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耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやっていきますが、今回ちょっと技術っぽい話をしてみたくて、
メジャーキーの曲作りっていうのは、皆さんやってると思ってて、Cメジャー、Dメジャー、Gメジャーとかね、
純粋にやってるメジャーキーからほとんどの人が入ると思うんで、すんなりやれると思うんですけど、
マイナーのほうの、マイナーキーの曲作りって、そんなにこう、まだ入り込めてないって人はね、結構いると思うんですよね。
で、マイナーキーって結構、なんだろう、謎が多いっていうか、存在はなんとなくこう、意識してるんだけど、
そちら側にこう、異常的にこう、積極的にか、踏み込んでいかないと、そちら側のやり方がこう、いわゆる身につかないっていうかね、
っていうところがあるんで、だからそうであるがゆえにあんまりね、そのマイナーキーの作曲に手を出してないっていう、
そういうケース多くなってくるんですけど、マイナーキーって、平行調っていう概念があって、
メジャーの特定のキーと音使いが同じになるっていう、そういう存在なんですよね、マイナーキーの音使いそのものがね。
だから具体例で言えば、例えばCメジャーの音使いはAマイナーの音使いと同じなんですよね。
あとは例えばGメジャーはEマイナーだったりとか、FメジャーはDマイナーとかっていうふうに、メジャー1個につきマイナー1個がセットになってるみたいな、そんな関係性なんですよね。
だからマイナーの曲作りをするとき、例えばAマイナーの曲作りするときに、Cメジャーと同じなんだなっていうふうに思えてるか思えてないかで、
そのマイナーの曲作りにやりやすさが全然変わってくるっていうか、っていうことが言えるんですよね。
例えばAマイナーって、Aマイナーのコードのメンバーがあると思うんで、例えばCメジャーのダイアトニックコードってね、
Cメジャーでよく使うコードのメンバー、CがありFがありGがあるみたいな、DマイナーがありEマイナーがありAマイナーがあるみたいなふうに、
なんとなくすぐパッてイメージできると思うんで、作曲ちょっとやってればイメージできるはずなんですけど、
例えばAマイナーの曲作りをやろうと、そういうときにAマイナーの曲作りって何のコードを使うんだっけっていうふうに思っちゃう人がほとんどなんですけど、
AマイナーとCマイナーって平行調なんで、コードのメンバーも同じなんですよね。
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だからAマイナーの曲作りをするときに、Cメジャーの曲作りで使ってるコードをそのまま使えるんだなってわかると、
そのAマイナーの作曲のハードルが下がるっていうかね、ってことは言えるんですよね。
だからAマイナーでFっていうコードは使えるんですけど、Aマイナーの曲作りしようってなんとなくコード探してるときに、
なんかFが似合うなと。って思ったら、これCメジャーの4番目のFと同じだなと。
Cメジャーだったら、こっからFの後G行くなとか、Fの後Eマイナー行くこと多いなとか、っていうふうにCメジャーの曲作りが連想できるじゃないですか。
それをAマイナーの曲作りに当てはめながら、AマイナーじゃFの次G行ってみようかなとかっていうふうに、
Cメジャーの、平行調のメジャー側のコードの展開とか曲作りの感覚をそのまま使って、
マイナーの方の曲作りを進めていくことができるんですよね。
だからそういう利便性があるっていうか、だからマイナーの曲作りって言って、
いきなり何もないとこからマイナーのダイアトニックを覚えましょうって言ったら、マイナーの曲作りのコード進行を覚えましょうとか、
マイナーの曲作りのルールを覚えましょうって言われても、なかなか難しいと思うんで、
だからまず平行調の関係を知るっていうのがおすすめなんですよね。マイナーの曲作りやる上でね。
だからそういう意味で平行調を覚えるっていうか、覚えなくてもいいんですけど、その表とかで知るというか、
私はこないだニュースレターでそういう記事を書いて、そのニュースレターとかにその表を載せたんですけど、
なんかそういう、例えばCとAmとか、GとEm、さっき言ったその平行調の関係ですね、FとDmとかっていうのを表でこう見て、すぐパッと見れるようにしといて、
で、そのAmの、Cメジャーの曲作りよくやってるから、じゃあその平行調のAmの方の曲作りはすぐできそうだから、それから始めてみようとか、
最近はDでよく曲作りやってると、Dメジャーでやってると、だからDメジャーの平行調はBmなんですけど、Bmの曲作りやったらできそうだから、そっちをやってみようとかっていう風にしてやると、
