SAGYOラジオの紹介
SAGYOラジオは、野良着メーカー、SAGYOの販売のいろんな工夫やら、試行錯誤等を公開でミーティングをお知らせするラジオというか、公開ミーティングのようなものです。
定期的というよりは、定期できるペースでこんなことをやっているぞというのを、SAGYOのユーザーの皆様や、SAGYOが気になっている方などにお伝えするラジオでございます。
今日はどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は今まで伊藤と岩崎と長山の3人のメンバーでSAGYOを運営しているんですけれども、3人で今までやってきたんですが、今日は2人、岩崎と私、伊藤でお送りする回になります。
知らない方もおられるかもしれませんので、SAGYOは岡山、京都、東京に住んでいる3人のメンバーで運営しているメーカーで、岡山の岩崎さんが生産等を担当されておりまして、京都の長山さんが主にオンラインとかシステム関係などを担当しております。
私、東京におる伊藤は、僕自身はもともと農業の学部でて、農業の仕事もしておりますので、畑でのテストとかですね、学生時代から和服というか日本の民族服の研究を個人的にしておるので、そういう新しい品物の形を探したりとか、そういう担当になっております。
今日は12月16日、もう2021年が終わろうかというタイミングでこれ収録しておるんですけども。
16日ですよ。
16日。あれ、16日って言わなかったでしたっけ。
6日って言ってた。
あ、すみません。滑舌が悪くてですね。16日と言ったつもりなんですけど。
あ、そうなんですね。
すみません。12月16日です。
はい。
日本の気候と服作りの難しさ
そうなんです。僕もともと鼻が悪くてですね。子供の頃は鼻炎だったので、常に滑舌に悩まされておって。
え、でもなんか手術したんじゃなくて。
そうなんです。今年、長年の鼻詰まりを何とかするということで、僕鼻の中心にある、鼻の中にある壁が曲がってるっていう微中角湾曲症という症状があったことが最近はわかりまして。
これを真っ直ぐにするとだいぶ鼻詰まりが改善するぞっていうことを知って。
で、手術したんです。春ぐらいに。5日間入院して。だいぶマシになりました。
あ、そうなんですね。
劇的に、滑舌はちょっと治ってないんですけども。
鼻は通るようになった。
劇的に良くなりました。鼻は通るようになりました。すごいです。
僕の子供の頃にはできなかった手術なので、今でなけりゃできない体力だったから、結果的にしょうがないんですけど。
そうなんです。やっぱり鼻の中をね。
あれですよね。鼻の壁が曲がってたら、片っぽの鼻がずっと詰まり気味に。
詰まりやすいってことになるんです。
つらーい。それはつらいよ。
これが、僕の場合これが基準だったので、なんか不具合ですけど、まあそんなもんかと思って生きてきたんですけど。
改めて通るっていう生活になってみると革命的ですね。
そうなんです。これが余談が続いてますけど、この歯のね、口が乾かなくなるので、鼻詰まりがないと。
そうすると虫歯になりにくくなるんですよ。めちゃくちゃ。
えーすごい。全部繋がってるんですね。
そうなんです。だから、やたら頑張って磨いてるのに虫歯になるなっていう人は、鼻を疑ってもいいかもしれません。
なんか鼻がよく詰まってる方は、頑張って虫歯にならんように磨いたり色々してもなりやすいので、ちょっと鼻からアタックするっていうのもおすすめ。
無意識に立ち呼吸になってて、乾きがちってことなんですね。
そうなんです。おっしゃる通りです。で、寝てるときもそうですし、寝てるときは一番リスクが高いので、虫歯は夜活動してますんで。
そこがね、結構盲点なんです。現代医学というか。みんなバラバラにやってますんで。
歯医者さんは別にまあ、歯のことしか見てませんから。
あなたちょっと鼻を何とかしたら虫歯になりにくくなるのでは?みたいなことはほぼ言わないですね。
専門外なんて。
えーいいこと聞いた。
なので僕最近、たまに歯医者行ってるんですけど、歯医者に久しぶりに手術したと言ったら、びっくりされました。
別人のような口の状態が改善されていると。
そうなんですか?
