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耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやっていきますが、
以前に作曲初心者は、一曲をあまり時間をかけすぎずに、短期集中で曲を作った方がいいですよ、みたいな、そんな話をしたんですけど、
一曲を磨くことにすごく時間をかけて、なるべくその一曲がいい曲になるように、という観点で曲を作るのも素晴らしいんですけど、
実際その事実としてやっぱり、いい曲はですね、たくさん作った中から生まれやすいと言えるんですよね。
この点はね、作曲の経験がそれなりにあって、幅広い、いろんなタイプの曲をたくさん作れる人に関してはちょっと違ってくるところもあるんですけど、
特に作曲に慣れてない初心者の人、作曲始めたばっかりの初期の数年間くらいは、たくさん作った中でいい曲が生まれるっていうことがより当てはまるんですよね。
だから例えばその、一曲をすごい磨きまくってね、で納得できる仕上がりの曲を、例えば年間で3曲ね、作ったとしましょう。
それによって1年で3曲ができると。それと別に、もう一個のやり方として、一曲を磨きまくることを、多少は磨くんですけど、そこまで磨きすぎずに、時間もあんまりかけすぎずに、
ある程度のところに抑えて、もちろんそれなりに時間かけて納得できるものにするんですけど、全力を出し切って、曲を作り切るってところに意識を向けて、年間それで20曲ぐらいを作るとしましょう。
で、20曲の中から特にこれはいいよっていう観点で3曲を選ぶと。でその、今言ったね、その同じ3曲でもその前者に当たるね、磨きまくって作った3曲と、それなりに作り切ることに意識を向けてきちんとたくさん作って20曲できた中の3曲。
でどっちの方がよりいいかって言われると多分その後者のたくさん作った中から選んだ3曲の方が多分いいんですよ。そっちの方がよりいい曲になると言えるんですよね。
特に作曲に慣れてない初心者ほどその傾向が強いと。だからやっぱりたくさん作った方がよりいい曲が生まれやすいってことは言えるんですよね。
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だからまあ質より量とか量より質の議論に近いと言えるんですけど、だからやっぱりその品質って特に初期の頃っていうか初心者の上達の時期は量によって生み出されると言えるんですよね。
だからまあ作曲にもう結構慣れてきてるね、その中級者以上じゃなくて、そのやっぱ初心者の時期はやっぱり曲の品質を高めるって意味で量をこなすことが避けられないと言えますかね。
なんかそのよく言われるんですけど関数みたいな感じで、品質と量が関数の関係になってるっていうか、だから関数っていうのは関係する数ですね、特定の数字がもう片方の数字によって変わってくるみたいな2つの数字の関係性みたいな。
だから品質が量で変わってくるみたいなことですね。量をたくさんこなすとおのずと品質も高まっていくみたいな。反対に量がこなせてないと品質もいつまで経っても低いままみたいな、そういうことは言えるんですよね。
やっぱり良い曲を目指したいっていう思っているなら、やっぱり量をこなすことは避けられないっていうか、より良い曲を目指したいっていう気持ちがいきすぎて、その良い曲を磨くことに時間を使いすぎて量が少なくなっちゃうとやっぱ結果として良い曲がなかなか生み出せないってことは言えるんですよね。
だからたくさん作曲を経験して量をこなすほどにその中から本当に良い曲が生まれてくる。だから特に初心者はなるべくたくさん曲を作って作曲をたくさん経験する必要があると言えるんですよね。
だから当然ね、ただ単に数を追い求めるっていうことではもちろんなくて、1曲をきちんと納得できる状態まで作り込むっていうのはね、もちろん大事だし、そこは抜け落ちちゃうともう本当に曲に愛着が持てなくなっちゃうし、もう雑に作ったいい加減の曲ばっかりがたまってことになるんで、むしろその健全な状態じゃなくなっちゃうんで、ぜひその点は履き違えないでほしいんですけど、
精一杯今持てる力を使って良い曲になるように頑張りながらも、もうそれはあまりにやりすぎないっていうか、時間を使いすぎない意識が大事みたいな、そういう話ですね。
で、それやってたくさん曲を作っていけばね、必然的にその中からいい曲が生まれてくると。おそらく年間20曲とか作ると、そのうちの7割から8割くらいはやっぱその、もちろん自分が一生懸命作った曲なので、もうそこそこいいし、愛着も持てる曲になってるけども、
