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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやってきますが、曲作りの楽しさっていろいろあると思うんですけど、私は曲調をあれこれ作って、曲調を攻略していく
そういう楽しさがあると思っているんですよね。そんな話をしてみたいんですけど、例えば8ビートのミディアムテンポの明るくも暗くもないみたいな、
そういうなんとなく平均的な印象の曲を作っていたと。作り切ったと。それで次の曲作るときに、じゃあちょっとミディアムテンポやったから前回ね。
今回はちょっとアップテンポでノリのいい感じで行ってみようみたいな風にやると、ミディアムテンポは一個も攻略していると。ミディアムテンポで明るくも暗くもない感じっていうのは攻略したと。
その次にアップテンポを今度攻略する。アップテンポの曲をちょっとこう扱えるようになると作れるようになると。で、やってまたアップテンポの曲を作れるようになったと。
今度アップテンポじゃなくてもっとすごいゆっくりのスローテンポのバラードっぽい曲を今度は作ろうみたいな風に。
毎回の作曲で曲調を一個一個設定して、その曲調をどうやって自分が実現していくかというか攻略していくかみたいな。
そんな風にやると作曲がゲーム感覚になって、作れる曲の幅もだんだん広がっていくし、作品としてもその出来上がった作品がいろんなバリエーションがあるような曲たちになっていくんで。
作曲者としてもその満足感が得られるっていうね。そういう面白さがあるんですよね。
私も作曲始めた当初はその曲調を攻略するっていうのをすごい意識してやってたし。
ミディアムテンポを作って、次アップテンポを作って、次はバラードみたいなスローテンポを作って、今度は跳ねる曲を作ってみたいな風に。
毎回の作曲で、前はこれやったから、まだ作ってない曲調としてこんなのがあるからこうやってみようみたいな風にして。
毎回いろんな曲調を設定して作曲をしてたんですよね。それが本当にいろんな曲調を自分が作れるっていう、満足感とか誇りみたいなものに変わっていったんで。
ぜひそういう風に。作曲の度にリズム的な種類とか曲が持ってる雰囲気とかね、それでもいいと思うんで。
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いろんな曲調をイメージして、それぞれのまだ自分がやったことないような曲調を実現していくっていうか、それを攻略していくようなつもりで作曲に取り組んでほしいと思いますね。
具体的にその曲調のパターンっていうか、リズム的なパターンっていうのは一番初めに考えられて、
ミディアムテンポとか、アップテンポ、スローテンポっていうのはもちろんあるし、またその曲が持ってる8ビートとか、8のストレートな感じとか、
8でもちょっと跳ねる感じがあったり、立った立ったみたいな、ストレートは良い分の場合は立った立った立ったって感じになるんですけど、
跳ねるとそれが立った立った立ったっていうリズムになると。そういうちょっとこう、なんかノリのいい跳ねる感じ、軽快な感じっていうのもあるし、
あとはちょっと細かい16分音符主体のタカタカタカタカみたいな細かいリズムを持った曲調も考えられるし、
16のその16分音符系のリズムも、タカタカタカタカがタッカタッカタッカタッカっていう風に跳ねるんですよね。
だからタッカタッカタッカタッカタッカってなって、細かいんだけど跳ねてるみたいな、そういう設定もできたりするっていうね。
そのリズムの細かさと跳ね具合でいろんな曲調ができる。厳密に言うとその跳ねも、
いわゆるシャッフルって言われるものって3連符のタタタタタタの前2つがくっつくみたいな。
で、立った立った立ったっていう風になってくるのがシャッフルって言われてるんですけど、
ジャズとかのスイングって言われるね、その跳ねのこの伸び具合っていうか、繋がり具合っていうか、3連符ほどきっちり3等分してないみたいな、
そういう感じで結構曖昧なんですよね。だから跳ね具合が演奏者とか作曲者に委ねられてるっていうかね、そういう面白さがあったりするんですよね。
