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2021-01-20 29:48

180度股が開くもんぺをつくる話ー工場探しから仕上げまで

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などについて話しました。
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(1/21にタイトルを変更しました)

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SAGYOラジオは、野良毛メーカー、SAGYOのメンバーが、製品開発や販売戦略などをザック・バランにお届けする公開会議です。
前回は、SAGYOもんぺのマクルの製品について、クラウドファンディングしているという話をしたんですけども、
SAGYOもんぺには、もう一つ違った形があって、これは開くというシリーズになっているんですけども、
また、これはマクルとは違った面白い形になっているので、その話を今回はできればいいかなというふうに思っています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ちょっと概要にもリンクを貼っておくんですけども、SAGYOもんぺの開くというのは、
開くというのは何が開くかというと、股の部分がグッと開くというシリーズになっているシリーズというか形になっているんですよね。
股の部分にガジェットクロッチというクライミングパンツとかに使われるパターニングを採用していて、足が180度開くようになっているものです。
考えると、逆になんで普通のズボンって足開かないのですかね。
なんででしょうね。足を開く、もともとパンツなんで、スーツとかそっちの貴族の人が履いていたものから始まっているからじゃないですか。
たぶん逆に農耕民はスカートだったかもしれないですね。西洋でも。
そうなんですかね。西洋のこと全然知らないんですけど。
裏覚えだけど絵画で見ると結構ワンピースみたいなの着てますよね。
はいはい。
靴の人も。
そうですね。確かに。
それがたぶんイギリスとかの一部の人たちがあういった形状に変えて、それに合わせて皆さん上がったって感じがするか。
どっちかというとドレスアップという目的の方が大きいんでしょうね。今の形状というのは。
あとは単純に縫製の工程が簡単というか。
このガジェットクロッチっていうのは言ったらちょっと面倒くさいというか工程が増えるって感じなんですか。
そうですね。やっぱりパーツも増えますし、股のパーツの分。
あと作業の場合は股のところは巻き縫いっていう普通の縫い方よりももっとしっかり二重にして縫っているっていう。
デニムとかによく採用されている縫い方を使っているので、その巻き縫いかつガジェットクロッチっていう組み合わせがものすごく面倒くさいというか難しいというか。
っていうのがあって工場さんにはかなり嫌がられましたけど。
でも何回もパターンを修正してミシンが通りやすいように改良しているっていうのはしてます。
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パターンによってやっぱりミシンが通りにくいっていうのがある。
ガジェットクロッチの両端の角度によってミシンが、言葉での表現が難しいんですけど入りやすい入りにくいっていうのがあるんですよ。
この角度だと入らないよとか何度も言われて角度を微調整するみたいな工程がありました。
角度っていうのは針を入れる角度ってことですか?
そうですね。最初はズボンの裾からブーって縫っていくんですけど、
そのガジェットクロッチのところに入る、インサートする時に滑らかにそのまま運針が行くかどうかっていう。
なるほど。
そこでやりやすさが変わるということですね。
やりやすさが変わるみたいなんです。
じゃあそこに合わせるために結構パターンを修正してきたって感じなんですね。
そうですね。滑らかにインサートできるようにミシンが。
なるほど。
っていうのは多分それは本当にもう工場さんとか縫ってる人とかの感覚の問題なので、工場変わるたびに毎回そこは修正しないと。
なるほど、そういうことか。
縫ってる方のやり方とかスキルに。
技術力だったり、やりやすいやりにくいとかあるんで。
本当は巻き縫いじゃなくて普通のロック処理でいったら全然簡単なんですけど、そうするとやっぱりちょっと強度的にどうなんかなと思ったんで、巻き縫いで。
そこは全然違うんですかね、強度は。
ごめんなさい、私完全に間違えた。
ズボンの裾からってさっき言ったんですけど、ズボンの裾の内側のところはロックなんですよ。
お尻の尻ぐりのところですね。
股のお尻のところを巻き縫いにしていて、そうです。
そこはやっぱり一番伸縮するというか、動くから。
そうですね、圧力がかかるんで、しゃがんだりするとお尻のところに。
だからそこは巻き縫いにしてるんですけど。
背中のところからピーって縫製が始まって、滑らかにガゼットクロッチのところに行ってっていう。
そこからじゃなくて背中からですね。
ちょっとまたぜひ手元にある人は手に取って、これが巻き縫いかとガゼットクロッチかっていうのをちょっと見ていただきたい。
そうですね。
この商品、他にも何か工夫した点とかってあったりしますか?