結構まあ、乾き気味だってどうしても歯茎が腫れやすいんですけど、びっくりするくらい腫れなくなってて、変わるんですね。
まあまあよく言われてはいるんですけどって言ってびっくりされてました。
へーそうなんや。いいこと聞いた。
ラジオなんで、広告ラジオじゃないんで。
一応ユーザーの方が生活が楽しくなったり、いいことがあるっていうのが最終目標ですので、
まあちょっとこんなニューランから入った次第なんです。
乾きやすい12月ですからね。
結構だから僕、冬によく歯茎が腫れてたんですけど、それが改善されたと。
お話でした。
確かに潤いは大事ですからね。
うちももう噴発して、加湿器のタンクがでかいものに変え替えたんですけど。
なるほど。
これ1日2回くらい水を入れてたのが1回あるかないかになっただけで、やっぱこう生活の質が変わりますね。
質が変わる。
常に加湿器が稼働してる状態が保てると。
まあそうですね。
乾くと辛いですよ。
日本は特に乾くと辛いかもしれません。
慣れてませんから。
皆さん日本ってのは結構ですね、服作りに関してもなかなか難易度が高い国なんですよ。
寒い日もあれば暑い日もある上に、湿度が高かったりしてみたいな国って結構、建物もそうなんですけど、服も結構難しくて。
ただひたすら乾いてるけど暑いみたいな国だったら、やりようが割とあるんですよ。
日差しさえ防げば快適になりますとかあるんですけど、日本でそれだけだと暑さは防げるけど、濡れるとかいろんなことが起きちゃうので、結構工夫がいる。
地域によってそれがもう様々すぎて。
そうですね。北から南まで。
ねえ、やっぱり私は岡山に住んでて、岡山の環境しか、西日本の環境しか知らないので、北国の状況とかがちょっと想像しづらいみたいなのがあったりしますよね。
そうですね。だいぶ気候が違いますからね。
ねえ、だからこう、なかなかあったかグッズを作りづらいみたいなところありますけど。
そうですね。加減が難しいところですね。あんまりやりすぎると、西日本ではちょっとやりすぎっていう話にもなるし、ちょっとこれは北の方では通用線路みたいなこともあったりして、もちろん重ね木とかね、いろいろ工夫はあるんですけど、この辺が難しいところですね。
そうなんです。日本の気候の多様性っていうのはいろいろ。ある意味それで地域ごとに昔の野良木とかも各地ごとに独特なものができたりとかあるんですけど。
マグロ漁船靴下の特徴
例えば東北だとやっぱり雪が混じった風みたいなのが多いので、顔を防ぐ野良木っていうのが割とありますね。あと反射するから日焼けもあるので、図巾みたいなのが発達しているという。
あ、そうですよね。昔の写真とか見るとやっぱり北下杢デフォルトですよね。冬の作業では。
やつとか。あとは目しか出ない、ある意味日本版の目出し棒みたいなやつとかもありますね。ちょっと作業を1回試作品作ったんですけど、ちょっとこれ売ると時間かかるなと。世には出てないです。
そのような多様な工夫が結構各地に蓄積されておるというのも日本の特徴かもしれないです。そういう防寒の話で言えば、珍しく作業の中で、作業って割と和服ベースで作業着を作っているので、
まだまだ新しい分野ではあるんですけど、よりもちょっと一般的に受け入れられている品物がありまして、その名前がマグロ漁船の靴下という靴下なんですね。これちょっとどんなものか簡単に岩崎さんにお話をいただければと思います。
もう商品の特性があるんですよね。
そうですね、どんなものか。
どんなものかっていうと、足首から上の部分はアクリル100%の糸で作っていて、足首から下の部分はラムールの結構ええやつを使って編んだ。
ベースとしてはスキーソックスのジャンルになるんですかね。そういうものを編む編み木を使って作っているソックスです。
なので、めっちゃ分厚いというやつですね。
そうです、はい。
だから靴のサイズが変わる勢いぐらい分厚い靴下なんですわ。
糸自体も普通のソックスよりもだいぶ太い糸を使っていて、セーターとかにも使うぐらいの太めの糸なんですよね。
それをざっくりではなく結構しっかりめに編み込むという、キュッと編むことによって、しっかりしたすごい厚手のソックスになっているという感じですね。
