音楽理論の広がり
耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやっていきますが、音楽理論に関する話は、このポッドキャストでもね、よく取り上げてますけど、音楽理論って本当は範囲が広いんで、
どこまで学べばいいかみたいのもあるし、あとその自分にとって何が、特にね、その音楽理論を学ぶと、
何が一番自分の理想とするものを満たすのに重要なのかっていうね、何を学べばいいのかっていうところがあると思うんですけど、人それぞれ目的とか困り事とかもね、違うと思うんで、それによってその学ぶべき理論的な知識もちょっと変わってくると思うんですよね。
ちょっと前にそのSNSで、目指す目的ごとにこういう理論的な内容を学ぶのがお勧めですよみたいな話をちょっとこうして、それをちょっとね、改めてここで話してみたくて、
で、まあ基本だけ本当に知っとけばいいっていうか、基本だけ抑えて、あとは手探りでやって楽しみたいみたいな感じであれば、本当にメジャースケール、マイナースケールと、あとキーの概念だけ知っとくぐらいでまずは十分かなと思いますね。
それ以降、そのメジャースケール、マイナースケール、キーだけ最大限わかっていれば、あとはそこまで遠回りせずに手探りでやっていくこともできるんで、まずはその辺が最低、ちょっと初期の負荷を減らすって意味では、その辺は最低いるかなってところはまずありますよね。
で、そこから先は分岐していくんですけど、コードを例えば柔軟に扱えるようになりたいっていう場合はやっぱりコードに関する知識がいるんで、だからまずダイアトニックの知識、ダイアトニックコードの知識は大事ですよね。
だからキーの音をコードに置き換えたコードのグループがダイアトニックコードだと言えるんですけど、そのダイアトニックコードのメンバーをまず知ることも大事だし、キーごとのダイアトニックの構造を知ることも大事だし、あとダイアトニックの中に7つコードがあるんで、7つのコードのそれぞれの位置付けっていうか、
サウンドの響きの違いみたいなもの、そういうのを知っておくといいですよね。なんかトニック、ドミナントみたいなね、機能的なコードの流れ、コード展開で起承転結を作るみたいな、ストーリーを作るみたいな、そういうのを理解しておくっていうのが大事ですよね。
あとそのコード同士のつながりっていうのもあるんで、それは強進行とかって言われるやつなんですけど、ダイアトニックの中でこれからこれに、このコードからこのコードに進むといい感じに聞こえるみたいな、説得力あるサウンドの変化になるみたいな、そういうのも強進行の概念でね、強い進行と書きますけど、あるので、そういうのも理解しておくと便利だし。
あと、コードをちょっと装飾するっていう意味では、やっぱりセブンスコードとか、コード単体の響きをちょっと豊かにするとかね、そういう意味ではそのセブンスとかテンションとかそっちも学んでおくといいかなって感じがするかな。
テンションがちょっとね、セブンスの先の概念なんですけど、その辺もサウンドをちょっときらびやかにするとかね、都会的なサウンドとかっていう意味ではポイントになってくるんで、そっちまで踏み込んでいくっていうね、っていうやり方ができそうですよね。
で、あと、メロディーの方で今度言うと、メロディーはやっぱり音の進み方とかなんで、だからやっぱり音程の知識ってのはすごい大事なんですよね。だから、この音程までは4度、完全4度とかで上に進むと、それ強進行ですけど、
音がスムーズに説得力があって力強く進んでいく感じがあるよとかね、2度で隣の音に進むとなだらかな感じで自然な変化になるよとか、上から下に5度で下がるとすごい説得力があるよとかね、そういう音程による自分なりの音の進み方が生み出す雰囲気の違いみたいなものを知っておくといいし、
それも含めるその順次進行、徴約進行っていう、なだらかで行くか、音を徴約させて、間の音を飛ばして、ポーンってタカウトに行くとか、ドカーンって下の方に行くとか、そんな風にして進め方もいくつかパターンがあるんで、同音連続っていうのもあって、同じ音を連打するっていうね、同音連続っていうことは私の造語ですけど、同じ音を連打する動き方。
もあるし、滑らかに動くのか、ギクシャクさせるのか、音をあんまり動かさずに、同じところの音を使い続けるのかみたいな観点で、メロディーも考えていけるし、あとコードの構成音とそのメロディーの兼ね合いっていうのもあって、メロディ単体ってよりそのコードの中でメロディーをどう生かすかみたいな観点も、
メロディー作りの質を高める上で大事なんで、だからやっぱりコードの方の知識もちょっとやっぱりいるんですよね。コードがどういう構成音で成り立っているか。サウンド大好きなんで、1度、3度、5度、7度、9度みたいな感じで包まれていくんですけど、
