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2025-12-04 40:29

「まちがえました」マグロ漁船の靴下 檸檬

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冬の定番商品マグロ漁船の靴下に新色が登場したのですが……

サマリー

このエピソードでは、アパレルメーカー・SAGYOが靴下の生産過程で発生した色の間違いについて議論し、問題の発覚から解決までの流れを共有しています。また、SNSを活用したマーケティング戦略や、消費者の反応についても触れています。マグロ漁船にインスパイアされた靴下の特徴やマーケティングについても話されています。靴下の耐久性や暖かさ、ファッションとの関連性についても言及されています。マグロ漁船の靴下の独特なデザインと、その販売方法の難しさが語られ、製造過程における工程や納期の課題が取り上げられています。靴下ビジネスのリアルな側面が明らかにされています。また、特に厚手のタビソックスの需要や製造技術の変化についても議論されています。

靴下の生産過程での間違い
SAGYOのラジオは、アパレルメーカー・SAGYOのメンバーが、商品開発や販売戦略などをザック・ブランにお届けする公開会議です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。僕はSAGYOの永山です。
生産担当の岩崎です。
ディレクター伊藤です。
よろしくお願いします。
今回は、先日ですね、インスタグラムで、我々のインスタグラムで少し話題が広がったこと、靴下のことについてちょっと話をしようかなと思いまして、
インスタグラムを見ていただいている方はわかるかもしれないんですけども、「まちがえました」っていう投稿、ちょっとインパクトのある投稿をさせてもらったんですけども、
これ、ちょっと岩崎さんから説明してもらった方がいいかな。
何を間違ったんだっていうところがあったかと思うんですが、
どういういきさつでこの投稿があったんでしょうか。
まず、今年は2色、新色を出そうということになってまして、
靴下の生産期はかなり長いんですけど、
だいたい梅雨時期に工場に発注をかけて、そこからひたすら量産をしてもらって納品を待つということになるんですけど、
6月に発注した時点では、ヤマブキっていう、いわゆる標準色の黄色とヒワネズっていうオリーブドラブの2色をオーダーして、
撮影用のサンプルで1色ずつ先に上げていただくんですけど、それに関しては色が正しいものが上がってきていて、
リーフレットとか、あとはオンラインストア用に写真を撮ってもらって準備してたんですけど、
10月末から11月、今年は遅かったの、11月半ばですね、に量産分が入ってきた時に、なんと黄色の方が蛍光色になって入ってきていたということが発覚しまして。
元は発注はこういう色じゃないってことですよね。
たかた そうです。黄色、絵の具の黄色、いわゆる黄色だったのに。
蛍光ってことなんですね。
たかた そうなんです。蛍光イエローになってたと。で、工場もそれに気づかず倉庫にも出荷してしまって。
僕らもそうですよ。僕ら自身が検品してるわけじゃないので、完全に倉庫にそれが入って、かつ小売店さんの方にもそれが行って発覚したっていう感じだったんですよね。
たかた そうなんですね。倉庫も本当の色味とかは把握してないので。
たかた で、オンラインストアにもアップしてなかったんで。で、担当の人もなんか山吹きって書いてるけどこれ蛍光だよなと思いながらもその確認しようがなかったので指示通り出荷したと。
たかた で、それで卸崎さんからなんか色がこれ注文の写真と違うんですけどみたいなご連絡いただいて、なんとみたいな。そこで初めて発覚するっていう。
たかた 普通は納品前って言って、納品前に一足ずつ送っていただくんですけど、どの商品もそういうふうにしてるんですけど、靴下に限っては1ヶ月納期が遅れていたので、とにかく早く。
たかた 前提として、1ヶ月、納品が、工場からの納品が遅れてしまって、我々もその卸崎に納品が1ヶ月ずれ込んでるっていうのがあったんで、とにかく入ったらもう右から左へもうすぐ流そうっていう頭しかなかったんですもんね。
色の間違いの解決
たかた そうなんですよね。まさか間違えているとはっていうところで。
たかた サンプルがちゃんとしたものはあったので、まさかこれで来るだろうっていう感じでしたよね。
たかた でも工場からしたら、こちらからしたら一連の発注なんですけど、もう工場はやっぱり細切れで、いろんな他社さんの分とかもあって細切れで段取り組んでるんで、
たかた サンプルの色が前どうだったとかっていうのが、多分確認が引き継ぎみたいなのができなかったんだろうかみたいな、そんな感じだと思うんですけどね。
たかた これっていわゆる色っていうのは、番号とかそういうので管理するっていうのが一般的なんですか。
たかた そうですね。色見本の色番ですね。
たかた 今回これ間違えたのも、ちょっと複雑な事情があるんですよね。
たかた そうですね。複雑な事情があり、そこまで言っちゃいます?