これもともとは僕の友人の実家が靴下工場をやってて、それでよく友人から買ってたんですけど、
めちゃくちゃ分厚いので、友人の話では布靴でモスクワ行った時にこの靴下があったから乗り切れたみたいな話を聞いたりしてて、
そんなすげえ靴下が良かったって買って履いてたら、確かにめちゃくちゃ温かくて、日本ってすごい家が寒いので冬つらいんですけど、
特にどんだけ暖房がガンガン焚いても床が冷たかったりするので、履いててこれは快適やと思ってやってたんですけど、
ある日作るのやめちゃってですね、実家が。あら、もったいないことやと思っていたので、ちょっとうちで作り直しても良いでしょうかっていう話を友人にして、
お名前を配慮いたしまして、弊社作業で制作することになったという感じですね。
ざっくりまとめると、伊藤さんのお友達の実家が、本当に塩溶漁業の乗組員さん向けに靴下を製造していて、
多分メーカー化なんかが販売終了して、生産自体も終了したんですよね、きっと。
そうですね。
で、その備品とかを、その息子さんが、伊藤さんの友達が、マグロの靴下っていう名前をつけて、
方々に、お友達周りに売ってたっていうことですね。
その友人は美術作家なんで、割と美術関係の人はやたら入ってて知ってるという状態だったんです。
それで、作業が正式に権利を。
そう、ネーミングを買い取らせていただいたという。
で、生産しているっていうことですよね。
そうです。
全く完全再現っていうよりかは、編み方とか機能とかはもちろん、そのまま損なわずに作りつつも、
ちょっとバージョンアップするというか、糸の質を上げたり、滑り止めをつけたり、
あとはそのゴム、履き口のゴムをちょっとだけ緩くするとか、
普段履きにしても不便がないように。
昔っていうか、お友達のバージョンだと本当に屈強なやつでしたからね。
頑丈極まりない感じで。
ウール自体も脱脂してない状態で、水を弾くように。
昔のフィッシャーマンズセーターみたいな感じで、ソモっていう糸を使ってたんですけど、
それはすごく頑丈だし、防水性もあるんですけど、やっぱり肌触りに関してはちょっとだけ劣るので、
素足に履いてもチクチクしないように、ちょっとふわっとした風合いのいいウールに変えたみたいな感じで。
あとはちょっとナイロンのものにして、その辺の屈強さというか、
耐久性をちょっとだけプラスしたみたいな、そういう改良をしましたね。
マグロ漁船靴下の進化
ちょっと変わって、変えてはいるという。
より今に合う感じにしたっていう感じですね。
これでも意外にこんな分厚い靴下を作れるところもあんまりなくて、
新しい機械だと作れないという感じなんですかね。
いや、それはちょっと誤解があるんですけど、
新しい機械でも作れるんですけど、
需要が、スキー自体もだんだんスキープレイヤーになり、
スキー人口も減っており。
糸自体が、防寒っていうのがウールっていうよりかは機能性が高い河川の糸の方に流れが変わってきているので、
薄くても暖かいみたいな、そっちの方に靴下の主流が、
暖かソックスの軸足が変わったので、
機械自体をキープしている向上が少なくなったっていう感じですね。
なるほど。
新型とか旧型とかではなく、そもそも太い糸で靴下を編める向上が減っているということなんですね。
機械を取り替えて全部そういう細い糸で編むような編み木に変えているっていう工場が多いっていう話を今作ってもらっている工場の人に聞きました。
そこの工場も昔から持っている編み木で、太いゲージの編み木で作り続けてたんですけど、
うちが確実に毎年発注が来るので、生産数もちょっと増えてきたから、
今年補助金で機械買ったわとか言って、一台導入していく。
それは嬉しい話ですね。
そうなんですよ。
やっぱり必要なものは必要であるということをやっていくと、生産現場の方もやる気が出るという。
いい話ですね。
靴下の製造過程
あとは海外から防寒ソックスの需要みたいなのが入ってきて、今までは全然なかったらしいんですけど、
なんでなんでしょうね。
なんでなんでしょうね。今年急に入ってきたんやみたいな。
それで対応するためにもちょっと機械を売ってました。
共有会現象ですね。
