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2025-10-07 12:39

なぜ思いついたメロディに合うコードをみつけるのが難しいのか

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メロディ単体に対してコードを割り当てるのが難しい理由についてお話ししています。

 

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サマリー

メロディに合うコードを見つけることが初心者にとって難しい理由について探るエピソードです。特に、メロディのキーを特定し、ダイアトニックコードの役割を理解することが重要であると述べています。メロディに合うコードを見つけることは多くの作曲者にとって難題であり、その理由はサウンドの調和やキーの判別など、いくつかのステップが求められるからです。特に、都会的で洗練された音楽を目指す場合には、コード選びがさらに困難になることが語られています。

メロディとコードの難しさ
耳で聴くうちやま作曲教室ということでやっていきますが、
私のところに寄せられる、相談というか、希望というかね、作曲に取り組む初心者の皆さんの相談事の中で、
特にトップ5に入るくらい多いのが、
メロディが単体であって、その単体で先に思いついているメロディにコードをつけたいんだけど、
そのコードのつけ方がわかんないみたいな。
それが難しくて、やり方を教えてほしいっていうね、そういう希望もあるし、
わかんなくて困ってるっていう悩みもあったりするんですけど、
メロディ単体で先にあるところにコードを後からつけるって、
そのメロディがどんなハーモニーを持ってるかっていうところを突き止める作業が、
慣れてない人にとってはすごい難しいんですよね。
みんなそこに興味があるんだけど、あるのにすごい難しいみたいな、そういう類のものになってて、
それがなんでそんなに難しいのかっていう話を、
ダイアトニックコードの役割
この間別のところでもちょっとしたんですけど、改めてしてみたくて、
メロディ単体でまず存在している状態があって、
それがどんなハーモニーの中に存在し得るのかっていうか、
どんなハーモニーを背景にするとそのメロディが気持ちよく響くかみたいな、
っていうところが、つまりはそのメロディにコードをつけるっていう、
そういう作業だと思うんですけど。
で、それをやるには、
単純に言うとそのメロディに対して合うコードを片っ端から探して、
調和する響きを自分で確認して、
あれからこれからでやっていけばいいんですけど、
ただそのコードがめちゃくちゃ多いっていう問題があるんですよね。
だから山ほどあるコードの中から、
そのメロディに合うものを1個見つけないといけないという難しさがある。
だからそこで片っ端から探していくっていう作業が、
やっぱりあまり効率が良くないっていうことがあるんで、
で、そのやり方としては、
まずそのメロディがどんなキーによって成り立ってるかっていうところを、
まず明らかにする必要があるんですよね。
これは明らかにするっていうより、
メロディに使われている音が、
メロディがどんな音で成り立っているかっていうところを元に、
そのメロディのキーを予測するみたいな感じですかね。
で、実際2,3音しか使っていなければ、
そこからキーを判断するってなかなか難しくなるし、
キーの音って7音あるんで、
7音がまんべんなく使われていれば、
このキーかなって判別できるんですけど、
なかなかメロディ全部がそういう風にうまい形になってるわけでもないんで、
なんとなくそこにあるメロディにある音から、
なんとなくキーを予測するというか、
このキーなんじゃないかみたいなところを予測を立てて、
そのキーをまず予測を立てるってところがまず難しいんですよね。
もっと遡ると、
まずメロディ、思いついたメロディの実音っていうか、
メロディが何の音かっていうのをまず突き止めるっていう、
そこがまず音感が必要で、
それは実際歌メロディあれば、
ボイスレコーダーみたいなものは、
スマホで言うボイスメモみたいなものに録音をして、
録音すればメロディは逃げないので、
それを何回も何回も聴いて、
楽器とかを使ってうまく音を割り当てていくっていう。
やれば見つかるし、
実際メロディがちょっと揺れてたとしても、
その作業をやることでメロディが定まっていくんで、
そういう作業が必要になるんですけど、
それが必要になって、
そこからメロディの音が明らかになったら、
まずキーを明らかにすると。
それは明らかにするというより、
予測を立てるって感じなんですけど、
立てて、
今度そのキーからダイアトニックコードっていうね、
そのキーの音によって成り立つコードのグループっていう概念があるんです。
ダイアトニックコードのメンバーがまず割り出されると。
そのダイアトニックコードのメンバーもリストになってるんで、
そんなにそれを割り出すのに苦労はなくて、
そのキーであればこのメンバーってのは決まってるんで、
それを見て。
今度その先が難しくて、
ダイアトニックって7個コードがあるんですけど、
実質使うのは6個なんですよね。
7番目のコードはあんま使わないんで、
1番目から6番目までを使って、
その6番目までのコード、
それぞれに響きの役割みたいのがあるんですよね。
それは日本語では機能とかって訳されて、
英語でファンクションとかって言うんですけど、
そのファンクションをもとに、
メロディーにどういうハーモニーの波というか流れというかが合うかってところを、
作曲者本人が判別していく必要があるんですよね。
だからそこが結構難しいんだと思うんですよね。
私自身の昔の経験からも、
おそらくそこでつまづいていたようなことを覚えてますね。
遥か昔の話ですけどね。
コードの役割、ファンクションは、
簡単に言えば安定するか安定させないかみたいな、
そういう二択みたいになってて、
安定させないっていう方にはすごい不安定な方もあるんですけど、
コードの始まり、
とっかかりの一発目のコードって意味では、
