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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやってきますが、今回はですね、コード譜、コードのみによって書かれた楽譜、譜面のそのコード譜からキーをね、曲のキーを定めるための方法みたいな、定め方みたいなところをちょっと改めて話してみたいんですけど、
こないだ勉強会を、理論系の勉強会をやって、そこでそういう質問が出まして、この手の質問は結構多くて、コードだけの情報からどうキーを定めればいいんですか、みたいな質問なんですけど、
そもそもそのキーっていう概念がまずあって、キーは曲の中で中心に置く音と、それに紐づく残りの6個の音ですかね、全部で7個の音を絞るっていう、音楽の音使いのルールみたいな、そういう概念なんですけど、
で、その中心に置いた音とそれに紐づく残りの6音、全部で7音を使った音の組織みたいなものに基づいて音楽を作りましょう、みたいな、そういう概念ですかね。
で、キーはメジャーキーとマイナーキーの2種類があると。で、そのメジャーキーの元になっているのがメジャースケールと、マイナーキーの元になっているのがマイナースケールですね。
だからメジャースケールっていう枠組みに沿って音を選び、その枠組みに沿って選ばれた音を使うのがメジャーキーの音楽みたいな。で、マイナーキーもマイナースケールっていう枠組みがあり、枠組みに沿って選ばれた音を使うのがマイナーキーの音楽って感じですね。
で、メジャーキーのその枠組みが優先されるんで、だからそこに入る音が、つまり先頭に何を置くか、どんな音を置くかによってそれ以外に選ばれてくる音が枠組みに沿って変わってくるみたいな、そんな感じですかね。
メジャースケールっていう1個の選び方は全部のキーで同じ。なんだけどそのどの音を中心に置くかで、その枠組みが優先されるんで、枠組みに沿って音を入れていくと選ばれてくる音が変わってくるみたいな。
で、マイナーも同じですね。マイナースケールに沿って音を選んでいくんで、中心に置く音によってそこから選ばれるその他の音が変わってくるみたいな、そういう概念ですね。その枠組みに沿って選ばれた音を使ってまとまりを生み出すっていう。
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で、そのキーの音っていうのが、つまりはそのメロディにもコードにもハモリにもギターソロにもみたいな、ベースラインにもみたいな、全部の音使いに使われていくようになるんですよね、その曲のキー。
キーに基づいた曲作りをする以上、そのキーの音っていうのは曲の音使いのあらゆるところに使われていくと。
で、その冒頭に戻ると、コード譜からキーを定めるって時は、そのコード譜の音使いが、要は何なのかってところが明らかになると、そのキーを逆算できますよね。
だからコード進行がこれこれこうなっている。そのこれこれこうなっているコード進行は、このキーの音使いで成り立っていると。だからこのキーなんじゃないかみたいな風に予測ができるみたいな感じですね。
やることは結構シンプルなんですけど、それをやるためにキーの音をコードにした、コードで言うと何になるかってところを理解しておく必要があって、それがダイアトニックコードって言われるやつですね。
キーの音をそのままダイアトニックコードっていう名前で、コードのグループにするみたいなね。そんな感じですかね。だからそれがメジャーで12個のキーがあるんで、12種類のダイアトニックがあると、ダイアトニックコードがあると。
さかのぼると12種類のメジャースケールがあるみたいな感じですかね。12種類のメジャースケールの音使いがあるんで必然的に12個のキーっていう概念があり、それぞれのキーに12種類のダイアトニックがあるみたいな。
マイナーも12種類のマイナースケールがあり、マイナーキーが12個あり、12種類のダイアトニック、マイナーダイアトニックがありますよみたいなね。24個のダイアトニックがあると。
ダイアトニックっていうのは一覧とかになってますし、私もね、サイトの方とかでアップしてますし、ダイアトニックコードの一覧とかって検索すればすぐ出てくるし、そういう一覧を便利に活用してほしいんですけど。
そこまでわかれば、あとはダイアトニックを見ながら、自分がまさにキーを定めたいと思っているコード譜のメンバーとそれを称号していく、照らし合わせていくということをやれば、キーは必然的に予測が立てられますよね。
例えばコード進行がCとかAmとかFとかGとか、そういったメンバーで成り立っていると。その場合、C、Am、F、Gをダイアトニックに含むもの、C、Am、F、Gを含むダイアトニックコードはどれかなという観点で、そのダイアトニックコードの一覧を見る、一覧とそれを照らし合わせる。
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照らし合わせて、それがこのキーのダイアトニックコードにCもAmもFもGも全部入っているなと。わかればこのキーかなという風に予測が立てられる。
今の例で言えばCメジャーとかになるし、例えばそれがC、DとかDmじゃなくてDと笑った場合、C、D、Gと笑った場合はCメジャーダイアトニックのDはDmなんで、ちょっと違うのかなって思えたり。
で、Gメジャーの方にC、D、Gが入ってるんで、Gメジャーかなみたいな風に予測ができるみたいな。だからその選ばれたコードの中で特定のコードが全部入ってるっていうのはなかなか難しいんですけど、
だいたいコード譜全体の8割とか7割8割ぐらいのコードがそのダイアトニックに含まれてくると、だいたいそのキーなんじゃないかって予測が立てられますよね。
コード譜ってネットのコード譜とかね、結構冗長的な表現も多いし、なんか文数コードがあったりとかSUS4とかね、いろんな余分なアルファベットがコードネームの横についてたりするんですけど、それはとりあえず去っておき、それ以外のわかりやすいコードをピックアップして。
