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みなさん、こんにちは。作曲の先生として活動するうちやま教室です。
曲作りをしているとですね、自分が作っている曲が本当に良い曲なのかどうかっていうね、
その曲の品質がわかんなくなっちゃうっていうケースは多くてですね。
で、そんな時に、私としてはですね、曲の装飾を全部取り除いてですね、
で、曲をシンプルな状態にするっていうね、それがおすすめできるんですよね。
シンプルな状態にして確認するっていうかね。
だから具体的に言えば、例えばドラムとかベースとかね、ある程度曲をいろんな楽器を入れて作り込んでいる場合は、
それを全部取っ払って、メロディーとコードだけの状態にしてみるとかね。
で、その状態で良い曲かどうかと感じるかみたいなところをチェックするっていうか。
あとは、例えば作業ベースで言えば、基本的に作曲をそのメロディーとコードだけの状態で
ある程度曲の骨格がわかるようなところまで作り込むとか。
曲をイントロからAメロ、Bメロっていうふうに各ブロック、セクションを展開させて作り込んでいって、
それで1コーラスが終わり、さらにそれが2コーラスに突入していくみたいな。
で、曲の展開も作り込んでいくみたいな。
だからギターとかピアノで言うと、弾き語りの状態で1曲の全体像がわかるようなところまで作り込んで、
その状態で曲が良い曲だと感じられるかどうかを確認するみたいな。
そんなやり方をお勧めしたいですね。
で、その状態で良い曲だって思えれば、おそらくそれは装飾に頼らずに、
曲のその根本的な骨格の部分だけで良い曲だっていうふうにね、
そうなってるってことが判断できるので、
で、それ以降のドラムとかベースとか上物のアレンジも自信を持って進めていけるっていうことですね。
で、その反対の例もあって、
例えばドラムとかベースとか上物とかね、ある程度装飾をしてて、
で、コードとメロディだけのシンプルな状態にしたら、
あんまりその曲が良い曲だって感じられないみたいな、そういうケースもあるでしょうね。
で、その場合はなんとなく全体のアレンジで、
その曲の本質的な部分の良さっていうのがそんなにないっていうかね、
言い方、悪い言い方すると、ちょっとこうごまかしてるみたいな、アレンジでごまかしてるみたいな、
アレンジ込みでその曲の良さが成り立っているとも言えるんですけど、
そういう状態にあると言えます。
それをもって何をね、どう判断するかっていうのも作曲者本人によるところなんですけど、
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だから、そもそも作った曲を1曲として聴いていくときには、
何らかのアレンジをすることになるし、
それをインターネットとかSNSとかに公開するときは、
多少シンプルだったとしても何かアレンジをすることになるんで、
バンドやってれば当然バンドアレンジになるし、
DTMだったら結構ドラムとかベースとか細かくいろんな音を加えてアレンジしていきますよね。
そのときにやっぱり曲の骨格の部分がある程度しっかりしてないと、
結局それをアレンジで何とか取り繕うみたいな感じになってしまいがちなんですよね。
作り込まれてないメロディとかハーモニーとかをアレンジでごまかすように音源するっていうか、
特に初心者の人とかの場合はね。
ほとんどの場合その場合曲の品質が印象っていうかな、いまいちな感じになる。
で、反対にそのメロディとコードと曲の構成みたいなシンプルな状態でいい曲だっていう風に感じられれば、
そこまで派手にアレンジをしなくてもね、基本的にいい曲だっていう風に思えるんで、
当然と言えば当然なんですけどね。
最近そのテクノロジーが発達してきた分、
その曲のその骨格のところをすっ飛ばして、
アレンジで何とかしようっていう風にやってしまいがち、特にその慣れてない人はね。
そういう方向性で曲を作り込んでしまいがちなんですけど、
もちろん作曲はいろんなスタイルがあるし、
アレンジの部分に力を入れてそのアレンジを含めて曲全体の魅力で勝負しようっていうね、
そういうやり方もあるし、
あとアレンジを通り越してその曲が思っているサウンドとか、
音量のバランスとか音圧とかね、
そういうところも含めてその音源そのものとして魅力を高めるっていうやり方でも作曲に取り組めるんですけど、
私の個人的な考えとしてはやっぱり、
特にポップスロックとかボーカル曲でみんながなんとなく歌えるような曲だと、
やっぱり本質的な曲作りの技術とはちょっと言えないと思っていて、
アレンジの技術っていうか、音源制作の技術みたいな感じですかね。
曲そのものを作る技術って意味では、やっぱりメロディ、ハーモニー、つまりコード進行とリズムと曲展開、
っていう4種類の時点で、4つの要素しかない時点で、
いかにいい曲にできるかってところがやっぱり本当の作曲力だと私は思っているんですよね。
実際その歴史に残っている名曲ね、いろんな名曲はやっぱりメロディ、ハーモニー、リズム、曲展開っていう、