でもやっぱり効果がすごい大きいから、生活の体感が変わるっていうのはすごい品物だなと思いますね。
そうですよね。
快適さが体でわかるっていう。
しかも今現状の値段は2000円前半ぐらいですけど、それで寒いつらいみたいなのなくなるっていうのはすごいなと思いますね。
結構僕の友人はアトリエで作業したりとか、自分で民家を改装して使ってたりする人が多いので、
そういう人からは絶賛の声が割と多く届きますね。
やっぱり編み方のベースとしてはマグロの靴下をちゃんと踏襲しているので、
ウールのソックスはもちろんいろんなところで流通しているんですけど、
どちらかというと風合いを重視した編み方になっているソックスが割りかし多いかなっていう場所で、
ふわふわで包み込むような柔らかい質感のものみたいなのが多い中で、
結構がっしり編んであって、ボリュームもあるし重量もあるみたいな。
洗濯機で丸洗いしてもヨレにくかったり、毛玉もそこまでできにくかったりみたいなのが、
ちょうどなかったところなのかなっていう。
確かに。
感覚、肌感だけですけどね。調べたわけではないですけど、そんな印象ですね。
そうですね。そういう意味では確かにないかもしれないですね。
皮も本当にスキーソックスみたいな感じですね。
スキーソックス自体も最近、似たやつが、
マグロを正式に生産する前に、例えばLLBのゴツメのウールソックスとか買ってみたりしたんですけど、
やっぱりマグロっぽいのがないっていう印象だったので、これはいけそうやっていうので、
作ったっていうのがあるんですね。
なんか、あんま頑張る気が起きなかったのかもしれないですね。
確かに。
靴下頑張って売るより高い防寒ジャケット作って売った方がボーカルという話があったりして、
そうすると優先度が下がったりするのかもしれないですね。
まあでも、かなり生活環境の改善には貢献していると思いますね。
いい品物だと思います。
なので、普段作業の羽織とかポンピとかを買ってない方も、
なんかどっかから噂を聞きつけて、購入されることが多い品物になってて、
ここら辺が興味深いところではあるんですけど。
なんか知らないところで紹介されてて、バーって発注がつく人。
そうですね。なんか偉いまとめ買いする人今日いるなとか、そういう気がありますね。
そうなんですよね。
まあ悩みってことではないんですけど、マグロ漁船の靴下のみ買って、
他の品物にあんまり興味ないままという方もおられたりして、
まあそれはそれでお役立ていただければいいんですけど、
メーカー全般としては、そこからもより流れがあるといいなというのは、
ちょっと昨今の課題ではありますね。
まあでも、靴下は靴下でね、
用意していただける方が多いのはありがたいことですので。
それは良いなと思っております。
すごいですよね。
皆さんやっぱり、とにかく快適に過ごしたいっていう欲というか、気持ちが強いんでしょうね。
やっぱ寒いのって辛いですからね。
どこから探してきたんやろうみたいな気持ちですね。
いや、みんなただただ耐えてるんですよね、日本の生活環境に。
で、なんか辛いなと思って、良くも悪くも辛いなと思い始めた12月1、2ヶ月なんかバタバタしてると、
暖かくなってくるから、まあいっかってなっちゃうんですけど、やっぱ辛いんですよ。
っていうのが多分現状かなと思ったりするんですよね。
家とか、僕も家直す仕事も結構あるので、家とかよく見ると、
いやこれ、これで冬越してんのかいなって思う家とか、結構昔の家とかあるんですよね。
で、まあなんとか乗り切っちゃうんですよね、2、3ヶ月ぐらいだと。
それで温存されてるんだなっていう感じはしますね、体感としてですけど。
湿気でかびるのと、冬寒さを我慢するのどっちがいいの?みたいな感じですね、きっと。
そうなんです。そしたら重ね着とかね、本当にドテラやら、コタツやらで乗り切っちゃおうかみたいなのが、
多いんだなと、いろんな要因があると思うんですけど。
そんな中で、足だけ温かいとだいぶ楽になるので、救世主みたいな印象はあると思いますね。
僕もどんだけ上でね、温かく頑張って来ても、足が冷たいとやっぱ不快ですからね。
そうですね。
しぼやけにもなったら大変なことだしな。