ダイアトニックって3和音盤と7th盤があるんで、その辺の概念も覚えておく必要はあるんですけど。
なんとか7、m7っていう、さっきのAm7とかもしあったら、そのAm7は要はAmのバージョンアップ版みたいな、そういう存在なんで、だからそれもAmって読みたいとこですね。ある意味Amだなと。
で、そのAm7ってもしあったらそれはAmでいいんだなっていうふうに読み替えて、でそのAmが含まれているダイアトニックはどれかっていうふうにチェックするみたいなね。そんなふうにしてやると。
でやると結構だいたい12個のキー、Major12キーとMinor12キーがあって、で主にそのMajorは、MinorキーはMajorキーの延長みたいな感じなんで、まずはMajorキーだけでチェックをするっていうのがいいと思いますね。
で、Majorキーの中で、Majorキーの12キーの中から特定のキーを当たりをつけるっていうかね。このキーなんじゃないかみたいな、当たりをつけ、でその段階だとうまくいけば本当に1個のキーに定められたりするんですけど、2つとか、選択肢が2つ増えてくるケースもあるんですよね。
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どれとも言い方みたいな。で、その場合にその次のステップで、まあこれは全部のキー判別にやってほしいんですけど、そのキーの、今度その逆算みたいな感じで、ダイアトニックを使ったいわゆる典型的な進行、コード進行があるかっていうのを逆に今度コード譜側の方をチェックするっていうのをやるのがおすすめですね。
だからダイアトニックの1,4,5が3コードになってくるんで、1番目、4番目、5番目。だからCメジャーキーだったらC,F,Gっていう進行になるし、特にそのGから今度Cに返ってくる、5から1に返ってくるっていうのがドミナントモーションでよく曲の中で頻繁に出てくるんで、
そのG,Cの型があるかなとか、C,F,G,Cみたいな流れがあるかなとかね。あとはそのC,F,G、そのF,Gを強進行でちょっとこう、より結びつきを強めるアレンジをすると、4,5じゃなくて2,5っていくんですよね。2マイナーから5にいくっていう。
2,5って言われるやつですけど、その2,5の型が今度あるかなとか。それ以外にその弾き方で日常的に自分が見てる、いろんな曲のね、よく知ったCメジャーの曲でよく出てくる進行があるかなっていうふうに見ると、だいたいそれがあったりするんですね、しっかり。それで晴れて、そのキーだなっていうふうに特定ができるみたいな。
そんな感じですね。だからまとめると、そのコード譜に使われているコードをいくつかピックアップして、ピックアップしたコードが含まれているダイアトニックはどれかなってチェックをすると。
コード譜はいろんなコードがそこにあるんでね。だからその中でも7割8割ぐらいのコードがだいたい含まれているダイアトニックどれかなってチェックをして、で今度その予測ができたら、予測できたダイアトニックをベースにしてよくある進行。
451とか251とか1625とか、定番のダイアトニックの流れがその曲で使われているかっていうのを逆にチェックをする。曲のコード譜の方を今度チェックすると。でそれが多分あるんで、このキーだなっていうふうに断定ができるみたいな。そんな感じですね。
でそのマイナーの方ね、今度話があったりするんですけど、マイナーは今度6マイナー、ダイアトニックの6番目のコードを先頭にしてマイナーダイアトニックができるんですけど、ある意味マイナーとメジャーって平行調で境目が曖昧だったりするんで、だからまずはメジャーで定めればもうそれでいいですね。
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だからね、変にマイナーの方は気にしなくてよくて、メジャーでこれっていう風にとりあえず分かればOK。でその今度それを自分が分析をするとか演奏するとか、その曲をカバーするとか、ちょっとわかんないですけど、
踏み込んでいくときに平行調の6マイナーから成り立つダイアトニックのマイナーキーの方の解釈もできるよねっていう風に持っていくのがやっぱり一番いいですかね。
本当にコード進行の振る舞いとしてマイナーキーっぽい振る舞いをしている曲ももちろんあるんで、そのままマイナーっていう捉え方がやっぱりいるんですけど、だからどうそれを自分が使っていくか。
もちろん曲をね、コード進行をすぐ分析するってなっていくと、マイナーキーの捉え方をすぐする必要が出てくるんですけど。だからマイナー側の今度ダイアトニックを用意して、マイナーダイアトニックの中にあるものっていうか、マイナーダイアトニックの定番の進行とかがあったら、これマイナーダイアトニックのマイナーキー側の解釈でできている曲だなっていう風に分析ができるみたいな。
そんな感じですか。
コード譜の単体の状態ってなかなか読み解きが難しかったりするんで、だからおすすめはまずメロディ譜を使って、メロディ譜の上にコードがポンポンって書かれているようなものがあるんで、それを練習っていうか、キーを定める練習、キーを掴む練習みたいな。
メロディ譜はトーン記号があるんで、トーン記号の横に長号がついてるんで、トーン記号の横のシャープフラットの数を数えれば、それがもうキーがすぐそれでわかるっていうかね、っていう風になってるんで、そんな風にやるのが本当は一番いいですね。
今回はポッドキャストの音声でそこまでうまく解説できない状況なので、ちょっとここは割愛しますけど、ひとまずコード譜のみから突き止めるっていう場合は、今言ったみたいに2つのステップで突き止めるっていうのをぜひやってみてほしいと思います。
そんな感じで、今回はコード譜からキーを定める、キーを判別する方法についてお話をしてみました。お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。