たかた どうしましょうかね。
たかた まあ別にそんな深刻なことじゃなくて、シンプルに配板、伊藤の配板があったっていうので、ちょっと2点3点してからの発注だったんで、そこでちょっとごちゃっとしたっていうのが。
たかた この数字あっちの数字っていうふうに、たくさん数字がいくつか候補が出てしまったところで取り違いが発生したっていうふうなイメージをしてもらうのが一番わかりやすいですかね。
たかた だからこれはものづくりに限らずデザイン仕事でもそうですけど、変更が多いと結局どのバージョンが最終的にやって、出来上がったものが違うんやけどっていうのはしばしは起きますね。
たかた ありますよね。僕もその仕事別な仕事でやっぱりこうデザイン系の仕事とかしてても、変更した後の前のやつが実はお客さんが5を出したつもりだったけど、僕らとしてはもう変更を出した後のやつでOKもらってると思って、それで出しちゃったら、いやこれ1個前のやつだったんですみたいなコミュニケーションとかはミスが発生しやすいって結構あるんで、最終確認を何度もするみたいなのは結構痛い目みたいなこともありますよね。
たかた その廃盤になってた色が、一番最初に私が選んだ色がちょっとレモンイエローっぽかったんで、たぶん工場さんの頭の中でレモンイエローみたいなのが強く残ってたんじゃないかなみたいな気もします。
たかた 色は非常に難しい。なかなか言葉で伝えるのに難易度が高いものなので。
たかた まあでも工場とはやっぱりもちろんちゃんと協議して、来年に向けてちゃんと発注書のやり取りとか管理とか確認とか、その辺は徹底するっていうふうにして、こちらも品番とか色番だけで書いてたんで、写真を貼って。
たかた そうですね。そういう現物。
たかた で、量産とサンプルを1枚の発注書でまとめてたんですけど、サンプル依頼書と量産依頼書はちょっと分けて、改めて作成するみたいに。
たかた そこでちょっと、ああでもない、こうでもないってサンプルの方でやっちゃうと、結局どれがあって話になっちゃうから、最後にこれですよっていうふうに分けるってことですね。
たかた そうですね。もう10年近く付き合いがある工場なんで、つい私もね、そこには日があったんですよね。ちょっと、なあなあになってたみたいなところがあったので、これは反省の一つとして、もう他の工場と同じようにきっちりやろうというふうにしたという次第ですね。
たかた 結局その変更に関しては、普通にそのまま何かの顔で売ってしまうということも考えられたことはあるんですが、我々としてはちょっとこれを。
たかた 結構そのビビットな蛍光イエローなんですよね。結局でもそれをどうするか限りのときも、写真を見ながらで我々もなく、なんかすごい蛍光イエローが出たぞみたいな話をしてるところで、僕は実物見てないんですけど、写真でも。
たかた とはいえ、今まで作業が出してきた靴下のイメージからは結構ジャンプしてるので、売れそうやなと思いつつも、作業の正式なものとして出すのを結構迷うところがあるという。
たかた っていうのと、この黄色を出した上でさらに山吹も出していきたいっていう風になっちゃうと、黄色かぶりというかね、ラインナップとしてもちょっとボケる。
SNSを通じたマーケティング戦略
たかた 不思議な並びにはないっていうところもちょっとあったので、その辺はこの言った経緯をインスタグラムの方にも書いて、少し割り引きをして、在庫をなくしていこうという風な方向に決定をしたという感じですね。
たかた 靴下はもう季節しか売れませんので、この寒い時期を逃すと倉庫でずっといることになっちゃうという。
たかた 正直ね、最近それこそイルイの方で、柿渋染めとか藍染めとかの提案をし始めているところで、いきなり同じブランドが、靴下は蛍光色出して風景を作っていくのラギーとか言ってたら、なんかどういうことみたいになりかねえんだと思って。
たかた だいぶコミュニケーションがボケてるなって感じになっちゃう。まさにだいぶスポーティー。今写真見てますけど、そうですねスポーティーさがやっぱり目立ってしまうところがある。
