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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやっていきますが、今回はですね、メロディ作りにおいてですね、
まんねり化しちゃうというか、似たようなメロディになっちゃう、似たようなメロディが増えちゃうことを防ぐためにどうすればいいかみたいな、
そんな話をしてみたくて、この間ね、メロディ作りに特化した勉強会っていうのをやって、そこでそういうような質問がちょっと出たりして、
このテーマは割と初心者の人によくあるっていうかね、作るメロディがどれもなんとなく似たような感じっていうかね、
変わり映えしないっていうかね、もっとバリエーション豊かにいきたいんだけど、どうすればいいかみたいな、そういうテーマですけど、
そもそもメロディがある程度似てくるっていうか、いろんな曲を通してちょっとそこに共通するような雰囲気があるっていうのは、
見方を変えると、ある意味その人の作風という捉え方もできるんですよね。
だから、プロミュージシャンでもそういうのってありますよね。この人のメロディってこういう感じみたいな、このメロディってこのアーティストっぽいみたいな。
だから、そのメロディが似てくるとか、なんとなく全体に似た雰囲気を持ってるってことが必ずしも悪いわけじゃなくて、
それも一つの自分の色というかね。で、捉えると、ちょっとそこの気はちょっと楽になりますよね、そういう意味ではね。
だから何が何でも全部メロディの雰囲気を全曲で変えなきゃいけないってわけではなくて、ある程度似てくるっていうのは、
その人の作風って意味で許容できるっていうかね、ある程度しょうがないっていうか、っていうのは言えると思うんですよね。
で、それを前提としつつも、それが制御不能になってるっていうか、自分でコントロールできてないってところに多分問題意識があると思うんですよね。
意図せず、なんとなく似ちゃってるみたいなね。だからその場合は、ちょっと意図をそこに込めるっていうところをやってみて欲しくて。
で、具体的にはそのメロディの構造を意識することで、ある程度そういう似てしまう問題は避けることができると言えるんですよね。
いろんなバリエーションのメロディをその構造的な観点で生み出していくみたいな、そんな感じですね。
中でもお勧めしたいのが、メロディのリズム、リズム面に意識を向けるってところをちょっとやってみて欲しくて。
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メロディのことを考えるときね、やっぱり音使いの方に意識が行きがちで、どういう音を使うかとか、どういう波をメロディに描かせるかみたいな、そういうことを考えがちなんですけど、音の工程というかね。
なんですけど、結構リズムが大事で、フレーズが持っているアクセントとかノリとか音の細かさとかね、細かさ、長さとかが結構そのフレーズ、メロディの親しみやすさとか印象とかにつながりやすいと。
リズムで結構変わりますからね。裏を返すとリズムの理解が薄いと、メロディの質がそんなに変わらずに似たようなメロディになってしまいます。
だから似たようなメロディが多いっていうその問題は、リズムに意識が向いてないっていう、そういう理由とか原因によって生み出されていると言えるかもしれないですね。
例えば、なんかタンタタタンタタみたいな、ラララララみたいな、そういうメロディばっかりになっちゃったりとか、タータタータみたいなやつとかね、そういうのばっかりをよく好んで使いやすいとか、
そういう作曲者それぞれで使いがちなメロディのリズムっていうのは結構あったりするんですよね。で、その同じようなリズムばっかりをメロディに使っていると、やっぱり音の高さを変えても、
例えばテンポを変えても、キーを変えても、フレーズが根本的に持っているリズムが同じだと、やっぱ全部同じ感じに聞こえやすいというかね。だからそのリズムの部分に手こいでをするっていうのは効果ありますかね。
で、自分が結構作ってしまいがちなフレーズをリズム面でセルフ分析するっていうかね。どういうリズムを自分は好んで使っているんだろうかってところをチェックすると。
で、そのリズム的な構造を捉えて、そうではないリズムを積極的に使っていくようにすると、また違ったタイプのメロディを生み出せるようになっていくと言えますかね。
で、それをやるためには、そもそも根本的にメロディのリズムがどうなっているかってところを色々知っておく必要があって、リズムに対する理解というか、そういうのを深めておく必要がありますよね。
で、メロディのリズムは純粋にアクセントが細かい音を刻むようなものがあれば、またはアクセントがあんまりない音を伸ばすようなものがあったりする。
