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2025-04-28 11:03

曲分析は「やらなきゃ」ではなく「知りたい」でやる

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曲分析は「やらなきゃ」ではなく「知りたい」でやる

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みなさん、こんにちは。作曲の先生として活動するうちやま教室です。
作曲の上達に曲分析が効果を発揮するというのはね、私もよく言ってますけど、紛れもない事実で、
厳密に言えば、既存の曲を作曲の観点でひも解き、そこで得たものを、
つまりは作曲のデータというか、既存の曲がどうなっているかという状態、構造的なデータと、
その作曲的観点から既存の曲を吟味して得た分析力、観察力みたいな感じで、
それを曲作りに生かしながら作曲を繰り返すという、
曲分析と曲作りの2つを活動の両輪にして進んでいくと、
そうすると作曲の上達が加速していくという、そういうことが紛れもない事実としてあるんですけど、
そのあたりを理解して、分析大事だよってところで、
分析をやらなきゃという、義務みたいな感じで、そこに取り組んでしまうケースが結構多いんですけど、
私がお伝えしたいのは、注意点というか、義務感から曲分析をやるべきではないということですね。
義務感でやると、あんまりそこに効果がなくなっちゃうというか、効果が薄くなるというかね。
曲分析をやるというか、義務感よりももっと純粋に音楽が好きで、好奇心というかね、そっちを原動力にした方がいいですね。
単純にいい曲とか好きな曲があって、そのいい曲、好きな曲が、なんでこんなにいいんだろうみたいな、
なんでこんなに何回も聴きたくなっちゃうんだろうみたいな、歌いたくなっちゃうんだろうみたいな、
その時代を越えて歌い継がれる名曲が、なんでこんなに長い期間広くたくさんの人に愛されて歌い継がれているんだろうみたいな、
そういう好奇心から分析に取り組む方が圧倒的に意味があるんで、そういう姿勢で分析に取り組んでみてほしいと思いますね。
何事においてもそうですけど、義務感でやると、きちんとやらなきゃみたいなところが前に来るじゃないですか、
正解を探すというか、正解に沿うというか、やり方がきちんとそこに沿わなきゃみたいなところで、
そっちが前提になっちゃって、間違えないようにしっかり確認しなきゃみたいな、そういうところがメインテーマになっちゃうんで、
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だから既存の曲の状態をね、紐解くとかね、その内容を吟味するとか、
それでデータとか分析力とかそういうのが後回しになっちゃうというか、しっかりやらなきゃが前に来ちゃうというかね、
だから分析のその本当の目的が変わってきちゃうんで、
あとそのやっぱり義務感でやったら楽しめないし、だから何回もやるっていうところに繋がらないですよね、継続できないというか、
で、2,3曲やってやめちゃって、結局分析の奥深さとか作曲に対するその効果とかね、素晴らしさみたいなものを体感できなくて、
分析やったけどよく分かんなかったなーで終わっちゃうというかね、それで意味ないんで、
だからやっぱり義務感っていうのはあんまり良い結果を生まないですよね、分析においてね、
で、その一方で興味とか好奇心を前提にね、何でこうなってるんだろうみたいな、何がそんなにいいんだろうみたいなところから分析をやれば、
分析に取り掛かる熱意が変わってくるじゃないですか、特定のアーティストの曲にすごい感動してね、
で、例えばその特定のアーティストの曲作りに憧れてて、そんなことを自分もやってみたいみたいな、
そういう感情の動きがそのきっかけにあればね、その分析の作業はもう義務じゃなくて、
自分の能動的な行動になるじゃないですか、だからその内容がすごく体に入りやすくなるし、
その中身を定着するっていうかね、しっかりね。
以前、音楽活動を学びたくない人は学ばなくていいみたいな話をしたんですけど、
それと同じで、やっぱり知りたいと思った時にそれを知るっていうのが一番体に入るし、
なんかその意図するところがね、本当に心の底から理解できたりするし、
特に曲分析にはその紐解いた曲の構造とか、なんでそうなのかみたいなところが、
把握できた時の感動みたいなものがあったりするんですね、分析をすることによって。
で、その中身が濃くなるじゃないですか、分析の質がね、高まるっていうかね。
で、曲の構造が把握できたら、それをすんなり自分の曲に、作曲に取り入れることができて、
