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2025-05-06 13:23

作曲に手軽さを求めるほどに作り手としての満足感は薄くなる

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作曲に手軽さを求めるほどに作り手としての満足感は薄くなる

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はい、うちやまです。前回から、この始まりの音楽を前に使っていた明るいボサノバ調のやつに戻してみたんですけど、
明るい雰囲気が出ればいいかなと思って戻してみたんですけど、前そこに耳で聴くうちやま作曲教室っていうね、
番組名を冒頭に必ず言うっていうのをやってたんですけど、それもね、ちょっとやってみてもいいかなって思ってる強固のオールなんですけど、
で、今回はですね、最近AIの自動作曲みたいのが流行ってきてて、だんだんそれが一般化してきて、
皆さんも使っている人もたくさん出てきているというか、そのあたりを話してみたくて、前もね、AIすごいですよみたいな、自動作曲すごいですよみたいな話をしたことがあったんですけど、
作曲ってその作り手のね、作りきった感というか達成感というか満足感というか、
そういうのを感じることがすごい大事だと思ってて、それがまた次も作りたいとかね、作曲できる自分がすごいって思うその誇りとか、そういうのに繋がると思ってるんですけど、
その自動作曲とか、あとはそこまでいかないけど、例えばメロディーをプラグインが勝手に作ってくれるとかね、コード進行を提案してくれるとか、それはよくありますよね、コード進行を自動で作ってくれるプラグインとかソフトとか、
そういう作曲の面倒な部分というか、手がかかる部分をショートカットできるような、そういうテクノロジーがいろいろ開発されてリリースされて、一般的にもお手頃な値段で使えるような時代になってきてるんですけど、
私が思うにですね、曲作りの達成感とか満足感とか、そういうものってやっぱり手がかからなくなって手軽になっていくほど薄れていくっていうか、作り手の作りきった達成感、作りきった満足感とかは手軽になるほどになくなっていくと私は思ってるんですよね。
だから、そういうものを感じたい場合、作りきった達成感、作りきった満足感、作りきったことによる自分がすごいって思える誇りとか、作曲が楽しいって思える、そういう作曲から得られる満足感みたいなものを感じたい場合、やっぱり手軽さを求めてはいけないっていうかね、
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求めてはいけないわけじゃないんですけど、手軽さを求めると、その感じが薄まっていく、弱まっていくと言えるんで、やっぱそれを存分に感じる必要があると私は言って、結局面倒な思いをすべきっていうか、手をかけるべきって思います、私はね、作り手としてね。
もちろんその曲に愛着があるとか、これは自分の曲なんだって思えるかどうか、その所有感みたいなものは、自動作曲でもメロディーをソフトに提案してもらって、ソフトが作ったメロディーを自分の曲に取り入れるとかね、やっても感じられることはあるとは思うんですよね。
だからその自動作曲なんかまさに、自分以外の人が作ってくれた音楽みたいな感じになるんで、だから言うならば、作曲をやらない歌い手の人がいて、ボーカリストがいて、ボーカリストが自分の曲が欲しいと。
誰かに作家さんに依頼して、その作家さんが作った曲を提供されて、それを自分の曲だと言うみたいな、そういう感じに近いですかね、自動作曲で作曲をするときの曲との向き合い方っていうか、曲との立ち位置っていうかね、位置関係はね、そういう感じに近い。
だからその提供された曲でも、その曲をたくさん歌ったり、自分で演奏したりしてると、自分の曲だなっていうふうに思えてくるじゃないですか。だからそこの曲に対する愛着とかね、そういう所有感はそんなに損なわれないっていうか、そういうふうに自分の曲だな、いい曲だなって、この曲大事だなって思えると思うんですよね。
自動作曲でも、そのメロディーを提案されても、手軽さを求めてもね、手がかからなくてもそう思えるんですけど、その作り手の作りきった人しか味わえない、そのならではの達成感とか満足感とか、その誇りとか、そういうのはやっぱり自分で手をかけてこそ得られるっていうか、
その手軽さがなくなるほどに、その達成感満足感はなくなっていく。それは当然ですよね。作んないんで、達成した感じは別にないじゃないですか。ボタン一個でできれば、なんかやっとできたみたいな感じは別にないし、ボタン一個で何回も何回も作れるんで。
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だから、そこの満足感、達成感、誇りと、その手軽さはトレードオフになってるっていうか、手軽さを求めるほどにそっちが減っていく。で、反対に手軽じゃなくなるほど、面倒くさくなるほど、そっちの達成感とか満足感作りきった後の達成感満足感がすごい得られるっていうかね、そういうふうになっていると思いますね。
だから、やっぱりそこは曲作りをする中で、そこを重視したいっていうか、その曲作りを通して自分が何を求めるかね、それに変わってくると思うんですけど、その付き合い方が。