その骨格の部分だけでその曲の良し悪しを判断してもすごくいい曲だって感じがある曲がほとんどだし、
例えば1980年代とか90年代とかにリリースされたね、その当時すごくヒットして今も歌い継がれているような、
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例えばアイドルの皆さんの曲、赤いスイートピーとかね、松田聖子さんのロックンルージュとかね、
両方ユーミンですけど作ったらね、そうとか、飾りじゃないのよ涙、中森明さんの飾りじゃないのよ涙、
これは井上陽子さんですけど作ったの、とか、弾き語りで弾いても乗ってくるっていうかね、かっこいい曲、感動できる曲になっているし、
あとはその当時のバンドブームのそのブームを生き残った名曲、例えばボーイの本気トンキークレイジーとか、
これ聴いてる人はもう何も知らないかもしれませんけど、ブルーハーツの青空とかね、名曲なんですけど、プリンセスプリンセスの世界で一番熱い夏とかね、
アレンジ抜きで本当にギターで弾いて歌うだけでもめちゃくちゃいい曲だなって思える、
それぐらいそのメロディーとかコードとかリズムと曲の構成に力があるんですよね、
だからこそそれをきちんとアレンジとかね、バンドアレンジにしてもその曲の良さが十分伝わるし、
さらにそれをいろんな人がカバーしたくなっちゃったりとか、カラオケで歌いたくなったりとかね、
時代を越えてその歌い継がれる名曲になってるっていう風に感じるんですよね、
ビートロスの曲なんかもうまさにそれだしね、アレンジ抜きでギターで弾きながらだけでめちゃくちゃいい曲だなって思えるっていうかね、
その曲の良さ感じられるんで、
もし作ってる曲の品質が作曲者本人としてよくわかんなくなっちゃったような時は、
その装飾部分を取り払って、メロディーとコードだけの弾き当たりみたいな状態で、
その曲の品質を確認するっていうね、やってみてほしいですね。
その状態でいい曲だって感じられれば、おそらくその曲の骨格部分はしっかりしてるんで、
だからそのまま自信を持って作り続ければいいし、
一方その弾き当たり状態にしたら、思いのほかシンプルすぎて、
曲を客観的に聴いたんだけどそんなに楽しめないっていう風に感じたら、
例えばメロディーラインにもうちょっとね、こだわってみるとか、コードの展開をもうちょっと作り込んでみるとか、
曲のこの構成っていうかね、特定の部分がきちんと目立つような構成に作り込んでみるとかね、
そういう風に手を加えることができそうですね。
この辺は作曲者の基本的な音楽性とかね、それによって判断の基準が変わってくるかもしれないし、
もちろんそのデジタルサウンドとかね、それを前に押し出してるようなアーティスト性の場合は、
やっぱり曲の良さっていうのは、そのサウンド抜きには勝たれないし、
例えばそのメロディーとかコードの状態でシンプルだって感じられても、
それをサウンドの良さでカバーできるっていうケースは多いんで、
あくまでも自分が取り組んでる音楽性を前提として、それを基準にして判断をしてほしいんですけど、
一般的に皆さんが想像できるポップスとかロックとか、
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そういうボーカル曲でその曲のメロディーの良さとかね、歌いたくなる魅力とかね、
そういうものをきちんと届けたいような、そういう音楽を目指している場合、
今お話ししたような曲の装飾を取り払ったメロディー、コード、リズム、曲の構成ですね、
の状態で良し悪しを判断するっていう方が効果的だと言えますかね。
そういう風にしてアレンジに頼りすぎることなく、
特にそういうボーカル曲とかの場合は、アレンジでごまかすみたいな感じ。
それも一個の手法なんですけど、
作曲に慣れてない頃はそっち側に行っちゃうと結構その作曲技術っていう意味では先細っていくんで、
だからなるべくその根本的なメロディーの良さ、ハーモニーの良さ、リズムの良さみたいなところ、
曲の展開のきちんとした良さみたいなところで、
勝負してみてほしいっていうのが私個人の思いではあるんですけど、
そんな風に思ってますね。
私はやっぱりそういう風に根本的な曲の骨格で勝負できている曲がやっぱり好きです。
もちろんサウンドの良さで勝負している曲とか、
アレンジの美しさのある曲っていうのもジャンルとしてもちろんあるし、
そういう音楽も好きなんですけど、
ボーカル曲はその骨格の部分をやっぱりどうしても聞いてしまうっていうのが私の好みではあるって感じですかね。
そんなわけで、今回は楽曲のアレンジとかの装飾を取っ払って、
メロディー、ハーモニー、リズム、曲の構成っていう曲の骨格部分で良し悪しを判断するっていう、確認するっていう、
そういうやり方がお勧めですよっていうね、そういうテーマでお話をしてみました。
また今回の内容について感想、質問等があれば概要欄のリンクにぜひメッセージをください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。