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2025-08-19 11:52

「重力」に沿った音の進め方がより自然

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「重力」に沿った音の進め方がより自然

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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやっていきますが、今回ちょっと感覚っぽい話なんですけど、
曲作りのヒントというか、この辺を意識するといいかもしれませんみたいな話なんですけど、
音の進み方ですかね、音使いに繋がる話で、その音がどう進むかっていう話で、
音の進み方に重力みたいなのがあって、下がるものの方がより自然で、
上がる動き、音が下がる動きがより自然で、上がる動きが重力に反するというか、
よっころしょみたいな、上に持ち上げるみたいなパワーがいるというかね、そういう音楽的な感覚的な、
人間の聴覚的な感覚があるなっていうね、そういうことを言えるんですよね、私はこれまで分析をしてきたり、
あとそういう話が実際に音楽理論の音響学とかでもたまに語られたりしてますけど、実際とは裏付けはね、ちょっと科学的な裏付けはよくわかんないんですけど、
確かにその重力的なものがあると、例えばドレミファソラシでCメジャーで言うなら、ドレミファソラシって音がね、低いところから高いところに上がっていくと、
その上がっていく流れよりも、ドレミって上がるよりも、ミーレドって下がる方がより音としてはカロリーがあんまりないっていうか、
自然な動きとしてそれを演出できるし、自然なものとして聴き手もそれを受け入れてくれるっていうかね、そういう性質があるなっていうふうに思うんですよね。
で、ヒット曲とか自然な、より自然なものとして作られている音楽はメロディーがやっぱり締まる部分で最後、下がるような形で締まってるケースがやっぱり多いんですよね。
だからそこがやっぱり最後のメロディーの落ち着かせる部分で、やっぱり上から下げるような形でメロディーを締めると。
そういうふうに作るとメロディーがより自然に締まったっていうかね、締めくくられたっていうふうに受け取ってもらいやすいというか、そういうふうに作られていることは多いんですよね。
で、これ既存のメロディー譜とかを見ると、結構ほとんどの曲ではそういう形になってると。
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で、最後1音だけ微妙に上がったりとかもあるんですけど、全体の締めの部分のメロディーの大きな流れとしては、やっぱり下がり方向でメロディーが向かっているっていうかね、メロディーの波がそっちの方に向かっているという風な分析ができるんですよね。
だから、これをそのまま作曲に活用するなら、より自然なメロディーとして聴かせたいのであれば、メロディーは下げ方向で最後締めくくるというふうに作ると、メロディーの締めくくりとしてはより自然に作られていく。
で、もしかしたらもうそのあたりをそんなに意識することなく、そういうメロディーを作っているかもしれませんね、ほとんどの人はね。
で、人間がそういうふうに感覚的に気持ちいい自然なメロディーの締めくくりっていうふうに考えると、下がるような重力に逆らわない、重力に沿った下がり方向のメロディーっていうのを自然に生み出す。
で、それを逆手にとって、あえてその下がり方向じゃなくて上がり方向でメロディーを最後終わらせると、ちょっと最後パワーを出しているような、重力に逆らっているようなね、そういういわゆる自然なものとはちょっと違うよっていうようなインパクトを出すことができるんですよね。
で、これもその上がり傾向で終わっているメロディーとかを分析して、それが実際どう聞こえるかっていうのをね、分析すると、それがこうインパクトに繋がってたりとか、メロディーとしての個性にそれが繋がっているっていうことが言えたりするんですよね。
だから特にその音使いって意味では、メロディーなんかはね、特にそこが一番反映しやすいと思うんで、メロディーにその音が下がる重力的な性質っていうか、メロディーが重力を持っているっていうね、その事実を反映させるようにして、で、時としてその反映を裏切るようにしたりして、音使いにその辺りを糸を込めるっていうのはね、やれるかなと思いますね。
で、同じようにあのベースラインとかは、もうこれもアレンジの定番としてね、下がるように作り込まれることが多くて、で、例えばそのCメジャーの例で言うと、FからGとかって言って、で、FからGはね、ファからソなんでドレミファソのファソって上がるんですよね。
で、F、Gの後に今度Eマイナーとかに行くと、ルートの人たちはファソって言って、で、ミに戻るっていうかドレミファソらしいで、ミファソって上から上がっていくんですけど、ファからミに下がった方が重力としては低カロリーで済むんですよね。
