路地裏クリエイティブ
路地裏クリエイティブの谷口です。
同じく丸山です。
この番組は、事業会社とPR会社という広告クリエイティブの路地裏にルーツを持つ2人が、企画やコピーなどについて自由に語っていく番組です。
決まった台本は特になし、興味のあるテーマについて気の向くまま喋っていきます。
なお、番組内での発言は基本的に個人の考えであり、所属する企業の立場や見解を反映するものではありません。
それでは早速スタートです。
谷口さんのところで、これまで自己分析についての話って、このポートキャストの中で何回かしてきたじゃないですか。
その中で最近一つ、自己理解に結構役に立ってるなと思う判断軸で、視点型・集点型っていう分類に今着目をしてまして。
ちらっと前もね、話してた話ですよね。
そうそう、たびたび話をしてることもあるんですけど。
これ、ギークポップ文化的体力向上ラジオさんっていう別のポッドキャストさんの方でも実はちょっと、僕は話題にさせてもらったことがあったんですけど。
そのギークポップのパーソナリティの河又くんっていう、これはコピーられた養成講座の谷山さんのクラスに一緒に通ってた友達とですね、
これ考えてディスカッションしてたものが原型になっている。そんな分類なんですけど。
この視点型・集点型っていうものについてちょっと簡単に説明させてもらうと、
まずこの視点型っていうのは、報告とか創作物はまず一目、目を止めさせることが大事。
そのパワーこそが大事だから、とにかくその見てもらうことのパワーを高めようじゃないかっていう派閥。
で、集点型っていうのが、報告とか創作物って見てもらった後に何かを残さないと意味がないんだから、
録音館とか、要因を作ることを大切にしようじゃないかっていう派閥っていうのを考えておりますと。
でも割となんかこれ、谷口さんと話してて、僕めちゃくちゃ視点型で谷口さんめっちゃ集点型みたいな話をしたりするじゃないですか。
この集点型・視点型っていう軸で自分を理解すると、クリエイターとしてどう成長していくべきかとか、
誰の教えをどう吸収すべきみたいな指針がわかるなっていうふうに感じてて。
この軸で自分を理解すると、変にこう自分はコンペ通らないからダメなんだとかじゃなくて、
いや実はその視点型・集点型で合うコンペ合わないコンペってあるかもみたいな話とか。
あるいはこの人の教えが全然身につかないのってセンスないんだみたいな。
いや実はその人が真逆のタイプの人で、習得するのに時間かかっちゃうタイプなのかもしれないとか。
そういうふうに無用な心配がなくなるかもなっていうのをちょっと最近感じててですね。
この分類は割とためになるかもっていうふうに思っておりましたと。
ぜひやりましょう。
MBTIの回の時に、丸山さん自分でそういうのを分類されるより新しい分類見つけたいって言ったやつの話かなと思うんで。
それをやりましょうということかな。
僕らの中で今あれですね、自己分析、自己理解が熱いってことですね。
なるほど、自己理解ブーム来てる。
自己理解が今ちょっと熱いぞと。
そうそうそうそう。
じゃあ今日は丸山さんの川松さんと一緒に考えたフレームワークでそれを議論してみようじゃないかという回ですね。
そうですね。
自分が視点集点どっちなんだろうっていうのを測るために、実はちょっと簡易的な診断テストになるような質問っていうのを考えてみたんですよ、独自に。
それをクリエイターの友達とか、あるいは僕が今勤めてる会社の社内の人にやってみたところ、結構割と当たってそうで。
かつ自己診断として好評だったんで、ぜひこのポッドキャストでもその触りをお話ししてみようかなと。
それまたあれですか、本出して袋閉じでアクセスコードにして金儲けしようとしてます。
ストリングスファインダーみたいなことはまだできない、まだパッケージングできないですけど。
ちょっとそんなことですね。
ちょうどその時に話せた診断というか、いくつかのクリエイティブの作品の事例とか、あるいはその作品のことをどう思ったかっていう質問をさせてもらって、
