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2025-10-13 09:57

作曲初心者におすすめする「ちょっとずつ広げる」方式

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作曲初心者に向けて、あえて方針を決めすぎない作曲のやり方をご提案しています。

 

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Summary

作曲初心者には、枠組みを決めずに徐々に楽曲を展開していく「ちょっとずつ広げる」方式が提唱されています。慣れていない頃は、あまり計画を練りすぎずにフィーリングを重視して創作を進めることが効果的であると強調されています。

作曲初心者のアプローチ
耳で聴くうちやま作曲教室、ってことでやってきますが、
こないだのSNSで、曲作りやるときにね、自分が思い描いてた曲じゃない曲に作っていく中で、
曲がなっていってしまえば、こんな曲作りたかったわけじゃないんだけど、みたいな曲ができちゃうみたいな、
思ってた曲と全然違う曲になっちゃうみたいな、そういうことが作曲に慣れてない頃は起こりやすいと。
でもそれは、作曲を勢いでやるから当然ですよ、みたいな方針を立ててやるのはいいですよって話をして、
そこにある程度共感してもらえたんですけど、
実際、曲作りに慣れてない頃って、外枠を決めるのが難しいっていうのと別の問題もあって、
だから、その方針を立てて作るっていうのは、ある意味ちょっとこう、作曲にちょっとだけ慣れた頃の話だと言えるんですよね。
本当に慣れてない頃は、初めて数曲の頃っていうのは、むしろあんまり枠組みを決めない方がうまくいくんじゃないかなっていうふうに私は思ってますね。
いろんな人見てきた経験からね。
なんかその設計図みたいなもの、外枠というか青写真というか、そういうのを初めに考え込んじゃう人ほど、
なんか手が出せなくなっちゃうなっていうふうに見てて思うんですよね。
なんかあるべき姿とかね、全体像みたいなもの。
そういうのを考えて決めすぎちゃうと、ここでこうやんなきゃいけないみたいなのが先走っちゃって、
で、もちろん本人としてはそういう意識はあるんだけど、実際のところそういう、
そこで適切な求められるようなメロディーが出せるかとか、
いい感じのコードの流れが出せるかと言われると、もちろん慣れてないんで出せないじゃないですか。
それで出せないんで、なんか自分が思い描いてた感じにならないって言って、手が止まっちゃうっていうね。
そういうことが起こりやすいと思うんですよね。やっぱその枠組みを決めすぎちゃうとね。
だからなるべく枠組みを決めずに、特に初期の頃は、
ちょっとずつ広げる方式
自分が思ったものをすんなりと展開させていくような、
ちょっとずつ掘り進めるような感じ?ちょっとずつ広げる感じっていうか、
その方式がいいんじゃないかなと思うんですよね。
だからよく言ってるのは、1個短いメロディーというかフレーズを、
取っ掛かりのフレーズを作ると。そこに取っ掛かりのちょっとした短いコードの流れをつけてみる。
その短いコード、フレーズのちょっとした曲の欠片みたいなものをまず1個作ってみると。
で、その作ってみた欠片を、じゃあこれがあるなら次どうしようかなって考えて、
その先にメロディーをつなげる。
で、コードもこのメロディーとコードがあるなら、次どういう感じのコードがいいかなっていう風に考えて、
先に展開させるみたいなね。
みたいなそういう感じで、ちょっとずつ肉付けしていくような感じでやるのがいいと思いますね。
もちろんそのコードだけを先にビッシリ決めるとかね、メロディーだけがずらずら出てくるとか、
人によってはあると思うんですけど、私はちょっとずつ進めていくのが良くて、
そのメロディーとコードもちょっとずつ両方の状態を見ながらちょっとずつ進めていく。
そのメロディーがあったら、そのメロディーに合うコードが見つかり、
そのコードが見つかったらその先にメロディーをちょっとだけ伸ばしてみて、
伸ばしてみたメロディーに合うコードをまた見つけてみたいな感じで、
そのメロディーコード、メロディーコードみたいな感じでやっていく。
私はメロディーとコードの追いかけっことかって言ってるんですけど、
その追いかけっこ方式がお勧めですね。
そうやってやっていけば、小さなものをだんだん大きくしていくっていう発想でね、
作っていけるんで、だからだんだんちょっとずつやっているうちに曲は必然的に仕上がっていくんですよね。
