DTMと曲作りの現状
耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、
PC使ったDTMと言われる音楽制作みたいなものも、本当に一般的になっているので、
楽器の演奏の経験がなくても、それで曲作りができちゃうという、そういう新たな時代に入っている感じがあって、
その曲作りをする時に、やっぱりPCの画面がツールとしてまずあるので、
まず作ろうという時に、画面にまず向かって、いきなり音を打ち込むというところから始めるケースが多いんですよね。
だいたい慣れてない人は、なんとなく打ち込んでみたもの、なんとなくメロディーっぽいものはできたものの、
なんかまあまあ、はあはあって言って、これでいいのかなみたいな感じになって、なんかそれをその先に展開させることもできず、
そこからアレンジを膨らませることもできず、なんとなくやって、行き詰まって、まあまあって言って、
また別のメロディーに取り掛かるみたいな感じで、かけらばっかりができていって、全然その1曲が仕上がっていかないみたいな、そういう状況になりやすいんですよね。
で、これはある意味、慣れてない人がDTMで作曲に入って、行き詰まったり、全然作曲、先に進んでいかないっていう時のあるあるみたいな感じなんですよね。
で、まあそれはある意味で、ちょっと当然というかね、何もそういった方針も下書きもできてない状態で打ち込んでいくと、行き詰まるっていうのは当然なんで、
まあその話を以前にもしましたけど、下書きとかね、方針を立ててから作りましょうみたいな。
作曲と編曲の分離
で、もっとより実用的なことを言うと、まあよく話してますけど、作曲っていうその作業と今度その編曲っていう作業かな、
その2つの工程に分けて考えるのが、特にポピュラー系のその分野では有効っていうかね、
まあその作曲を成功させるために効果があると言えるんですよね。
だから曲ってそのメロディ、ハーモニー、リズムっていう音楽の3要素みたいなのがあって、それをこう、ああでもない、こうでもないって繋げ合わせて1曲にしていくんですけど、
その時にその、例えばメロディラインがこうなってて、背景にこういうラインがあって、こういうサウンドがあってみたいなところを同時に考えようとすると、
やることが本当に多すぎて、なんか主従関係もよくわかんなくなっちゃうみたいな風になって、特にその慣れてない頃は本当にそのとっちらかっちゃうっていうか、
何からやればいいかわかんないみたいな風に迷っちゃうことがやっぱ多いんですけど、その曲作りを、まあまあ音楽作りっていうか音楽制作かっていうところを、
その曲作り、作曲の、なんだろうな、その骨格だけを作る作業と、それをどう聴かせるかっていう作業の2つの工程に分けるっていうのが、
まあ今言ったその作曲と編曲に分けましょうっていうのを、まあその意味するところですね。だからおすすめはメロディ、まずメロディラインと、あとコードと曲展開ですね。
まあA面のB面のサビみたいな、でここから間奏入って2番に行って、最後サビを繰り返して終わるみたいな、でイントロからウトロまでこんな感じみたいな曲の展開ですね。
でその、今言った、まあメロディ、ハーモニー、そこにリズムも入ってくるんですけど、まあメロディ、ハーモニー、リズム、曲展開の、
曲の骨格だけの部分の状態と、でそれを実際どう聴かせるかっていう編曲の状態、曲面に分けて考えるとうまくいきますね。
だからまずはそのコードだけ鳴らして、そのコードにメロディをどうつけるかとか、メロディだけなんとなくとりあえず打ち込んで、でその打ち込んだメロディにコードをどうつけるか、
でその本当にメロディ、シングルラインのメロディと背景のコード進行だけ、でその状態で普通に曲の最後まで全部作りきるみたいな、
DPMでやるんだからね、でそれは本当は歌物であればやっぱあの弾き語りとかで作るのが本当はいいんですよね、だからピアノとかギターとか、
でそういうのをコードで演奏しながら、コード弾き語りの状態で一曲歌い切れるように作りきる、
のがまずそのファーストステップですね、作曲の骨格を作る、なんだろ、その段階でやるべきことですね。
だからなんかよく言ってのは弾き語りのライブにね、まあ出て、であのステージに上がってね、今から一曲やりますと、
聴いてくださいって言って、でイントロから弾き語り始まって、でコードの伴奏で歌をね歌って、
できちんとね、間奏とか2コーラス目とか入って、で一曲最後までアウトロまでやりきるっていう状態、で皆さんから拍手をわーってもらうみたいな、
でその状態がその弾き語り状態で一曲弾き切れる状態だと、まあその目安になると言えますよね。
でその状態までまず作ることを目指すっていう、それがまあ作曲のなんかゴールっていうか、スタート始まってきちんと弾き語りれるまで一曲をイントロからアウトロまで作りきる、
そこをまず目指すってとこやってほしいですね。でそこまでできて、じゃあそれをじゃあ今度編曲でどうアレンジしようかな、そこにドラムをねどうつけようかなとか、
ベースをどうつけようかなとかね、やっとこうなんか曲のその全体が決まった状態で、そこに肉付けしていけるようにその他のね、まあラインとかを考えていけるようになるんで、
作業の効率化
