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2025-07-12 10:28

作曲の上達が変な方向に向かってしまうパターンについて

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作曲の上達が変な方向に向かってしまうパターンについて

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耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやっていきますか。
今回はですね、テーマとしては、サウンドとアレンジでごまかすような曲作りは切ないみたいな、そんなお話をしてみたくて、
今、DTMの環境が割と手軽に誰でも揃えられるような時代になってきて、パソコン、PCそのものがみんな持っている時代だし、
ソフトも本当に1万、2万出せばそこそこのものが手に入り、音源とかもそれに付属している、入っている音源とかで十分やっていけるんで、
だから、初期投資数万円ぐらいで、今持っているパソコンを使うっていう感じで、もちろん無料のソフトとかもあるんですけど、
ある程度本格的にやるとしても数万円ぐらいで、そういった音楽制作の環境を手に入れることができると。
それで、機材とか環境が揃っているので、派手なアレンジとか、耳に残りやすいサウンドみたいなものは、いくらでもやれちゃう時代になっているんですけど、
これを聴いているあなたも、そういうDTMのテクノロジーの力を借りて、日常的に作曲をしているかもしれませんけど、
ただそのサウンドとかアレンジ、主にサウンドかなぁと、その中身のフレージングのメロディーの品質とか、コード進行、ハーモニーの構造とか、
その中身の各楽器というか、音色のラインの絡み具合とか、そういうのがそんなにきちんと考えられていないと、
やっぱりそういうサウンドで表面的に派手なことをやっても、やっぱり品質はですね、結局微妙な感じになるんですよね。
だから、聴く人が聴けばわかるというか、その表面的に派手な音をやっていて、サウンドとしてはドカーンという感じになっていても、
中身は何かギクシャクしてるねとかね、よくわかんない感じだねっていう風に、やっぱり聞こえてしまうんですよね。
で、今そういう環境があるばっかりに、サウンドとかアレンジのそっちの方ばっかりをいかに派手にするかとか、いかにかっこいい音を使うかとか、そっちの方に気が取られちゃって、
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その中身のメロディーラインをね、質の高いメロディーを生み出すとかね、ハーモニー、コード進行に質の高いメロディーをいかに組み合わせるかとか、
そういうところをすっ飛ばしちゃうっていう傾向があって、結構それがですね、なかなか聴いてて切ないところがあるんですよね。
で、もちろん慣れてない頃は、そういう聴き応えのあるメロディーとかね、それを生み出せないんで、なかなかね。
だから、もちろん慣れてない頃はそれでも全然いいし、それでも作り切ること。
で、それで達成感とか満足感を得て、たくさん作曲を繰り返すっていうのが理想的なんですけど、
それが今、サウンド面の、サウンドの誘惑がすごい多い時代になっちゃったんで、
だからそっから先に本当は進んでいくときは、曲作りを繰り返してね、何回も何回も作曲していくんですけど、
その時は本当はメロディーとかハーモニーの品質がもっともっと良くなっていくはずなんですよ、本当は。
でも今、環境面の誘惑が多すぎることで、メロディー、ハーモニーの品質を追求する方にあんまり気持ちが向かずに、
サウンドをいかにかっこよくするかの方に気持ちが向きすぎちゃうっていう、そういう傾向があって、
だから曲作りを重ねて、初期は本当にイマイチな感じでは全然問題ないんですけど、
そっから1年、2年、3年、4年って作曲を繰り返しているにも関わらず、曲も作ってるにも関わらず、
サウンドの方ばっかりを頑張っちゃって、表面的に派手な感じなんだけど、
メロディーとかハーモニーとかはイマイチグチャグチャしててよくわかんないっていうような、
そういう何ですか、ちょっと変な成長の仕方をしちゃってるケースが多いなーっていう風に感じるんですよね。
そこに入り込んじゃうとね、やっぱ本当に切ないんで、
