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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやっていきますが、今回は作曲の技法というか手法というかテクというか、そんな話をしてみたくて、
メジャーのですね、例えばCメジャーとかGメジャーとか曲作り、メジャーキーでの曲作りってね、やられてるケース多いと思うんですけど、
そのメジャーキーの曲作りの中にマイナーっぽい要素っていうかね、マイナーっぽさみたいなものを取り入れるっていう、そういう手法ですね。
それによってちょっと個性的な感じっていうかね、メジャーなんだけどちょっとマイナーの切ない感じとか、ちょっとロックっぽい悪い感じとかね、
そういうのが盛り込まれて、それは曲の個性になるみたいなね、そういうところを狙う手法なんですけど、
で、メジャーとマイナーでちょっと今日話したいのは、具体的なキーで言えばCメジャーっていうね、キーの作曲ってね、皆さんやられてる、結構やられてるんですけど、
そのCメジャーの作曲で、同じCを、Cというかドの音ですね、ドの音を主音に持つマイナーの方のCマイナーの音遣いを取り入れるっていう作曲、そんなアイデアですね。
で、その動詞帳っていうのはCメジャーとCマイナーの関係。だからCメジャーから見たら動詞帳のマイナーキーがCマイナーだし、Cマイナーから見たら動詞帳のメジャーがCメジャーキーみたいな。
で、その動詞帳マイナーキーからの音遣いを借りてくるみたいな、なんかそういうような曲作りの手法っていうのが一つあって、それをうまく取り入れるとその部分がね、自分の曲におけるちょっとした個性というか特徴的なサウンドにできるんですよね。
で、その動詞帳のメジャーとマイナーの違いっていうのが、メジャースケールの並びがあるんですけど、ちょっとこの音声でね、なかなかその細かいところを伝えづらいんで、ほどほどにしますけど、メジャーの並びの3番目の音と6番目の音と7番目の音。
メジャースケールの3、6、7番目の音を半音下げるんですよね。下げるとそれがマイナースケールになると。Cメジャーであればドレミファソラシっていう並びがあって、で、ドレミファソラシの3番目と6番目と7番目なんで、ドレミとファソラシですね。
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ミとラとシの音をフラットさせる。ドレミフラット、ファソラフラット、シフラットみたいな。っていう風にしてスケールを作ると。で、やるとそれがCマイナーのスケールになるっていうね。そういう関係になってるんですよね。
で、そのCマイナーの音使いを、つまりCメジャーの曲作りの中に盛り込むんで、メロディーラインで普通にCメジャースケールで作られたメロディーラインっていうのができてたら、そこの一部をフラットさせてみるとか。
3、6、7に相当する音をフラットさせる。つまりドレミファソラシのCメジャーで言うなら、そのミとかラとかシの音がある部分で一部をちょっと低いミのフラットとかラのフラットとかシのフラットとかね、そういうのを使ってみるっていう。
で、そういう風にやるとメロディーがちょっとCマイナーの雰囲気になるんですよね。で、そのCマイナーはつまり主音が一緒なんで、聴覚上許容できるっていうね、そういう面白さがあって。
だから同じドっていう音を、今のCメジャー、Cマイナーの例で言えばドっていう音を中心に据えた音の組織なんで、すんなりそれが聴けちゃうっていうね。で、その瞬間的に現れる分には、Cメジャーの中にCマイナーが現れる分にはそんなに違和感なくそれを受け入れられるっていうね、そういう面白さがあるんですよね。
だからそんな感じでメロディーラインをちょっと操作できるし、で、あとやっぱりCメジャーの音使いはCメジャーのコードとかそういった背景で支えられてる部分があるんで、だからやっぱりCマイナーを急に出すとね、メロディーラインで。
そのメロディーがちょっと不自然な感じに聞こえるんで、コードの方でもそれをうまくバックアップできるといいですよね。
で、基本的にはやっぱりコードでCマイナーのダイアトニックから借りてきたコードを使い、それによってそこでCマイナー的な背景が整うんで、その上でCマイナーのメロディーを歌うっていうのが成功法っていうかね、スタンダードな方法ですよね。
だからそのためにCマイナー、この例で言えばCマイナー。で、曲作りしている中で言えば、自分が作っているメジャーキーの同首長のマイナーキーの方のダイアトニックを同時に確認するようにすると。頭で覚えてる人はそのまま使えばいいんですけど。
で、ダイアトニック、マイナーダイアトニックを手元に置いておいて、そのマイナーダイアトニックからコードを盛り込んでみる。Cメジャーで言えば、ダイアトニックで言えば、C、Dマイナー、Eマイナー、FG、Aマイナー、Bマイナー、フラットファイブの7種類なんですけど、そこにCマイナーの方のダイアトニックが入るんで。
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で、Cマイナーダイアトニックは、これも音声なんでね、なかなか伝えづらいんですけど、そのまま普通に言えば、Cマイナー、Dマイナー、フラットファイブ、Eフラット、Fマイナー、Gマイナー、Aフラット、Bフラットですね。その7つですね。