それがAとBっていうふうに分けさせてもらって、AとBどっちの方が多かったかっていうので診断ができるかもということでご用意しております。
極端な始点派っぽいクリエイティブと終点派っぽいクリエイティブでどっちがより好きかとか、
自分がそっちの方が自分もクリエイティブやるとき意識しているなみたいなことで分かれてくるみたいなことですね。
そうですそうです。
なので僕は多分これを選ぶ人は始点型なんじゃないか、これを選ぶ人は終点型なんじゃないかっていうので、
その始点というか、始点ってちょっとダブっちゃったんですけど、見方として分かれるポイントを寄せ集めてみたっていう感じなんで、
一応5問今用意してあるので簡易的な診断として、それ早速今日やってみようかなと。
じゃああれですか、僕もですけど、聞いていただいてる方も自分だったらどうかなと思いながら。
ぜひぜひ、やってもらえるといいかなと思っています。
ちょっとこの診断の精度向上を目指して、今ブラッシュアップ中ですので。
ということでじゃあ、まず1個目の質問からいきたいと思います。
1個目の質問は今からAとBの2つの事例というかコピーというかをお話しするので、
どちらの表現力を身につけてみたいかということで考えてもらえればと思います。
Aの方がACの広告で、
親切な人に見つけてもらってね、優しそうに聞こえてもこれは犯罪者のセリフです。
という動物愛護の有名な広告ですね。
クリエイティブとしては温かい家族と箱に入っているワンちゃんのデザインがあって、
それを捨ててしまう元飼い主の人たちのセリフに対して、
実はスティーヌ捨て猫って犯罪だからやめようね、というような啓発のクリエイティブ。
Bの方が、結婚しなくても幸せになれるこの時代に私はあなたと結婚したいのです。
こちらのゼクシーのコピーですね。
こちらもたびたびバズってたりしているので有名かなと思うんですけども、
このAとBの、Aの方が動物愛護の親切な人に見つけてもらって、
Bの方が結婚しなくても幸せになれるこの時代に私はあなたと結婚したいのです。
どちらの方が身につけてみたいかと思うかということで判断いただければと思います。
このAとBの数をこれからちょっとカウントしていってくださいということです。
じゃあ次の質問なんですけど、これもまたどちらの表現力を身につけてみたいですかということで、
若干ちょっとグラフィック寄りの話になるので、言葉で補完していただきながらと思うんですが、
アサヒ広告書の受賞事例で2つですね。
Aの方が大谷さんさんの広告で、
鍛えられないというコピー、鍛えられないのイがイチョウのイになっていて、
デザインがボディビルドの方がマッスルポーズをとっているように見えて、
実はお腹を押さえていて苦しそうな表情をしているという、そんなクリエイティブ。
Bの方が浅田阿弥さんの広告で、
産声を上げるなんてプレゼントみたいという広告で、
上げるにクオーテーションマークが入っていて、
この産声を上げる、声を上げるというのと、
この上げるというのを送るという意味合いでプレゼントと書き合わせた、
ブランド広告に近いコピーかなと思います。
そこに温かみのある赤ちゃんのイラストが載っているというようなクリエイティブ。
こちら、鍛えられないと産声を上げるなんてプレゼントみたいの、
どちらが表現力を身につけてみたいですかということで、
鍛えられないがA、産声を上げるがBでございます。
3つ目の質問なんですけれども、
こちらはどちらの企画力を身につけてみたいですかということで、
企画についての話です。
Aがカナダの3Mというですね、
粘着テープを作っているメーカーさんの施策で、
街中のOOHにガラス張りのショーケースみたいなものを入れて、
そこにサツ束がショーケースの中にドーンと入っていて、
このガラスを割ってサツ束を取り出せたら、好きに持っていっていいよという施策ですね。
こちらはこのテープが防弾ガラスというか、
対衝撃性があるテープを開発したということで、