たかた そう、単品だとものすごく可愛いんだよね。
たかた そうですね。なのでそういった事情もあって、インスタグラムの方で告知したところ、これがまあ、やっぱり黄色、こういう黄色がやっぱりお好きな方っていうのももちろんいるし、さっきユサキさんがおっしゃってたように単品だと全然可愛いっていう風な形になってくると思うので、
たかた あの瞬く間に売れてしまいまして。
たかた ねえ、一日経たずに。
たかた 全くちゃんと売れるかなっていう僕らの気持ちは経由でございました。ありがとうございます。
たかた 200足以上バババババッと。
たかた あっという間に、はい。3割引きでお譲りしたと。
たかた まあでもその作業のことを知らずに、本当にあのただただただあったかいソックスとして、たぶん見つけてくださったっていう方も多いんだろうなと思いましたね。
たかた うん。まともと作業が持っているアイテムの中で、マグロ漁船の靴下ってとにかく分厚い靴下だけ買う人っていうのは一定層おられる。
たかた そうですね。はい。僕らの持っているデータとしても、いわゆるその衣類を買われる方、いや、衣類と一緒に靴下買われる方っていうのももちろんいらっしゃるんですけども、
たかた この作業、靴下だけの愛用者って方もたくさんおられて、かつリピーターの方も多いですね。
たかた うん。
たかた なので、新しい色が出てると、それでも嬉しい、それでもいいっていうふうなところで買っていただくっていうのがあって、はい。大変ありがたいなっていうところと、
たかた インスタのこの投稿自体も結構拡散というか、こういった、たまにね、マチコ発注でたくさん来ちゃったんです。買ってくださいみたいなのがSNSとかで流れてしまう。
たかた コンビニとかね。
たかた そうそうそう。ちょっとあれに似たような感じかなというところもあるんですけども、ただ、収録前にもちょっと話してたけど、ああいったトークも若干食商気味というか、
たかた うん。
たかた あのね、人によってはステレスマーケティング的な捉え方をする、うがった見方をされるっていうケースもあったりするのかなっていうのもあるんだなというのはあるので、
たかた これに味を占めてってことはないので、基本的にはね。
たかた そうですね。たぶんこの10年運営してきて初めてだったから、
たかた そうですね。そうです。
たかた 信用していただけたとは思いますね。
たかた うん。これしょっちゅうやってたね。逆に大丈夫かみたいな感じになっちゃいますからね。
たかた ね。
たかた 後発中の多い名産。
たかた そう。なので今後もなかなかこういうことはないかなとは思うので、僕らとしてもちょっと貴重な体験というかね。
たかた うん。
靴下の特徴と生産背景
たかた これでちょっと先ほども繰り返しになっちゃいますけど、ちょっと量産体制みたいなところをね、少し見直すっていう一つのきっかけにもなったなというところではありますね。
たかた はい。そうですね。
たかた なかなか物を作るっていうのはいろんなことがあるってことですね。
たかた いろいろありますね。
たかた で、実際に僕らの方で新職として今、店頭とかECサイトの方に並んでるのは、山吹の方が今期はちょっと入荷が難しいという、量産が難しいって形になってしまったので、今は日金図というのが並んでる。
たかた これちょっと僕も左右のメンバーながら一発で漢字が読めなくて、いつも調べるっていうかショップの方を開かないと読めなくなっちゃうんですけども、
たかた 弱いに鳥って書くのかな?ちょっと待って。
たかた ひわね、ひわは。
たかた なんかイワシの魚編が鳥に変わったみたいな、逆やからでも。
たかた だからそんなあまり見たことない感じにネズミっていう字を、ひわ鳥なんですね。
たかた そうなんですね。ひわの中の鳥の名前ですね。
たかた うん。
たかた なんかまあひわっていう鳥がおるらしいですけど、なんかその鳥の羽の色。
たかた おお。で形なんで、ちょっとグリーン…何ていうの?
