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2025-06-27 11:10

サビを魅力的なものにするヒント

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サビを魅力的なものにするヒント

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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやっていきますが、
一般的なポップスとかロックの曲だと、サビっていう存在があって、
一般的な段階的に盛り上がっていくような展開の曲だと、
曲の冒頭はAメロとかで、そんなに曲の顔って感じじゃないんだけど、
ちょっとずつ場面転換していって、段階的にBサビみたいな感じでサビが最後に来るみたいな、
段階的に盛り上がって最終的に曲の顔がね、そこで聴けるみたいな、
そういう構成になっているような曲っていうのは多いし、
あとはその曲の頭にいきなり、その曲の印象的な冒頭が来て、
中間に場面転換が一回入って、もう一回その印象的な曲が再登場するみたいな、
それはバース、コーラス、バースコーラス形式とか言われたり、
あとはさっきのはA、Bサビ形式とか言われたりしますけど、
そのサビの曲の印象を付けたい部分、その部分をどうやって際立たせるかみたいな、
どうやって印象的なサビを作るか、魅力的なサビを作るヒントみたいなコツみたいな、
そんな話をちょっとしてみたくて、
基本的には曲ってバランスでできてるんで、
だからサビだけを頑張って作っても、あんまりその効果って100%発揮されないんですよね。
だからやっぱりサビを目立たせるために他をどうするかみたいな、
差別化をきちんとそこに盛り込むと、
そのコントラストで、例えばサビはこうだけど他はこうだから、
こっちのサビの方がよりはっきり、くっきり曲の顔って感じがするよねっていう風に、
流れとか、A、Bサビでいけば、
A、Bはサビを目立たせる脇役の存在っていうか、
サビを主役にするみたいな、そういう役割の分担みたいなもの、
そういうのを考えるっていうのがまずは大前提っていうか基本になっていきますよね。
その役割分担ができた上で、じゃあ目立たせるサビをどうするかっていう観点で、
具体的なその中身が検討に入るんですけど、
よくあるのはメロディで最高音を使うっていう曲の中で一番高い音をサビに盛り込むっていう。
高い音は結局その耳に残るんで、
だからそういう意味でサビに一番耳に残る音を入れると。
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そういう観点が一個持てますよね。
それもやっぱり人間が出せる声の高さっていうのは限界があるんで、
特にボーカル曲とかで行く場合は、
高い高いっていう風な意識ばっかりで作るとサビがキンキンした感じになっちゃうっていうかね。
あんまりただキンキンやってるだけみたいな感じになって、そんなに印象に残らない感じにもなりやすいんで。
よく言うんですけど、サビって高さじゃなくて、サビのメロディの音が高さじゃなくて広さなんですよね。
低い音と高い音のダイナミクスっていうか、
それがあって初めてその高い音が際立つっていうかね。
ヒット曲とかのサビ、きちんと作られてる曲のサビとかを分析してみると、
高い音ってのはもちろん入ってるんですけど、それと合わせて低い音も結構入ってるんですよね。
その低い音があることでサビの中でダイナミクスが生まれて、高い音がより際立つみたいな、
高く上の方に行ってるなって感じが余計出やすいっていうことが言えるんですよね。
だから曲のメロディを最高音をサビに持ってくるってのはもちろんなんですけど、
その時に低い音を合わせて入れるようにすると。
その音域の広さでダイナミクスを聞かせるっていう、そういう観点でサビを作ることがメロディ、
特にメロディを印象付けるって意味で大事かなと言えますね。
あとコードはサビならではのコード進行とかね、サビならではの特徴的な一個、
他のとこに入ってないようなサウンドを持ったコードを使うとか、
そういう風にサビならではの展開をコードに入れるっていうのも大事だし、
あとは反対にサビだけよりわかりやすくコンパクトな、よくあるみんなが耳に残るスタンダードな展開みたいな、
コンパクトなコード進行みたいなのをサビに繰り返しで使って、
その繰り返しによるインパクトの植え付けっていうかね、印象付けみたいなものを狙うとか、
