ボーカル曲のアレンジの悩み
耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやってきますが、今回ちょっとボーカル曲のアレンジに関する話なんですけど、
ボーカル曲、歌がある曲のアレンジをやるときに、音源作ったりするときに、どういうアレンジをすればいいかわからないというのが、
初心者の皆さんもあると思うんですけど、そのアレンジの勉強になるのが、カラオケがね、すごい勉強になるんですよね。
で、ちょっとこれ前ね、別のところでも話したんですけど、カラオケを、いわゆるカラオケ屋さんのカラオケっていうのは、
リリースされている曲を外部のカラオケ業者さんがコピーして、歌だけを抜いた状態としてね、カラオケを作っている音源だと言えるんですけど、
アーティスト本人が出しているカラオケっていうのがあるんですよね。
で、これその若い人はね、あんまり馴染みがなくて、そうなの?っていう感じがあると思うんです。
当時の我々世代、90年代初期から90年代中盤ぐらいに中高生だった年代は、当たり前のようにそれを見てきてて、
当時のシングルCDにオリジナルカラオケっていうのが収録されているんですよね、一緒にね。
だからシングルCDのメインの曲があり、カップリングの別の曲があり、その次にそのメインの曲の歌なしバージョンがオリジナルカラオケっていう名前で必ず入っているっていうね。
必ずでもないけど、ほぼもう7、8割の確率で入っているってそういう時代があったんですよね。
で、今サブスク時代になってね、SpotifyとかApple MusicとかAmazon Musicとか、
そのサブスクで当時のシングルCDの内容をまんまサブスクの中に収録してくれているアーティストが結構たくさんいて、
だから当時90年代初期から中期にかけて活躍してたアーティストの皆さんの曲をチェックしてみると、
そこにそのオリジナルカラオケが、そのアーティスト本人がリリースしている歌なしバージョンが聞けることが結構あるんですよね。
で、それは私が調べたところだと、例えばチャケヤスとか、当時でいうミスチルとかね、ミスチルの当時の90年代のシングルとか、
あとはジュディマリとか、あとはラルクとか、その時期のマッキーとかね、
そういう時期のアーティストの曲になってくるんですけど、
本当にそのアーティスト本人の本当のリリースしている音源の歌なしバージョンっていうのが聞けるんですよね。
で、それがカラオケ、オリジナルカラオケっていう名前もあるし、
インストゥルメンタルバージョンとかね、バッキングトラックバージョンとか、
あとはラルクの場合はボーカルね、ハイド、ハイドがいないのでハイドレスバージョン、レス、ハイドがレス、ハイドレスバージョンとかっていう名目でカラオケがあったりするんですけど、
で、まさにそれはそのリリース、アーティストがリリースしているそのものの歌のバックでどう演奏しているかっていうのをネタバラしているみたいな、
そういう音源だと言えるんですよね。
で、その公式のカラオケが作曲をやる私たちにとってすごい役立つ、
歌物のバックでこういうアレンジで、かつ音源としてこういう音圧で、こういうサウンドで、あとは定位っていうかね、右と左どっちに寄せるべきかとか、
こんぐらいの押し引きでとか、そういうことを知るのにすごい役立つっていうかね、ですよね。
だからそのボーカル曲を作っている皆さんが多いと思うんですけど、そのボーカル曲のアレンジを今ね、DTMとかでやれるようになった。
そのDTMでボーカル曲をアレンジするときに、そのアーティストがリリースしているオリジナルカラオケを参考にね、
アレンジをそこから手法を学ぶっていうか、やるとすごくですね、それが参考になるし、
それによってね、いろんなことがわかるし、上達していけると思うんですよね。
で、ボーカル曲ってやっぱりその歌が主役なんで、だからやっぱそのアレンジがね、わかりづらいじゃないですか。
で、その歌のボーカル曲の背後でどういうパターンがね、そこに繰り出されているかとか、背景の伴奏がどんなことをやっているかっていうのはわからないんですけど、
それはオリジナルカラオケで歌がなくなると、すごいそれがもうリアルにわかって。
で、例えばなんか、何だろう、さっきのチャケヤスの例とかでいけば、
アレンジ方法の学び
そのSay Yesのバックはね、すごい伴奏は抑えるとか、本当に静かで何にもやってなかったりとか、