この対衝撃性を訴求するための企画ということで、
壊してみーやっていうような企画です。
Bの方が注文を間違える料理店ですね。
料理店のスタッフさんに認知症の症状を患っている方をスタッフさんに入っていただいて、
認知症の症状があるので注文をしてもそれを間違えてしまうこともあるんですけど、
それもご愛嬌として症状について親しんでもらおうというような、
そんな企画になりますね。
このAとBどちらの企画力を身につけてみたいですかということです。
4つ目の質問なんですけども、今お話しした注文を間違える料理店について、
どちらのポイントにグッときますかということでお話をします。
Aの方が注文を間違える料理店。
料理店なのに注文を間違えることをあえて前面に出して、
注目とか話題性を作っているところにグッとくる方はA。
Bの方が記憶を忘れてしまうという認知症の症状にまつわるネガティブな話題を明るく捉え直して、
病形の認識を温かみのある形に刷新しているところがB。
どちらのポイントにグッときますかということです。
最後の質問なんですけども、ちょっと趣味的なところまで広げてですね。
どちらのコンテンツをよく見ますか見てしまいますかということで、
Aの方が面白い見出しやサムネのウェブ記事だったり動画だったりネットミームだったりみたいな。
Bの方がいつまでも語れそうな名作映画とか小説とかあるいは詩集エッセイのもの。
どちらの方がより見てしまうなというふうに思いますかということでございます。
はい、言った以上の5個の質問に対して、前者がA後者がBということで、
AとBどちらの方が多かったですかというところでカウントしてもらって、
これによって始点終点型を判断する診断としてみたわけなんですけども、
ちなみに谷口さんはいかがでしたか。
そうですね、これは全部Bでした。
全部Bでした。わかりやすくていいですね。
病でBでしたね。
病でBでした。
全てBでしたね。
すごく極端なタイプでいらっしゃって。ちなみに僕は病でAでした。
もう答えがわかっちゃってますね。
答えがわかっちゃってますね。
ということで、今の診断で、今の質問でAを選んだ方は割と始点型より、
Bを選んだ方は終点型よりなんじゃないかなということで、
簡易の診断を作ってみましたと。
もう1回言うと、始点型っていうのは他人が作った企画とか創作物って
やっぱり目を奪うことが難しいから、
とにかく最初の目を奪うパワー、インパクトを作ることが大事じゃないか。
で、終点型の方は企画とか創作物っていうのは、
やっぱり受け手に何かを残さないと意味がないんだから、
とにかく独豪感を設計すること、強くすることが大事じゃないかということになります。
この始点型、終点型を知ることで何がわかるのかっていう話で言うと、
僕の中で思ってるのが、
自分の中の長所短所を結構客観的に把握できるんじゃないかというふうに思っていて、
始点型の人は、これ僕もめちゃくちゃ当てはまるんですけど、
まずパッと見で目を向けてもらえる企画を作りやすいっていうのは、
1つ長所になり得るんじゃないか。
反面、割と見てもらった後に何も残らないというか、
薄っぺらい企画みたいなものを作っちゃいがち、
それでもときめいちゃいがちなんで、
そこは自分の中で欠けている短所として、
1つ意識できるかもねっていうようなことになるかなと。
逆に、終点型の方はその反対というか、
やっぱり独豪感というものを第一に設計されているので、
本当にそうです。
僕は割とコンペとかやってて、
結構、いわゆる反則コンペとかメトロアードとか、
そこら辺のコンペは割と肌に合ってるというか、
なんとなく得意だなっていう感覚があったんですよ。
で、それと同じ感じで、
ヤングカンヌをやってた時に、
全然ヤングカンヌ僕は引っかからなくて、
ヤングカンヌめっちゃ苦手なのなんでやって思ってたんですけど、
割とラストイヤーを迎えた後に、
こういう判断事故を見て気づいたというか、
社会啓発系の課題が多いじゃないですか、ヤングカンヌとか。
テーマ自体がね。
