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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやっていきますが、コード進行の定番の進行の中に、ループできる、循環の進行っていうのがあって、
例えば、CメジャーDは、CからAm行って、Dm行ってGに行くみたいなね。
で、そのGがまた、頭のCに戻ってきて、でまたそのC、Am、Dm、Gっていう流れをもう一回繰り返せるみたいな、
そういう循環系の定番の進行っていうのがあって、で、そういうのはループの作曲とかにはよく使われたりして、で、使い勝手がいいものとされてるんですけど、
循環系の進行って、開始点をですね、変えられるって良さがあって、だから今の例では、C、Am、Dm、G、1個目がCで2個目がAmですと、3個目がDmで4個目がGじゃないですか。
ただそれを、例えば1発目に2個目のAmを持ってくると。で、Amから始めてAm、Dm、GでCみたいな、そういう4つの4小節の構成っていう風にね、作り込むこともできるんですよね。
意外と定番の進行の中で循環できるものって結構あって、で、循環系の進行は割と、そうですね、結構な確率で途中から始めたりとか、その開始点を変えられるような構成になっているものが結構あるんですよね。
だから定番の進行の中でも、そういう循環系のものを選んで、で、開始点を変えることでそれを2パターンのコード進行として使いこなせるみたいな、そういう風に使えるんで、便利ですね。
2パターン以外もよりそこからさらに細分化させて、3個目から行ったり、4個目から行く、ドミナントとかから行くってなかなか難しいんですけど、今のそのC、Am、Dm、Gの例で言えば、1個目がC、で、その2個目がAm、で、2個目のAmから始めるケースもあれば、
3個目のDmからDm、Gって言ってC、Amっていうね、1個目2個目に戻ってるみたいな、そういう風な循環で組むこともできて、4個からなる、そのC、Am、Dm、Gって4つのコードからなる構成をその3番目のDmから始めるとか言うこともできたりして、
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あとはポップバンク進行とかね、よく言われるやつとかでももちろんあったりとか、割とそういう風に途中から、コード進行の途中をスタート地点にして、そこから循環をするっていうね、そういう風に作れたりするんで、だから結構そういう風にやると定番の進行もまた違った雰囲気を作り出すことができたりするんですよね。
それは循環できる進行だからこそできるやり方っていうか、そういうことも言えるんで、だから循環的な進行を自分なりに作ってみて、その開始点を変えるっていう風にやると、自分でもそういうようなコード進行のアレンジができたりするんですよね。
例えばそのアレンジを実際の曲の展開に使うなら、今のC Am Dm Gと4つのコードで行くなら、Aメロの頭はC Am Dm Gで行ったと。サビをDmから始まる、3番目のコードから始まるDm GでC Amと4つのそういう順番で、サビはそれで行ってみるとかね。
っていう風にやると、そのセクションごとのコード進行を実際には同じコード進行を使ってるだけなんですけど、開始点が違うだけで、それぞれのセクションに合わせた雰囲気で使いこなせるっていうね。そういうところにも入っていけるんで。
同じ進行なんで、当然全体としては統一感が生まれるし、微妙に開始点が変わってるんで、ちょっとそこから生まれるメロディーの雰囲気とかね、そういうのも変わってきたりして、また違う雰囲気をそこに作り出すことができるっていうことが言えるんですね。
だからその辺が、ある意味定番の進行が定番になり得る理由っていうか、応用が結構しやすいんですよね、定番になってるってことはね。
だからそういうふうに定番の進行を自分なりにいろんな可能性を探ってみるっていうか、その先にある、ただコピーして使うだけじゃなくて、それをちょっと切り口を変えてみるとかね。
っていうふうにやるとですね、サブドミナントとか今そのC、Am、Dm、Gなんかは途中の3つ目のコードがサブドミナントのDmになってるんで、サブドミナントから始めるっていうところに持っていきやすくなるんで、
だから定番の進行の中でもそのサブドミナントを含むものがもしあればサブドミナントのコードから始めるようにちょっとアレンジをしてみるとか、そんなふうにやってみるっていうのもいいですよね。
曲によってちょっと暗い雰囲気っていうか、ちょっと切ない感じにしたいなら定番の進行の中でもマイナーのコードから始めるようにちょっとアレンジをしてみるとか、サブドミナントをちょっと浮遊感のある感じを出してみるとかね。
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メロディーラインとかも当然どこのコードから始めるかによって変わってくるんで、だからコード進行を前提としてメロディーを考えるときにもそういうアレンジがやっぱりそこにうまく反映されてくるんで、
メロディー作りのインスピレーションを掴むためにもそういうやり方はできますかね。そんな感じですね。
結構洋楽とかのそういうループを使った曲とかは割とそういう同じ進行で開始点を変えてるだけみたいなふうに作られてるケースは結構多いんですよね。
だからその部分で特別に別の進行を盛り込むっていうのは当然できるんですけど、全体としてループっぽい雰囲気を持っていながらもちょっとループをそこまで感じさせないようにするっていう。
そういう曲調にするときにその開始点を変える。ループのコード進行そのまま同じで開始点だけが違ってるっていう。そういうふうに作り込むっていうのは一個手法としてあり得るのかなとは思いますね。
ちょっと観点は違うんですけど、同じ進行でその一個のコードに割り当てる拍数を変えるっていうのもできるんで。だからBTSのDynamiteって曲ありますよね。流行ったね、ちょっと前に。
Dynamiteって同じコード進行をずっと繰り返してるんですけど、サビの有名なフレーズのところはコード進行が結構早いんですよね。それ以外のサビじゃない部分は結構一個のコードに割り当てる拍数が長めにとってあって、コード進行としては同じなんですよね。
ずっと一個のコード進行をループさせてるだけなんだけど、そのループの進行のそれぞれのコードの長さが微妙にセクションごとでちょっと変わってると。それで微妙にそのコードチェンジのスピード感が変わってて、それが多彩さを生んでるんですけど。
だからそういう風にループの進行でも、いわゆるハーモニックリズムと言われるコード1個に割り当てる拍数、コードチェンジの切り替えのタイミングとかに手を加えると。それをさらにその今言った開始点を変えるっていう発想もそこに盛り込むと、結構それだけでも一個のループの進行でいろんなパターンでコード進行を聞かせることができるようになっていくんですよね。
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だからループの進行って結構ね、その1個のコード進行をただ同じコードチェンジのタイミングでひたすら繰り出し続けるみたいな風に考えられてて、割とコード進行としてはワンパターンな感じになっちゃいやすいっていう風に思ってる人は多いと思うんですけど、
そういう風にいくつかアイデアをそこに加えるだけでも、1個のループの進行でいろんなハーモニーの雰囲気をそこに生み出すことができるんで、ぜひそんな感じでですね、ループの進行のアレンジ。
今言ったその回視点を変えるっていうアレンジはすぐにでもね、やれるアレンジですんで、ぜひ作曲に取り入れて、それでこのコード進行を新たな表情っていうのを探ってほしいなっていう風に思いますね。
はい、そんなわけで、今回はね、ループの進行、循環系の定番の進行がその回視点を変えることができるっていう、そういう特徴があると。
そういうのをうまく使って、ループの進行、作曲のね、バリエーション豊かなハーモニーの雰囲気にうまく活用してみてはどうでしょうかみたいなね、そんな話をしてみました。
はい、お話しの内容ぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。