だから、そのうちのコードをCメジャーのコード進行の中に盛り込めると。一部ね。で、Cマイナーのダイアトニックの中のCマイナーっていうね、手話音に相当するコードは、やっぱりCマイナー感がすごく強いんで、だから、ちょっと転調した感じになっちゃうよね、それを使うとね。
だから、瞬間的に通り過ぎるって意味ではちょっと悪が強すぎるっていうか、存在感出すぎるんで、あんまり使われることはなくて、それ以外が使われると。
で、中でも4番目のコード、今のその例ではCメジャーの4番目ってFなんですけど、メジャーコードですね、ダイアトニックの4番目ってね。そう、メジャーダイアトニックの4番目か。
で、それをマイナーダイアトニックの4番目で見ると、そのままルートは同じで、マイナーコードになってる。だからその例では、Cメジャーのダイアトニックの4番目はFなんですよ。
で、Cマイナーの方はFマイナーになってるんですよ。で、そのCマイナーの方のそのFマイナー、そのCマイナーダイアトニックの方の4番目のコードを借りてくるとかね。
で、やると、通常のメジャーの音使いの中で、ダイアトニックでね、普通にメジャーコードでボーンっていくと、マイナーコードが急にバーンて出てきたりする。
で、ちょっとそこで、そこに音がね、6番目の音がフラットしてるっていうね、そういう、さっき言ったメジャーとマイナーの、そもそものスケールの構造の違いによって、
ダイアトニックの中にも、もともと自分が作ってるメジャーキーじゃない音が出てくるんですけど、そういうちょっと特徴的なサウンドがコードの方にも盛り込まれてくるんで、
そういったサウンドをね、特徴的なものとして聴かせられると。
で、その4番目のコードを借りてくるやり方っていうのは、サブドミナントマイナーって言われてるやつですね。
だから純粋にメジャーの曲作りしてて、で、ダイアトニック普通に使っててね、で、メジャーの中での4番目、3コードの4番目のコード、サブドミナントのコードのメジャーコードを使いながら、
それをマイナーコードにするだけで、それがね、そのマイナーダイアトニックから借りてきた4番目のコードになるんで、そういう意味では使いやすいですね。
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で、あとはもう今の例では、Aフラットのコードとか、Bフラットのコードとか、Bフラットも使えるし、
だからNahaではドミナントのGマイナー、Gマイナーも使えますけどね、だからだいたいまんべんなく使えて、頭のCマイナーぐらいかな、ちょっとこう注意が必要なのは。
あとはなんとなく使えますかね、無理矢理でも使っちゃえば使えるって感じなんで。
だからまとめると、そのコードで言えばダイアトニック、Cマイナーダイアトニック、今の例ではCメジャーの曲作りをしている例で言えば、Cメジャーのダイアトニックを普通に使っていると、まずはね、曲作りの中で。
で、そこでさっき言ったそのマイナーの方のコードを取り入れようと、動詞調マイナーダイアトニックを取り入れようと、
という時にそのCマイナーのダイアトニックを見て、そこの中からコードを選ぶんですけど、その1番目の手話音のコード以外であれば、だいたいなんとなくどれも無理矢理にでも使っちゃえるような、そういう馴染みの良さがあるんで、
そういうのを使って、うまくちょっと特徴的なサウンドをそこに盛り込めるっていうね、そんな風にしてやってほしいですね。
で、それをやると、そのコードが入るとそのコードの背景がきちんと成り立つんで、そこに今改めてそのメロディーで、ちょっとマイナースケール側のメロディー、3番目で6番目7番目をフラットさせるようなメロディーっていうのを入れてみるっていう。
そんな風にしてやることができますね。はい、そんなところで。で、このマイナーの、その同首長のマイナーの方のコードを借りるとか、同首長のマイナーの音使いを入れるとかっていうのも、やっぱりこれ全部あまりにもやりまくると、もうキーがわけわかんない感じになっちゃうんで、やっぱり一部に絞るっていうのが大事ですね。
で、ここだけは、本当に最後の最後のこのコードだけそのマイナーから借りてくるのを入れてみるよとかね。そんな風にしてやると、そこがちょっとプレミアムな感じになるんで、コードとしては聞き応えがあるものに聞こえるし、かつもともと自分が作ってるそのメジャーの音使いっていうのは、そこまで崩すことなく部分的な特徴的なサウンドとして、そのマイナー、同首長マイナーの方の音使いっていうのをね、活用していけるんで。
そんな風にしてですね、ぜひやってほしいです。
で、曲いろんな曲分析してても、よくそういう音使いもあるし、コード使いもあるんで、だから、同首長マイナーのダイアトニックの方も気にしながらコード譜を読んでいくと、ここで使われてるんだなとかっていう風に読み解けたりするんで。
分析って意味でも、同首長マイナーの音使いを借りるっていう手法を意識しとくとですね、より視野が広がるんじゃないかなという風に思います。
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そんな感じで、今回はね、メジャーキーの曲作りで、同じ主音を持つマイナーキーの音使いができますよっていうね、そんなような話をしてみました。
お伝えした内容を参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。