ボーカル曲の基本要素
耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやっていきますが、
曲作り、最近DTMとか、アレンジまで、
アレンジというかサウンドもそうなんですけど、音源化することが、そもそも作曲みたいな感じに最近はなっているんで、
だから、作る曲は音源化の状態を前提として考えてしまいがちっていうかね。
特にボーカル曲とかの場合でもよくあるんですけど、
音源化した、その音源の状態で聞き応えがあるものにするっていうね、
そういう発想が強く出すぎて、それでメロディーとかね、ハーモニー、つまりコードとか、
あとは曲の展開とか、そういうところを割とこう、何て言うんですか、軽視してね、後回しにしちゃって、
で、そのサウンドとかそっちの方で、アレンジもそうですけど、そっちでごまかすように作曲をしちゃうっていうね、
そういうケースがよく見かけられて、そんな話も以前にしてましたけど、
で、それって結構、アレンジサウンドで何とか平均点に持っていくような作業になっちゃうんですけど、
私は主にメロディーとコード、あとリズムと曲の展開というか構成ですかね、
その曲が持っているその骨格みたいなもの、その骨格の段階でいかに聞き応えのある曲にするかみたいな、
それがやっぱり作曲の、曲の出来上がりの良し悪しを左右するっていうかね、そういうところに繋がると思ってるんですよね。
だからやっぱりその骨格の段階でいかに追い込めるかというか、より良い曲まで叩き上げることができるか。
で、それやってれば、もうアレンジとかサウンドであんまりゴテゴテ装飾をやらなくても、曲としては聞き応えのある曲になっていくんですよね。
だから曲の良し悪しって結局そのメロディー、ハーモニー、リズム、曲構成で決まってくるんで、
特に歌物の場合はね、もちろんそれがサウンドとか、音源の音圧とかね、迫力とか、リズムのノリとか、ドラムがドスドスドスってね、気持ちいいとかね、
そういうので聞かせるんであればそっちのね、サウンド面の意識っていうのはもちろん大事なんですけど、
特にボーカル曲とかでみんなが歌いたくなるとかね、カラオケで歌いたくなる曲とか、歌い継がれる名曲みたいなやつとかね、
そこまでいかずとも、歌としてしっかり成立してるかどうかっていうのはやっぱりそのメロディー、ハーモニー、リズム、曲構成の骨格をきちんと作れるかどうかにかかってると、
良い曲になるかどうかっていうその尺度がね。だからやっぱりそこが弱いと、結局そのごまかす作曲になっちゃうっていうか、アレンジサウンドでごまかす作曲っていうかね。
曲の構成と聴き応え
だからメロディーとハーモニーの弾き語りの状態で歌って、しっかり良い曲だって感じられるかどうかみたいなところが、ある意味一つの曲の良し悪しを図る目安になりますよね。
で、その曲の構成とかもね。Aメロはこのぐらいのサイズ感で行って、Bメロは短めに行って、サビの前に溜めを作って、でサビに行くとか、そういうのって結局アレンジとかサウンドの話じゃなくて、
曲のその、そもそも持ってる構成とかね、骨格の方の話なんで、だからその段階でいかに、そんぐらいのしっかりしたものまで作り上げられるかがやっぱりその曲のね、聴き応えに繋がると思うんですよね。
だから、メロディーとかでいいよ、例えば、メロディーの流れがきちんと音の運びがね、メリハリがあるとか、音域が広すぎても狭すぎても良くないし、ちょうどいいところを狙う、狙えれば一番いいし、その標準的な曲って意味ではね、もちろんそのあえて狭くするとかね、あえて広く持っていくとかそういうのはもちろんあるんですけど、標準的な曲にするんであれば、
きちんとね、そのまんべんなくいろんな音域が出てるべきだし、フレーズもダラダラ行くんじゃなくて、聴きどころがしっかりわかるっていうかね、印象的なフレーズがしっかり絞られてるとか、そういう要素やっぱ必要になるし。
あとコードで言えば、コード進行の弾き語りのコードの演奏だけで、結構コードとして聴き応えがあるものっていうかね、コード進行としてしっかり成立しているとか、ちょっと予想を裏切る特徴的なサウンドが一部にあるとか、
そういうのも大事だし、あとはちょっと機能的な流れがしっかり出てるとか、あとはそのコードのルート音がしっかりスムーズな形で繋がっていくとかね、そういうのもいいし、あと点調とか、ちょっとしたコード進行のテクニックみたいなものも骨格の段階できちんと追い込めているとね、それをより効果的にアレンジに持っていけたりするんで、
だからコードもそういう風に、コード単体でアレンジ抜きで、アレンジサウンド抜きで作り込むってことがやっぱ大事だと言えますよね。
だからアレンジって結局、曲をどう聴かせるかみたいな、ある意味表面的なものになってくる。そのアレンジで、アレンジのハーモニーのラインの絡み合いとかで表現をするっていうのはクラシックとかね、昔からある音楽の一つのスタイルなんで、
それはもちろんね、その1個の作曲のスタイルなんですけど、ボーカル曲とかで言えば、ポップスロックの分野で言えば、アレンジってある意味そのメロディーを歌メロを弾き立てるための演出みたいなものだと言えるんで、
だからやっぱりそこを、骨格が弱いと演出も効果的にできないと。逆にその骨格の部分がきちんとしていれば、アレンジってそんなにゴテゴテやんないシンプルでも十分聴けるようになっていくんですよね。
だから、特にボーカル曲を作ってる場合は、歌メロとコード進行、つまり弾き当たりの状態ですけど、そのシンプルな状態でどれだけ曲として成立しているかっていうところをチェックするっていうのはね、大事かなと思いますね。
それで弾き当たり状態でも十分グルーヴを感じられるとか、いい曲としてきちんとそのメロディーが耳に残るとかね、そういうところを感じられる曲であれば、それをアレンジに持っていっても、きちんとよりいい曲にしていけると判断できると思いますんで、
はい、ぜひそんな感じで、その骨格の部分をきちんと作るっていう、そこをぜひ意識してね。特にボーカル曲の場合、それが大事ですね。
アレンジとサウンドの重要性
これインストとかになってくるとね、全然話変わってくるんですけど、ただシュメロがきちんとあるようなインストの場合はやっぱり、そのメロディーとそれを支えるハーモニー、あとはリズムとかね、つまりピアノ1本みたいなの状態でどんだけ聴かせられるかみたいなところが、
骨格がしっかりしているかどうかの判断機能になってくるかなと思いますね。そんな風にやってもいいし、本当にサウンドとか音圧とかエフェクトとかね、そっち側で音源としていかに聞き応えがあるものになっているかというところで勝負するんであれば、
またその骨格っていう概念とは違ってね、音源としてどうかってところは必要になってくるし、アレンジもメロディーラインの絡み合いで聴かせるんであれば、その絡み合いが結構アレンジになるんで、そういう観点がベストになるんですけど、そこはね、それぞれの取り組んでいる音楽性に合わせて判断の尺度というのはいろいろ柔軟にアレンジしていってほしいんですけど、
そんな話ですね。そんなわけで今回は曲を作るときにそのメロディーとかコールとかリズムとか展開とか、その曲の骨格の部分をいかにしっかり作れるか。
それによってその後のアレンジとかサウンドの音源化のところの作業が、質が変わってくるっていう。だからサウンドとかアレンジで誤魔化すような曲作りではなくて、特に歌物の場合はボーカル曲の歌とコード進行とリズムと曲の構成ですね。
その曲の骨格部分でしっかり作り込むことを目指してみてはどうでしょうかみたいな。そんなような話をしてみました。お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。