はそんなにこなさなくていいんで、こなせれば本当は一番いいんですけど、量をこなして分析の中身が薄くなっちゃったら意味がないみたいな、そういう考えを持ってて、
だからやっぱりなるべく中身を細かくね、質を意識して紐解くべきっていうふうに私は思ってますね。そんな話をしたいんですけど、
よくこの話もしてますけど、分析ってネタ集めみたいになっちゃうと、ちょっと先細っていっちゃうっていうか、ネタを集めようとするほどに量をこなすことしちゃうっていうかね、
いろんなパターンを、コードパターンを知るとか、メロディの形を知るとか、曲の展開のパターンをいろいろ知るとか、そういう発想で分析をやっちゃいがちなんですけど、
どっちかっていうと、分析してネタを探すっていうより、分析力をつけるみたいな、分析するごとに意味があるみたいな、そんな感じに近いと思ってるんですよね。
もちろんネタ探しっていう側面もあるんですけど、どっちかっていうと分析力のほうがメインかな。
分析力がつくことで、自分の作曲の中で自分の曲をしっかり自分で分析できて、そのセルフ分析でしかるべき判断ができるようになっていくみたいな、そういう効果があるのが曲分析だと言えるんですよね。
だからやっぱりたくさんやるのはもちろん大事なんですけど、たくさんやって、1曲の質が下がっちゃうと分析力がつかなくなっちゃうんで、ただこうたらっと表面的になんとなく見て、はい次って感じになっちゃうんで、それよりはやっぱりきちんと1曲に向き合ってみっちりやるっていうのが大事ですよね。
分析する着眼点というか、見るところは本当に人それぞれでいろいろ変わってくるところなんですけど、一般的にはメロディー、コード、リズム、曲展開。
もし音源とかまで自分でPCで作ってるなら、そういうサウンド面とかアレンジとかそっちにも意識を向けるべきなんですけど、基本的にはメロディー、コード、リズム、曲展開、曲構成みたいな感じですかね。
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メロディーはメロディー譜があったほうがいいんですよね。メロディーの楽譜が。メロディー譜でもうそのまま見た感じで分析していけるんで、だから具体的にどんな音が使われているかとか、それがどういう音符の重なりつらなりによってどんなリズムパターンになっているかとかね。
あとはそのメロディーの音域がどの辺の音域で組み立てられているかとか、あとはフレーズ同士に似た形があるか関連性があるかみたいな、そういうところとかね。フレーズが長々大きく展開しているのか短めにポンポンと置かれているのかとか空白がどれぐらい入っているかどんな感じでどうスカスカになっているかとかね。
そんな見方ができるし。あとはもっと突っ込んでみれば、メロディーの音がそこで使われているコードとどう関連しているか。コードの構成音をまず明らかにして、コードの構成音に対してメロディーがどの辺の音を使って組み立てられているかみたいなところを見ることができるし。
あとはメロディーそのものが持っている波の形っていうか音の構成っていうか、音の構成の幅、波の上がりっぷり下がりっぷり、なだらかなのか逆尺しているのかみたいな、そういう全体的なメロディーが生み出す波、波の形とかそういう見方もできたりしますよね。
そんな感じでメロディーがやっぱりメロディー譜があると、その分析の中身を濃くするって意味ではすごい質が変わってくるんで、ぜひその辺を入手してやって欲しいんですけど。
あとコードは、そこに書かれているコードを読んでいくとそれはコードの分析になるんで、そういう分析はもちろんできるんですけど、
使われているコードのダイヤトニックコード、そのキーとダイヤトニックコードっていうのを明らかにして、そのコードのその構造がダイヤトニックコードでいう、どういう構造っていうか位置づけになっているかっていうのを見ることができるし、それぞれのコードの機能的な役割っていうかそういうのも確認して、
で、それが安定したコードだとか不安定なコードだとかそういうのはどう連なっているかみたいな、機能的な連なりみたいなところも意識できるし、あとはその分数コードとかテンションコードとか、ちょっとこみ入ったあの高声音がちょっと多めのコードも中身の高声音をひも解いていくこともできるし、
あとは転調しているとか、あとはノンダイヤトニックのダイヤトニックコードにないコードが、なぜそこのその部分にね、そのダイヤトニックコード外のコードが使われているかみたいなところも自分なりに考えていけるし、
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で、それもそのメロディフにそのメロディが乗ってて、メロディの上にコードがポンポンってついているような、そういう楽譜であれば、あのトーン記号から調合ですぐキーがすぐパッて分かったりとかね、転調しているところもすぐパッて分かるんで、まあそういうキー判別の手間を省けるっていう意味ではおすすめですかね。