あとは、その間を行くような、例えば単調なタンタンタンタンみたいなリズムもあったり、それらをミックスしたような中間的なリズムもあるんですけど、
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だからその音、リズムが、メロディが持っている音符の長さっていうか音の細かさみたいなところ、一個一個の音の音下と言ったりしますけど、音の長さですね。
で、それらがどうなっているかってところは着目できますよね。それは一つリズムの一個の観点になり得ると。
さらにそのリズムはノリっていう観点もあって、メロディのノリですね。説明すると難しいんですけど、大雑把に言うと拍に合わせるか合わせないかみたいな観点。
拍に対してそのフレーズのアクセントをどう当てるかみたいな観点かな。だから4拍子だと1,2,3,4っていう拍があって、手拍子がね、こうやって1,2,3,4みたいな感じがあるじゃないですか。
この1,2,3,4にタタタタって当てれば、拍にがっちり合ったフレーズになるし、タタタってやれば、ちょっと拍からずれた感じのノリが生まれますよね。
だからドレミファみたいなララララみたいなのも、ノリを単純にするとララララってなるし、複雑にするとララララみたいな感じになったりするんですよね。
それで結構そのリズムのノリが変わる、メロディのノリが変わるっていうかね。
だから1,2,3,4っていうそもそも拍の概念をちょっと理解しつつ、その拍にアクセントとしてどう音を当てていくか、どう置いていくかみたいな、
っていう風にノリをちょっと考えられるようになると、そのメロディが持っているリズム感っていうのはちょっとコントロールできるようになりますよね。
だから割と音を細かく刻む、伸ばすっていう音の長さ問題と、そのメロディの拍に対してどう音を当てるかっていうノリの問題っていう2つの観点を持てればね、結構そのメロディはリズム的にはコントロールしていきやすくなるっていうか。
さらにそのノリっていう概念を音の細かさとかでさらに両立することもできますよね。リズムをちょっとノリを出しながら音を細かく刻むとか、ノリを出すんだけどちょっと音を長めにとってゆったりした感じにするよとかね。
っていう風にやると結構それをミックスしていろんなさらにバリエーションのあるメロディにしていけますよね。
あとそのノリに関連するものとしては、休符の入れ方っていうのも結構大事で、メロディの短いフレーズの中に休みをどう入れるか。休みっていうか空白ですね。
だから、んたっていく。拍にアジャストでターンっていくのと、んたっていくのとちょっとノリが変わってくるじゃないですか。微妙に小さい空白が入るっていうかね。
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だからそういう休符によるノリのコントロールみたいなものもできたりするんで、そんな観点で作り込んでもらうといろんなフレーズを生み出していけますよね。
で、その辺をある程度理解できたら、やっぱり既存の曲のメロディをリズムの観点で分析してみるっていうのは結構おすすめですね。
だから、いわゆる有名な曲とかみんなに親しまれている曲がどんなリズムを持ったメロディになってるかみたいなところ。
で、やっぱりみんな音使いというか、メロディの波を描いている音の上下とかの方に気を取られがちなんですけど、
そのリズムの方に意識を向けると結構いろんなパターンがあるっていうふうにわかるんですよね。
それぞれのヒット曲のメロディにそれぞれのリズムがあるっていうか、そのリズムパターンによってメロディの印象は結構変わるってことが、
そのリズムだけに着目すると結構見えてくるんで、だからヒット曲のサビの頭のメロディだけとかね、その片っ端から抜き出して、
その全部がどういうリズムを持ってるかってところを分析するだけでも結構たくさんいろんなことに気づけると思うんで、
そんな感じでメロディが持っているリズムのところに意識を向けて、似たようなメロディになっちゃうっていうその状態をぜひ開示してほしいと思います。
そんな感じで、ちょっとみんなどうしても音使いの方に意識を向けがちだし、どういうメロディの波を描くかみたいなところばっかりを考えてメロディを作ってしまいがちなんですけど、
そのメロディが持っている音の細かさとかノリとか、そっちの方のリズムの方に意識を向けるっていうのをやると、
メロディ作りを一個ステップアップっていうかね、一段上のメロディ作りにしていけると思うんで、そんな感じで取り組んでみていただければと思います。
お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。