00:07
耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやってきますが、
曲作りは、家でずっと一人とかでやってると、
自分がやってるやり方がね、これ正しいのかなとかね、
自分しかいないんで、情報もなくて、
ちょっと不安になるっていうか、
みんなどうやってやってるんだろうな、みたいなところが気になると思うんですけど、
それも踏まえですね、ちょっと今日はですね、
私のですね、作曲のやり方っていうか、
やり方っていうほど、すごい大げさな話ではなくて、
こんな感じでやってますよっていう、
これは1個の1、0ですね。
これが完全なる正解というわけではないし、
みなさんのやり方があっていいと思うんですけど、
こんな感じの、こんなスタイルで私はやってますよっていう話をしたくて、
これはあくまでも、
曲作りって意味では音源制作ではなくて、
曲の骨格になる部分をどう作るかっていう話ですね。
曲のメロディとそれを支えるハーモニーと、
で、それをどういう展開で提示していくかという意味での曲構成ですね。
メロディ、ハーモニー、まずそのリズムも加わりますけど、
メロディ、ハーモニー、リズム、曲構成。
それをどう作るか。
それを実際にどうアレンジして、バンドアレンジにするとか、
DTMの環境を使ってシンセとかデジタルサウンドでアレンジするとか、
アレンジは自由なんですけど、あくまでもその骨格部分をどう作るかっていうお話ですね。
そこからもうすでにこの話は始まってるんですよ。
だから私がやってるのは、アレンジももちろんDTMでやるんですけど、
どっちかというとそれを分けて、まず骨格だけ初めに作るっていうのが私のやり方ですね。
これは歌者作曲をやってる人のほとんどはそちら側が多いのかな。
特にバンドとか別途みんなでアレンジするとかっていう人はそう作ることが多い。
これは初心者の人とかにもお勧めできるんですけど、
いきなりアレンジの方に入っちゃうとなかなか難しいんで、
まず作曲と編曲を分けるみたいな感じで、
まずその曲の骨格になる部分だけを抜き出して作るっていうのをお勧めしたい。
私はそういう風にやってますね。
やり方としてはギターを使って、弾き語りのやり方、弾き語り方式でやってます。
03:02
実際にギターを抱えて、コードをポロポロ鳴らしたり、
リズムから入ることも多いんですけど、コードを鳴らすことが多いかな、メロディーとしては。
だから何もないとこでメロディーだけでふんふんって鼻歌でいくっていうケースも多いと思うんですけど、
私は何回だいたいギターでちょっときっかけになるコードとか、
あとはリフと呼ばれている印象的なギターのフレージングとか、そういうのをきっかけにして、
そこに合うメロディーとか、それから連想できるメロディーとかっていうのを考えるやり方が多いですね。
だからまずギターを抱える、そこから始まりますね。
コードを鳴らしながら、コードも1個のコードからいくこともあれば、2,3個のコードのつながりをもとにメロディーを考えることもありますけど、
その伴奏の段階でなんとなく曲が持っているコードの演奏のリズムっていうかね、
そういうのが決まってくるし、それによって曲がアップテンポなのか、ちょっとグルービーな感じなのか、ちょっとボサノバ調なのかとかね、
そういうのが決まってくるんですけど、そんな感じでギターで伴奏をつけてメロディーを考える。
歌メロは歌いながら作るんで、やっぱり歌っていくっていう作業が曲作りの中心にくる感じですね。
DTMに画面にいきなり音を打っていくって人も多いと思うんですけど、私はそうじゃないと。
ギターをまず抱える。ギターを抱えて歌うことが私の作曲の始まりであり、それが曲作りのメインですね。
その作曲の過程は、スマホのボイスメモアプリに随時録音していく。
ギターを弾いて歌いながら、ラララーとかハァハァハァとか感じで歌って、それをある程度までできたらボイスメモに録音する。
コードは自分が弾いているコードでわかってるんでメモする。
それは作曲ノートみたいなものがあって、そこにメモを書き留めていくっていうね。そんな感じでやってますね。
メロディーは歌うときは、ラララーみたいな感じで歌う人も多いと思うんですけど、
私はだいたいデタラメ英語っていうかね、これはKUWATAさんの方式を参考にしているところに影響を受けているんですけど、
デタラメ英語っていうのはKUWATAさんがよく言ってるやつで、洋楽っぽいフィールを出すために、
06:05
自分で勝手に作った歌い回しで作ることが多いですかね。
それやると言葉の乗せ方とかもちょっと英語っぽい、洋楽っぽいフィールが出たりとか、
あと最近そのブラジル音楽とか自分、ボサノバとかね、演奏したりとか、そういう作風の曲も作ったりすることがあるんで、
その場合はちょっとポルトガル語っぽい、ブラジルポルトガル語っぽいデタラメの言葉であえて歌うようにしたりとか、
自分が作る音楽のジャンルっぽいようなフィールが出るような言葉で歌うことが多いですね。
で、その本当にJ-POP、J-POPロックみたいな感じの曲を作るならちょっと日本語っぽい言葉にならない、
デタラメ日本語みたいな、半分もう歌詞になってるみたいなね。
どがにやっていたんだけどみたいな風に歌うとか、っていう風にしてやるとちょっとメロディーとしては発想が膨らみやすくなっていくんで、