温かすぎても汗をかいて不快になったり、アクリルのソックスだとそうなりがちなんですよね、ベタっとして。
そうですね、それは限界がありますね。
プールはその辺はちょっとした調整機能があると言われてるんで。
そうそうそう、やっぱりさすが生き物。
キューティクルがバカバカして。
そうですね、湿度をちょっと吸収して、濡れないようにしていただく。限界はもちろんありますけど、していただける。
だから僕の仕事で、モンゴルの羊毛を、羊の毛を使った断熱剤を日本で地道に販売するっていう仕事をしてるんですけど、
それもやっぱり服と建物は結構似てて、断熱剤は今までガラスの繊維で、だから言ったらアクリルに近いものなんですけど、
湿気を一切吸わないけど、熱は遮断するぞみたいなのを壁とかに入れてやってるんですけど、
どうしても結露するんですね、隙間が空いたりしてると、湿気吸ってくれないから。
壁の中で水、水滴が知らないうちに発生して、当然カビがなってて、木がだんだんやられていくみたいな。
でも中見えないから、数年後開けてみたら黒い壁になってて、びっしりカビ生えてるみたいなのが結構多いんです。
それを羊の羊毛の断熱剤とかにすると、ちょっとなんかあったとしても、羊の毛が水分をある程度吸ってためるので、結露があんまり出にくいみたいな良さはありますね。
それは本当に服と服も一緒で、似てるとこがあるなというのを実感しますね。
全然少数派ですけどね、日本でも。
少数派ながらそういう快適な素材というのも選択肢としてはあったほうが良いなというのは、靴下も家も一緒やなというのが教訓でした。
冬の生活環境
今年はもうだいたいなくなりつつあるんでしたね。
そうです。もうほぼほぼ完売で、ただ工場さんの方にちょっとご発注した糸が残ってたっていうので、赤の衣装だけ50足で作ってもらえることになりまして。
なるほど。
それがもうめちゃくちゃ急いでくれてて。
そうですね。冬終わっちゃうと開けませんからね。
そうです。なので年始に倉庫に届いて、年始から発送できるような段取りに今のところなっているので。
実は今だから大きいのと小さいの2種類のサイズがあるんですけど、ほとんど小さい方はなくなってて、足のサイズ25センチ以下の人のやつ。
それが年明けに赤だけちょっと補充されるという感じですね。
あとそれ糸さんにもまだ言ってない新情報なんですけど、糸が残ってたってことはもしかしたら製品も残ってるんじゃないかっていうので、
靴下ってあれなんですよ。やっぱり機械で編んでいくんですけど、ちょっとした目飛びとかも結構多いので、余分めに作る慣習があるんですよ。
たくさん作って不良品は弾くと。
そうですそうです。
不良品というか美品というものですね。
そうです。それがちょっとあったら送ってほしいという話をしてて、あるんちゃうかなみたいな話なので、言うてもそんな実測とかあるかないかみたいな話ではあるんですけど、
それが出るかもしれません。
発掘されるかもしれません。
発掘されるかもしれません。
それでも剥ぐ分にはほぼ問題がないわけなので。
違います違います。余分めに編んだ余りなんで、鋭品ですよ。
なるほど。別にそういう問題もないわけなんですね。
問題もないけど、うちが例えば50足って発注したら、わざと60足作って不良品に対応するみたいな感じ。
それを見たときのための備えとしてやってるんですね。
そうですそうです。
なるほど。
それどうしてるんですかっていう話ですけど。
確かに。
でもそういうのもね、ちゃんと見ていかないといけないですね。
ブランドの分はさすがに全部ブランドが買い取ると思うんですけど、
トン屋とかに卸すやつは多分、なんとか市みたいな地域の祭りとかで安く売ったりしてるんじゃないかなと。
なるほど。
こんなこと言っていいのか。でも多分そうだと思うんですけど。
もったいないことですな。
資源が貴重な作品なので余さずに活用していただけるようにしていきたいところです。
日本人の真面目さが悪い方に出ているというか、ちゃんときっちり発注の数をビシッと収めないといけないみたいな。
いやいや、そのプレッシャーとの戦いはいろんな分野にありますね。
