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2025-08-22 11:40

「add9」というコードネームは何を意味しているか

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「add9」というコードネームは何を意味しているか

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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、以前にSNSでちょっとポストをしたんですけど、
コードの中で、add9っていうコードがあるんですよね。
add9というのは、cadd9とか、dadd9とか、アルファベット一文字、cっていうアルファベットにadd、小文字のアルファベットでaddと書いて、add。
で、9は数字の9ですね。cadd9って書いて、それをcadd9っていうように呼んだりするっていう、そういうコードがあって、
add9系のコードは、ちょっとファンタジーな響きがあったりして、
ちょっと広がりがあってね、サウンドに。ギターとかでも割とコードフォームとしては抑えやすい。コードによってですけど、特にdadd9とか、cadd9も弾きやすいし、
コードによってすごいそれが弾きやすい、add9にすると弾きやすいコードがあったりするんで、よくその一般的なヒット曲とかでもadd9が使われてたりするっていう、そういうのがあって、
でadd9を自分の曲にも使っていくっていう作曲のコード選びの一個の選択肢としてadd9を使うっていうのがあるんですけど、
そのadd9の意味するところですね、意味するところをちょっと今日お話ししてみたくて、
そのadd9っていうのは、分解するとですね、要はCっていうコードに、そのaddって要は英単語のaddですね、
addは加えるとかって意味なんですけど、で、9なんで、Cにadd9、9が加わってますよっていうことを意味するコードネームだと言えるんですよね。
で、そのCに9を加えてます。つまり9っていうのはテンションで、9度の音ですね。9度っていうのはそのルート音からドレミファソラシで言うなら、
ドレミファソラシという7音まで行って、その7音のさらに先のオクターブの上の度が8度ですね。で、上のレが9度。
だからまあ、実質2度の音がオクターブ上で、7度のオクターブが過ぎた後の2度なんで、7たす2で9。
で、9度って言ったりする。それをナインスって言ったりするんですけど、そのナインスの音が加わっていると、つまりドレミファソラシで言うなら、
Cadd9ならドミソっていうCのコードにレの音、高いレの音がナインスで加わってますよってことを意味するコードネームがCadd9ですね。
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そのAdd9はテンションが加わってるんで、C9とかね、そういうふうに書きたくなるんですけど、
なんでAdd9って、なぞのAddっていう英単語がそこに合わせて書かれているかっていうと、もともとそのコードって、ルートがあって、3度の音があって、5度の音があって、7度の音があってっていうふうに3度積み上げて、3度体積とか言ったりするんですけど、
3度の音程で、いわゆる言葉詞の音程で積んでいくっていう、そういう構造になってるんですよね。
だから、まずドがあると、ドレミファソラシのドからドレミなんで、次が3度でミが来ると。
ミからミファソで、また3つ先の、厳しいのは2個ですけど、ミを1度として、1,2,3度目のミファソのソの音が重なると。
で、今度ソからソラシでシの音が重なるのがセブンスですけど、セブンスがあった上で、今度テンション、セブンス以降にテンションがあるよっていう、そういうコードの積み上げが基本になってるんですよね。
だからテンションがそこにあるとき、セブンスがまずそこに、その前の積み上げとしてセブンスが絶対にあるっていう前提でテンションがあるんですよ、あそこに加わるっていうかね、そういうものになってるんですよね。
だからC9とかって書いちゃうと、C7とかm7とかなんだかのセブンスがあって、そのセブンスの後に9が加わってるのかなっていう読み解きをするのがコードのシステムとしては普通なんですよね。
で、そこにadd9ってやることで、Cに9を直で加えてる、Cに9をいきなり加えてますよっていう、そういうようなニュアンスの表記、それがそこから読み解けるっていうか、になってるんですよね。
だから言い方を変えると、Cadd9は9が加わってるけど、セブンスはないよと、Cにいきなり9を加えてるよってことを意味する、そういうコードのシステムを指すんですよね。