たかた でもいわゆるオリーブドラブです。
たかた オリーブドラブですね。
たかた でもオリーブドラブも一般的じゃないかもしれないですね。
たかた そうですね。
たかた ダークグリーンとかもかなり
たかた 軍物のパンツとか。
たかた そうですね。やっぱりミリタリーっぽい感じかな。
たかた ああ、ミリタリーの色ですね。
たかた ミリタリーのグリーンを想像してもらえると、一番イメージと近いかなと思うんですけども、
そういった形の渋めの色で、これは特に多分男性なんかは結構ピンとくる人多いかもしれないんで、もし気になったらぜひチェックしていただきたい感じですね
今はだいぶ下火になった説ありますけど、結構去年とかはキャンプで、冬のキャンプとかに履いてくださったりっていうのも多かったって聞いたんで、おろしてた。だから、まあ、そういう調和するような色とかもあってもいいかなという。
確かにそうですね。そういったアウトドアシーンなんかにも合いそうな色合いですね。これがちょっと出ているので、この辺はぜひチェックしていただきたいなと思いつつ、あとはここで話しておきたいのは、靴下作ってるっていうのもあるんですけども、我々にとっての靴下の位置づけみたいなのもちょっと話ができるといいのかなと思っていて。
他にはね、例えば羽織とか袴とか、あとモンペとか、そういったものを作っているメーカーなんですが、さっきも言った通り靴下に結構根強い方がありがたいことに多くて、我々にとっても靴下はちょっと特徴的であり特殊な商品っていう感じですよね。
お客さんのレイヤーがちょっと他の商品とは違うんですよね。靴下だけのお客さんがたくさんいらっしゃるみたいな感じですよね。
たぶんそういうので、女性のあったかグッズとしての認知みたいなのが知らぬ間に取れていたみたいな感じで。
たぶんそういうので、女性のあったかグッズとしての認知みたいなのが知らぬ間に取れていたみたいな感じで。
あんまり作業っていう文脈とかはあんまり特に興味ないっていう方も買ってくださってるっていう特殊な位置づけですよね。
我々の意図したマーケティングの結果がこうなっているわけではなく、偶然に偶然重なってこうなっているという。
インフルエンサーの方って多分そういう許可とかあんまり取らないというか、普通に自分が買っていいなと思って紹介してるだけなので、こっちも全然把握してないパターンがほとんどあるんですよね。
雑誌とかにね、紙面に掲載される場合は事前に連絡が来るってケースが非常に多いんですけども、さすがにその半分個人的なところで紹介されるところはいちいち確認っていうのはないので、
急にアクセスが跳ね上がってたりとか問い合わせが来たりとかするってことはやっぱり多々ありましたね、今までも。
もともとあんまり和服と関係ない商品ですかね。
和服レベルの歴史はないけど、日本のわりと昭和ぐらいのマグロ漁船の現場で使われてたっていう意味では、仕事着の伝統を継いでるという、そういう位置づけの品物ですね。
そうですね。仕事着ですもんね、の一部として靴下を提案してるという感じで。
だから我々としては広くワークウェアの一環として捉えれば、質としてもっていうような位置づけですね。
ただ消費者、購入されてる方々から見ると、わりとポップなとかあったかグッズみたいな形で受け入れられてるっていうところかなと。
とにかくあったかい。驚く。
素材と機能性の追求
体感できる。体感できる衣類服っていろいろあると思うんですけど、その中でも靴下界ではかなり履いてすぐわかる違いみたいな。
そうですね。最近同じウールとかでも、めめりのウールだったりとか、後は高機能な白白繊維だったりとかで、薄くしてかつあったかいよみたいなところっていうのは追求されてるところっていうのはあるんだけども、
我々としては逆にそこはあえてそちらには突っ込まず、弱小メーカーなんで別に新しい繊維を開発するという能力もないので、むしろ逆にそこはウール。
そう、他社さんがやってるんで。
やってるんで、ここはもう厚みを持ってあったかくするという、真っ向から、ど正面から。
そうですね。あとは上質なラムールを使ってるっていうのもポイント高い。
結構ね、最近ドラッグストアとかでも分厚めのポカポカソックスがたくさん出てるんですけど、ウールも入ってるんですけど、糸自体がやっぱ花繊なんで、毛玉がものすごいウールの比じゃないぐらい大量発生したり、
