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2025-07-23 13:07

「Aメロ・Bメロ・サビ」だけじゃない展開のパターンいろいろ

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「Aメロ・Bメロ・サビ」だけじゃない展開のパターンいろいろ

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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやってきますが、
ポップスとかロックの曲は、AメロとかBメロとかサビとか、
一つの場面が切り替わって、それでストーリーが作られていくっていう、
そういう曲の構成になっていることが多くて、
クラシック音楽とかでもそういう何らかのまとまりが切り替わりながら、
曲のストーリーを生み出していくっていうのはあることで、
クラシックとかだとそれは曲形式とかって言ったりするんですよね。
形式っていう言い方をして。
ポップスとかロックのポピュラー音楽系だとそんなに形式って言葉が一般的ではないんですけど、
そういうセクションブロックというか場面というかの切り替わりをどうするか。
曲展開、曲構成といったりがセクション構成といったりがね、
そういうのを意識するっていうのが曲作りする上でポイントになるんですよね。
そういう話を今日したくて。
だから曲作りするときにAメロBメロサビみたいな場面転換を念頭に置いて、
自分が作っているこの今歌っているここがAメロBメロサビのAに相当するものとして作ろうとか、
ABサビのサビを自分は作ってるとかね、
セクションが前提にあり、そのセクションの自分がどこのブロックを自分が作っているかっていうのを分かるほどに、
よりきちんとそれをね、戦略的に曲作り進めていけるようになるんですよね。
なのでいろんな曲を聴いて、一般的な曲がどういう構成になっているかっていうのをある程度知っておく必要があると。
それぞれのブロックに求められる役割っていうか、こういう性質があると、
そのブロックならではの魅力がきちんと伝わるみたいなね。
そういうことを考えながら曲作りをしていくんですけど。
そのよくあるパターンで言うと、今言ったそのABサビみたいな形は、
本当に日本のJ-POPとか、日本のロックポップスでは定番としてよくあって、
だからイントロ的なものがあり、メロというか曲の冒頭の導入部分のまとまりがあり、
それがまた中間の違う場面に展開して、
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で、その後にサビが来るっていうかね、一番曲の顔となる印象深い部分が来るっていうね。
そういう3段階で盛り上がっていくみたいな展開。
それはABサビ形式とか、ABC形式とかね、そんな言い方をしたり、そういうふうに言うんですけど、
で、その3段階は本当に例を挙げたらいくらでも挙げられちゃうぐらいよくあって、
例えば踊るポンポコリンの何でもかんでもみんながAメロですね。
いつだって忘れないがB。
で、ピーシャラピーシャラがサビみたいな。
そういう3段階になっていると。
周りを見渡せばもうABC型の曲っていうのは山ほど出てくるはずですね。
で、あともう一つ、AとBの2個しかないっていうやつもよくあって、
それは洋楽とかで言うとバース・コーラス形式とかっていうやつなんですけど、
よくあるのは曲の本当の初っ端のド頭のセクションっていうかブロックが、
もういきなり曲の顔になっているみたいなパターンですかね。
だから例えば例を挙げるなら、
上を向いて歩こうってありますよね。
で、上を向いて歩こうの上を向いてって始め入る。
で、そこがもうすごい曲のその顔っていうかね、その曲といえばそこみたいな感じになる。
で、上を向いて歩こうはその上を向いてのとこが回って、
中間に幸せはっていうね、雲の上にっていう別のセクションに行くんですけど、
で、またその明けでもう一回上を向いてって戻ってきますよね。
だから構成としてはABAみたいな構成になるんですけど、
だから曲としては一番初めに印象深いパートがボーンってきて、
で、真ん中ちょっと場面転換してまたその印象深いところに帰ってくるみたいな、
挟んであるサンドイッチ的な感じになってるっていうね。
だからABCのその3段階で最後の方にサビが来るっていう構成とはまたちょっと違った、
ABAならではの感じが出ますよね。
それもあるし、そのABAバースコーラスのやつは本当によくあるやつですね。
で、その一応コーラスっていうところがサビって言われてるんで、
だから曲によってバースコーラスで、バース、頭あんまり盛り上がらないとこ置いて、
その後にサビが来るっていう。
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そういう風に作る。洋楽はそうなってるケースが多いのかな、バースコーラスっていう意味では。
なんかスティングのEnglishman in New Yorkっていう曲があるんですけど、とかはまさにそんな感じで。
Aを連発して、その後に場面転換でサビが来るみたいな。
で、日本だとあんまないんですよね。