そのテーマ自体が社会啓発系のコンペとかだと、
どうしてもその社会課題に対して、
この企画を見た人に何を独眼として残せたかっていうことの比重ってとっても高いから、
とにかく見てもらうっていうところを捉えてるだけだと、
なんかすごいシリスボみな企画になっちゃうというか、
っていうような好評を本当にもらってたんですよ、まさに。
これ確かに話題になるかもしれないけど、
この間話題になるかもしれないけど、結局話題にした後どうするの?みたいな。
で、その質疑応答も僕らとしては、
いやでも話題にすることこそが全てじゃないですか、みたいな形でゴリ押ししてて。
そっちで戦いに行っちゃうんですね。
審査員からしたら、こいつらここしか言ってこないから、
この部分わかってねぇなみたいになっちゃうみたいなね。
今思うと、終点的な視点っていうのを。
そこでね、返しとして、実はこういう独豪感まで設計しててって返せてたら、
もしかしたら違ったかもしれないってことですよね。
そうなんですよ。そこが捉えられてなかったなと思ったんで、
まさにさっき谷口さんが言ってたようなことだよ。
自分の体験でそれを実感していくことが一番重要なのかもしれないですけど、
こうやってなんかこう人の話とかを、
僕らも大いに参考にしてほしくてこうやって喋ってるところもありますけど、
でもやっぱ自分でやってここ足りなかったなっていう回数が多ければ多いほど、
自分が何で穴を作っちゃうかというか、
それ自体もやっぱ経験値な気がするから、
いっぱいバカ積もって、失敗っていうと言い方あれですけど、
そういううまくいかないことも含めて経験数を増やすことが一番大事な気がするので、
うん、めっちゃそうっすね。
自分で気づけるっていうところにたどり着ける人が一番強い気がしますよね。
さっきちょっとその谷口さんの話で、こう作るときの視点っていう話で言うと、
チームで作るときにチームの誰が視点型で、チームの誰が終点型なのかっていうのを把握しておくっていうのも、
意外と大事かなっていうのはちょっと思ってて、
多分それっていうのはチームの中で意見が割れたときに、
なぜ意見が割れてるのかっていうのの理由がわかるようになるんですよ。
実際こう視点型の僕と終点型の谷口さんが一緒に企画をするみたいなことになったら、
確実にそこって発生すると思うんですよ。
なので僕としてはこれめっちゃいいなと思った企画を出しても、
両極端なんで、たぶん谷口さんには全然何か足りてないなって思って、
反応が微妙みたいなときに、絶対あり得るじゃないですか。
近しいところで、最近も似たようなことありましたし。
そういうアイデアの話とかね、よくするんで、そこはめちゃくちゃあり得るんですけど、
そうなったときに、同じような資座を持ってるアイデアマンに響かなかったんだ、
単純に落ち込むんじゃなくて、これは多分視点型の自分のフィルターは通ってるから、
まずこの目を奪うパワーみたいなものはある程度あるんだろうなと。
なんだけどその後に何が残るのっていうところが、まだ結局生贄なんだろうなっていう。
そういうふうな判断ができるようになっていくんで、
変に会議の中でアイデア出して盛り上がらなかったとしても、
そこに対して変な落ち込み方しなくてよくない。
っていうのと、逆に同じタイプの人が集まったときに、
めちゃくちゃアイデアのブレストがやりやすくて盛り上がっちゃうっていうことがあるんだけど、
なんか結果には繋がんないみたいなことがあるんですよ。
欠けてるものがある状態でずっとそれやっちゃってるからどうせ。
そうそうそうそう。
だからこう視点型が集まってるチームだなっていうふうに一回意識しておくと、
多分アイデアとかは作りやすいんですよね。
合意形成しやすいんだけど、結局出来上がったものの中に、
終点型の独語感とかの深さって足りてたんだっけっていうのは、
一個自分たちがアイデアを詰めるとか内省するときに、
結構強力な視点になるんじゃないかなと思ったというか。
っていうことですね。
でも実際に要請講座とかで通ってるときに、
