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耳で聴くうちやま作曲教室ってことでやってきますが、作曲に慣れてない頃って、コード進行とか、コード、コード全般については、もうそのまま丸暗記をすると思うんですよね。
ギター弾く人であれば、ギターのコードフォーム、イコールコードみたいな。Cって言ったら、あのフォームね、みたいな感じで覚えてる。ピアノの人もね、そろと思いますけど。
だから楽器でコードを演奏するときは、コードフォームが丸ごとそのコードの情報になっている。それをただ鳴らせばコードは表現できるみたいな、そういう丸暗記をしていて。
最近はその楽器さえも弾かずに、DTMの環境を使って、そういうコードを自動で表現してくれる、そういう機能とか。コード進行を勝手に提案してくれる機能とかね、そういうのを使って。
で、もう丸暗記さえもせずに、データとしてそれを扱うっていうね、そういうことをやっていることもあるし、今まで全然理解してなくても、それなりに作曲ができちゃうような、そういう時代になってきてるんですけど、それはそれでいいし、慣れてない頃はそれでね、なんとかこう、そういうテクノロジーの力を使うとか。
作曲に楽器を使っている場合も、丸暗記しているコードをそのまま弾くっていうね、それ全然いいんですよ。私もそうやってやってたんで、そう丸暗記パターンでもう存分にね、やって欲しいし、なんかそういう意味を考えなくていいんで、自分が丸暗記しているものをすんなり使ってやるっていうのでいいんですけど、そこからさらに踏み込む。
踏み込んで、よりこう柔軟にね、いろんなコードの展開とか、そもそもそのコードの種類としていろんなコードがあるんで、いろんなそのたくさんコードを使いこなせるようになる。なるところを目指すためには、やっぱりその構造で理解するっていうのがおすすめなんですよね。
例えば、だからCっていうコードがあって、そのCっていうコードは、ドとミとソの3つの音が重なった状態。それをシステム的にCっていうコードネームでね、呼んでるんですけど、そこにはドっていう音の土台になるルート音とかって言ったでしょ。ルート音があって、そこにミとソがあるよみたいなね。
そういう状態になってると。で、それを、その丸暗記だとそのまま覚えてね、それで終わりって感じで、コードフォーム、そのドとミとソさえも覚えずに、もうコードフォームで押さえてそれで弾けばCになるよって言って、それで終わる人がほとんどいないんですけど、そこでドっていうルート音があって、ミとソがあると。
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で、ミとソはドっていうルート音から3度の音なんですよね。3度っていう、まあ度数、まあ音程、音程の単位。で、ドって言い方するんですけど、3度っていう音程の距離にある音ですと。ミの音、ドからミが。で、ドからソが、高いソですけど、高いソが5度なんですよね。完全5度っていう音程なんですよね。
あとで、ミは長い3度って書いて、長3度って読むんですけど、そのドから高いミは長3度。で、ドから高いソが完全5度ですね。っていう音程にあるよっていう、そういう構造をまず知ると。
で、それでメジャーコードができているっていうことが、まあ構造で理解できていると、今度そっから、じゃあマイナーコードを作ろうっていう発想に行くときに、マイナーコードはルートがあって完全5度があって、それは同じで、真ん中の長3度が半音下がるんですよね。それ半音下がって単3度っていう音の音程に変わるんですけど。
で、単3度になると、それがマイナーのコードになるんですよね。だから、Cっていうルートは変わらず、ドは変わらず、で、完全5度がそのままあって、ミだったものが、Cメジャーの場合、ミだったものが、それはCマイナーになると、ミのフラットになるんですよね。
ドっていう音とミのフラットとソ。で、その3つでCマイナーっていうコードができると。で、そういう構造を理解するじゃないですか。で、理解すると、今度、例えば同じようにコードフォームで、例えばFっていうね、コードがあったと。
Fっていうコードがあったら、そのFもメジャーコードの一種なんで、Fもその真ん中の3度を半音下げれば、Fマイナーになるんだなとかっていうふうにわかってくるんですよね。それで、そのコードが持っているルート音と他の3度5度の音。
3度体積とかって、3度で積んでいくっていうのは基本なんですけど、3度体積で積んでいくと、3度5度。3度の音を超3度とするか単3度とするかでメジャーマイナーが変わってくるっていう、そういう構造がわかると、その1個のコードから、メジャーコードからマイナーコードが作れるようになる。
マイナーコードからメジャーコードも作れますよね。3度を半音上げればいい。例えばラドミ、Aマイナーのコードがあると。で、Aマイナーもラっていうルート音とラドミのミの5度、完全5度が同じで、ドの音がラからドが単3度なんですよね。
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それを半音上げるドのシャープにすると、するとラドシャープミ、でそれがAマイナーだったものが単3度か超3度に変わるんで、Aメジャーのコード、まあメジャーコードのAっていうことになるとかね。そういうふうにそのマイナーから今度メジャーが作れたりするっていう、そういう構造的なアレンジが自分でできるようになるんですね。
そうするとコードフォームの情報っていうのがもうあんまりいらなくなってきて、でその1個のコードから他のコードを変形しながら導くことができるようになっていくとね。今のはそのメジャーとマイナーの例でしたけど、例えばCっていうコード、今度はC7っていうコードに進んで、C7は単7度って音が加わるんですよね、Cのコードに。
だからドミソは維持したまんま単7度なんでCのフラットってことがそこに加わると。そうするとC7ができる。その単7度の音がそのどういう位置関係にあるかっていうのも構造でわかっていると、例えばDとかGとかFとかっていうコードからG7を作るとかF7を作るとか、そういうのもその構造でまあこの音を足せばいいんだなっていうのが見えてくるんですよね。
だからその1個のコード、それから12個、12キーあって、12キーのダイアトニックとかでそれが言えるんで、だからCっていうコードから他のいろんなコードがまず作れて、メジャーコードが作れて、そのメジャーコードそれぞれがさらにセブンスとかマイナーに分岐していくんで、だから本当にこういろんなコードがその構造的解釈で生み出せるようになっていくんですよね。
で、そういうのを組み合わせながらいろんなコード進行とかね、それを展開させていくこともできるし、そういう良さがあるんですよね、構造で覚える良さっていうかね。
だからぜひそういう、ランキーっていうのもいいんですけど、構造的解釈っていうのを入れると、1個のコードから他のコードを導き出せるようになっていくと。そういう良さもあるんで、そちら側の方にぜひ視野を広げてほしいなと思うんですけど。
で、そのコード同士の関連性とかも構造で見えてきて、だからCと例えばAm7がコードとしては似ている、音が似ているとかね、構成が似ているとか、そういう解釈もできるし、C7とC♯dimが似ているよとかね、そういう解釈もできたりするんで。
だからぜひね、そういうコードの構成音からなるルート音と他、2音から3音、4音の音の関係、それを音程で構造で理解する。
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それを他のいろんなコードのアレンジとか、コード同士の関連性による類似性の把握とか、そういうのに活用してほしいですね。
DTMでピアノロールとか開いてるとね、画面で視覚的にそういうのがわかったりもするでしょ、音の距離っていうかね、音の広がりというかどれくらい遠いかみたいな、ルートからどれくらいの距離感にあるかみたいな。
いろいろ数えたり、自分なりに構造で理解しようという意識を持ち始めると、コード進行の扱い方が変わってくると思うので、
丸暗記もいいんですけど、丸暗記から一歩先に踏み込むときにその構造で解釈するっていうのを意識しながら、より柔軟にコードを扱えるようになることを是非目指してみてほしいなと思います。
そんな感じで、お伝えした内容を是非参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。