初心者の悩み
耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、
曲を作るときの初心者の人のよくある悩みとかで、
メロディを先に作るほうがいいのか、コードを先に作るほうがいいのか、
メロディとコードどっちからいくべきかみたいな、そんなことを考えるケースが多いと思うんですけど、
初心者の人によくあるのは、コードを先に考える、つまりハーモニーですね。
ハーモニーを先に考えて、コード進行を先の先までがっちり決めちゃって、
そのコード進行があるところにメロディをつけるっていうふうにやる。
やると、よく初心者の人にあるのはコードがあるんで、コードを前提としたメロディ作りになってくる。
メロディを作る作業がね。作るメロディがコードに当てはめる作業になって、
コードの枠組みに引っ張られるような、そういうメロディ作りになって、
結局そのメロディ作りの自由度が下がっていくっていうね。そういうケースよくあって、やりづらさを感じるっていうかね。
だから、コードが先に決まっていることの作曲に対する弊害みたいのが、特に初心者の頃はね、一個あるんですよね。
メロディとコードの関係
で、逆に今度そのメロディが大事だから、メロディから行くって言って、
メロディを何もないところでね、すごい思い浮かべて、結構先の先までメロディを考えちゃって、
で、メロディに後からコードをつけるみたいな、っていうふうにやると、今度そのメロディがやっぱりあるんで、
だからメロディ、このメロディに合うコードはっていうふうに考える、そういう発想になりますよね、どうしてもね。
で、なるんで、だからやっぱりコードがどうしてもそのメロディに引っ張られたようなコードになると。
で、コード進行のその引き出しとかがなかったりとか、いろいろ発想がそこまでないようなときは、
やっぱり自分が思いついたメロディに自分の引き出しの中にあるコードを割り当てるっていうふうになっていくんで、
で、いつもコード進行がワンパターンになっちゃったりとか、なんかこうちょっと盛り上がりに欠けるっていうか、コード進行としても平坦な感じっていうかね、
ありきたりな感じっていうか、そんな風になっちゃって、で、どうしてもその1個先に行けないみたいな、いつも同じような感じになっちゃうみたいな、
そこらへんはそういうまた弊害があったりするんですよね。そのメロディを先に作る弊害っていうか。
だからメロディからコードから、どちらから作るにしてもやっぱり弊害というか、なんかこう、どっちも良し悪しがあるっていうかね。
もちろん自由にメロディを考えるとか、自由にコード進行を考えるとかっていうところはできるんですけど、その片方を先に作るパターンはね。
でも必ずそのもう片方の方が、なんかこういまいちな感じになりやすいっていう、そういう風になりがちで、そのメロディから行くかコードから行くかっていうその考えというかね、
テーマはやっぱりそういう種類のものだと言えるんですけど、それを踏まえて、私がですね、お勧めしている、初心者にお勧めしているやり方は、
メロディとコードを両方をちょっとずつ伸ばしていくっていうね、そういうやり方ですね。
メロディとコード進行を少しずつお互いそれぞれを広げていくやり方ですね。
だから、ちょっと初めに軽いフレーズ的なものを歌ってみるとか、そのフレーズ単体が思いつかないならちょっとコードを鳴らしてみて、
鳴らしたコード、コード1個か2個鳴らしてみて、そこからなんとなく考えるメロディを歌ってみるみたいな感じで、
まずメロディとコードのかけらみたいなものをまず作って、で、そのメロディとコードのかけらを元に、
どちらか、メロディなのかコードなのかどちらかそれぞれでいいんですけど、
この後にこっちの方にメロディが行ったら気持ちいいなみたいな感じでメロディをちょっと先に伸ばしてみるとか、
あとはコードも、なんかこのコードの響きがあったら次にこっち側のコードに行ったら気持ちいいかなみたいな感じでコードを伸ばすとか、
っていう風にしてやって、で、メロディもしくはコードのどっちかをちょっと伸ばすんですよね。
伸ばして、で、メロディがちょっと伸びたら、伸びたメロディにこういうコードが合うかもなって感じでコードをつけるとか、
あとは伸びたコードにこんなメロディが合うかなって感じでメロディをつける感じで、