どうしてもすぐ薄くなってしまったりとかしがちなんですよね。だけどマグロ漁船に関しては、私ももう同じのを何年も何年も履いてるので、かなり頑丈ですよね。
外に履いていくっていう前提じゃなければ、かなり長いこと室内で使い続けることができるっていうところは大きいかなと思いますね。
やっぱり漁船で使うレベルの耐久性ないといけませんので。
たまにお問い合わせで、ウールって言ってるけどナイロン入っとるやんかみたいなことがあるんですけど、逆にウール。
ラムール85%、ナイロン15%っていうのがあるんですけども。
ウール100%だと逆に耐久性が全く保てなくなってダメなんで、もう過線感を出さないギリギリのパーセンテージでかつ強度も保つことができるっていうのが私的には15%だったんで。
20%いってしまったらちょっとまた質感が変わるなみたいなのがあったので。
ウール100%だとそれはそれでやっぱり問題が発生しやすくなると。
あったかいんですけどね。やっぱりすぐ親指穴開いちゃいますよね。私の個人研究ですけど。
一般的には摩擦に弱いとか摩耗に弱いっていうのが弱点としてあるってことですよね。
ナイロンはそれには強いので、ちょっと入れた方がいいぞという話もあると強さが増すんですね。
あとはその上の部分、色がついてる部分はウールじゃないんですよね。
そうですね。上の色の部分はアクリルですね。
ここは毛玉になりにくいっていう部分と、ここまでウールだと逆に何かあったんでしたっけ。
いや、コストの問題が発生してますから。
この値段じゃ全然無理だよって話。
でもね、もともとマグロ漁船の大元の本家のマグロの靴下もアクリルで切り替えがあって、おそらくですけど多分水はけがよくなるから。
そうですね。長靴履いてもここはどうしても水が入ってきて濡れやすい部分であるから。
使用方法とライフスタイル
すぐ乾くような。
乾くようにっていうことですね。
爪は速乾性重視で、でも結局長靴もし水が入ったら多分ウール部分も濡れるんでしょうけど、どのみち乾かねえだろうから、そこは濡れても不温性が落ちないウールを採用。
なるほど。あとコスト的な問題。コストを逆に考えずにオールウールバージョンも5500円で販売はしていて、こっちはもう完全に100%っていうことなんですよね。
そうです。
全体が85%ウールっていうことですね。
はい。もうセーター履いてるようなめちゃくちゃ高価です。
これは結構贈り物などに使われる。
そうですね。贈り物にいいと思います。巾着袋もついてるんで。
あとアクリルがどうしても苦手な人は一平層いるらしくて、爪の部分がアクリルだとチクチクするとか、乾燥してしまうとかね。
乾燥は確かに水分を持ってってしまう感じはありますよね。
僕が結構タイツとかアクリル系のショックスを長時間履いてると足が痺れたみたいになっちゃうんですよね。表面が神経痛みたいな感じになっちゃって。
それが辛いっていうのはあるんで、そういった方にはオールウールとかも良いかなと思います。
そうですね。私は逆に縦毛が苦手なんで、縦毛、アクリルの方が履けやすい。
やっぱチクチクしちゃう?
そうなんです。ほとんどの方がチクチクが気にならないって言われるんですけど、私は肌弱なので。
そうなんだ。
僕がマグロを履くときは下に5本指の綿のショックスを履いて、上に。
二重なんですね。さらに二重になってますね。
そうなんですよ。
そういう履き方がある。面白い。
それめっちゃおすすめです。チョクで履くよりも、私冷え性じゃないんで汗かくんですよね、足の中に。
確かにマグロの洋製靴下履いてると汗かくから。
汗かいてポカポカで、マジで年内履けないんですよ、暑すぎて。岡山だし特にね。
ああ、確かに。
そうなんです。
それで内側にだからショックス履いておくと、そこで吸湿して汗かいているんだろうけども、そこが気にならなかったりとか。
そう、発散もね、ルールは発散してくれるので。
ああ、そっかそっか。インナーみたいな感じになってるわけですね。
面だけだとね、ちょっとベタっとしたりするんですけど、マグロを上に重ねると全然そこ気にならずに。
面白いですね、それは。なんかアウトドアの登山する人がレイヤリングするみたいな感じで。
それはある種システム構築ですね。
なんか超防寒はいろんな作戦がある方なんで、
全く防水、完全防水の手袋で中めちゃくちゃ汗かくけど体温低下を避けるために密封するみたいなスタイルあるらしいし、いろいろな思想が存在しますね。
なるほど。
