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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、
曲作りって、私が思うに
展開を作る作業だと言えるんですよね。だから、なんか短いメロディーとか、
なんとなく2、3行から鳴るコードの連なりみたいなものは、ちょっと音楽経験があればね、
そういう欲求が、メロディーを作りたい欲求みたいなものが多少あれば、
本当に短いフレーズとかはなんとなくでも作れるんですよね。
で、それを作曲、曲作りって言って、
その1曲にしていくときに、そこにその難しさを感じる。その理由が、短いフレーズとか短いコードの連なりを
長く展開させていくことに、そこに難しさがあるっていうかね。 そういうことが言えるんですよね。
まとめるのが難しいっていうか、展開が難しいっていうかね。 だから、裏を返すと、つまりはその展開とかまとめ、
そのフレーズをどう聞き応えのある、長いボリュームのあるものにするかとか、
ハーモニーを2,3個じゃなくて、その先の先の先まで、もっと展開をどう作るかっていう。
その展開がうまくできる人が、つまりは作曲がうまい人っていうか、作曲できる人、展開させられる人が作曲できる人になると。
展開させられないと、いつまでたとえばその短いフレーズをね、 そこから先に行けないんです。その短いフレーズのままで終わっちゃうんで。
だから展開のさせ方を学ぶべきっていうか、曲作りうまくなるとか、作曲できるようになるためには、展開させられるようになるべきみたいな。
ってことが言えるんですよね。そういうふうに言い換えられるっていうか。 だからその展開がどうなってるかっていうのを知ることが大事だし、
展開のさせ方を自分も何回も経験して、こうやるといい感じだなとか、こうやると何かいまいちな感じになっちゃうなとか、
そういうのをいっぱい自分の中で経験をためていくと、短いフレーズを先に伸ばしていくってことができるようになっていきますよね。
だからまあそういう意味では、いろんな曲を聴いてね、よく言ってますけど、分析をするとか、そういうのも大事だし、
その分析をしたものを元に自分でも作ってみるとかね、そういう繰り返しの作業がやっぱ大事になってくると。
で、もちろんその展開は慣れてない頃はうまくいかないんで、だから何回も何回もやることでその展開がだんだん上手になっていくっていうか、展開させることが
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難しくなくなっていくんですけど、だから初めからこううまくいかないからって言ってね、なんかいまいちだなってなるんじゃなくて、ちょっとずつその方法を覚えていくんで、もちろんその初めからその複雑な展開っていうのはできないんで、まずはこう簡単なところから入って、
で、簡単なものを徐々にこう難しくしていくっていう感じでやっていくと、あの展開にもだんだん慣れていきますよね。
だからより具体的には、例えばメロディだったら、短いフレーズが思いついたらね、でその短いフレーズをそのまんま繰り返してみるとか、ってやれば簡単な展開になるし、形だけ流用しながらね、ちょっと音だけをちょっと変えてみるとか、音階を変える、まあこの辺はモチーフのね、概念ですけど、
あとはその繰り返す中でそのモチーフのその展開の変化を2つ以上ね、複合させて、形を変えながら、ちょっとそのモチーフの最後に違う展開を一個つけるとか、
ってやるとそのモチーフのもともとの構造をちょっとこう、フレーズの構造をちょっと手を加えながらね、より多彩なものにしていけたりとか、そういうのも何回かやっていくと、こういう形でやるといい感じになるなとか、こういう感じでやるとなんかちょっと半端な感じになるなとかね、それも分かってくるんで、
どんな風にしてやってみるのもいいし、コード進行とかでいえば、2、3個のコードの連なりを次に繋げるとき、一番簡単なのはループとかにしちゃってね、もう同じコードをひたすら繰り返すってやってやると、そのコード進行に関しては展開考えなくていいっていうか、ただ単にコードをループさせればそれでもう曲一曲になっちゃうんで、そういう風にやればその展開が難しいってところはある程度こう軽減できるっていうかね、難しさを軽減できますよね。
あとは、ある程度決まりきった定番の進行みたいなものを使えば、その展開を考える、自分でゼロから考えるってこともしなくて良くなるんで、その辺の助けになるし、ですかね。