そういう風にやることもできますよね。
コード進行に関してもやっぱりサビならではの進行って考えがちなんですけど、
そこまでの流れが大事だったりするんで、他との差別化っていうかきちんと役割を分担するっていうのは大事ですね。
あとリズムで言えば、リズムは全体曲を通した拍子とかテンポとかそういうのを変えられないんで、
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だから基本的にはその曲が持っている拍子とかテンポの中でサビを聴かせることになってはくるんですけど、
例えばサビのメロディーが持っているリズムを細かくね、躍動感のある感じにするとか、
ノリをちょっと変えるとかね、メロディーの重心を変えるとか、そういうことはできるかなと。
あとはコードのハーモニックリズムの方もコードの切り替えを早くするとかね、
コードの切り替えるタイミングをちょっと拍から前に来るようにしてノリを出すとか、そんなこともできそうですかね、リズムで言えばね。
あと本当に音源とかってなってくると、これは基本ですけど、一番盛り上がるところは音数を増やして、
バンドだったら全員がそこで激しくドカーンと演奏するみたいな、やっぱりそういうアレンジになってくるし、
そこにさらに上物として、シンセのパッドみたいなのがファーって入ってくるとか、
ストリングがファーってなってくるとかね、ブラスがパーパーってなってるとか、
そういうような楽器の数とかサウンドの華やかさみたいなもの。
そういうのもサウンド面のアプローチとしては考えられるし、
あとは歌詞とか、歌詞だったらそのサビにインパクトのある言葉を使うとかね、
キーワードっていうかその曲のテーマとなるような印象的な単語をサビに盛り込むとか、
印象的な言い回しをサビで連呼するとか、そういうようなアイデアね、考えられるし。
そんな感じですかね。曲のメロディ、ハーモニー、リズム、構成って感じでいくと、
歌詞とかあとサウンドが、構成はそのサビだけちょっとコンパクトにするのもいいし、
壮大にしてちょっと厚みを持たせるっていうのもいいし、
それも曲調とかによるんですけど、そんな感じですかね。
いろんなアプローチができます。それもさっき言ったようにサビが他と差別化できてるっていう前提が必要になるんで、
そういう前提があった上で、そういうサビならではの部分っていうのが生きてくると。
あとサビに向かう流れもきちんと作った方がいいんで、よく言われますけどサビの前に印象的なワードをね、
メロディーを置くとか。
例えばよく言ってますけど、世界に一つだけの花のネアスノップの曲で、
世界に一つってサビがあるじゃん。その前に、
そうさ僕らはって一回入ってから、
世界にっていくじゃないですか。そのそうさ僕らはっていうフレーズがサビの景気付けフレーズですね。
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あとは、なんだろう、キンキキッズのガラスの少年のサビは、ガラスの少年時代のですよね。
そのサビの前にステイウィーズミーって入るんですよね。
ステイウィーズミーが景気付けフレーズ。サビを印象付けるフレーズがあったりとか。
そんな風にして、構成面、サビ前の動線って意味で、
そういう流れを作るって意味でね。
印象的なサビにするような仕掛けも作れる。
そんな感じかな。
あともう逆手にとって、あえてサビを
すごいシンプルにしちゃうとかね。
全然印象に残そうとしていないようなサビ。
それが逆に印象に残るみたいなのもあったりしますよね。
その辺は人それぞれっていうか、アプローチの仕方は正解はないんで。
だから印象に残すことがさえできればね。
いろんなパターンが考えられるんですけど。
そんなようなところを意識していただくとですね。
サビっていう意味では、より皆さんの印象に残りやすいようなものになっていくかなと思いますんで。
今言ったメロディ、ハーモニー、リズム、曲構成、あとはサウンド、歌詞、サビ前の流れ作り。
基本的な概念としてサビと他をきちんと差別化するっていう。
サビを際立たせるために他を逆に盛り上がらなくさせるみたいな。
そういう観点が前提で必要になってくるんで。
その辺りを意識しながらですね。
サビを印象付ける。
魅力的なサビにするってことを考えながら。
ぜひ曲作りの方をやっていただければと思います。
そんな感じでお伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。
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