マイナーの曲作りもすんなり入っていけますね。同じことが弾き語りとかにも言えて、例えばマイナーの、マイナーキー全開の曲ってありますよね。
なんか、歌田ヒカルのオートマチックとかね、金木ヒッズのガラスの少年とか、暗い、ちょっと切ない感じの曲、マイナーキー全開の、で、そういう曲を弾き語りとかするとき、
まあ、米津玄師のレモンとかね、そういうやつを弾くときに、そのマイナーのコードを弾き語りしながら、このマイナーは、例えばAmの曲を弾いてて、
で、Amの曲を演奏しながら、Amの平行調はCだから、だからこの流れを演奏しながらね、これCメジャーと同じ流れだなーとかっていう風に思えるようになるんですよね、その平行調がわかってると。
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そんな感じで、弾き語りのときのそのコード譜の解釈というか、そういうこともその平行調がわかると、より今までの自分の感覚を多少使いながら、そのマイナーの展開を読み解いていけるっていうことが言えるんですよね。
メジャーで慣れている、そのコード進行とか、特にコード進行が一番大きいですからね、そういう意味ではね。で、そのメジャーに合ったものをマイナーに置き換えて、まあそういう自分で作ったりとか、いろんなコードを読み取りたりとかってことができるようになるんで、だからメジャーとマイナーのその平行調の関係を理解するっていうのは結構大事ですね。
で、もちろんマイナーはマイナーならではの進行があったり、そのマイナーキーらしく聴かせるような展開っていうのがあったりする。
で、特にその5番目のコードがAマイナーだったら、5番目のダイアトリカーがEマイナーになるんですけど、そのEマイナーは結局そのEマイナーのままだとマイナーっぽさがあんまなくて、それをE、メジャーのEとかE7とかにするっていう、まあそういうローカルルールみたいなものがあって、イレギュラー派生系ルールみたいなものがあって、それをやるとよりマイナーっぽくなるんですよね。
で、そういうちょっとマイナーっぽさをより際立たせるようなちょっとした流れっていうのも知っておくといいですよね。
で、もちろんコードの展開とかは、そのAマイナーの例で言えば、Aマイナーコードに帰っていくように作ると、マイナーのコード進行って感じになるし、で、Aマイナーの前にドミナントセブンスのE7を置くと、Aマイナーに帰ってきた感じがより強まるとか。
で、Aマイナーの中でも3コードがあって、Aマイナー、Dマイナー、Eマイナーですね。で、その3つを使うとか、そんな風にしてやる。で、Aマイナーの2,5,1もあるんで、Bマイナー7、フラット5、E7、Aマイナーみたいな感じ。
そういうのを、Aマイナーの定番の進行みたいなものに紐付けながら理解する。そういうのも大事ですね。
だから平行調をまず知って、そのセットになっているメジャーをね、今のAマイナーとCメジャーみたいな関係ですね。
で、さらにそのAマイナーのコードをCメジャーの進行というか今までの間隔で読み解き、そしてAマイナーらしい、Aマイナーならではの進行も合わせて読み解くみたいな。
で、やると特にそのコード進行に関しては、Aマイナー、マイナーのコードの展開というのはね、すんなり作っていきますね。
同じように音使いに関しても全く同じなんで、Aマイナーの曲作りって言っても、そこではCメジャーと同じメンバーなんで、音使いがね。
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だからドレミファソらしいをそのまま使うことになるんですけど、その場合はラから、ラが中心に行くんでラシドレミファソっていうね、そういうメンバーになってくるんですけど、使う音の種類ってみては同じですよね。
だからそう考えるとね、本当にそのメロディ作りとかもそんなに難しいもんじゃないって思えてくるし、Cメジャーと同じ感覚でそのAマイナーのラの音に繋がるように、ラの音に収まるように作っていくと、
Aマイナーってそのマイナー、平行調のマイナーの曲作りというのはすんなりできるんで。
ぜひそんな感じで、マイナーの曲作りは結構謎が多いんですけど、平行調っていう概念を理解して、それにセットになっているメジャーを知ると。
で、そのメジャーの曲作りに慣れているもののマイナー、Cメジャーの曲作りをたくさんやっているなら、Cメジャーの平行調のAマイナーの曲作りからまず始めてみるっていう。
やると、両方の感覚を使いながら曲作りをすんなり進めていけますので、そんな感じで捉えながらね、
ぜひマイナーの曲作りも積極的にやっていっていただければというふうに思います。
そんなわけで、今回はマイナーの曲作りをする上で平行調の概念を理解することが大事ですよみたいな、そんな話をしてみました。
お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。 ありがとうございました。