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2025-04-16 09:27

メロディ作りは「ハーモニーの中にどう存在させるか」作り

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メロディ作りは「ハーモニーの中にどう存在させるか」作り

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みなさん、こんにちは。作曲の編成として活動するうちやま教室です。
今回はですね、メロディ作りの本質的なところをお話ししてみたくて、
ポップスとかロックとかいわゆるポピュラーミュージックの作曲の中では、やっぱりメロディ作りが中心的な作業になってくるんですけど、
曲作りをやるほとんどの人はね、より良いメロディを作ろう、みたいな意識で作曲に向き合うことになるんですけど、
それを前提としてですね、作曲にそこまで慣れてない人は、
メロディをですね、単体で考えようとしてしまいがちというか、単体でメロディの良し悪しを評価しようとするんですよね。
ただ実際のところですね、そのメロディと、あとそれを支えるハーモニーっていうのが、
つまりは僕ら音楽のハーモニーはコード進行になってきますけど、
その表裏一体の関係になっているというかね。
だからメロディを考えるときに、そこにどういうコードをつけるかっていう観点を持つことが欠かせないんですよね。
だからメロディ作りは単体としてのメロディを作る行為っていうより、
正確に言うとその特定のハーモニーの中にメロディをどう存在させるかを考える行為みたいな、
うん、だと言えるんですね。
単体としてのメロディ作りっていうより、ハーモニーの中に存在するメロディ作りみたいな、
そういうものに近いんですよね。
だからもちろん鼻歌でメロディ単体を作ることっていうのは許容できるんですけど、
そのときにそのメロディのことしか、
鼻歌の段階ではそれでも問題ないんですけど、
それを実際に曲として作用していくとき、
そのメロディのことだけ考えるんじゃなくて、
そこにどういうコードをつけるかっていうところもきちんと考える必要がある。
というかメロディ作りと同じくらいの熱意を持って、
そのメロディを支えるハーモニーの部分の作り込みも考えて取り組むべきっていうことが言えますね。
実際その一つのメロディにいろんなハーモニーを割り当てることができ、
いろんなコード進行をつけられるっていうね、
そういう事実があって、
だからある特定のメロディが何となくスタンダードなコードの流れでしっくりきていたとしましょう。
その時点ではそのメロディはある程度標準的なものでね、
例えばコードの流れもそれなりに標準的なものになっているとして、
そのメロディとコードの組み合わせはそこまで目新しい感じじゃなかったりするじゃないですか。
例えばそのスタンダードなコードの流れの一部をちょっとね特徴的なものにアレンジすることで、
そのメロディがすごいこう輝いて聞こえるっていうかね、
そういうことがあったりするんですよね。
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あとは実際に盛り込んだ特徴的なコードでメロディの一部の音を、
そのコードをきっかけとして一部の音を操作して、
ちょっと半音下げたりとかリズムを微妙にずらしたりとかすると、
それがメロディの独特な雰囲気に繋がったりするんですよね。
それも含めてその実際の作曲の手法でも、
例えば1コーラス目と2コーラス目、歌でいう1番2番で同じメロディを繰り返しながら、
例えば1番ではある程度スタンダードなコード進行を割り当ててて、
それを通過して2番で今度メロディを維持しながら、
コードだけをアレンジするっていうやり方がよく使われたりするんですよね。
それはちょっとしたアレンジもあるし、
もうメロディを維持したままコードがもう代々的に変わっていくようなケースもあったりすると。
メロディは同じラインを維持しているんだけど、
例えば1コーラス目はメジャーコードを主体とした、
ちょっと明るめのサウンドを持つコードだったのに、
2コーラス目でそれをマイナーで解釈したのして、
ちょっと暗いサウンドのコードに付け替えたり、メロディは同じで、
コードだけがいきなりマイナーになったりするっていうね。
そういうのもあったりするんですよね。
いろんなミュージシャンの曲を分析してても、
そういう手法って本当に多くて、
ある意味それが作曲の曲作りの技法とも言えるんですけど、
特に聞き応えのある曲ほど、
さりげなくそういうことが行われたりするんですよね。
それを作曲者本人は大々的に言わないし、