他にはですね、ポケットですね、やっぱり。
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ポケットは何度もパターンを作り直していて、どんどんどんどん深くなっていってるんですけど。
携帯がちゃんとすっぽり入ってファスナーが閉まるようにとか。
なるほど。携帯も大きくなってきてますからね。
そうなんですよ。
ポケットも大きくなってくるみたいな。
これはかなりありますね。
持ち歩くものがどんどん変わってきてしまってる。
そこに対応していかなければならない。
結構大きなポケットですよね、今ね。
もう何なら文庫も1冊入るかどうかって。
街をガゼットクロッチにしてるんで、後ろポケットがつけられないんですよ。
深くできないんで。
だから太もものところに、クロッチとは関係ないところに大きいポケットをつけているっていう。
最初に作ろうと思ったきっかけは、作業の最初の立ち上げのときに、農家さんにいろいろ聞き取りをしてたときに、林業やってる人が一番に股が破けると。
それは何でかって言ったら、やっぱり山の斜面とかトラックの上り下りとか荷台に直接登ったりするらしくって。
そしたら、やっぱり股を広げる作業がすごく多いから、股に負担がかかってすぐ破けるんだよね、みたいな話をしてて。
その方はクライミングパンツを履かれてたんですよね。
なるほど。
なので、そのパンツが、その方にとってはやっぱりズボンが一番大事な道具なんで、そのズボンに合わせてだんだん服装がアウトドア化していったみたいな。
なるほど。
クライミングパンツって言ったら、もうそういうデザインのものとかメーカーのものが偏ってたんで、なので作ったらいいかなと思ったっていう。
確かにそうですよね。山の斜面に登るときって、ほんとそういうことほんと180度ぐらい近いぐらい足が開きますもんね。
そうですね。
あと、脚立の上り下りとか、庭師さんとか。
そうですね。
あとは、伊藤さんもやってるような収穫?
果樹系は結構登らんといかんですね。
あと木にも登ったりするから、それもかなりイレギュラーな足の開き方をしないといけなくなるという。
やぶれやすいのはその通りで、逆にジーンズみたいな服だとちょっと、というかかなり向いていないという感じですね。
つっちゃいますもんね、足のところがね。
そうですね。
僕は馬にもよく乗りますが、モンゴランドの仕事があって馬にもよく乗るんですけど、ジーンズはほんとに向いてない服ですね。
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そうなんだ。もともとはカウボーイ育ちみたいな印象があるけど、多分流通してるものは全く違うんでしょうね。
本来はやっぱりあれはアダホル用という感じがしますね。
あと商品の説明を見てると、2段目のポケットに隠しファスナーがついていると。隠しファスナーってどういうことなんですか?
