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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、今回はですね、作曲活動でハマりがちな症状みたいなところを
いくつかね、挙げてみたいんですけど、特に初心者から中級に相当するぐらいの人、よくこのパターンにハマってしまうみたいなね
ところなんですけど、まず一つ目はですね、曲作りしてて、やっぱりやめたみたいな風に
なんか曲をね、リセットしちゃうっていうケースですね。 作曲に取り掛かったんだけど、なんとなくいいアイディアが
思い浮かばないから、途中で
曲作りをゼロに戻しちゃうみたいな、そういうケース。これは曲作りが前に進んでいかない、なんか典型的なね、パターンだと言えるんですけど、
もちろんいいアイディアが浮かばないときは、それをリセットするっていうのはね、一つの方法だと言えて、
だから、いまいち思い入れが持てないような曲に、テンション低くね、ダラダラ向き合ってても、作曲の中身って
薄くなるだけだし、曲の品質も高まっていかないじゃないですか。 どんな意味で不健全になっちゃうんで、だから
なんとなく取り掛かってみたけど、そんなにこううまくいかなそうだから、なしなしみたいにリセットするっていうのは、一つのやり方として許容できるんですけど、
ただやっぱ実際にその曲を作ってね、作品を増やして、作曲経験を積んでいくっていうことを考えると、やっぱりリセットを繰り返している
限り、やっぱり永遠に曲は仕上がっていかないし、やっぱりどこかで、やめたっていうリセットをね、やらずに、そこで踏ん張って作曲を前に進めていく必要があるんですよね。
私がやっている作曲レッスンでも、そのリセットを繰り返しちゃうっていう人がいて、
だから、例えば前回のレッスンで、その曲作りの導入の部分をなんとなく作ってきましたみたいな感じで、その後の展開とかを話し合ってたのに、
その次のレッスンで全然違う曲を持ってきて、で、その前回導入部分まで考えて、あの曲はどうなったんですかみたいに聞くと、
あの曲はちょっとイマイチな感じだったから、やっぱり作るのやめて新しい曲にしましたみたいな、で言ってきて、そこで新しい曲に対してまた新たに導入部分どうしようかって言って、
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その後ね、その展開とかも2人で話し合って、で、この曲作っていきましょうって決めたのに、またさらに次のレッスンでまた新しい曲をまた持ってきて、
やっぱあの曲やめましたみたいな風にするとかね、そういうリセットをやっぱり繰り返しちゃうっていう人は結構いるんですよね。
だから、まあそれもたまにはね、まあいいんですけど、そのリセットがあまりにもね続くと、やっぱり曲は仕上がらないし、
その先に作曲が進んでいかないんで、だからやっぱりリセットは程々のところで留める必要があるっていうか、やっぱやめたっていうのはどっかでやめて、
作曲を前に進めていく、曲をきちんと作りきるっていう方にね、気持ちを向けていく必要がありますよね。
だからこのやっぱやめたっていうその症状は本当によくありがちなんで、ぜひそこは回避していくことをね、意識してほしいですね。
もう一つが、難しくしなきゃみたいな風に考えちゃうケース。曲作りの中でより難しいことをやろうとしてしまうケース。
難しくなければいけないと考えてしまうケースですね。これは何か完璧を求めすぎちゃうとかね、あとは何か自分に厳しいみたいな、そういうこととも言えそうなんですけど、
だからなんとなく標準的なメロディとかね、標準的な構造の展開とか、そういうのをいまいちだと判断して、
で、その曲をより難しいものとか込み入ったものにしていこうとしすぎて、で、時間をかけすぎちゃうっていうケース。
あとはその平凡なものしか作れない自分にダメ出しをしすぎて、自分に厳しくしすぎて、
まあそういう評価をしちゃうっていうか、それが結果としてやっぱりやめたっていうところに繋がっちゃったりするんですけど、
で、まあ事実としてその難しいものっていうかね、込み入った曲がその品質が高いわけではなくて、やっぱりシンプルなものでも十分質が高い曲にはなるし、
当然ね、ある程度手が込んだものの方がなんか丁寧に作られているものにもなってくるんで、だからあれこれ考えて作り込むのはいいことなんですけど、
それをこうやっぱ必要以上にやりすぎちゃうとやっぱり状況としてはあんまり好ましくないものになってきますよね。
だから以前別のエピソードでも話したんですけど、聴き手の皆さんって割と簡単なものっていうかね、シンプルなものを求めているとも言えるし、
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わかりやすい曲がより親しみやすい曲っていう風に受け取られるケースは多いんで、
だからそういう意味でこう難しくしなきゃいけないっていうふうにあまりにも考えすぎてね、そこに時間をかけすぎる必要はないし、
それなりにシンプルでわかりやすいものでも曲として許容できると言えますかね。
この辺は作風にもよるし、やってる音楽のジャンルとかにもよると思うんですけど、
ただ手が混んでて品質が高いっていう点と曲の内容が混みっていて難しい、難解だっていうところをあんまり混同しないようにすべきだと言えますかね。
その辺は別物だと割り切って、きちんと作曲を然るべき状態で進めていく必要があるということですね。
あとその最後の一つが、中途半端な状態で曲を放置しちゃうっていう、そういう症状もあって、