4,5足ちょっと少なくなりました。いいところもあると思うんですけど、それを許してこなかったんでしょうね。
冬の備えとマグロ漁船靴下
そうですね。もう一切お金払いませんよということをやってきた家電メーカーもありますのでね。大手の。
もう1ミリたりとも言ったことを実現できない要素があれば、うちは一切買い取りませんって言って跳ねつけて。
すごい殿様。
町コーバーが泣くっていうことがたくさんありましたね。
で、やばい会社、まあ社名は言いませんけど、やばい会社、伝説の今もトップ企業ですけど、会社の部下がそうやってパンって跳ねて、町コーバーの人がうーってうなって悩んでるところに、なぜか社長がポコンって現れて、
お困りですかって。あ、うちとの取引でそんなことがあったんですか。そりゃかわいそうなことや。じゃあ私の判断で半額で買い取ってあげましょうかって言って手を差し伸べるっていう。
あらわずやってた偉人がおりますよ。すごいです。
もうだいたいわかってしまう。
そうなんですけど。
それちょっとすごいですね。
すごいですね。でも町コーバーの人はもう倒産買うとか言って悩んでるぐらいだから、半額で買ってくれるならもうこれで生き延びられたって言ってもう大感謝です。
でもよく考えたらちょっとね、ちょっと本当感謝なんかよくわからんなと思うんですけどね。
そもそもそこの会社が原因ですもんね。
そうまあ確かに契約は完全に守れていないけど、一切ゼロってちょっときつくないですかとは僕は思いますけどね。
日本の高度経済成長というのはそういうものなのかと考えると。
それをもとに作られたものなのか、今の日本みたいな。
そうなんですちょっともう。
それでちょっとやめていきたいというささやかな気持ちではありますが。
すごいですね。
もちろん作業もそれなりに売上を増やしていきたいという気持ちはありますけど、道も踏み外さないように頑張りたいというところで。
今日はちょっとワンテーマワン収録で行こうかなと思っておるので。
一旦このマグロ漁船の靴下の会はこちらで締めたいと思います。
小売店向けの展望
はい。
靴下に関してお知らせ。
そうですねお知らせはだいぶ先の話なんですけど、6月。
お店の方向けですねこれはどっちかというと。
実はマグロ漁船の靴下だけは小売店さんが販売できるようになっておる仕組みなんですけど。
そうです卸売をしてます。
募集の時期というのが意外に早くて。来年の何月でしたっけ。
6月ぐらいには卸売の募集を締め切って。
締め切りですね。
お盆までには発注する流れなんですけど、
ここ1,2年はコロナ禍で生産ペースがちょっと崩れてるので、
6月中には発注を済ませたいなと思っております。
なるほど。分かりました。
もしこれをお聞きのお店をやってる方とかですね、
マグロ漁船を販売してみたいぞという方がおられましたら、
6月までに弊社にリクエストいただければ可能であるということをお伝えしたいところでございます。
そうですね。
実は韓国の方からも韓国で販売したいみたいな相談があったんですけど、
ちょっとタイミングが悪くて今回はできなかったんですけど、来年はぜひと。
欲しい時期にはなくなっちゃってるっていうのを何とか解消したいと思って、
毎年毎年倍数で発注してるんですよ。前年の倍数で。
なのに、同じぐらいの時期になくなるっていう謎の。
謎の良いことなんですけど。
良いことなんですけどね。何か変えないというか。
ついに漁師さんからも問い合わせが来てびっくりしたんですけど、
やっぱり漁師さんに届いたっていうのは良かったなと思いますね。
そうですね。今までは多分家の中でルームシューズとして履かれる方が多かったんですけど。
いよいよちゃんとプロの方に届くところまで来たという。
ありがとうございます。
多分この値段設定でやってると類似品が出てもあまりできないことだと思うので、
別に作業が大儲けできるぞみたいな感じではないんですけど、
しかし必要なものを必要な方に届けるっていうのは、
ぜひやっていきたいなというところですね。
そうですね。
では今日はひとまずありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
では皆さんご機嫌よう。
はい。