正面から見えないように、ちょっと高さをつけてファスナーを隠しているっていう。
なるほど、なるほど。これはデザイン的な見た目的な部分。
これもあると思うんですけど、ジッパーが露出していると何かと不安な場面が、やっぱり作業地はあるので、何か当たったりやら。
金属なので、それがなるべく外部と接触しないように、作業上は大事かなと思います。
あとは縫いやすかったっていうのがありますね。
その縫製の事情みたいなのが。
縫製の事情もありますし、あとはどうしても生地の布地とファスナーテープの色がやっぱりどうしても合わないんですよね。
ぴったり合うことがないんで、それを配色にしたりしてもいいんでしょうけど、そうなるとファスナーだけ悪目立ちしたりとかしてコーディネート的にあんま良くないかなとか思ったので、
ファスナー自体は気にならないように見せない方がスッキリ見えていいかなと。
そういういろんな複合的な理由で隠してますっていう感じですね。
初期は付いてなかったんですよ、ファスナー。
でもお客様でひらくをすごく愛用してくださっている方が、使うシーンとしては旅行中に履くって言われてて、なるべく海外とか行ってもすりにあったりしないように。
そういうことか。
ファスナーがあったらよりいいんじゃないかみたいなことを教えてくださったんで、なるほどと思って、確かにみたいな。
それで付けましたね。
携帯電話とかはケースによっては絶対落としたくないって感じもあるから、ファスナー付いてるとすりはもちろん、ちょっとしたアクションをしたときに落ちにくいっていうのもあるから。
携帯電話は水とかに落としたときは致命的な機種とかもありますもんね。
そうですね。
時間がありますね。パスポート入れたりやら、小さい財布入れたりやら。
夏場だとどうしても上着にポケットがないんで、Tシャツとかで移動するんで、カバンを用意しないといけないっていうのがなくなって、ちょっと外に散歩行くぐらいだったら手ぶらで行けるから、すごくいいって言ってくださったんですよね。
なんか僕、販売会に立ち会って、これめっちゃいいって言ってたのは、書道の人、作家さんで書を書いたり絵を書いたりする人なんですけども、ライブペインティングしてると。
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ライブペインティングするときに、立ち座りしながら、結構激しい動きをしながら絵をするっていうのかつ、あんまり寒い絵とかっていうのもそれっぽすぎて、すごく若い人だったんで。
で、クライミングパンツとかってのもいいかなって考えてたんだけども、やっぱりさっき江崎さんが言ったとおり、アウトドアっぽすぎてシャカシャカしてたりとか、それはそれでまた全然違うけど、ちょっと黒いやつかな、買って、これはめっちゃいいって言って、2本とか買っててくれた方が前にいましたね。
なるほど。
それはさすがにこっちで想定できない使い方ですね。
そうですよね。だから作業、販売会今はちょっとできないですけども、たまにして僕も一緒に売らせてもらうって言うと、実際使ってる人の声とかを、なんでこれ買うのかっていう説明をたまにしてもらえると、そんな職業でも使えるんだみたいな新鮮な驚きがあったりしますね。
そうですよね。
いろんな仕事がありますね、仕事と作業現場というのは。どういう動きを世の中の人がして日々働いてるかっていうのは、思いのほかわからんもんですからね。
ひらくは結構古い区からある商品だから、いろいろ素材も今までに出てますね。
もうちょっと素材の都合上なくなっちゃってるけど、やっぱり前から黒はやっぱり人気がありますね。
そうですね。なかなか黒って言うと、それこそワークマンさんとか一般的な作業着にある色なんで、ベージュとか黒とかはそんなに選ばないんですけど、たまに選んでリリースしたらすぐ売れちゃうみたいな。
たぶん本当に実用的に使う方には使いやすいって感じかもしれないですね。
なので黒い生地があったら最近は買うようにして、マクルも黒で今回出しました。
そうですね、黒のあれも結構人気ありますもんね。
なるほど。作業の、初めて聞く方はちょっとわからないかもしれないですけど、作業の場合は生地が毎回変わっていくので、同じ製品が無限にあるっていう作り方はしてないんですよね。