だから冒頭言った、やっぱやめたっていうね、症状に近いんですけど、それよりもよりもうちょっとタチが悪い症状だと言えますかね。
やっぱやめたっていう症状は割と作り手の本人が意識的に作曲をリセットしている状態に近いんですけど、
それは自分の中でしっかり考えを持って途中まで作ったけど、もうこれ以上は作るのをやめますっていうふうにね、新しい曲を作りますっていうふうに。
ある意味できちんと方向転換ができていると言えるんですけど、その中途半端で放置しちゃう状態は明確な意図がなくて、
だから方向転換ができてないっていうか、なんとなく曖昧な状態で曲を放り出している、どっちつかずな状態だと言えるんですね。
だから不完全燃焼な気分がより溜まりやすいっていうか、だからよりちょっと症状としてはタチが悪いっていうことが言えますよね。
その中途半端で放置するケースが好ましくないっていうその理由は、その本人としては完全にリセットしたわけじゃなくて、
まだここから手をつければより良くなると、可能性が残っていると、でも今のところまだそこに手をかけてないだけですよみたいな、自分はもっとやれるよみたいなふうに、
なんとなくその辺をごまかしているっていうところにあるんですよね、その好ましくない理由がね。
で、その中途半端で放置するケースの多くは、だからその本人としては曲を完成させずに、
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なんかそのイマイチなものになっちゃうことを避けている状態だと言えるんですよね。
やっぱりよく言ってますけど、やっぱり上達を目指す時には、その曲を作りきることは欠かせないし、
だからなんとなくこう、なあなあなあな状態でね、曲を放置していると、やっぱその、さっき言ったそのやっぱやめたっていうのに似てるんですけど、
その曲としては完成しないし、作品は増えない、達成感も満足感も得られないので、やっぱ実績は積み上がらないし、
やっぱり上達には向かっていけないですよね。だから中途半端な状態で放置するってのをやめて、きちんと1曲に向き合って、
ある程度短期集中でもいいんでね、その1曲をやっぱ完成させるべき、だと言えますよね。
だからもし今ね、これを聴いているあなたが中途半端な状態で放置している曲があるなら、
それはもう自分が曲を完成させることから逃げているだけだということをね、理解すべき、だと言いますね。放置するんじゃなくて、
だからもうその曲には手をかけないっていう風にリセットしちゃうっていうのは、まあ1個あるし、
あとはそうじゃないなら、もう短期集中でしっかり曲を満足できるところまで作りきるべき。やっぱ中途半端が一番良くないですかね。
で、似たような感じでアイディアが思いついて、そのアイディアの段階でたくさんそれを溜めているっていうのは、
ある意味アイディアをストックしている状態なんで、それはそれでアリなんですけど、作曲にまだ入ってないっていうか、
アイディアだけの状態で放置しているパターン、それはよくあるんですけど、そこはむしろたくさんアイディアが溜まるほどにそれが曲になっていくっていうね、
可能性が広がるんで、それは良いと思いますね。 だからその先に踏み込んだ時、1曲にしようって取り掛かったのにも関わらず、
それを放置しちゃうっていうのはやっぱ望ましくないですかね。 だからそこまで行ったらもうきちんとして1曲としてまとめあげる。
か、もしくはもうやっぱそれをやんないっていう風にもう切り捨てるか、どっちかですかね。 だからその放置を繰り返していると、
投げ出して中途半端な状態っていうのを繰り返しているとやっぱり精神的にも良くないし、曲も仕上がらないんで、作曲としては前に進んでいかなくて、
やっぱ不健全な状態になっちゃうんで。 だからやっぱ中途半端で放置するっていうのは、なるべくやめた方が良いと言えますかね。
はい、そんな感じで今ね、3つあげましたね。 やっぱやめたっていう風にリセットするパターン、あとは難しくしなきゃいけないっていう風にこだわり過ぎちゃうパターン、
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そして中途半端で放置をしちゃうパターン。 まあどれもね、作曲がこう前に進んでいかない人によくあるケーサと言えるんですけど、
上達に繋がらない症状としても本当にね、よくありますね。 だから上達を目的とするためにはやっぱりそのやっぱやめたっていう
リセットを繰り返さずに、やっぱどっかで一曲に向き合って曲を作り切るべきだし、 曲の内容は難しくする必要はなくて、
自分に厳しくするしすぎる必要もないし、 ある程度曲の内容を許容すべきだし、
あとはそのもっといい感じになりそうだっていう感じで曖昧な状態で放置をしないっていうかね、 やっぱきちんと一曲に向き合って完成まで持っていくというところを意識すべきだと言えますね。
だからここで挙げたそのやっぱやめたっていう考えとかね、難しいものにしなきゃいけないって考えるとか、
あとは中途半端で放置しちゃうっていう、その3つある意味で繋がっているとも言えそうなんですけど、 だからその今これを聞いてるあなたがね、まさにその症状にはまってるかもしれませんが、
ぜひそこをですね改善して、曲をしっかりと作りきって達成感とか満足感とかを感じながら、 作曲活動よりこう前に進めていくように取り組んでいただければと思います。
お話した内容をぜひ参考にしてみてください。 では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。