だから今もしね、これを聴いているあなたがね、曲作りまだ始めたばっかりで、
1年、2年の、1年くらいのレベルというか、まだ局面にあるなら、
こっからその曲作りの技術を伸ばしていくときに、
ぜひそのサウンドでごまかす方に行かないように、舵を切ってほしいなっていうふうに思うんですよね。
だから曲の骨格になるんで、そのメロディーとかハーモニー、あとはリズムで理解を深めて、
あとはその曲の展開とか、構成って言ったらいいかもしれませんけど、
そういうところで聞き応えのあるものを目指すと。
だから理想は本当にピアノのコードのバッキングの伴奏と、もう歌メロだけで全然聴けちゃうぐらいの、
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本当ギターで作ってるなら弾き語りで聴けちゃうぐらいの、それぐらいの品質で曲を作るっていうかね、それぐらい骨格をしっかり作ると。
で、しっかり骨格が作られていれば、そっから先にアレンジとかに入ったりサウンドをね、いろんなサウンドをそこに盛り込んでいくときに、
それが全部こういい感じで働いていくので、だからやっぱりそっちに行ってほしいですよね。
そこがちょっと道を間違えちゃうと、なかなか切ない未来が待ってるっていうか、作曲やって初めてもう4,5年経って曲もそこそこ作ってるのに、
サウンドは派手にするやり方を覚えたけど、中身はなかなかね、これはなかなか切ないぞっていうようなのは結構あったりするんですよね。
だからそこはやっぱり、
初めの段階できちんと理解をして、変な方に行かないように、サウンドでごまかす音楽制作に入っていかないように、
きちんと骨格の部分をしっかり作るっていうのをやってほしいと思いますね。
もちろんサウンドを聴かせる音楽性っていうのもありますよね。EDMとかね。
クラブ系のサウンドなんかは特にサウンド大事だし、あとはそういうデジタルサウンド、EDMに近いですけど、デジタルサウンドとか
はやっぱりそういうサウンド面の絡み合いっていうのはすごく大事になってくるし、音圧をどうするかとかね、音のミキシングのバランスどうするかとかね、そちら側は大事だし、エフェクトとか。
むしろその辺が曲のメインにもなってくるんで、そのパターンの場合は全然それでもいいんですけど、
もうその一般的なポップスロックのボーカル曲で、そっちのサウンドでごまかす方に行っちゃうとなかなかね、切ないですね。
そこは、そうじゃないと。中身できちんとしたもので勝負すると。中身があった上での外側のそういう
装飾というか、サウンド面、アレンジになってくるんで、ぜひそこのメロディ、ハーモニー、リズム、曲構成のところだけでまずきちんと
本当にシンプルな伴奏と歌だけで勝負できるぐらいの曲の品質を目指すと。それをサウンドとかアレンジできちんと聞かせられるように、より聞き応えのあるものにするために作る、入り込んでいくっていうね。
そういうふうにやってみてほしいですね。そんなところで、私のレッスンでも結構そこは意識してやっているところではあるんですよね。
もちろん、そういうサウンドを頑張りたいっていう人にはそういうアプローチをするんですけど、
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ポップスロックのボーカル曲を、いい曲をね、歌を作りたいっていう人には、やっぱりサウンドじゃないよ、きちんとそういう中身をきちんとしたものとして作り込む必要がありますよってね。
私のレッスンは、DTMはメインじゃないんで、メロディ、ハーモニー、リズム、曲構成の弾き語り状態でいかに質の高いものを作るかっていうところをメインにやっているんで、当然そういう話になってくるんですけど。
最近ね、いろんな音楽活動に取り組む皆さんの曲を聴いていて、そこそこ歴がそれなりに長いんだろうなと思うような人でも、そちら側に入り込みつつあるような状態とかね、入り込んでいっているような状態があったりするとなかなか切ないなと思うんで、
思うところをですね、今日はお話をしてみました。
ぜひ、そういったサウンドでごまかすような曲作りに入っていかないようにですね、根本的な曲の品質で勝負できるような、そういう作曲を目指していただければと思います。
お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。
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