そうですそうです。見切り品をね、買ってるんで。
割と今ある生地が無くなってしまうと、その生地自体が手に入らない限りは再生産ができないって形。形は一緒なんですけどね。
そうです。形は一緒。
なのでこういう言い方はあれですけど、ちょっといいなと思ったらキープしとかないと無くなっちゃうという。
そうなんですよね。それも完全に生地市場でも一緒で、ちょっといいなと思ったらキープしとかないと本当に一瞬で売れるんで。
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でも大手さんでもそうですよね。無印良品とかでもこれすごく気持ちがいいと思っても次のシーズン全然ないとか、売れちゃったら全然入ってこないとか普通にあることだから。実はその辺は一緒だったりするんですよね。
いや本当それはそうだと思います。日本に住んでると何でも無限に手に入るっていう錯覚に陥るんですけど、ちょっと違う国。
僕モンゴルとか行って喋ってると、いいのあったらその瞬間買わないと二度と出会えないよみたいな感覚でみんな生きてるので、本来は多分そっちが普通なんだろうと思います。
そうですね。大量生産っていうのは実は意外に大変だという。それこそYシャツとかTシャツとかそういうものに関しては多分むしろ大量生産でコストがグッと下がるようなものだけど、こういうものに関しては結構サイクルがあるって感じですね。
そうですね。ファッションブランドさんとかは基本的に展示会形式で受注を受けた分だけしか作らないっていうところが多いので、その受注分だけ作ったらそれで終わり。
受注の発注というのはショップさん、小売の方が出す。
そうですね。
それぞれの店舗でこのぐらい欲しいなとか、小売店でこのぐらい欲しいなっていうのが仮に全部売れちゃうと、もう世の中にはないってことになっちゃうんですね。
そうですね。そこのメーカー、ブランドがもう一回作るっていう決断をしない限りはもうないっていう感じですね。
だからファッションの方面の人って半年に1回新作をリリースしないといけないペースでやってるんで、追加で生産するってことはほぼないと思うんですね。
無理ですよね。
もう次のシーズン。
それが売ってるときには次のこと考えて、むしろ生産に入ってるぐらいですもんね。
そうなんですよ。なんですけどやっぱ最近増えてるようなやり方なんですかね。
もうずっと定番品を、作業と同じですけどね。
作り続けるようなメーカーさんが増えてきたんで、無限にお店に行ったら必ずあるみたいな錯覚にそれこそ落ちるっていう。
確かにそういう錯覚はありますね。
あと靴下の話ちょっとしたかったんだ。追加で。
前回の放送が放送というか配信が年末で、その後靴下の注文がマグロ漁船の靴下の注文がバーっと入って今シーズンも完全にシーズンの在庫がなくなっちゃったって感じですね。
はいはいそうです。
なので直近で再入荷って形じゃないんで、また秋口9月ぐらいに次のシーズン用のが出ますっていうような形になってると。
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そうです。
なんかインスタでも発表がありましたけど、新しい色を。
そうなんです。緑をもうやめようかなと思ってまして。
逆にそれは廃盤にして。
廃盤にして、緑の代わりにもう一色新しく。
別の色を着てみようという。
何色かは決めてないんですけど、なんかアンケートとかしたら面白いんですかね。どうなんだろう。
確かに。なんか単純なもんだとインスタのストーリーとかでアンケートできたっけ。
そうなんですか。
あれは限定の機能なのかな。
わかんない。
あるかもしれないし、フェイスブックとかにもアンケート機能あるから、簡単なところだとそういうの取ってもいいですし、あとは結構メールマガに登録されていらっしゃる人もいるから、そこに向けてちょっと一発アンケート取って欲しい色みたいな。
そうですね。
色は色々とも好みがそれぞれありそうですからね。
バラけそう。
バラけそうないい気持ちはありますけども、でも取ってみて、意外にこういう色のニーズがあるんだっていうのを知るのはいいかもしれないですね。
色って難しいですな。