1、3、5度があって、1がルートで、5度が続音みたいな感じになって、その5度と1度が倍音関係にあるんで、ルートが一番自然な力強いメロディーになるし、5度はちょっとルートの派生系みたいな感じになるし、
3度がメジャーとマイナーを色味を決定づけるような役割を持つんで、だから3度の音が前に出るようにメロディーを組むと、ちょっと浮遊感のある感じっていうか、オシャレな感じっていうか、あとセブンスとかね、モロにそういうちょっと装飾っぽい音なんで、
セブンスを前に出るようにメロディーを組むと、ちょっとこう、装飾感があるメロディーになるよとかね。その辺は決まりはなくて、本当に作曲者本人の感覚でいいんで、度数と自分の感覚っていうのを紐づけて理解するっていうのは大事ですよね。
だから音程、あとはコード構成音に関する、コードの構造って感じですかね。その辺の知識を理論的に知っておくと、メロディー作りをこだわる上ではすごい使えますよね。
応用理論の重要性
あとそこから先の、さらにいろんな特徴的なコードをね、検討したいみたいな、ってなってくると、もうよりちょっと突っ込んだところに踏み込んでいくんで、だから他のキーを連奏することが増えていくんですよね。
だからCメジャーで曲作りしてるんだけど、一時的にFメジャーを連奏するとか、一時的にAマイナーを連奏するとか、一時的にCマイナーを連奏するとか、他の、今自分が作ってるキーじゃない、別のキーの展開を連奏するってことが大事なんで。
だからその連奏した他のキーからコードを借りてくるみたいな感じで、その特徴的な構造を盛り込んだり、あとはコードを置き換えたりとかそういうことが多くなっていくんで、だからそのキーとかコード、ダイアトニックとかの概念をさらに他のキーでもたくさん知って、それを瞬間的に頭の中で計算式のように繋げられるようになるっていう。
その辺の感覚も必要になります。
それはまあ理論とかで言うとセカンダリードミナントとか、あとはなんかもうちょっとかっこよく言うとモーダルインターチェンジとかね、ようはついてるんですけど、それが何なのかってところをちょっと知ると、
ダイアトニックはキーの範囲のコード使いからさらに一歩先に踏み込んだような特徴的なコード使いの方により入っていけるんで、そんな感じでやるといいかな。
転調とかもそれに入りますかね。
モーダルインターチェンジはモードを変えることなんで、音使いを変えるって感じなんですけど、音の構造を変えるって感じかな。
転調は本当にその音の構造は同じなんだけど別のキーに変えるみたいな感じなんで、別物なんですけど、その辺を駆使して、今自分が作ってるキーじゃないキーの音をちょっと頭の片隅に置きながら作曲をするみたいなことができるようになってくるんですよね。
そんな感じでやると、よりいろんなコードを柔軟に検討していけるようになりますね。
そんな感じかな。その自分が目指すものというかね、今自分がやりたいこととかによって本当に学ぶべきものっていうか、特に重点的に学ぶべき理論的知識っていうのは変わってくるんで。
だから超基本だけでいい。とりあえず基本だけわかればいい。であれば、本当にスケールとキーみたいな感じで。
でコードをとにかくちょっとなんとかしたいみたいな。あればコード関連なんで、ダイアトニックとコードの役割と強進行、セブンスコードあたり。
で今度メロディーにこだわりたければ音程と、その音程を考えたその順次進行、徐々に進行のメロディーの音の進め方の話。
あとそのコードの構成音との兼ね合いでメロディーが変わるんで、構成音の方の知識。
で、さらにその先のもっとコードをこだわりたい、もっとメロディーをこだわりたいとか。であれば別のキーを連想する形になるんで、別のキーの
いろんなキーでそれらを考えられる力をつける。 あとはその別のキーから借りてくる手法が多いんで、転調とかモーダルインターチェンジとか。
まあそうですねテンションとかもそれが色々変わってくるんですけど、テンションの、そうですね。
オルタードテンションとかそっちの方も音をね、特徴的な音を入れるっていうのはあるったりするんですけど、その辺。
中上級の音楽理論の知識がいるって感じかな。 まあそんな感じですね。
目的別でその自分の目的に合ったものを選んで、そこから、音楽理論は本当に知識幅広いんで、全部をまんべんなく覚えようとすると必ずね、
そこに壁を感じることになると思うんで。 だから特に自分が必要だと思えるものからまずは踏み込んでいくっていうね。
そんな感じでやって、音楽理論の学習も効率よくぜひ進めていただければという風に思います。
はい、そんなわけで、今回はその目的別の知っておくといい音楽理論の分類みたいな話をしてみました。
はい、お話した内容ぜひ参考にしてみてください。 では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。