で、メロディが伸びたら次にコード、で、コードが伸びたらメロディみたいな感じで、
メロディ、コード、メロディ、コードみたいな感じで、それぞれをちょっとずつこう、
なんかこう互いに伸ばしていく、その時々の間隔で伸ばしていくっていうやり方ですね。
で、これ私はね、そのよく作曲の勉強会とかでこのやり方を紹介してて、
そのメロディとコードの追いかけっこみたいな感じで、追いかけっこ方式とかって言ってるんですけど、
メロディが伸びたらそこにコードが追いついて、コードが伸びたらそこにメロディが追いつくみたいな感じで追いかけっこするみたいな、
そういう作曲の、なんかこう、曲の発展のさせ方なんですけど、
だからそれでやっていくと、その時々のメロディ、コードのそれぞれの状態を見ながら、
じゃあこれがあるなら次こうしようかなっていう風に考えていけるんで、
どっちかを置いてきぼりにすることがなくなって、で、その時々の状態に沿って伸ばしていくんで、
曲が破綻しづらいっていうかね、破綻しづらいしありきたりな感じも防ぐことができるっていうか、
なんかそういう風に作っていけるんですよね。
両方を伸ばす方法
だから適度に自由だし、適度にまとめやすいっていうか、
だから展開として破綻しづらいけど広げやすさもあるみたいな、
そういう曲にしていくことができるんですよね。
だからメロディからいくかコードからいくかっていうその疑問に関する私の答えは、
両方って感じですね。両方をちょっとずつ伸ばしていくやり方がおすすめだと言えるかな。
で、もちろんそのメロディーがすごい作るのが得意な人は、
そのコードがちょっとあってもそこにずらずらメロディーが思いついちゃったりとか、
あとそのコード進行が結構自分の中で根付いてる人は、
ちょっとしたフレーズからその先の方までコードが決まっちゃうみたいなケースは本当によくあるんで、
だからその時々それはもちろんメロディーが結構先の方まで行っちゃうとか、
コード進行だけ先の方まで行っちゃうとか、それは全然あっていいんですけど、
基本的にはどちらかを置いてきぼりにすることをなくして、
ちょっとずつそれぞれを伸ばしていくってやり方をやるのがいいですよね。
そうやってやっていくと、本当に曲は自由度高く作れてきちんとまとめやすくなっていくんで、
だからそのやり方ぜひ取り入れてほしいですね。
もちろんそのコードがあった方が枠組みができるんで、
破綻しづらいとかにそういうのがあったりするんですけど、
やっぱりどうしてもメロディーはコードの枠組みに当てはめる発想になっちゃうんで、
やっぱりメロディー作りやりづらい。
メロディーからいくっていうのもメロディー曲の主役なんでそれでもいいんですけど、
やっぱりどうしてもコードがワンパターンになっちゃうっていう、そういう弊害は本当によくあるんですよね。
だからこそやっぱりそれぞれをちょっとずつ伸ばしていくっていう方法が、
慣れてない頃はおすすめですね。
それでもう本当に慣れてきて、曲作り自分でも作りきる自信があって、何曲も作りきってきてるんであれば、
今回はもうコードからいくとか、今回はメロディーだけでいくとかね、
そういうやり方をしてもいいと思いますけど、
特にその慣れてない時期はちょっとずつ両方伸ばしていくっていうやり方をする方がよりやりやすく、
いい曲にもしやすいと思うんで、ぜひそんな感じでやっていただければというふうに思います。
私の前にちょっと話を聞かせてもらったプロの作曲家さんなんかは、
本当に何もないところでメロディーだけをね、ワンコーラス分がっちり思い浮かべちゃうっていうふうに言ってたんですけど、
その人は本当にプロなんで、だからもう経験があってこそそれができる。
それでいい曲にしていくことができるんですけど、
まあその慣れてない頃ほどね、そういうどっちかが先に行っちゃうと、
それによってやりづらさを感じちゃうっていうケースは多いんで、
ぜひちょっとずつ両方、少しずつ伸ばしていくやり方っていうのをぜひ取り入れていただきですね、
曲作りをやりやすく、よりいい曲にしていくっていうのを目指して作曲に取り組んでいただければと思います。
はい、お話ししたようにぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。