だからそこに着目すると本当にいろんな跳ね方も生み出していけるし、
単純に跳ねる跳ねないっていうのじゃなくて、跳ね方をどう跳ねさせるかみたいな、そういうところにも入っていけるんですよね。
リズム的なその崩しっていうのは、そんなやり方もできるかなと思いますね。
あと本当に、なんだろうな、その曲が持っているジャンル的な曲調っていうのも攻略していく意味でありますよね。
ロックっぽい感じとかね、ちょっとこう、ラテン的な、南国的な、ブラジルっぽいね、ボサノバっぽい感じとかね。
あとはもっとR&Bっぽい、ブラックミュージックっぽい感じとか、そういうのもできるし、
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あと日本の昔からあるフォークソングみたいな、心にジンとくるような、懐かしい風景が思い起こされるような、そういう曲調とかサウンドっていうのもあるし、
ただもうサウンドまで本当に作り込んでいくなら、いわゆるデジタルミュージックのEDMみたいな感じ、バキバキした音圧の曲っていうのもあるし、
もっとテクノとかハウスみたいなドッツドッツみたいな、そういうノリのいい感じの曲っていうのもあるし、
そんな感じでジャンルとかを考え始めると、本当にいろんな曲調がイメージできると思うんですよね。
もうちょっとそれを情緒的なところに持っていくと、例えば明るいとか暗いとかね、
ちょっとその曲から感じる切ない感じとかね、切なさ明るさみたいなものもあるし、元気な感じとか、そういう風にも考えていけるし、
ちょっと都会的な、なんか洗練されたサウンドが感じられるとかね、そういう風にもできたり、
曲調のテーマとか曲が思っているテーマとかもあって、夏っぽいとか春っぽいとか、夜っぽい昼っぽいみたいなね、そういうのもあったりね。
いろんな情緒的な観点もいろんな切り口で曲調に転換していけますよね。
それぞれを毎回の作曲で設定して、もちろんその曲調は重ね合わせることもできるんで、
だからちょっと懐かしい感じなんだけど、ちょっと明るいとかね、懐かしい感じで切ない感じとか、なんかジャズっぽいんだけどちょっと暗い感じとかね、
ジャンルと曲調とかを、情緒的な印象を掛け合わせるとか、その曲が思っているサウンド、リズムとそういうジャンルを掛け合わせるとかね、いろんなパターンで曲調を探っていけますかね。
そういう考えると、本当に曲調のイメージって結構本当にいろんなパターンが想定できるんで、だからあんまりそこに天井がないっていうかね、本人の発想次第でいろんな曲調を作っていけると思うんですよね。
それでさっき冒頭言ったように、前回こんな感じのやつを作ったから、今回はこういう感じでやってみようみたいな風に。いろんな曲調に挑戦していくように作曲に取り組んでいくと、その作曲そのものがチャレンジングなものになっていくしね。
その曲調をうまく作れたときは、攻略した感じがやっぱり出るんで、作曲者としても満足感が得られるし、作る曲の幅も広がっていくと。そういう良さもあるし、作曲のモチベーションになりますよ、攻略していく感じがね。
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だから作曲を前向きに続けていくって意味でも、その曲調を攻略していくっていう発想は効果があるんで、ぜひそんな感じでですね。
毎回の作曲の向き合い方っていうのも考えてみてほしいなと思ってます。そんな感じで曲調を攻略する。毎回の作曲で作る曲の曲調をイメージして、今回はこんな感じの曲を作ってみよう。
前回までやった作曲にない新たな曲調とか分野、フィールドとしてこっちの方に踏み込んでみようみたいな。っていう風にして作曲をやると毎回ね。それやっていくとそれがモチベーションになったり、作曲の幅を広げて上達にもつながるみたいなね。
そんなような話をしていました。ぜひ作曲を前向きに進めていくためにお伝えした内容を参考にしてみてください。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。