コピーライターの応募書の方から教えを受け取るときに、
その人が視点型なのか終点型なのかみたいなものを、
なんとなくアウトプットから指しておくと、
対局の人から受けるアドバイスなのか、
自分と同じ道の遠くにいる人から受けるアドバイスなのかっていうのを
なんとなく意識することで、その受け止め方も変わってくるというか。
その視点型として、同じ視点型にいる人に対して、
これはあんまり面白くないとか言われたら、
それはもう視点型として良くないかな、ダメだしみたいな。
確かにね。
自分の道にいる先駆者の人から足りてないよって言われたら、
足りてねえんだーっつって。
それはもう反省すべきじゃないですか。
自分の武器があんまり強力じゃないって言われてるってことなんだ。
そういうような判断ができるようになってくるっていう意味で、
自分のモチベーションの取り方とか、
何か章を通すための企画としての強さが足りてるかみたいな。
その人の視点を持つ上で、
終点視点っていうのを意識するっていうのは結構いいなと思いました。
で、もう一個僕の中で、
こういうこと言えるんじゃないかなと思ったのが、
今、世の中にあるコンペと、
視点・終点型が向いてるかどうかっていうのって、
結構僕、相性あると思ってて。
さっきまさにヤングカンヌの話とかしたと思うんですけど、
僕の中では、これなんか僕がヤングカンヌが苦手だから、
当てつけの部分もあるかもしれないですけど、
ヤングカンヌってかなり終点型のコンペだと思うんですよ、基本。
なんで、コンペと自分が視点・終点って考えた時に、
より結果が出やすいところからアプローチした方が、
割とモチベーションを保ちやすかったりとか、
いい出会いがあったりするんじゃないかみたいな風に考えた時に、
まず僕が視点型の人間として、
視点型が向いてるなと思うコンペみたいな話をすると、
一番大きいのは、滞在時間というか、
まずこの、共生主張の時間っていうのが設定されてない媒体のコンペっていうのは、
とても向いてるなと思います。
顕著なのはおそらく、メトロアード・クリエイティブ・アワードとか、
あるいは反則コンペとかもそうだと思うんですけど、
まずこの、目を奪って、
一目でも自分のクリエイティブを見させるっていう時間を、
0.5秒でも1秒でも作らなきゃいけない。
そこからやらないと始まらないっていうコンペに関しては、
視点型の人が結構強力に向いているんじゃないかなと思っております。
反対に、その逆ではあるかもと思うんですけど、
ラジオCMとかテレビCMとか、視聴時間というものがまず確保されているようなコンペだったりとか、
あるいは社会啓発とかブランディングとか、
そういう長い目線で見たときに、
何か認識に深く刺さるようなものを残していかなきゃいけないものっていうのが、
どうしても終点型の方が向いているんじゃないかなということですね。
ラジオCMコンペとか宣伝会議所とかもどちらかというと、
終点型なのかなというふうに思うんですけど、
あとはACCヤングコンペとか、
そこら辺の社会啓発系とかとかっていうふうに思いました。
そんなことを思ったんですけど、
今の話どうですか?谷口さんの所感的に。
まずコンペをどれで向いているか分類しようとしたことがないんで、
それ自体が視点派だからこそなのかなっていうのは思いつつ、
あれですよね、冒頭のテストでAが多かった人は交通広告とか、
反則コンペとか、グラフィック系もそうだと思うんですけど、
僕の中で企画とコピーとかってずっと一緒みたいなイメージが結構あったんですけど、
最近はなんでプランナーという職業とコピーライターという職業、
いわゆる企画と言葉が分かれてて、
それぞれチームにいるんだろうみたいなことが、
なんとなくこの話的なニュアンスで思うところがあって、
企画っていうものに関して向いてる人が、
どちらかというとAな気がしていて、
生山さんもプランナー的な立ち回りが多い気がするんですよね。
僕は結構プランナー、自分のことプランナーじゃないかもなって、