そんな風にして分けてやるのがいいですね。でやっぱり全部を一気にそのメロディーも大して決まってないのに、いきなりベースラインを考えようとしたり、
コードのコードの展開もその先も決まってないのに、なんかなんとなくね、そのベースラインを考えるとかね、ドラムのパターンを考えるとか、なかなか難しくて、
で一曲そういう風に弾き語れる状態になっていれば、その曲がどういうノリを持ってるかとか、曲全体としてこういうなんか雰囲気を感じさせたいから、
じゃあこういうアレンジにしてみようかなっていうような、全体がわかっていてこそ決められるような、そういう戦略的な方針がね、
立てられるようになるんですよね。である意味そのドラムをどうするかとかね、ベースをどうするかとか、さらにそのラインとかパターンじゃなくて、今度そのドラムの音をどうするかとか、
ベースもそうですけど、ベースの音をどうするか、それ全部のサウンドに入れて、その上物のギターもピアノもそうだし、ドラムの中でも持っているそのハイハットとかね、スネアとか、
そのキックとかそのような、全部のパーツそれぞれに音があるんで、それを今度どうするかとかね、その本当にDTMでアレンジ以降、アレンジミキシング以降でやるべくろって本当に多いし、考えること山ほどあって、
だからそれと本当にメロディーラインを考えるとか、そのコードのハーモニーそのものを考えるってところを同時にやろうとすると、本当に難しいと思うんですよね、特に初心者のうちはね。
だからやっぱりそこを分けて、まずメロディーと、もう本当にコード進行だけで考える。で、コード進行も、例えばCっていうコードはドミソっていうね、あの音で、ドとミとソで出来上がってるんで、それを、
ドと、例えばドとソで、ドソミみたいな感じで並べてもCっていうコードになるし、だから、まあそのメロディーハーモニーの段階だと、そのメロディー、こういうメロディーにCっていうコードがついてますよってところまでしか決まってなかったんだけど、
で、それを編曲の段階で、Cっていうコードはドミソじゃなくて、ドソミで鳴らしてみようとかね、そういう検討ができるんですよね。それはある意味アレンジなんですけど。
Cっていうコードのミの音をベースに持ってきて、C音Eみたいな分数コードというか展開系のコードとして鳴らしてみようとか、そういうアレンジができたりとか。そんな風にして分けて考えると、
元々のそのコード、Cっていうコードを使うっていうことが決まった上で、それ以降のアレンジを考えていけるんで、やっぱりアレンジの効率も圧倒的に上がるんですよね。
で、曲の本質みたいなものも全体を作ってあることで見えてるんで、だから悩むことが減るっていうかね。こういう曲にしたいっていうところが見えた状態でアレンジ進めていけるんで、よりやりやすくなりますよね。
なんとなくDTMってソフトを使っていろんなことができるのが楽しいんで、音を早く鳴らしたいっていう気持ちはわかるんですけど、それはある意味そのDTMの音を楽しむ局面みたいな。
曲作りとはまた別で、そういう時間を設けてもいいかもしれないですね。ただこう、出たらドラムを打ち込んでみるとかね、ベースをいろいろ作ってみるとか。そんな感じで、サウンドを楽しむオペレーションの機会っていうかね、いう風にするっていうか。
で、本当に曲作りってなったら、メロディーとコードと曲展開。で、やっぱり1曲作ってから、それをどうアレンジしようかなっていう風にやっていくのがいいですね。1曲とは言わないまでもワンコーラスとかね、ABサビだけメロディーハーモニーで作ると。それをアレンジでどうするかって考えるみたいな、分けるのが大事ですね。
で、今歌物前提で言ってましたけど、これインストとかで言えば、メインのシュメロがあって、そのシュメロをピアノ1本の伴奏で感じられるように作っていくってところは、ある意味その弾き語り状態で曲を作るっていうのと同じだと言えるかもしれませんね。
インストの場合は音の絡み合いそのものが作曲だったりするんで、だから本当に純粋にメロディーとコードっていう風に言えなかったりする難しさがある。ある意味インストの方がより難易度が高いですかね。
それも含めてね、メロディーとコードっていうところまで落とし込んでいれば、インストとしての音の絡み合いもより作りやすくなっていくと思うので、そんな感じでやってみるのがおすすめですね。
はい、そんなわけで。ある意味さっきも言いましたけど、いきなり打ち込んで行き詰まっちゃうとかね、何やればいいかわかんなくなっちゃうっていうのはよくあるんで、特にきちんと曲を作っていきたいような場合は、作業を分けるっていうところはぜひ意識してやってみてほしい。
それで割とそういう何やればいいかわかんないっていうところは突破できると思うんで、そんな感じでやってほしいですね。
弾き語りで作曲をやってる人はそれでいいので、引き続きその方式でやってほしいんですけど、DTMにいきなり音を打ち込もうとして悩んじゃうような人は、作曲と編曲を分けるっていうところは作業を効率化させるためにすごい効果的なんで、ぜひ取り入れていただければと思います。
はい、そんなわけで、今回は作曲と編曲を分けましょうっていうね、そんな話をしていました。お伝えした内容ぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回これで終わりになります。 ありがとうございました。