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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやってきますが、作曲の初心者の人によくある悩みというかね、困り事で、曲が作れないっていうケースよくあると思うんですけど、
作れないっていうパターンで、原因がいくつかあってやり方がわかんないとか、理想が高すぎるとかね、いろいろあると思うんですけど、中でも作りたい欲求が実はそんなにないっていうケースもあるんですよね。
当たり前のようなことに感じられるんですけど、作りたいっていう気持ちがないのであれば作れなくて当然なんで、なんとなく誰かに憧れてね、こういう音楽やれたらいいなーとか作れたらいいなーって思ってはいるんだけど、
でも実際それを何としてでも自分で作ってみせるっていうほど、そこまで強い作曲欲求に転換できないっていうケースは普通にあって、それはなんかすごくね、ちょっとこう悪いことのように感じられるんですけど、全然悪くもなんともなくて、ある意味普通っていうかよくあるやつですよね。
聴くのは好きだけど作るのはそんなに好きじゃないっていうか、聴きたい気持ちは強い、作ってみたいっていう憧れもあるけど、でも実際そこまで作るってところに意識がすごく向いてるわけではないっていうか、やっぱり聴くのが好きみたいな。
じゃあよくあるし。だからやっぱり気持ちがそんなにないなら作れなくて当然なんで、だからまあそれ無理して作んなくていいっていうふうに私は思ってるんですよね。なんかそういう自分の本心っていうか、そういうところに向け合うっていうのも大事だし。
で、作らないけど、例えばDJとかね、曲作りじゃなくて曲を繋げたりとか、曲を選んでちょっとそれをミックスするとかね、そのありものの曲を使って自分なりの世界観を見せるとか、そこにエフェクトをかけて作った曲じゃなくて、そのありものの曲の聴かせ方をちょっと変えるとかね、そういうやり方もできたりするんで。
だからゼロから曲を作るだけが音楽表現じゃないっていうか、そっち側に行けたりもしますよね。楽器使って演奏するとかもまさにそれに近いところがあるし。
あとはジャズとかだとアドリブでね、バーッと弾くんですけど、そのアドリブの行為そのものがメロディーをその場で自分で考えて、瞬発力で生み出していくっていう作業もある意味で作曲に近いところがありますよね。
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だからその曲作りっていうその1個の枠組みをもっと広い視点で捉えるといろんな表現ができると思うんで。だからあんまりそこに、1から作るってところに執着せずにいろんな可能性を探ってもらうと、自分に合った曲作りのやり方っていうか音楽表現の仕方っていうのがね、たぶん見つかると思うんですよね。
どうしても本当に作りたいっていうか、もう結構これほんと憧れてて、本当に作りたい。でもやっぱなんか作れないみたいな時は、環境で追い込むっていうのも結構あって、どうしても作らなきゃいけない状況に身を置くというか、ですかね。
私はそれよく言ってるのは、誰かっていう、自分以外の誰かの存在をそこに置くっていうのがおすすめなんで。だから、例えば本当にバンドとか組んで、バンドメンバーがいるからみんなに聴かせる、バンドで曲作るために今からね、自分でデモになるようなものを作んなきゃっていうふうに思えたり。
あとは本当にユニットとかで歌い手さんがいてね、自分の相方さんがいて。で、歌い手さんが歌うための曲、歌い手さんが待ってくれてるから一生懸命作んなきゃっていうふうに作るとか。
あとはもっとこうなんだろうな、誰かに曲を見てもらうとかってこともできますけど、初心者レベルだとそんなにね、そういうカチッとした環境は特に必要なくて、一番いいのはそうですね、自分のことを知っている誰か、身内の誰かのために作るとか、誰かに約束をして、誰かと約束してその約束の中で作るとか。
そうですかね、やっぱりユニットとかバンドとかって枠組みがあった方が明らかに作んなきゃっていうふうになったりするんで、だからそういう枠組みをうまく使うっていうのは一個あるかもしれないですね。
もう慣れてきたらね、本当に依頼を受けて一個仕事として作るとか、そういうのもあるし。
だからなんかプロミュージシャンの皆さんがすごく作りたい欲求がめちゃくちゃあって、何としてでも作んないかっていうふうに思ってるかって言われると、全員がね、思ってるかって言われると、