だから実際のコードフォームでも、本当にCのコードとそのコードに例の音を1個加えるってだけで、そのadd9の音が成り立つんで、だからこそセブンスがないんで、ちょっと本当にトライアドの3和音のCにいきなりテンションが加わるってことで、ちょっと不思議なサウンドが生み出されるっていう。
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だからadd9がファンタジーな雰囲気を持ってる、広がりのある雰囲気を持ってるっていうのはそういう理由によるもので、それがわかるとコードネームからコードの構成音がよりイメージしやすくなりますよね。
だからDadd9とかFadd9とかね、いろんなコードにおいてそれは同じことが言えるんで、セブンスがないと。で、通常の9thとかテンション系はセブンスが必ずあった上でそこに加わるものっていうそういう前提があるんですよね。
だからCm79thとかG713thとかっていう感じでセブンスは絶対あるっていう、そういう構造になってるんで、だからC9と、C9で表現あんまないんですけどC79とかね、必ず書くんですけど、とそのadd9の両者をごっちゃにしないことが大事だと言えますよね。
で、add9っていうのはそういうAdd、加える9と書いて、Cに9を加えてる、9thを加えてる、直接加えてるっていう、そういう構造のコードなんだなってところを理解してほしいですね。
で、その同じような感じでsus4とかね、それもsus4もサスペンデットって言って保留とか、あとは吊るすとかね、そういうようなニュアンスを持つ単語で、それをsusって書いてるんですけどCsus4とかって言うんですけど、それもsus4は3度の音がなくなってるっていう前提がそこにあるんですよね。
で、なくなって3度の音が4度に吊り上げられてるとか、あとは3度の音で安定した響きになる、解決する前の状態として4度に音が動いて保留されてる、解決が保留されてる、解決ってのは分かりたいですけど、音の安定が保留されてるみたいなニュアンスとしてそのsus4っていう言葉が使われたりする。
susっていう字がそこにsusってね、csus4とかありますけど、susがあったら3度ないんだなっていう風にそこから読み解けたりとか、あとはなんかsus2とかね、sus2って昔のコード表記ではあんまりないですけど、最近sus2ってよく見かけるようになって、それもsusがそこにあるんで、だから3度がなくなって2度になってるみたいな、っていうようなニュアンスがそこにあったりとか。
だからsus2、まだそのアドラインに似てるんですけど、どっちも微妙に違ったりとかね、3度がないんで、sus2と2はね、9thと同じ音なんで、csus2とかってあったら、それがアドラインなのかなって気がするんですけど、sus2の2なんで、3度の音が2になってるとかっていう風に捉えられたりとか。
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susってのは最近出てきた、sus2なんか特に最近出てきた概念なんで、微妙に捉えられたら違ったりするんですけど、一応そういうものとされてると。
sus4なんかはまさに3度がないんで、susっていう言葉があるだけで、3度ないなっていう風にそこから分かったりするっていうね、そういうのがあったりするんですけど。
だからそのコードネームってね、割とディミニッシュとかもそうですけど、謎のそういう小文字アルファベットが入ってくる系のコードって、その位置付けっていうかね、そのコードが意味するところがいまいち見えなくて謎なんですけど、特にそのアドラインに関してはそういうニュアンスがそこに含まれてると。
だからぜひそこを理解した上で、アドラインを自分で楽器の上で作り出したり、あとはDTMの画面にDAWの画面に自分で打ち込んだりするときも、7thをなくすとアドラインになると。
で、7thがあるとただの9になるみたいな、そういう風な分類で理解してもらうと、音とかは積み上げやすくなると思いますんで。
で、7thがないほどにファンタジーな雰囲気は強まるし、7thが入ると音としては安定するんですけど、CM79とかね、すごいおしゃれな感じになると、だからCadd9とCM79は全然サウンドの雰囲気や方向性が違うんで、
そういう風にして、7thのありなしで変わってくる音の雰囲気とかね、そういうのも活用しながら、アルファベット付きの謎のコードをうまく位置づけを理解しつつ使いこなしてみていただければと思います。
はい、そんなわけで、今回はちょっとコードの名知識みたいな感じの話になっちゃったんですけど、Add9、ADD9って書くCadd9のコードの成り立ちっていうか位置づけっていうかね、そういう内容についてお話をしてみました。
お話した内容をぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。 ありがとうございました。
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