それに弱点、メリットがあるんですけど。
なので特にマグロ、強制の靴下はそういった形で、いろんな人に多分様々なライフスタイルの中で使われるケースが多い商品なので。
そうですね、足守らずしてね、高い防寒液とはあんまりしょうがないというふうには思いますね。
そうですね。
我々もお勧めする。
靴下のデザインと考察
えらい高いジャケット着てるやんと思っても足見たらあれ、肌が露出してるぞ、この靴下って人結構いる。
そのアンバランスさは謎です。
足首出ておいでみたい。
それがオシャレと言われたらまあそれはそれで認めますが、認めざるを得ないですが。
なんか防寒っていうのをもうちょっと考え直すのもお勧めしたいという趣旨なものではあります。何しろ手頃ですから。
手頃にしてるんですよね、あえて。
そうですね。僕らとしても作業の導入商品というか、入り口になってくれたらいいなというところもあるので、これだけで事業をするというふうな値段設定ではないんです、実際はね。
実はもうめちゃくちゃ高いですね、これに関しては。
この値段で買えるというのが。
だからまあマグロの靴下だけは、もうあえて意図的に剥離多倍にして、認知してもらうためのツールとして。
そうですね、作業のことを知ってもらうっていう広告費用的なところも結構ありますよね。
そうですね、その分マグロで知ってもらって、衣類の方は尖ったままでいようみたいな。
そうですね、コンセプトをしっかりと立たせた形で提供したいなと。
そうなんですよ。
特にこの冬のオンシーズンになってくると注文たくさんどんどん入ってくるんで、ECの管理画面とか見てて、わーたくさん来てると思ってワクワクするんですけど、利益とか計算すると、なるほどみたいな感じでちょっとシュンとするみたいなところもあったりはするんですけど。
そうですね、利益は知れてますからね、結局ね。
たくさん売れてももうこのシーズンに作り足すことはできないので、あるものだけを。
そうですね、僕らとしても在庫をあんまりこれだけで抱えていても、さっき言った通りあんまり利益率がないので、なるべくこのシーズンの中でしっかり売っていきたいなっていうところは強いかなというふうな商品ですね。
あと実際販売会で見せまして準備してって思いますけど、通常の靴下よりも分厚いから、なかなかやっぱ物としての厚みが、場所も取りますよね。
そうですね、平積みするのが結構大変なんですよね。
そうなんですよね。だから今のパッケージに落ち着いたのも、かなり補完の問題っていうのがあって、なんかよくあるソックスのように帯で最初は巻いてたんですけどね。
でもゴツすぎて、3つぐらいしか上に重ならないんですよね。4つ以上置いたらなだれが起きるみたいな。
なので、束れないで平らに薄くするような形のパッケージになっていて、この辺も工夫がありますよね。迫力はありますけどね。
靴下ビジネスに取り組む人にとってはちょっと不思議なアイテムなんでしょうね。うちらは本当に仕事着のメーカーなんで。
確かに言われてみると、これ専用でやってるメーカーさん、ブランドさんってから見てみると、変な売り方だったり変な商品だったりっていうふうに映ってもおかしくないかもしれないですね。なかなか手間がかかるお品物であると。
そうですね。来年から10月に収めてもらうために、もう3月には発注しないといけなくなっちゃいまして、リードタイム半年っていう。
すごいな。準備にかかる。
もう工場がパンクしてるんですよね。
工場が少なくなってるっていうのもあるんですよね、結局。
少なくなってるのもあるし、やっぱり魅力的な商品を作れるところっていうのが限られているからそこに集中しちゃうっていうのがどうしてもありますね。
無限にお金があるんだったら工場一つぐらい買い取りたいぐらいなんですけどね。
縫製工場はいつか夢ですけどね、そういう専用のところを作れたら。
それは確かに面白そうですね。
僕が型やウェブとかアプリとかの仕事をしてるので、納期というのは自分の問題というか、自分たちで作って自分たちでリリースしたらそれが納期だ、納品だっていう形の情報空間の中で完結してるような仕事をしてると。
逆に3月時点で発注してこないと物が10月には手に入らないしっていうのがもうなんかめちゃめちゃ恐ろしいというか全く読めないじゃないですか、状況が。
そうなんですよ。断頭かどうかもわからない状況でも発注しないといけないっていう。