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で、それをGを一回挟むことによって、ファソって一回上に上がって、で、ソからファの下にあるミにもう一回下がるみたいな感じにね、上がって下がるみたいになるんで、重力としては結構その一回上がるっていうカロリーが生まれちゃうと。
だからそこで、GをGonFとかにして、音コードにして、で、ベースとしてFを残して、で、コードの本体としてはGに上がってるんだけど、ベースだけFに残ってて、で、ファファってファを2回やって、で、Eマイナーの方のミの方に下がるっていう、Gに一回こう横からちょっと上がらずに、そのままFからEにね、ファからミに下がるっていう風に作ったりする。
これちょっと音声でなかなか伝わりづらいんですけど、
上がる流れを極力減らして、極力低カロリーでベースが進むように、ベースラインを音コードを使って、分数コードを使って組み替えるっていうのをアレンジでよくやるんですよね。
あと、よく言われるドミナントコード、トニックからドミナントに向かう、つまりCメジャーで言うなら、CのコードからGのコードに行って、で、Aマイナーに行くとかね、そういうC、G、Aマイナーみたいな進行があった時に、それは度数で言うと1、5、6って動きなんですけど、
C、G、Aマイナーの動きのGを入れると、それもルートの動きがドからソに上がって、で、ラに行くってね、低いラに行くっていう風に流れになって、それをドシラって下がるようにね、ドレミファソラシの逆方向ですね、ドシラ、ソファミレトのドシラね。
そのドシラって組んだ方が、ベースは下がる方向に向かっていけるのより自然なんですよね。
だからGをGonBとかっていう風にして、分数コードにして、で、天外系でGのベース音をBにする、Cにすると、で、C、G、Aマイナーっていう動きを本当はドソラなんですけど、それをドシラっていう風に組んでいくとかね、そういう風に下がるようなベースになるように、
その分数コードを使うっていう風なアレンジが、ベースアレンジができたりするんですよね。
だからその音使いにその重力があるっていうその事実を考慮した上でベースを作り込むと、で、なるべくその上がる、不必要に上がったり下がったりするっていうところをなるべくやめて、
こうなだらかに下がっていくようなベースの流れになるように、要所要所で分数コードを入れていくとかね、
そんなような動きができますね。これはコード進行の方のアレンジですね。ベースアレンジ、コード進行のルートアレンジみたいな感じですかね。
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で、コード進行そのものも、下がり方向に向かうね、コード本体そのもののルートっていうのも、下がる方向で作っていくというより自然なコード進行として効かせられるんで、
そんな風に作るのもいいし、まあでもやっぱり下がってばっかるとね、なかなかコード進行もいろいろ流れを作っていきづらくなってしまうので、
だから時としてやっぱ上がる動きも必要なんですけど、逆にそれを、ベースを上がるようにあえて組むとかね、そういうのもできたりするし、
だから時々上がったり時々自然な流れとして下がる流れをベースで演出したりとかね、そんな風にして、まあちょっとこのベースの動きにも重力があって、その重力に
従うとスムーズなベースの流れになるし、で、重力に反するとちょっとそれがカロリーを使う感じになるんですけど、それがインパクトに繋がるとかね、
そんな風に作れたりするんで、だから音使いに重力があるというね、音を下がる方がより自然で、上がる方向はちょっとパワーが必要になるっていうね、そこを意識した上で、
で、いろんな曲もそういう観点でちょっと分析をしてみたりとか、あとは自分が作る曲を、今さっき言ったようにね、メロディー、コードの観点、あとアレンジの観点もそうですけど、
その重力を意識して、下がる方がより自然だと、で、上がる方にちょっとパワーが必要になると、で、下がるのをちょっと裏切るほどにそれがインパクトになったりするっていう、
そんなことを考えながら、ちょっとやってみるっていうのをね、おすすめしたい、はい、そんなような話を今日してみました。音の進み方に重力があると。
だから重力に沿った動きにするか、あるいは重力に反する、上がり方向の動きにするかっていう、それによって結構聞いた感じの印象が変わってきますよっていうね、はい、そんなような話をしてみました。
これは実際に音を聞いたり、音を出したりね、そのアレンジの中で自分の聴覚上の印象っていうのをね、そういう観点に紐づけながら判断していくっていうのがね、一番確実だと思いますんで、
ちょっとそういう意識で改めてね、音使いっていうのを組み立てていってほしいなっていう風にね、はい、思います。
はい、そんなわけで、お話した内容をね、ぜひ曲作りとかアレンジとかに活用してみてください。
はい、では今回これで終わりになります。 ありがとうございました。
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