ただメロディフって割とこう、まあ市販の楽譜って切れ目があんまりこうなんだろうな、わかりにくいっていうかね、そのAメロBメロとかそのセクションブロックの切れ目がいまいちちょっと見えづらいっていう、そういう使いづらさがあったりするんで、まあそういう意味ではコード譜は割とね、
ABサビで先頭揃えてあったりするんで、あのセクションの切り替わりっていうのはわかりやすかったりもするんですよね。だからどっちがいいかっていうのはね、人揃いなんですけど、まあその時々に合わせてそういうメロディフとかコード譜を活用しながらやっていってほしいですね。
リズムは基本的に音源を聞きながらどういうリズムパターンになってるかなっていうのを確認していくんですけど、だからまあそのドラムが本当に打ち出している本当のリズムとかね、っていうのをチェックしてもいいし、あとそのドラムとベースの兼ね合いっていうかどういうコンビネーションでリズムが出来上がっているかとか、
あとはそのドラムベースのみならず、バッキングのピアノがコンピングでどういうリズムパターンを打ち出しているかとか、そういうのが分析できたりしますよね。で、あと純粋にそのメロディーが持っている、さっき言ったメロディーのリズムっていうのもあるし、あとはコード進行がどういうタイミングでどう切り替わるか、
それはハーモニックリズムって言われるやつですけど、そっち側のそのメロディーコードのリズムに着目することもできるし、だからリズムっていうとどうしてもドラムベースっていう風に行きがちなんですけど、
メロディーコードが生み出すリズムってところも確認できますよね。曲構成はAメロBメロとかそういう場面がどう切り替わっていくかっていう観点も持てるし、あとは曲全体の長さとか、あとはサビまで何分ぐらいとか何秒ぐらいとか、で、短い曲が結構増えてきてるんで、
だから曲の長さがごく短くなってるんですよね。で、イントロなしで始まり、で、いきなりもう何十秒かですぐサビにいくみたいな、AメロBメロもすごい短くなって一気にサビにいくみたいな、そんな構成も結構多いんで、
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だから昔の曲、90年代の曲と聞き比べてみるとその辺の違いがわかったりして、曲構成からはいろんなね、気づきが得られるかもしれないですね。で、あとは純粋にこのサビをこう目立たせるような、ちょっとこう作為的なね、サビ直前のなんか独特な構成が盛り込まれてるとか、あとはその間奏にちょっとこう場面転換が入ってるとかね、
その曲ならではの個性的な構成っていうのがあるパターンもあるんで、そういうところに着目することもできるし、曲構成は割と見方は結構幅広いですね。小説数が何小説あるかとかね。
で、さらに本当に曲作りに直結するね、知識になったりもするし、自分の曲をセルフ分析する時の分析力にもつながるんで、効果的ですね。曲構成の分析ってあんまりしないっていうね、ケース多いかもしれないですけど、割と自分はその辺は重視しているとこですかね。
あとサウンドとかアレンジ、そのDTMでやってる人っていうのはね、もう本当にその音源を聞きながら、そこにどういうサウンドアレンジがあるかっていうのを自分なりに確認していったり、あとはそれを実際の自分の作業環境に置き換えて再現するとか、そういうのもちょっとこうありますね。
耳コピがやっぱり主体になってくるのかな、そっちはね。メロディー譜、コード譜とかないんで、なかなか難しさがあるんですけど、その辺もちょっとね、もしやってる場合は踏み込んでやってほしいと思うんですね。
分析やるとき、結構正解を探すとかね、よくあるパターンを見つけるみたいなネタ探しとかになっちゃったりするんですけど、どっちかっていうと正解はほぼなくて、自分なりの観点で自分なりに考えを深めていくような作業がそれが分析だと言えるんで。
だから自分なりの考え方で深掘りしていくってところを意識する。そういう意味でも曲数を無理に稼ぐことしなくていいっていうか、1曲に対してきちんと向き合って、裏の裏まで解き明かすようなつもりで細かく分析の質を高めて、それで分析力を身につけるってところを意識しながら曲分析をやっていただき、
それを作曲の上達にぜひつなげていただければと思います。そんな感じで、今回は曲分析は曲数よりも1曲をしっかりやることが大事みたいなね。そんなお話をしてみました。お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。
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