そんな風にしてやることがですね、ラララにしちゃうと結構ノリがあんまり出なかったりとか、
後は後々歌詞をつけるときにラララが前に出すぎちゃっていい歌詞が思いつかなかったりとか、
そういう自分の中での弊害みたいなのがあるんで、デタラメ英語っぽい感じで歌うことが多いですね。
あとコード進行とか、次にどういうコードを選ぶかとか、そういう曲作りの中での音使いとか音選びに関しては、
メロディーは結構自由に作るんですけど、コードはそうですね、ほぼ9割、8割、9割ぐらいは理論に基づいて考えて作ってますね。
だから音楽理論的に、こう来たらこうだよねとか、ここをこうするとこうなるからこっち側のコードがいいかなとか、
そういう風にちょっと理論的な裏付けを元に作ることが多いんですかね。
結構コード進行とか、そこに当てはめるメロディーもそうですけど、音楽理論は割とバキバキに反映させて作ることが私は多いですね。
そこを本当に感覚で全部言っちゃうこともできるんですけど、私は割とリズムで作るのが好きなんで、理論は結構入れて作ってますかね。
あとコードは結構3和音のダイアトニックの中でも、3和音の方は割とちょっと素朴なサウンドになりやすいんで、
09:04
結構セブンスが多い。セブンス以降がやっぱ多いですね。テンションとか。3和音をよりちょっと装飾したようなコードを使うことが多い。
俗に言うオシャレコードみたいな、オシャレサウンドなコードみたいなのを使うことがですね。
あと分数コード系も音コード系も結構好きなんで、それも必然的にベースだけが違うコードにないところから選ばれることになるんで、
だから必然的に構成音は増えていくんですけど、割とその1個のコードの構成音が4つ以上とか、
ものによっては5個とか、そういう風なちょっと複雑なサウンドを持つコードを選ぶことが多いですね。
で、分数コードでちょっと特徴的なベース音をあえて加えて、刺激的なサウンドを狙うとかね、そういうのもよくやったりするんですけど、
基本的にはダイアトリックのセブンスコードからテンションっていうのを意識して作ることが多いですね。
で、あとはもう本当にメロディーを粘って、いいメロディーが浮かぶように一生懸命考えるんですけど、
そんな感じで曲の頭からメロディーとコードを組み立てていくと。
で、メロディーとコードが追いかけ方式ってよく言ってるんですけど、
メロディーとコードをどっちかを先にずらずらーって作ることはなくて、
ちょっとずつちょっとずつメロディーとコードだから、このメロディーに合うコードはこれだなと。
で、コードが決まったら次にこういうメロディーがあると気持ちいいかなとかっていう風にして、
ちょっとずつ伸ばしていくように作ることが多いですね。
で、曲のセクションというか曲の構成はABサビみたいなのが定番なんですけど、
私は割とABとか結構シンプルなものが結構好きなんで、
だから割とAB、Aとかそういうの作りがちですかね。
あと短い曲も結構好きなんで、シンプルで短いやつ。
で、AB、Aとかでもワンコラス終わっちゃうみたいなやつをよく作ってますね。
そんな感じかな。
イントロ、ウイトロはその時々って感じで、
サビのコード進行を流用してイントロにしちゃう時もあれば、
イントロとして新たに特徴的な流れを作ることもあるし、
そこもその時々って感じなんですけど、
そんな風にして作ってますね。
こういう私の曲作りのスタイルをちょっと今日はご紹介してみたんですけど、
今ちょっと言ったやり方はあくまでも私が好んでやってる方法だと言えますね。
12:02
そこに本当にDTMの出番はないですね。
ギターだけ。ギターと歌。
あとノート、手書きノートとスマホのボイスレモン。
それだけあれば曲作りができちゃうっていう。
そういう感じで私はやってますね。
だからやり方もすごいアナログで、
実際自分が高校の時からやってるやり方とあんまり進化がないっていうか、
ほぼ同じやり方でずっとやってるっていう。
そんな感じなんですよね。
もうちょっとそこにテクノロジーの力を入れてもいいのかなと思うんですけど、
テクノロジー的な意味ではラジカセがボイスレモンに変わったぐらいで、
あとはもう全然変わってないんで。
それでもずっと楽しいし、やれちゃうっていう。
いろんなアプローチが相変わらずできるんで、
私はそのやり方が一番やりやすくて、そうやってやってますかね。
なので、もし同じようなやり方をやっている、
これを聞いているあなたが弾き語りで自分も作っているようであれば、
私も同じなんで、ぜひそのやり方でやってほしいし、
そのやり方のやりやすさを私は理解してますので、やってほしいし。
もっとテクノロジーの力を使ってやりたいっていうのがあれば、
DTMとかうまく機材を使ってやるっていうのもいいし、
それぞれ本当にやり方があっていいと思いますんで、
ぜひですね、この私のやり方を軽く参考にしていただきつつ、
参考になるかちょっとわかりませんけど、
1個ね、1例として、そういう感じでやってるんだなっていうふうに、
ちょっと軽く頭の片隅にでも置いておいていただきつつですね、
ぜひ新しい作曲のやり方、進め方っていうのをね、
確立させていただければというふうに思います。
そんなわけで、今回私がやっている作曲の進め方っていうかスタイル、
やり方の全体像みたいなものをちょっと軽くご紹介してみました。
お話の内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。