靴下に関しては、衣類と全然作り方が違って、衣類はさっき言ったように市場に流れてる生地をパッと買って作り切って売り切るっていうやり方ですけど、
靴下に関しては、糸を在庫している糸どん屋さんから糸を買って作るんで、色のバリエーションはたくさんあるし、こちらが作りたい数だけ作れるっていうやり方なんで、何とでもできるって言ったら何とでもできるんですよね。
今年追加を作れなかった理由としては、どこも考えること同じで、もう寒いから靴下よく売れてる、もう急ぎで作ってくれって工場のめちゃくちゃ発注が来てて、もう全然パンパンなんで追加は無理っていう。
靴下需要がもう今年は激しかったじゃないですね。
今追加するんやな。
売れてましたもんね、作業でも。
売上新記録でしたからね。
そうですね。普段だったら2月ぐらいまでは買えてたかな。1月末ぐらいにいつも買ってきてましたね。
そうですね。言ってもちょこちょこ在庫年明けまで残ってたんですけども、ほぼほぼ出ちゃってた。
今年はね、すごい寒かったんで。でも作るのは夏なんで、さすがにそこまで予想できなかったみたいな。
これがでもやっぱり見るより難しいですよね。
そうですね。
なるほど。僕はコンピューターの業界にいるから、作ったらすぐ出すみたいな感覚がやっぱりあるんですけども、そういう予測読みっていうのでね、しかもそれが在庫ダブついちゃったりすると不採になっちゃうっていうのもあるから。
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そうなんですよね。結局靴下に関しては糸の確保からしないといけないんで、結構リードタイムが衣類よりも長いんですよね。
なるほど。
だから夏から作るんですけど、だから逆にアンケートを取っても全然夏だから考えられないみたいな。
そうですね。聞かれたそう。
確かにそれもあるかも。
今のうちにアンケート取っといた方がいいかもしれないですね。
気分の時じゃないとね。
夏にアンケート来てもな。逆に涼しそうな色がいいとかと思っちゃいますね。
そうですね。やっぱなかなかその時でないと思い浮かばんもんですね、本人も。そうするとでもやっぱ気象予報的なの結構重要ですね。
そうですね。
いやーでもそうだと思いますわ。思いのほかやっぱ我々は気温の影響を受けているので、食べるもの気分やらその他いろいろ。
夏の段階で今年の冬の気温予想するっていうのは大事なのかもしれんですね。
それかリードタイムをなるべく短くするような努力をするかってことですよね。
なるほど。
その辺は工場さんとの話し合いですけど、糸をこっちのリスクで大量に固定するとか。
上側のアクリルの方、色がついてる方ですね。赤とか緑とかついてる方の糸はトン屋さんに常にあるんですけど、下側のウールの糸っていうのがなかなか供給が不安定で。
やっぱりそれは天然の素材だからってことなんですか。それとも市場が変動しやすいって感じなんですか。
それはあります。やっぱり糸根が結構変わるんで。
そうなんだ。
なのでトン屋さんが今年はウールの市場高いからそんなに在庫せんとことかあるみたいで。
それこそやっぱり農産物で海外から買うもんだから。
上限があるからですよね。きっと市場が変動するっていうのはね。
そうなんですよ。だからグレー一色なんですよ。下側が。
なるほど。下側固定すると。
色んな色にしちゃうこともできますけど供給本当に来年はこの色が手に入るのかっていうリスクがあったんで、もう一色だけにしてこのグレーだけはこんだけ分は確保するみたいにしておいた方がいいなと思って一色にしてるっていうのはあります。
マグロ漁船の靴下、お持ちの方ほとんどか持ってない人もいるかもしれないですけど、足の部分がウールでできてて、くるぶしの上ぐらいからはアクリルの色。
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そうですね。素材を切り替えてますよね。
切り替えて編んであるというやつですね。
はい。
めっちゃ分厚いので人気になってしまったという。
僕も仕様として送ってもらったんですけど、ずっと妻に占有されてしまって、僕は全然履けないっていう。女性ね、やっぱ冷えやすいんでね。
そうですね。本当にあったかいですからね。なんか驚きの温かさ。