本当に無敵の、心の底から自信を持てるね、超名曲になるかと言われると、おそらくそこまでではないと思うんですよね。だから、結構いい曲だし、自分も好きだし、愛着も持ってるけど、それほどでもないみたいな。
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で、ただその中で、本当に20曲の中の1割くらいは、これ本当いいぞっていう曲が多分できるんですよね。だから、もう本当に自分の心の底からの自信作みたいなものが、多分20曲あるうちの1割くらい、だから2曲とか3曲とかはできるんですよ。自分でも驚くくらいの、これ自分で作ったんだみたいな、自信を持てるいい曲がね。これぜひ聴いてくださいみたいな、本当の無敵の名曲が多分できるんですよ。
それはやっぱり、その1曲を磨きまくって、時間をかけすぎて作るっていうやり方では、こう、巡り会えない曲っていうかね、たくさん作曲をやってこそ、巡り会える2、3曲の超名曲だと言えるでしょうね。
だからやっぱり冒頭の話に戻りますけど、その1曲に時間をかけまくって、その磨きに磨きまくったね、3曲、2、3曲っていうのを目指すんじゃなくて、たくさん作って、その中から名曲が生まれるっていうそういう事実があるんで。
だから年間20曲ぐらい作って、20曲どころかもう30曲でも40曲でもいいんですけど、たくさん作って、その中からいい曲を選ぶっていうね、そういう風にしてやってみてほしいんですね。
だからなるべくね、そのたくさん作りましょうっていうところにメッセージとしては集約されていくんですけど、私としては初心者の皆さんにそういうスタイルで作曲活動に取り組むことをお勧めしたいですかね。
もちろんね、人によってはもう納得できるまで1曲を磨き続けたいっていう人もいると思うんですけど、もちろんそれはそれでね、一つのスタイルとして許容できるし、そういうやり方でやっていくっていうのも、それはそれで尊重できるんですけど。
やっぱり事実としてその本当の心の底から自信が持てる良い曲は量をこなさないと生まれないっていうことがあるんで、自分として納得できるっていうラインを保ちながらも、自分として作曲にきちんと向き合うってことを忘れず雑にやらず、愛着が持てる曲にしていくってことを前提にしながらも、そこにあまり時間をかけすぎずにたくさん曲を作るっていうスタイルに。
なるべく切り替えていくってところをお勧めしたいですかね。
ある意味この本当に良い曲は、今言ったそのそれなりに愛着が持てるけど、それほど名曲かと言われるとそうでもないみたいな、そういうこう微妙な品質の曲を受け入れることによって生み出せるものと言えそうですかね。
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だから100点満点で言うところの70点ぐらいの曲、それを100点にしようと頑張っちゃうんですけど多くの人は。
でも70点ぐらいで何とか自分としても納得できるし、こんなもんかなみたいな感じでそれを受け入れて作りきるっていうかね。
でその70点から80点に満たないぐらいの曲を自分の中で受け入れてたくさん作りきって増やしていくことで、その中にもう100点に近い95点とか98点ぐらいの名曲が出てくるんですよね。
だからやっぱなかなかその1曲を磨きに磨きまくっていきなり95点を狙おうとしてもなかなかそうはなんないと。
だから70点80点ぐらいの曲を作りきる、たくさん作ることでその95点ぐらいの曲に出会うっていうところを目指してほしい。そんな感じですね。
いわゆるそのレジェンドミュージシャンの皆さんもものすごいたくさん曲を作ってるし、そん中から選び抜かれた1曲みたいな感じで名曲が生まれてますよね。
よく話してますけど、スティーヴィ、スティーヴィアンダーとかね、ポールとかポールマッカードとかね、たくさん曲を作ってるしそのめちゃくちゃ作った曲の中からその選び抜かれたその名曲がその誰もが知ってるヒット曲とかになってるんで、
レジェンドミュージシャンの皆さんでさえそういう状態にあるくらいなんで、特に作曲の初心者っていうか慣れてない頃はより良い曲を目指すって意味で、やっぱ特にそういう意識が必要になるかなと私は思ってますかね。
ぜひそういう意識で作曲活動に取り組んでいただき、たくさんの作曲を経験していく中でより良い曲を生み出していってほしいなと思います。そんな感じでお話した内容をぜひ参考にしながら作曲活動に取り組んでみてください。では今回これで終わりになります。ありがとうございました。