なんか白玉でバーンみたいな感じでバックが成り立ってたりとかね、そういうことがオリジナルカラオケを聞くとすごいわかるんですよね。
で、音量とかも意外とね、ドラムが結構ちっちゃいんだなとか、ギターのサウンドこれぐらいの音の大きさで、すごいわかるかわかんないかぐらいの感じで、
さりげなく入ってるんだなとかね、そういうのもカラオケになると、オリジナルカラオケになると、その辺がすごい手に取るようにわかるんですよね。
だからぜひそのね、サブスクで簡単に聞けるんで、チェックしてもらって、当時の90年代とか、90年代初期から中期、また2000年にかかるかかんないかぐらい、
1998年、9年あたりとかに活躍してたアーティストの曲を、シングル版の方の曲ですね、をチェックすると、そこにオリジナルカラオケが入っていることがあるかもしれないんで、ぜひチェックしてほしいですね。
私の見た感じ、さっき言ったチャゲヤス、ミシチル、ジュディ・マリー・ラルクとかね、あとマッキー、あとはスピードとかね、当時のね。スピードだって96年とか、もっとか、97、8とかそのぐらいですかね。
あとは、たまきさんとかね、たまきこうじさんもありましたね、カラオケバージョンがね。
たまきさんのバックね、聞けるとかめちゃいいじゃないですか。
で、あとそのアーティストによっては、ないのもあるんですよね。
グレーとか、グレー聞きたいんですけど、グレーはなかったんです。
グレー、たぶん当時はシングルにはたぶんあったはずなんですよ、CDには。
でもたぶん、そのグレーの皆さんの意向というか、
で、たぶんオリジナルカラオケはサブスクにはアップしなくていいよねって感じで、たぶん収録してないんだと思うんですよ、サブスクの方にはね。
でもまあちょっとね、こちらとしてはね、ちょっと聞いてみたい感じはありますよね。
あとたぶん、ミスチルも、だから当時のがあるし、サザンはなかった気がする。
おそらくリストに入ってなくてないんですけど、
私はそのサブスクの自分のプレイリストに、オリジナルカラオケっていうプレイリストを作って、そこにね、見つけた次第すぐ入れるっていうのをよくやってて。
だから当時オリジナルカラオケは本当CDに入ってるんで、
だからCDプレイヤーがまだ家にある人なんかは、
本当CD屋さん、中古CD屋さん、もう最近街では見かけなくなってきてますけど、
中古CD屋さんに行って、でシングルCDを買えば、高い確率でオリジナルカラオケが入っていると思うんで、
そういう感じで入手するっていうのもいいですよね。
あと図書館とかね、図書館であんまシングルCD見ないから、
Wikipediaとかね、そういうの確認したり、あとAmazonとかね、確認すると、
それがオリジナルカラオケが入っているかっていうのはそれでわかると思うんで、
それをこう見つけて、そこを目がけてね、買いに行ってみるとかね、そういうのもいいと思いますね。
だからなんか目的がよくわからずね、教則本とか読むくらいなら、
本当にオリジナルカラオケを聞いて自分で分析する方がよく勉強になるんじゃないかな、私は思いますね。
さっき言ったラインとかもそうだし、あとアレンジって言ったらミックスとかで、
音量バランスとかね、あとサウンドの作り方、硬さ丸さみたいな感じとか、
どれぐらいの音域をメインで作り込んでいるかとか、
どれぐらいの種類の音がそこに使われているかとかね、
そういうことが音から本当にわかるんで、カラオケからわかるんで、
ぜひそれをですね、ボーカル曲のアレンジの参考として活用してほしいなというふうに思いますね。
はい、そんな感じで。
今なんかSpotifyとかだと、なんかボーカルをオフにできる機能みたいなのがあって、
カラオケ機能みたいな。
そういうのを使えば、カラオケは擬似的に自分のローカルの環境でも作れるとは言えるんですけど、
でもやっぱりオリジナルカラオケはすごいですね。
アーティスト本人が出している本当のカラオケなんで、
本ちゃんの本当のリリースしている音源で歌なしが聞けるっていう、
そういうリッチさというかネタバラシ感というかね、そういうのがあるんで、
ぜひちょっと早速チェックしていただいて、
オリジナルカラオケをボーカル曲のアレンジにぜひ活用していただければと思います。
はい、そんなわけで。
お話の内容をぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。