聞いている側もなんとなく曲に向き合っているだけなので、
ほとんどの場合はそれはすんなり耳を通り過ぎていっちゃうんですけど、
実際はそのメロディに対するハーモニーの検討っていうのは、
それぐらい緻密に行われているし、
その点に対して意識を向けて、きちんと手を加えて作り込むだけで、
メロディがすごく際立ったりするんですよね。
もちろん作曲に慣れていない頃は、
メロディに対するコードの検討っていうのは、
そこまで柔軟にできないんで、
いろんなコードを割り当てるっていうのは難しくなってくるんですけど、
自分の曲をより磨いていきたいとか、
なんとなく自分の曲がありがちで、
標準的で面白みがないなみたいな感じている場合は、
そのメロディに対してコードをつけるっていう局面で、
どういうコードが合うかなとか、
どういう可能性があるかなというところを、
もっとこだわってほしいと思いますね。
より正確に言うと、
メロディ作りをメロディだけを作るっていう作業に留めないで、
ハーモニーの中にメロディをどう存在させるか、
そういう意識を持ってやるっていうね、
そういうことですね。
その意識を持っていれば、
例えば鼻歌で思いついたメロディも、
いろんなコードを割り当てて、
それぞれのサウンドを聴き比べるっていうかね、
そういうこともできたりするし、
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あとは既存の曲を分析するときも、
特定のメロディに対してコードがどう割り当てられているかっていう観点で、
その内容を紐解けるんでね。
例えばメロディは単体としてはすごいシンプルなんだけど、
コードを作り込んでるから、
このメロディは輝いて聞こえるんだなみたいなね。
そういう発見ができたりするんですよね。
私はさっき言ったレベルアップに弾き語りが効果があるって話をしてるんですけど、
まさにそれがその話に通じるもので、
例えばギターとかでコードを弾いて、
そのコードの伴奏をもとにメロディを歌ったりする、
その弾き語りをやるだけで、
そのハーモニーの中にメロディを存在させるとか置いていく感じっていうかね。
その価格反応をサウンドで体感できる、弾き語りをやるとね。
例えばメロディとしては、
そこまで独創的なものじゃなかったとしても、
その時の演奏のその曲のコードで、
メロディがすごい気持ちいいものに聞こえてね。
この曲のこのメロディのこの気持ちよさは、
このハーモニーとの掛け合わせで生まれてたんだなっていう、
そういうのを体で感じていけるっていうかね。
それが弾き語りの良さですね。
それが例えば1曲2曲じゃなくて、
いろんな曲でやってたくさんいろんなパターンを体感すると、
さっき言ったハーモニーの中にメロディをどう存在させていくかっていう感覚が、
それで磨かれていくんですよね。
だからその点の感覚を磨きたい場合にはですね、
日常的な作曲と合わせて、
ぜひ弾き語りもやってみてほしい。
弾き語りやると確実にその感覚が磨かれていくんで。
弾き語りでいろんなコード進行のパターンも知れるんで、
だからコード進行の検討もより柔軟にできるようになっていきますかね。
そんな感じですかね。
作曲に慣れてない頃っていうのは、
コード進行もどうしてもワンパターンになってしまいがちなんですけど、
メロディに対するコードの検討っていうのもね、そこまでこだわれないし、
なんとなくで済ませちゃうっていう感じが多いと思うんですけど、
でも繰り返しになりますけど、
メロディとコードは表裏一体なんで、
メロディを作る作業は単体で考えるものじゃなくて、
ハーモニーの中にメロディをどう存在させるかを考えることが重要なんですよね。
だから今お話した内容をもとにね、
ぜひメロディを考えるときにはコード付けの部分で、
いろんな可能性を探ってほしい。
メロディに対してコードを付ける、コード進行を検討することも、
同じぐらい熱意を燃やしてみてほしいと思います。
それでぜひ曲を作っていってほしいと思います。
そんなわけで、メロディ作りは単体でやる作業ではないと。
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本質的にはメロディはハーモニーの中にどう存在させていくかを考える作業だみたいなね。
そういうテーマで今回のお話をしていました。
また今回の内容について、感想・質問等があれば、概要欄のリンクよりぜひメッセージをください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。
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