もちろんそういう人がほとんどだと思いますけど、そうじゃない人も多分結構いると思うんですよね。仕事だからしみきりがあるからやれてるみたいな人もいると思うんですよね。
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しみきりがないと全然作んないみたいな人も多分いると思うんで、だからやっぱりその環境、作らざるを得ない環境っていうのも結構大事ですかね。
で、その冒頭に戻ると作りたいって欲求がなければ作れないんで、つまり欲求があればきっと作りたいって気持ちになってくる、作れるようになるんで。
だからやっぱその作りたい欲求が湧き上がってくるような環境とかね、そういう習慣とかそういうのも大事ですかね。
だからやっぱ曲をたくさん聴いてね、かっこいい音楽をいっぱい聴いて、やっぱこういうのを作りたいなっていう風になるとか、
あとはなんか、よく言われますけど、旅に出るとかね、映画を見るとか小説を読むとか、非日常な体験をするとか、そういうのもあるし、
あとなんかそういう人と話をしたりして、いろんな人のそういうストーリーを聞いたりすると、それを着想にしてね、そっから曲が作れたりとかそういうケースもあったりするんで、
いろんなパターンで作りたいっていう気持ちがきちんと盛り上がってくるような、そういう状況を自分で作っていくっていう、それも大事ですかね。
特に作詞とかは、私なんかそうですけど、作詞すごい苦手で、作詞したい気持ちはあるしね、かっこいい歌詞もね、読んでこんな歌詞かけたらね、いいなって思うんだけど、
やっぱりなんかこう、いまいち筆が進まないみたいなのがあるんですけど、そのテーマが一個決まると、すごいかけるんですよね、自分の経験でいくとね。
だからその身内に何かこう一個事件があり、事件というほどの大きいことじゃなくてもいいんですけど、なんかこう一個出来事があり、
そこで自分が感じたことをうまく歌詞にしていくっていう風にやるとすごく作詞ができたりするっていう、そういうことがあるんで、
やっぱりそのテーマを一個定めるとか、何かこうきっかけを作る、曲作りのきっかけになることを体験するっていうね、そういうのが大事かと思いますね。
知識を入れたりとか、作曲テクを知ったりとか、今だと本当にネットでね、簡単にそういう情報が手に入るんで、
機材情報とかね、お助けグッズみたいなものとか、そういう情報、周辺の情報ばっかりをどうしても取り入れて、やるぞやるぞって準備沸かしちゃうっていう、
全然作れないっていうケースがあって、その場合大体、やっぱそこまで作る気が本人に多分ないっていうのはあるですよね。
だから、どっちかというとその辺は割と、そこそこでいいっていうか、そういう周辺情報。
それよりも本当に作りたいっていう気持ちが湧き上がってくるような、そういう行動。
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お助けグッズとかね、お手軽テクみたいなものがあれば、作りたい気持ちが湧き上がってくるっていうケースもあるかもしれませんけど、
どっちかというと、それだったら作れるかもなみたいな、そういう位置づけですね、どっちかというとね、
お助けグッズ、お手軽テクとかの情報はね、ソフトの情報とかね、そういう環境の情報、機材の情報とか、
そういうのを知るほどに、これだったら自分もやれるかなみたいな。
そっちから入るっていうのもいいんですけど、やっぱそれだとなかなか進んでいかない。
進んでいかない人ほど、そんなにすごく作りたいって気持ちがないケースもあるんで、
それよりも決定的には本当に作りたいなって思えるような行動をしていくっていうのが、
より作るってところにつなげる意味ではおすすめかなと思います。
そんな感じで、作れないって悩んでる人はそこそこいると思うんですけど、
自分が本当に作りたいと思っているかってところを改めて確認していただいて、
それが悪いことではないし、いろんな表現方法ってあるんで、
自分が本当にやってみたいと思える表現方法の方に進んでいけばそれで問題ないと思いますんで、
そんなふうにして、その状況を前向きに捉えて、
音楽活動とか音楽制作とか、そちら側に取り組んでいただければと思います。
というわけで、お話しした内容にぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。