でも、その満足感、達成感、誇りとかそういうのをたくさん曲作りを通して得たいと。曲作りできる自分はすごい、曲作りできる自分が誇らしいとか思いたいなら、やっぱりそこに手をかけることを躊躇してはいけないっていうか、手をかけることをやっぱりたくさん頑張るべきっていうかね。
だと私は思ってますかね。だから今そういう手軽にできますよとかね、自動で曲ができちゃう。自動で曲ができちゃうっていうのがある意味、本当にただの自動化って感じなんで。
曲作りを簡単にするっていうよりは、曲作りができない人でも自分の曲がオリジナルの曲が作れるよみたいな、そういう感じに近いんですけど、メロディーを、クラグインがね、提案してくれるソフトとかね、コード進行を作ってくれる、いい感じのコード進行を作ってくれるソフトとかね。
そういうのは結構作曲本体の仕事、作業に手軽さを加えるみたいな、そういう側面が強いんですけど、やっぱりそういうのをやるほどに満足感とか達成感とかが下がっていくんで、やっぱりそっち側に手をかけるべきだと言えますかね。
曲を作るっていう言葉に面倒で大変な思いをするみたいなのが含まれてる感じに近いと私は思ってるんですよね。だからそこが抜けちゃうと、そもそも曲を作るっていう行為自体が、もうこれ自分の曲だっけみたいな風になっていくっていうか、自分が作った曲なんだっけみたいなね。
自分の曲であることには違いないんですけど、その所有感っていう意味ではね。だけど自分が生み出したんだっけっていう風になっていくんで、やっぱりそこの愛着っていうか、作りきった曲という意味での愛着が下がっていくと思いますね。
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その辺はどう付き合うかによって変わってくるんですけど、これ聴いてる人の中にはそういう自動作曲でも、自動作曲はさすがにいないから、でもメロディーをね、提案してもらってもそれを自分で手をかけたって思えるっていう人は中にはいるかもしれないですね。
コードもそういう提案されたコードだけど、自分が生み出したっていう風に思える人もいるかもしれないし、それは人それぞれだと思うんですけど、だから本当にその辺のテクノロジーとの向き合い方も本当に人それぞれで、だから手軽さを求めても達成感・満足感を得られるっていう人であれば、それはね、使っていけばやっていけばいいし。
やっぱりいまいちそういうのを使うことで作曲してる感があんまり感じられないって思うなら、やっぱり手をかけるべきだと思う。
で、私はやっぱちょっと古い人間なのかもしれないですけど、やっぱりちょっと面倒な作曲が好きですかね。
作り手としての愛着をそこに沸かせる意味で、愛着が持てるという意味で、手がかかるけどメロディー思い浮かばないし、いいメロディー思い浮かばないし、コード進行も似たような感じになっちゃって、もっといいのないかなって考えたりしてる作業がすごい大変なんですけど、
でもその大変で手がかかるところを乗り越えた先に曲を作ったっていう達成感というかね、満足感があるんで。
やっぱりもしそういう気持ちを持っている、これを聴いているあなたがそうだそうだって思えるなら、是非そういう面倒なことをやることを過論ずるべからずっていうか、面倒でもこれをやろうって思ってそっち側に突き進んでほしいですね。
それどおりやっていけば、その曲に対する作り手としての愛着っていうのは湧いていくと思うんで。
あとそのテクノロジー系で言うとアレンジとかミックスとかね、そっちをテクノロジーで叶うっていうか、AIにミックスしてもらうとかね。
AIにアレンジはあんまりないのか、でもミックスは今増えてきてますよね。ミキシングをAIがEQを勝手にやってくれるとか、ちょうどいいリバーブをかけてくれるとか、そういうのがある意味でその曲の骨格っていうより曲そのものをどう聴かせるかっていう音響面だったりするんで。
だからその辺は割と、つまり曲を作る作り手がいて、そこにミキシングとかマスタリングするアレ、ミキシングマスタリングのエンジニアがいるみたいな、そういう位置づけとしてね、そういうテクノロジーを利用していけると思うんで。
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その辺は別物だったりしますよね。だから各種テクノロジーとどう向き合って、作り手としての満足感が損なわれないように、それらを便利に活用していくっていうね、そういうところを目指してほしいと思いますね。
はい、そんな感じで。今テクノロジーがかなり発達してきて、今後ね、どんどんそういうことになっていくと思うんで。
だからやっぱりその曲作りの骨格部分、メロディ、ハーモニー、リズム、曲展開のところはやっぱり手軽さを求めるほどに、作り手の曲を作ったんだっていう達成感とか満足感とか誇りとかは薄れていくんで、
ぜひその辺は損なわれないように、作り手としての達成感満足感を引き続けられるような動きをぜひしていってほしいなというふうに思います。
はい、そんな感じで、今お話した内容をぜひ参考にしていただければと思います。はい、では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。
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