だからその辺も既存の曲を聴きながら、実際のテクニックと合わせて、こういうテクニックでここは繰り返しが入ってるなとか、こういう展開もあるんだなとか、そういうことも考えていけるし。
もっと意外なやり方であれば、転調させるとかね、その部分的に違うキーから違う音とかを持ってくるとか、そういったのはよりハイレベルな展開を作っていくようになるんですけど、いずれにしても始めは難しいことはあんまりできないんで、簡単なものから始めて、徐々に難しくしていくっていうかね。
で、よく言ってますがその展開もやっぱりその曲が長い、あとは曲のブロック構成が複雑だと、その分いろんな展開を考えなきゃいけないんで、だからよりその展開させる短いフレーズ、短いコードの連なりを先に伸ばすっていう行為がより難しくなっていきますよね。
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曲短い方がいいし、あとはAMのBメロ、Cメロ、サビとかまでいっちゃうと難しくなるんで、ABみたいな2つのセクションしかないみたいな風にやる方が、展開を考える負荷は下がっていきますよね。
だからそんな風にして作曲のフォーマットっていう意味でも、展開の負荷を下げる、展開の難しさを上げないっていう、そういう考え方ができるし、それでちょっとずつ展開させる、まとめることに慣れていくと。
当然のことながら、まとめる作業を中途半端にして曲を完成させないことを繰り返していると、まとめる力っていうのはついていかないんで、結果作曲がいつまで経っても上手くならないと。
で、まとめることを繰り返してきちんとまとめきったよっていう経験を積み上げていくことで、自分の中でそれが一つの手応えになり、自信になり、で、その展開させる、まとめるっていうことがより自然にもっと上手にできるようになっていくんで。
だから、その辺も作りきるっていうのは大事ですね。
作曲初心者によくある、例えばA、Bまでできたけどサビが浮かばないとかね、あとはAとサビができたけどBが浮かばないとか、そういうのはまさにその展開ができていない、展開に難しさを感じていること、まとめに難しさを感じているっていう、その裏返しだと言えますよね。
だからそこをなんとか乗り切るっていうか、Aとサビしかない、Bが浮かばないけど、なんとかいい感じのメロディーを頑張って思い浮かべるっていうか、いい感じの構成を頑張って作るとかね。
やると、それで一曲がなんとか完成するんで、これが一個その自分の中でまとめ上げたっていう経験になり自信になり、よりさらに次のまとめに向かっていけるっていうか、その展開させる力をきちんと自分の中に身につけていけることができるんで、やっぱりきちんと一曲を作りきるっていうのは大事ですよね。
そんな感じですかね。
メロディー、コード、その単体短いものっていうのはやっぱりなんとなく作れるんですけど、そっから先にいけるかどうかがある意味でその作曲上達にきちんと向かっていけるかっていう曲作りがしっかりできる人になれるかどうかだと言える。
で、それがある意味でその展開させられるかどうか、まとめられるかどうかだと言えるんですよね。
だから短い素材をもとにそれを次に発展させるような、そういう癖をつけるとか習慣をつけるとか、あとはその既存の曲を展開とかまとめとかそういうちょっと設計的な感覚で全体像を俯瞰的に見るみたいな、そういう習慣をつけるっていうのも大事で、
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ですかね。だからなんかそこで止まりたくないじゃないですか。やっぱりその短いフレーズをひたすら作れるっていうところで立ち往生したくないっていうか、やっぱり先にやっぱり行きたいですよね。行ってやっぱり曲を作りきりたい。自分の作品だよっていうふうに誇りたいんで。
そのためにやっぱりその展開力っていうかまとめ力みたいなものをつける必要があるんで、今お話したような内容をもとにですね、ぜひ展開させる力、まとめ上げる力っていうのを身につけるようにですね、日常的な作曲活動っていうのにぜひ積極的に取り組んでいっていただければと思います。
そんなわけで、今回は曲作りの力は展開させる力とかまとめる力にありみたいな、そんなお話をしてみました。お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。