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みなさん、こんにちは。作曲の先生として活動するうちやま教室です。今回はですね、壮大な曲ではなくても積極的に作曲していいですよみたいな、
作った曲に誇りを持っていいですよみたいなね、そんな話をしてみたいんですけど、以前に作る曲を難しくしなくていいってね、シンプルな曲でいいですよっていう話をして、
それにちょっと似てるんですけど、ほとんどのですね、初心者の人とかは作曲やる時に、自分が作る曲が立派な、ある程度込み入った中身というか、
構造というかね、になってないといけないっていうのが先入観を持ってて、そこにはいろんな理由があると思うんですけど、例えば作る本人がそれなりの理想像を持ってて、その理想像に自分が近づけていないと、
だから自分はまだミュージシャンとして未熟で、そんな自分が作ったこの曲をね、自分の曲だと言って納得していちゃいけないんじゃないかとかね、これを自分の曲だと言って公開しちゃいけないんじゃないかとか、それに感じたりとか、
あとは自分の周りのラジオに作曲やってる皆さんがすごく立派な曲を作ってて、それに比べると自分の曲がいまいちな感じがしてきて、自分の曲に自信が持てなかったりするとかね、そういうケースがあるんですけど、
私から言わせるとですね、壮大で立派な展開とかが、例えばその曲になかったとしても、あとはメロディーとかコードの流れとか、なんとなくその辺がちょっとどこかで聞いたようなものだったりとか、奇抜な雰囲気がなくて、それなりに標準的な感じがするとかね、
そこまで曲全体に起伏がなくて、メロディーもコードもなんとなく平坦な感じになってるとかね、そういう状態でも、その自分作曲者本人がきちんと作った曲であれば、その曲に誇りを持っていいし、曲作りができる自分のことを認めていいし、そんな自分のオリジナル曲を自信を持って公開していいと、私はそう思ってますね。
でもその曲の内容がどうあれ、1から自分で作ったっていう事実には変わりがないじゃないですか。だからその事実があるだけでもそれはオリジナル曲だと言えるんですよね。
根本的に壮大で立派な構造があってもなくても、あとは奇抜な雰囲気があってもなくても、どことなく標準的な感じになっていたとしても、それは音楽の一つのスタイルだと言えるんで、だから音楽にはいろんなスタイルとかアプローチがあるから、だから一般的な聴き手からすると内容はどうあれ、どれも一個の曲っていうね、オリジナルな一個の楽曲っていう風に感じられるんですよね。
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で、その以前のそのシンプルな曲でいいっていうテーマでね、エピソードで話したように、その壮大で立派な構成がなくて、ある程度シンプルなものでも聴き手の皆さんにはきちんとそれが響くし、曲としての価値を持たせることはできるんですよね。
で、むしろヒット曲の多くは結構シンプルな構造で成り立っていることが多いし、歴史に残る良い曲もメロディーとコードだけを抜き出すと結構シンプルな構造だったりするんですよね。だから、そのなんとなくシンプルで標準的な感じになっちゃったとしても、それが価値がないってところには繋がらないんですよ、曲の価値がないってところには。
俺も以前話しましたけど、そもそも聴き手はその音楽が複雑かどうかとかね、壮大かどうかみたいなそういう観点で曲を聴いてないんで、だから音楽が持っているその根本的な親しみやすさとか、わかりやすさとかね、そういうところを元になんとなくその音楽に接してるし、もっとこう、なんかなんとなく気分が良くなるかどうかみたいな、そういう曖昧な尺度で音楽に接してるんですよね。
だからその曲がすごい壮大で奇抜で、すごく独創的な仕上がりになっているかどうかみたいなところは、実際あんまり問題じゃなくて、その曲を作り手としてどれだけ責任を持ってしっかり作りきっているかみたいなところ、そこがある意味でその作品の価値になると言えるんですよね。
だからその壮大で立派な展開がなかったとしても、ある程度標準的な内容になってたとしても、作り手としてきちんと自信を持って作りきっていれば、もうその作品、音楽はきちんと聴き手の皆さんに受け入れてもらえるものになりますね。
だから自分が作った曲をイマイチだなって感じて、いつまでも自信を持てずに、なんとなくやってるんだかやってないんだかわからないような曖昧な感じで作曲に向き合っていると、いつまで経っても上達できないし、
むしろ自分が作ったそのシンプルな曲でも自信を持ってね、これが自分の曲だっていうふうに胸を張って、自分が作曲できるその技術を誇らしいと思ったり、あとはある程度標準的になったけど、これが自分の作品ですと、そういう自信をそこに持ってそれで公開するとね、作曲をする人としてはその先にさらに踏み込んでいけるんですよね。
だからきちんと曲を作りきって、それを自分の作品だっていうふうに自分の中で収めるっていうか、そこからそれより聞き応えのあるものとして自分も新たなところを目指していこうっていうふうに思えるし、例えばそれを思い切って公開したら、思いのほかね、みんなからいい反応がもらえて、みんなの需要が見えたりとか、
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あとは例えばそれにちょっと空口のコメントがついたとしても、もうそれをフィードバックのいい機会だと捉えて、その成長につなげられるじゃないですか。
だからそれもこれも、自分が作ったある程度シンプルな曲、標準的な曲を自信を持って自分の曲だっていうふうに感じてこそだと言えるんですよね。
だから私が思うに、作曲レベルの進化というか前進というか、それは作り手の自信で生み出されると思ってて、だから自分が作る曲がシンプルすぎてこんな状態の曲を自分の作品と言って納得していちゃいけないんじゃないかとかね、
こんな曲を公開しちゃいけないんじゃないかとか、そういう結構後ろ向きな気持ちを持つと曲作りの経験を自信につなげられなくなっちゃうんですよね。
だからそうなっていくとなかなか難しいところがあるんで、だからそれよりも例えばある程度自分の曲がシンプルだったとしても標準的だったとしても、
これが自分の曲だっていうふうに自信を持つべきだし、そのシンプルな状態でもこの曲を自分で作り上げることができたんだみたいな、そういうふうにポジティブに捉えることがやっぱり上達を目指す上で大事だと言えますね。
私はこれまでいろんな人を見てきた限り、そもそも最初はみんなシンプルなものしか作れないし標準的なものしか作れないし、当然ですよね。
で、作る曲もある程度どっかで聞いたような感じの曲になってくるんですけど、それでもそのシンプルな曲を自分の作品だって言ってしっかり価値あるものだと感じでね、
ある程度自我自賛しながら自分を認めて自信を持って作曲をやる人、続ける人が結局は上達しているんで、だからもし今ね、これを聞いているあなたがちょっと後ろ向きな気持ちがある場合、
そのイマイチな曲しか作れないというね、後ろ向きな気持ちがある場合はぜひその気持ちを捨てて、ある程度そういうシンプルなものでもそれをね、その自分が作った紛れもないきちんとした1曲だっていうふうに捉えて、
それを許容してみてほしいですね。その気持ちでやっていれば自然とうまくなっていくし、作曲を続けることでそのシンプルな曲が自分なりにもっと納得できる、
聞き応えのあるものになっていくので、そんな風にポジティブな姿勢でね、ぜひ作曲に向き合ってほしいと思います。
はい、というわけで今回はですね、壮大な曲ではなくても目新しいね、メロディーとかコードとかなくても積極的に作曲活動を取り組んでいいでしょうみたいなね、そういう点についてお話をしてみました。
はい、また今回の内容について感想や質問等があれば、概要欄のリンクよりぜひメッセージをください。
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はい、では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。