これがあればこれとかね、この後にこれっていう風にやっていくだけなんで、
無理なく進んでいけるし、曲としてはだんだん仕上がっていくんで、
そんな感じでやってみるっていうのを、特に慣れてない頃、
あとはこの枠組みを決めすぎてうまくいってない人はぜひ取り入れてほしいと思いますね。
慣れてない頃に本当に枠を決めすぎちゃうと、さっき言ったようになかなかそこにたどり着けなくて、
ゴールは見えてるんだけど、ゴールに行けないみたいなってことがあるんですよね。
ゴールに行くまでの道筋を自分で作っていかなきゃいけないという難しさがあって、作曲は。
それができないんですよね、要はね、その枠組みが、ゴールが決まりすぎちゃってると。
それよりも今ある一歩を前に進めるっていう、
そういう方が自然とそれが道になっていくんで、かっこいい言い方になってますけど、
そういうやり方の方が特に慣れてない頃には合ってると思いますね。
粘土作品みたいな感じでちょっとずつ肉付けをして、ちょっとずつ整えていくっていうかね、
そういう感じがやっぱいいんじゃないかなと思いますね。
ちょっとずつやっていく感じでやればね、すごい壮大なものを作ろうっていうような意識もなく、
実践的なアドバイス
なんとなくこんなメロディどうかなとか、このメロディきたらなんとなくこうだよみたいな感じで、
フラットな感覚で進めていけるじゃないですか。
だからそういう良さもあるんで、
曲作りに向かうときに、すごい大きな山をこれから自分は登んなきゃいけないんだみたいな、
そういうすごい壮大な決意みたいなものがいらなくて、
ギター抱えてちょっと歌ってみるとか、
ちょっと鼻歌できたら口ずさんでみたものをボイスメモちょっとだけ入れて、
この後にじゃあこんな感じのメロディ来るかなとか、こんな感じのコードの流れがいいんじゃないかとかね、
そういうかちょっと気楽な感じでやれるんで、
そういう良さもある。
作曲のハードルが下がるっていうか、そういう良さがあると思うんですよね。
だからそっち側の方でぜひ行ってほしいと思いますね。
その時に自分がイメージするあの曲のあんな感じみたいなのが持てれば本当は一番いいんですけど、
ただそれもあんまりにもあの曲のあのスタイルに絶対にしたいみたいな風にやっちゃうと、
それが枠組みになっちゃって、そこに合わせにいく感じっていうか、
それができてない自分の現状の出来なさに気持ちが悩いたりしちゃうんで、
だからなんとなくフィーリングで、あの人のあんな感じで歌うとどんなメロディになるかなとか、
そういうやり方の方がいいですね。
だから例えば自分だったら桑山の桑田さん好きなんで、
桑田さんが作る新しい失恋ソングだったらこんな感じかなとか、
そういうちょっとしたざっくりとしたイメージでなんとなく歌ってみて、
なんとなく歌ったものの先にじゃあこういうのはどうかなとか、
ちょっとずつ肉付けしていくってやり方がやっぱりフィーリングと気楽さでやっていけるんで、
私としてはおすすめですね。
なので、特に枠組みを決めて、方針を立てるっていうのはさっき言ったように、
出たとこ勝負で変な感じになっちゃうっていうのを避ける意味ではすごい大事だし、
ぜひやっていくべきなんですけど、やることは必須なんですけど、
それはもっと慣れてきてからの話っていうか、
作曲が作れる、曲作りの自信がついた後の、
本当にきちんと曲を作っていくぞっていう局面に入った時のやるべきことで、
初期の作曲の自信をつける時期というかね、
やれるんだっていうところを自分の中で掴んでいく時期は、
どっちかっていうとちょっと出たとこ勝負っていうか、
今あるものをどうしていくかっていうような、
ちょっとずつ掘り進めていく方式の作曲の方がやりやすいと思いますので、
そちら側をぜひやってみてくださいっていうね、そんなような話をしてみました。
この方針を決めすぎちゃって、枠組みを決めなきゃっていうところに意識が向きすぎちゃって、
それでなかなか作曲が前に進んでから手が止まっちゃうっていう人は結構多いと思いますので、
もし今うまくいってない場合にはですね、
今日はお話した内容をぜひ参考にしていただいて、
ちょっとずつ掘り進めていく方式で、
ぜひ特に慣れてない頃は作曲を前に進めて、
それで作れるっていう自信を身につけるっていうね、
そっちを重視してやってみてほしいなと思います。
そんなわけで、お話した内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。
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