っていうところがあるんで、やっぱり物を扱っていくビジネスっていうのは、物理空間っていうのは大変だなっていうふうなのがね、ひしひしと感じますね。
本当に。
タビソックスの製造の挑戦
これでね、予約販売すればええかって言われても、3月に冬のこと考えられる人だってそう言いますよね。
そこで予約取るとしたらね、予約自体の受注自体が全然読めないというか、絶対的な事情に対してだいぶちっちゃいことになっちゃうと思うので。
確かにもし可能性があるとしたら、もう本当に今この寒くなった時に来年の冬の予約取るとかやったらまだ可能性あるかもしれない。
いや、ただね、それをやってしまうと、先にお金を頂戴してしまうと、たぶん私の胃が胃海用だらけになってしまうので。
今回みたいにね、1ヶ月納期遅れましたとかだったらもう胃に穴が空いちゃいますもんね。
いや、穴が空きます。卸し先ですらもうそうなんで、たぶん個人のお客様とかだと対応にたぶん何倍な、何十倍と。
そうですね、やっぱり点数が増えますし、いろんな状況の方がいらっしゃるから。
そうなんですよ。一斉送信しても。
卸しの方だと少なからず寒冷とかね、消臭感とか理解されるってことがあるかもしれないですけども。
そうですね。そういうのが必要ですね。
消費者さんはそれを別に知ったことかっていうのはそれは当然そうだと思うので。
そうそう、連絡取れないとか普通にありますからね。メールアドレスが間違っていたとかね。
ありますよね。
そうそうそうなんですよ。納期のずれたりした時のお知らせとかもどうしたらいいかみたいなことも。
電話すれば手紙を送るしかないみたいな。
だからやっぱり現状の小売業監修では難しい面はかなりあるという感じですね。
生活共同組合的な勢いじゃないと難しいでしょうね。
そうですね。その実績とか販路とか購買システムとかがきっちり揃ってないとなかなか難しいんじゃないかなという気がしますね。
多分ほとんどのところで事前に予約取ってるところは、
例えば最終の法制上がって仕上げの段階で確定したみたいな時から多分予約スタートしたり。
するんじゃないですかね。多くのところは。
そうですね。フルオーダー、フル自中生産というわけではない。
ちょっと早期販売に近いぐらいですね。できてるところってあっても。
靴下の場合は編み立てと裏の滑り止めの印刷がまた別会社なんですよ。
そっかそっか。ここは一貫してやってるわけじゃないですね。
靴下が出来上がったらそれをまた別の工場に持ってくっていう。
そうなんです。しかもそれがなんと今手摺りで一枚一枚手で擦ってもらってるんで。
いくら編み立てが終わったからって安心できなくって、そこでまた滑り止めで1ヶ月待つみたいなことが普通にあるので。
なるほど。それはだいぶ胃が痛くなりそうな。
それはやばいんですよ。
それはずっと待ってなきゃいけないんですもんね。
ずっと待ってないといけないっていうね。本当にもうっていう。ちょっと靴下は特集ですね。
なのでちょっと一般のお客様の予約はなかなか難しいかもしれない。
卸販売の方はね、事前予約の形のシステムをある程度組みつつあって。
そうですね。そこはかなりもうご理解いただいてるお店のみとなってしまうんですが、逆に理解していただいてるからこそ、
今回もお叱りはなくやっと助けられました。
本当に申し訳ないんですけどね。
はい。
ということで、今回は。どうぞどうぞ。何かありますか。
一応、タビ型のマグロ毛線靴下作れないかってたまにお問い合わせあるんですけど、現在の技術ではちょっとむずいということでした。
この厚みとですよね、結局ね。もちろん薄いタビの靴下って世にたくさんあるんで、ああいうのはもちろん。
そうですね。
そうなんです。
厚みってなってくると隙間ができてしまう。
タビソックスっていうもの自体が最近の商品なんですよ。最近作れるようになったんですよね。
最近って言ってもそんな何年とかの話じゃないんですけど、マグロを編んでる機械っていうかあの分厚いソックスは
比較的もう昭和の昔からの商品っていうかあの編み機で編んでるんですね。
でその比較的新しいその股が割れているっていうものとその掛け合わせ。
編み機自体がもう違うってことですね。
編み機が違うんですよ。ホールガーメントみたいな、何て言うんですかホールガーメントって。
縫い目がない立体的な編み立てができるものでしかタビソックスって編めないかもしくはタビ型に無理やり縫製するっていうことになるんですけど。