あんまないっていうか、あるけどそんなにポピュラーじゃないっていうか、
あれは君を忘れないっていうフレーズが回って。
で、ずっとそのまま、その場面がずっと続いて。
で、もう一回二度と戻れないってところにもう一回行くんですけど、
だからAメロがAAみたいな感じで2個あるみたいになってて、
で、その後にサビとして愛してるっていうフレーズが出てきますよね。
だからAABみたいな展開だと言えますかね。
あとなんかユーミンのあの日に帰りたいとか、
もうあれもあんまりご存じない人は、若い人は知らないかもしれませんけど、
泣きながらちぎった写真をっていうAメロがあるんですよね。
手のひらにつなげてみるの。
で、もう一回悩みなき昨日の微笑み。
訳もなく憎らしいのよ。
で、Aメロが閉まって。
で、青春のって行くんで、だからAABみたいな感じで、
2つのブロックしかないと。
前半、曲の顔と言えないちょっと導入部分があり、
後に曲の顔と言えるサビの部分が来るみたいな、
そういう構成になっていると言えますよね。
だから主にそのABCっていう3個あるやつと、
で、ABって2個のやつ。
で、ABCの場合は大体2個、
ABがサビに向かう助走みたいになってて、
で、Cが一番曲の盛り上がりのサビって感じになっていると。
ABの場合は一番頭をサビにするっていうか、
いきなりかますパターンと、
ちょっと初めは導入でやっぱり、
ABCみたいな感じで導入で行って、
その後にBが来るっていうパターンと、
2個ある感じですかね。
その辺が一番ポピュラーだと思いますかね。
だから慣れてない頃はセクションの数が少ないほどに負担が減るんで、
だからAB型なんかは結構おすすめだしよく言ってますけど、
サンドイッチ型ですね、Aで行って、
で、中間に短い場面転換入れて、
で、その後にもう一回A来て終わりみたいな。
ってやるのが一番シンプルで分かりやすいし、
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段階的にストーリー作ってきっちり盛り上げたい場合はABCとか、
いう風にもできるし。
その辺の2つが一番、
曲作りの基本を学ぶって意味ではやりやすいと思いますね。
で、あと最近K-POPとか、
もう本当にかなりこみ入った展開のものがあったりして、
なかなかその場面の構成をね、
つかみどころがないっていうか、つかみづらいようなものもあったりする。
だから本当はその辺は自由で、
今言ったそのABCとかABの型をいろいろアレンジするような感じで、
いろいろできますよね。
で、昔からあるのはABABサビとか、
あとABC、サビまで行ってもう一回Aに戻るやつとか、
赤いスイートピーとかね、松田聖子赤いスイートピー。
あれはハール色の汽車に乗ってがAじゃないですか。
で、なぜ知り合った日から半年過ぎてもがB。
で、サビがI will follow youで来て、
サビ終わった後にもう一回心の軋めに咲いたってもう一回行くんで、
だからAメロと同じメロディーがサビの後に出てくるっていうね。
まさにABCAみたいな、ABAみたいな風になってたりとか。
あとね、ミスチルの名もなき歌って曲があるんですけど、
名もなき歌はAAB、でまぁABサビなんですけど、
そのサビの前にもう一回Aが来るんですよ。
だからABAサビみたいな、そういう感じになってるんですよね。
で、あれはAメロはちょっとぐらいの汚れ者ならばっていって、
で、Bで、
苛立つような街並みに立ってあってっていきますよね。
で、そっから流れでサビになんか行ってもいいんですけど、
もう一回こんな不調和な暮らしの中でってAに帰ってくる。
で、そのまま生涯を君に捧ぐってまとまって、
で、Rがままのってサビに行くんで。
サビ前のAはサビに行くためのAっぽい、
ちょっとAダッシュみたいな感じの、Aの変形みたいな感じなんですけど。
そんな感じでね、
A、BのBからCに行くだけではなく、
A、BからAに戻すっていう。
戻してサビ行くっていうのもあったり、
結構その曲によっていろいろね、発想豊かにいろんなパターンがあったりするんで。
いろんな曲形式っていうかね、いろんなセクション構成をたくさん知るようにして、
自分が作る曲をどういうふうに演出するかっていうところを考えると、
いろんなパターンが作れると思いますね。
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メロディとかハーモニーとかそういう曲の中身で、
もちろんいい曲にするっていうのはできるんですけど、
その曲の形式、セクション構成でも結構そこでインパクトを出したりとか、
意外な展開を聴かせるとかね、いろいろ作り込みができるんで、
ぜひその形式の部分、曲の構成の部分っていうのも意識を向けていただいてですね、
聴き応えのある曲作りのために、セクション構成、曲形式についてね、
ちょっと理解を深めるっていうのをやってみていただければと思います。
そんなわけで、今回はセクション構成、曲形式のいくつかの例を挙げながらですね、
ご紹介をしてみました。
お話した内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。
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