単純に分厚くなったらあったかいっていう感じですけど、そういうの作れるところ自体があんまりないっていう感じなんですけど。
このマグロ漁船の靴下を作ってる編み木自体が古いもので、旧式のもので、針が太いんですよね。
だからすごく太い糸でも編めるし、ざっくり空気を含ましながら編むことができるんで、すごくいいんですよ。
昔のスキーソックスとかも同じ組織の靴下だったりするんですけど、そういうのを元から作られてたメーカーさんで、たまたま編み木が残ってたっていう。
そういうのがあるのか。
結構奈良でも5,6件ぐらい電話して問い合わせたんですけど、サンプル送って、お父さんから元々のマグロの靴下借りて、これと同じように編めませんかって言って聞いたんですけど、
もう今取引してるところしか編めるよっていう返事がなかったんですよね。
兵庫の方まで聞いたかな。
そっか。
やっぱ今高速でもっと編めるように改良されてるんで。
ある種、ちょっと靴下も安く売り買いして使い捨てみたいな側面も今あったりしますもんね。
本当に安く売ってる靴下もたくさん流通してるから、無くすっていうのもあるし、安い方が良いというのもあるんでしょうな。
そうすると糸が必然細くなるので、その範囲で編むしかないという。
やっぱり当たり前ですけど、普段履いてる靴下、靴に厚みを合わせないといけないんで、どっちかっていうと分厚くて暖かいとかよりかは糸の機能性、発熱するとかそっちにいけるんですよね。
薄くても暖かいとか。
そうです。
蒸れないとか。
そう。
なるほど、そっかそっか。
確かに履く側からするとマグロ行線の靴下って本当に分厚いので、結構靴のサイズ感が厳しいとサイズが変わっちゃうので足自体がでかくなっちゃうから、そこが一つ難しいとこではあるが。
でも基本的にはゴム長とかを。
そうですね。
肩に向けて作ってるんで。
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長靴は基本的にはぴったりには履かないですからね。
そういう人は。
そっかそっか。
無視する必要ですと言ってやってるわけですね。
結構私はあんまりそういう常識的なところは無視してもいいかなと思ってて。
なるほど。
作業腰巻きぬくいっていう商品もあるんですけど、それに関しても農家さんのリサーチしてた時に、伊藤さんから聞いたのかな。
女性の方とかは外の作業場で小さい毛布みたいなのを腰に巻いて作業してたりするみたいなのを誰かから聞いて、
毛布巻くんだったらそういう毛布みたいな腰巻きがあればいいんじゃないかなみたいなとこから作ったんですけど、表地はウールのメルトンで裏地がマイクロフリースみたいな。
普通に家庭の洗濯はちょっとしづらい素材なんですけど。
そうですよね。
その代わりめちゃくちゃあったかいみたいな。
だからその上にさらにエプロンとかかっぽ着みたいな。
ヤッケとかを着ると汚れにくいからいいんじゃないかなみたいな。
あったかさ重視で作ってみようみたいな。
ウールだから本当にコートみたいな腰巻きってことですね。
そうですね。
だから非常に設計として合理的というか。
もちろんメルトンも洗濯実験して縮みが少ないものを選んではいるんですけど、
手洗いだったら全然できるのはできるんですけど、一応品質表示には選択できないというふうにはしてます。
年には年をで。
なるほど。
そういう常識にはとらわれないチャレンジっていうのも確かに面白いですね。
実際結構根強いファンがいますもんね、あの腰巻き。
そうですね。
一回温かさを知ってもらえればプレゼント用に買われる方がやっぱり多いですね。
お母さんにとか。
そんな感じかな、今日今回は。
じゃあ今回は作業モンペの開くのコンセプトと靴下と、あと腰巻きの話をさせていただきました。
ではどうですかね、月に1回ぐらいは定期的に更新を目指していきたいなと思うので、またぜひ聞いてほしいなと思います。
質問などあったらいつでもメールください。
配信のページにフォームがありますので、そちらから気軽に質問などもお寄せいただければと思います。
ではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
さよなら。
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