縫製になりますね。
縫製の方だと。
縫製って言うと切って縫うみたいなイメージ。
パーツがそれを編み合わせる。
ホールガーメントってのはもうマフラーみたいに編んでいくみたいな感じ。
セーターとかも最近ユニクロさんとかでも3Dセーターとかありますけど、もう最初から立体的に編んでいくっていう。
2パターンあって、で私のフルスのソウソウとかはその縫製タイプなんですけど、でもあれは薄地なんで全然縫ってあっても全然気にならないんですけど、
やっぱマグロぐらい分厚くなると縫ってしまったらその縫い代のところがゴツゴツ当たってなんか違和感がありまくり。
かといってホールガーメントの方でもあんなに太い糸を立体的に編める編み機っていうのが開発されてない。
そうなんですよ。
で無理やり機械を調整して編むっていうこともできんことはないらしいんですけど、どうしてもまたんところに大きな穴が開いちゃうんですよね。
あの糸が太いからどうしても糸と糸の隙間が大きくなるんですよ。
っていうチャレンジはしたんですけど、どうしても難しいんですよね。
機械の制限っていうところですね。
そうそう。なので、そこはちょっと別の形でタビソックスは作れないかなっていうチャレンジはし続けております。
たまに実家タビアイユーザーから切実に必要であるとか言われてますけど、ちょっと気長にお待ちいただきたいということですね。
本当ね。そうなんですよね。
でもタビ型ソックスって最近なんですよ。タビっていうもの自体が割と古くからあるイメージだから、なんとなく多分僕も含めていろんな人はもしかすると昔からこういった形状っていうのがあるんじゃないかって思いがちですけど。
昔っていうか、トライチとかワークウェアショップにあるタビの下に履くソックス。
飛び職の人が愛用してるような感じですね。
軍職。っていうのはあるんですけど、あれも結局薄地なんですよ。
そっかそっか確かにそうですね。通然のは見たことないな。
タビソックスの変遷
薄地で縫製タイプですね。ほとんどが。
縫製か。
あとは軍手の機械を応用して5本指が編み出されたりとか、おそらく平成の技術、もしくは昭和のだいぶ後半とかそんなのだって聞いた思いがありますね。
面白いなその辺。
でその時代になるともうタビソックスの需要が少なくなって、わざわざ分厚いタビソックスを編む機械を開発する理由がなくなっちゃうんですよね。
機械のメーカー側からしても。
後期の繊維とかも出てくるんで、薄くても温かいのができるやんかみたいなことで、そっちに行っちゃいますよね。
なるほど、確かにね。
そうなんです。だからニッチ中のニッチなんですよ。分厚いタビソックスっていうのは。
そっか、そのいろんなこう輪がかすってるところみたいな、ギリギリかすってるところみたいな感じになっちゃうんですね。
そうですね。
作れたとしても本当にこの股のある靴を履いた時に、快適なのかっていうところもまた別であるので。
作ったのはいいけどってなっちゃうと。
めっちゃグーって広がるっていうか。
そうですね。それで地下タビ履けるのかっていう問題があって、ワンサイズでかい地下タビ買わないと。
そうそう。地下タビも結局親指の寸法、あそこに入るか入らないか問題があるんですよ。
そっかそっか。
それはね、さすがに地下タビメーカーにこっちが文句言うこともできないので。
そうですね。
こればっかりは。
ワンサイズ大きいの買うんでしょうね、冬用に。
実際それはできると思うんで。
でもそうなると小羽が外れるんですよ。
そっかそっか。難しいですね。
後ももが行く場合は、それはでもある程度段階的に調節はできる。
小羽は何段階かあるんで、一応できない子はないかな。
足太いも細いありますんでね。
でもマグロ漁船の段階でも、冬用に靴買いましたわっていう人もお客さんでおりますんで。
そうですね。結構ビルケンとかはね、大きいの買って履いてますっていう方も多いですよね。
やっぱサイズが変わるぐらい分厚いんで。
なかなかこの辺も製造技術の攻め際があります。
という感じでしょうかね。
じゃあ今回はマグロ漁船の靴下についていろいろと裏話も含めてお話しさせてもらえたというところで、
タガヨのラジオこの辺でお開きとしようと思います。
また次回よろしくお願いします。さよなら。
さよなら。
さよなら。
40:29

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