すごい不安定なコードはあんまり使われなくて、
どっちかというとちょっと不安定ぐらいの、
サブドミナントと言われるコードが使われることが多いんですけど、
そのトニックっていう安定するトニック系のコードか、
サブドミナントのコードかどっちかから始まることが結構多いんですよね。
だからその思いついたメロディーが、
ダイアトニックコードのその6個あるコードのメンバーの中で、
安定に属するトニック系の安定系のコードから始まる、
ハーモニーが合うメロディーなのか、
あるいはサブドミナントのちょっと不安定なものから、
ちょっとだけ不安定みたいなサウンドが合う、
そのコードから始まるメロディーなのかっていうのをまず、
聞き分けるっていうかね、判断する必要があると。
それを作曲者としてきちんと判別する必要があるんで、
そのコードにこんなサウンドっていうか波っていうかが合うなっていうのを、
事前にイメージしておく必要があるんですよね。
結局そのメロディーに対してトニック系のコードをつけるか、
サブドミナント系のコードをつけるかっていうのは、
作曲者だけが知る答えっていうか、
実際どっちでもつけられちゃうことが多いんで、
だからこれでいいんだっていう判断を作曲者自身が、
自分のイメージをもとにする必要があるんですよね。
で、その響きを自分で判別して、
これでいけるっていうふうに語を出す、
メロディとコードの難しさ
そこが多分難しいんじゃないかなと思うんですよね。
その正解はもう本人にしかわかんないっていうか、
で、そのなんとなくコードが見つかっても、
なんか全体がちょっと素朴すぎるサウンドだったりとか、
なんかちょっと合ってるんだけど、
なんか全体的にちょっともうちょっとね、
都会っぽいサウンドがいいなとかね、
おしゃれなサウンドがいいなとか、
あとは一部が何か逆尺してて合ってない感じがするとかね、
なんかそういう、またその一個先の難しさがあったりするんですよね。
だからコードそのものが安定系のコードが合うか、
ちょっと不安定系のコードが合うかっていう、
そこをまず判断する必要があって、
メロディーに合うコードが必要があって、
で、さらにそのコード全体が素朴すぎるようなときに
サウンドをちょっとリッチにするとか、
ちょっと微妙に違うところを修正するとか、
そういうようなこともそこに求められるんで、
だから結局キーが判別できたとしてもその先がさらにあって、
2段階、3段階ぐらい超える壁があるみたいな感じなんですよね。
で、もちろんメロディーにそんなにね、
すごい複雑なこれぞみたいなメロディー、
コードを当てはめる、なんだろ、
そういうモチベーションがなければ普通にね、
こんな感じかなーってやってればいいんですけど、
例えばなんかR&Bとかジャズとかちょっと都会的な、
ちょっとまあ、なんだろう、
いわゆるオシャレみたいな音楽を聞いてきてる人が作曲をやろうとするとね、
イメージとしてはそういうコードのね、
いわゆるR&Bで使われているようなコードのイメージがその本人にあるばっかりに、
なんかその自分が作ったメロディーに対するそのコードで、
あまりにも素朴すぎちゃったり、あまりにもひねりがなかったり、
そういうコードをつけるとなんか違うなーって連続になって、
で、そのメロディーに合うコードを見つけるのが難しいっていう風になっちゃうんですよね。
だからまあ、ある意味そのメロディーに合うコードを難しいってなっちゃう、
その状態はまあ、必然っていうかね、
本当に難しい、3段階ぐらい超えなきゃならない、
特にそういうきちんと練り上げられたサウンドコードを目的とする場合には、
そういう難しさがあるんで、
だからそこはできなくて当然っていうか、難しさを感じて当然だと言えますね。
だからもしね、今自分はそういうメロディーがね、先行で思い浮かぶと、
でもそこになんかコードをいつもつけるのが苦労して、
で、コード見つけられるんだけど、
なんとなくそれがね、自分のイメージからちょっと離れたようなものしか、
まだ見つけられないとか、
あとはもっと全然何もできないとかね、
もうコードが全くわかんなくて、
何もできないみたいなところで、
どうしてもメロディーはあるんだけど、
作曲が先に進んでいかないみたいな、
ような状態に陥ってると。
コードの理解と習得
それで自分がなんかその音楽のセンスがないんじゃないかとかね、
なんかその、こんなに苦労するもんなんでしょうかみたいな風に、
もし思うなら、
まあそういうもんです。
だから3段階、4段階ぐらいの難しさがあると。
で、それ慣れてない人がね、
そこを完璧に自分の理想とするコードをバチッと見つけるっていうのは、
なかなか難しいんで。
だからその今言ったキーをまず判別するっていうことと、
あとはそのキーに紐づくダイアトニックコードの概念を理解するっていうこと。
で、そっからそのダイアトニックコードの中に、
トニック系、サブドミナント系っていう、
ドミナントっていうのがあるんですけど、
ある意味そのコードが持つ機能、役割、
そのファンクションをまず理解して、
それぞれの機能から始まるコードの流れっていうのを、
なんとなくパターンとしては覚えると。
さらにそのパターンを応用する技術というかね、
こういうイレギュラーパターンもあるよみたいなところも理解するっていう。
そういうステップを踏んで、
ちょっとずつね、理解を深めていくと、
メロディに対して目的とするコードをね、
つけられるようになってきますんで、
ぜひそんな感じで、
難しさを感じてね、当然だと思いますんで、
ステップアップでちょっとずつね、
そこのメロディに合うコードを見つける作業に慣れていってほしいと思いますね。
そんな感じで、
今回はそのメロディに合うコードを見つけるのが難しい理由みたいな、
そのところね、難しくて当然ですよってところをお話ししていました。
お察しの内容をぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。
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