で、興味先行で既存の曲を紐解くんで、そのデータの吟味もきちんと行えるし、
分析力が身につくんで、作曲状態でそれが効果を発揮するっていうかね、
そういうところに持っていけるんですよね。
私は曲分析って言い方をしてるんですけど、
ある意味その分析っていう堅苦しい言い方じゃなくて、
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もっとこう、曲の内容に興味を持って中身を自分なりに紐解くことみたいな、
そういう言い方をしてもいいぐらい。
それがその分析っていうほど、そこに義務で向き合わなくていいし、
上達に効果を発揮する曲を積極的に聴く作業みたいな、
能動的に聴く作業みたいな、好奇心と興味から曲に向き合うことみたいな、
そんな感じの行為に近いと言えますかね。
だから私も曲分析ガイドブックみたいなものをリリースしてるし、
曲分析に関する勉強会をやったり、ニュースレターとかブログとかで、
曲分析のやり方に近いような内容をよくお伝えしてるんですけど、
それもあくまでも曲を紐解く一個のやり方とか、
そういう例に過ぎないですよね。
分析のやり方はもう実際人それぞれでいいし、
今言ったように好奇心と興味を前提として、
曲をきちんと紐解くことができれば、どんなやり方でも、
曲分析として意味があると私は思っているんですね。
だから音楽を聴いて、聴いたものから自分の感覚優先でね、
データの構造はよくわかんないけど、
自分なりにこんなことを感じるとかね、こういう印象を受けるとか、
こんな雰囲気があるなとかね、そういう曖昧な尺度で、
曲の状態を自分なりに吟味するっていうところも、
ある意味で分析だし、
あとは本当はもっと緻密にね、メロディーの楽譜とかを用意して、
その楽譜の内容を結構細かめに音楽的に紐解くっていうのも、
当然分析だし、
あと曲作りするときにどの部分に力を入れるかっていうのによっても、
その分析の内容って変わってくるんで、
だからメロディーラインはある程度自由に作れる、
けど背景のコードの展開をもっと柔軟に作れるようになりたいとか、
であればコードに対する分析がメインになってくるし、
あとはメロディーでもコードでもなく、
例えば歌詞をすごく頑張りたい、作詞を頑張りたいとか、
であれば曲分析と言いながらも音楽的な部分じゃなくて、
歌詞の部分にしっかり着目するとかも分析のメインになってくるし、
あとは曲作りっていう枠を越えてもっと広い視点で、
サウンドそのものを迫力あるものにしたいとか、
音源が与える印象とか、
そういうところに興味が向いているなら、
そのあたりでサウンドとかミックスとか、
エフェクトとかそういうところに着目するっていうのもいいし、
自分の興味とか、自分が伸ばしたいところっていうのを優先で、
何がそんなにいいんだろうとか、何で聴きたくなっちゃうんだろうとか、
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そういう動機で曲を紐解けば、
どんなやり方でもそれを自分の作曲状態でつなげていくことができるんで、
ぜひそんな感じで向き合ってほしいですね。
だからそれを踏まえると、もちろん曲分析っていう名目で時間をとって、
特定の1曲をしっかり紐解く作業も大事なんですけど、
それも含めて日常的にそういう作曲者としての視点を持って、
それを吟味するような感覚で音楽を聴くっていうのが大事だと言えそうですよね。
音楽作るときはインプットが大事だし、
たくさんインプットができていてこそアウトプットの質は高まるし、幅が広がっていくんで、
日常的にいろんな音楽をインプットするっていうのはもちろん前提としてあるんですけど、
そこで興味とか好奇心を前提として曲の内容を紐解いて吟味するっていうね、
それをぜひやってみてほしいですね。
それをそこで得たものを元に自分の曲作りにそれを活用していくと。
やれば必ず曲作りの技術っていうのは向上していきますんで、
そんな感じで音楽が好きでそれを聴くのが楽しいっていう、
音楽ファンとしての本来の姿を元に曲分析と作曲活動に取り組んで、
無理なく上達を目指してほしいと思いますね。
はい、そんなわけで今回は曲分析は義務感とかでやるのではなく、
その興味とか好奇心を優先してやったほうがいいですよってね、
そのほうが作曲上達に効果を発揮しますよっていう、
そういうテーマでお話をしてみました。
はい、また今回の内容についてですね、感想や質問等があれば、
概要欄のリンクよりぜひメッセージをください。
では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。
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