最近ちょっと思い始めて、やっぱりコピーライターでありたいなとか、
コピーライティングに重きを置いたり、
どちらかというとディレクター的な立ち回りで企画を作るというよりかは、
表現を作っている感覚があって、
それってディレクターと呼ばれる仕事だと思うんですけど、
そこがもしかしたらAとB、始点と終点で分かれてるのかなみたいなことで思うと、
僕も確かにCMのショーとかもらったりとか、
ラジオも好きだったりしますし、
社会啓蒙系の企画めっちゃ好きなんで、
そういうメッセージを軸にブランドとして、
何を世の中に提示していくかみたいなところがすごい燃えるところなんで、
そこを僕が設計して、それをどう世の中でワークさせるかってなったときに、
丸山さんみたいな人を呼んで、
ブランダーの力貸してくださいよっていうことが、
いいチームの条件になり得るのかなと思って、
逆もしかりだと思うんで、
丸山さんとしてこういう企画を作ったんだけど、
ここに対して社会的な意義とか、
もう少し骨太なテーマみたいなのを載せたいぞってなったときに、
そこをなんとかコピーの力で、
もうちょっと骨太なものにしたいんですって言って、
僕みたいな、いわゆるコピーに力手を置いてる人が入って、
そこを手伝うみたいな、
そういうふうに成り立ってるからこそ、
最初に話してたような名作とかって呼ばれるようなものって、
やっぱりプランナーとコピーライターって別でいらっしゃる方が多かったりすると思うので、
そういうふうに代理店のチームって成り立ってるのかなってのは、
改めて最近思ってたところなんで、
そこと重なる部分があるなと思って。
確かに確かに。
このロジウラクリエイティブのタイトルをいつも決めようみたいな会議やってますけど、
その時も大体、僕が攻略法とか絶対受賞するみたいなことをタイトルで入れて、
タニエさんが、いやそれはちょっとロジクリのブランディング的にどうなのかみたいな。
そうですね。
ブランディングっていう視点もありますけど、
ポッドキャストって毎週毎週落ち着く感じで聞いてもらってる人も多い中で、
またこいつら新しい人入れ込もうとしてるやって、
既存リスナーの人に嫌われたくないなっていう僕の思いと、
マリアンさんみたいに新しいお客さんがそのタイトルによって呼び込まれてくることと、
既存のお客さんを大事にするっていう視点と、
いやいや、新しいお客さんとってなんぼでしょっていうこと自体も、
今思ったのはビジネスってそういうことじゃないですか。
ロイヤリティを高めるっていうことと、
でも未公客を連れてくるっていうことを両立しないとビジネスって成り立たないから、
それが今まさにこの番組というモチーフで行われているんだなっていうことに気づきました。
確かに。そうなんですよね。
まさに僕は10秒でタメになること言いたいんで。
YouTubeのサムネとか作らせたら絶対丸山さんの方が得意で、
僕完敗する自信ありますので。
サムネ対決とかになると。
サムネはね、確かにめっちゃ視点型の領域ですからね。
いつかサムネのコンペがクリエイティブの界隈にできることを祈って、
そんな感じで視点型と集点型でけんけんガクガクやっておりますので、
これからも引き続きね。
自分こっち派とか。
こっち派なんだけど、なんかこっち派の部分もあるなとか。
そもそもどっちにも分類されない気もするとか。
いろんなこの、まる山さんのこの視点集点研究に関しては、
まだリファレンスとなる素材が足りないと思いますので、
被験者になってもいいよという方がいらっしゃれば、
DMなりメッセージ、コメント、ハッシュタグでも何でも言っていただければ。
ぜひ僕らでよければ、なんか自己分析してほしいという方がいらっしゃったらね、
ぜひお連絡いただきたいなと思ってますので。
そんな感じでちょっと両極端な2人でお話ししてると、
ちょっとどうしても話が長くなってしまうので、
この辺で切り上げたいかなと思います。
はい。
本日もお聞きいただきましてありがとうございました。