00:09
さあ、始まりました。ピカピカFMの志郎です。
和木です。よろしくお願いします。
はい。ピカピカFMは、仲良し2人が映画、漫画、アニメ、ゲーム、音楽など、
最近気になっていることを自由気ままにおしゃべりするトークバラエティ番組です。
秋やん、来週にはさ、もう冬だと思うんだよね。
早くない?さすがに。
再来週かな。
再来週。
今はまだちょっと、そこまで着込んでなくてもいいかもしれんけど、
もう多分再来週には寒いような気がする。
なんかもう朝と夜がすごい冷えるよね、今も。
もうこのまま行くとね、なるよ。
冬に。
冬になるよ、みんな。覚悟しとき。
冬なるもんなのかな。
だってこのまま、秋の感じ、今の感じが、
もう言うたらさ、夏すごく長かったよ。
で、その感じで遅れるっていう感じであれば、秋相当遅れることになる。
12月いっぱいまで秋になることになっちゃう。
それわけわからんやろ。
いつもの感じを取り戻すんだったら、もう再来週にはもう冬始まる。
管理してる人がいるの?プロデューサーかディレクターがいて、
ちょっと巻きでお願いしますってやってるの?
後藤部ディレクターがいるんだよ。
ちょっと今押してるから、巻いて巻いてってやってるんだ。
やってるやってる。じゃないと取り戻せないよって。
冬始められないよって。
うん、なっちゃってるから。
本当に?
みなさん、寒さには気をつけようね。
本当に。
はい、というわけで、今回のお題いっちゃいましょうか。
はい、お願いします。
本日のトークテーマは、
いやー、見た見た。見ましたよ。
見たの?
そう、後ろに紹介されて、へーって思って見てみたけれど。
そうそうそう。
今回の作品になるのかな、
ドキュメンタリーというか、インタビュー動画になるんだけれど、
日本を代表する2名のクリエイターの特別な対談が実現しましたと。
エヴァンゲリオンシリーズの監督庵野秀明と、
あとドキュメンタルとかフリーズの企画プロデューサーをしている松本ひとしが、
創作活動の考え方や姿勢、
自身の作品の世界展開、今後の創作活動などについて語り合いますということで、
2人が語り合っている対談動画、前編後編あるけれども、
03:01
Amazonプライムで現在配信中と。
前編後編両方とも見たけれどね、すごい興味深いお話っていうか、
まず絵が面白かったっていうか、2人が並んでてさ。
2人並ぶとね。
なかなか見ない組み合わせだぞっていうので。
そうね、なんかありそうでなかったよね。
見たことありそうでなかったなって思って。
それってやったとき、ああ、そうなんだってちょっと。
初めてっていう感じなんだと思って、それがちょっとびっくりした。
なんかお互い、初めましてから入ってのちょっと、
何ていうのかな、予告でもあったけどさ、
お互いがちょっと人見知りっていうのかな。
ちょっとしゃべりベタだからどうなるかわかんないですねみたいなことを言ったら、
たぶんすぐ滞ると思いますって杏野秀明が言ってて。
せやねっていう。
まず見たときさ、かすき的にはこのヒリヒリする感じ、どうやった?
最初どうなるんだろう、特に杏野秀明の方が読めない。
何考えてるかわかんない。
もちろん松本ひとしもある意味何考えてるかわかんないっちゃわかんないんだけど、
テレビの人だからさ、番組回したりとか普通にできる人じゃん。
だからそっちは心配っていうか、特に大丈夫。
むしろ松本ひとしの方にそういう回すのが託されてるんだろうなと思ってて。
けどさすがに杏野秀明だからさ、
動いてくれるんかな、しゃべってくれるかなっていうところが、
大丈夫なのかっていうのがちょっと不安っていうかさ、
どうなるんだって思ってたけど、案外なんか、
どんどんさ、特に中盤になってから乗り切りになってというか、話してくれてるように見えたから。
で、それが松本ひとし自身がやっぱり、
作品制作とか作品に向き合うところの深いところ、
クリエイターとしてのがあるから、そこがうまく刺さってくれてたんだろうなーっていう感じはしたかな。
だからその作品の、
一視聴者としての語り合いとかじゃなくて、それもあるんだけど、
ここってこうですよねみたいなことを、
あのシーンいいですよねとかじゃなくて、ちょっと私こう感じちゃったんですよねみたいな言いぶりをしたところからなんか、
刺さっていったなーみたいな感じがしたから、
06:03
すごいなーって思ったかなー。
なるほどね。
どう思った?
たぶんあとで最後の方に話すかもしれんけど、
最後の方にもあったなー。
でも2人が何考えてるかっていうのが、なんか垣間見えただけでもすごく良かったなーって感じでしたね。
全体で?
そうね、そうね。
その上で2人が、1人1人話す感じでもいいんだけど、会談ってなった場合どういう感じになるんだろうっていうところはすごく気になっておいたから、
その2人が話し合うとどういう感じになるのかなっていうのが気になってたけど、
それがなんか最初、単純に人見知りっていうところで、ずっとなんかヒリヒリしとるなーみたいな。
最初そうね、探り合うみたいな感じだったよね。
その空気感が丸ごと見れたのがちょっと嬉しかったなっていうところはある。
それがなんかだんだんだんだん話の、言うたら仲良くなっていく感じが徐々に見れたっていう。
その過程が見れたのもすごく良かったなーって。
本当に最初大丈夫?っていう印象だったから、
その緊張の糸が徐々に徐々にほぐれてても、なんか見てた感じだからすごく良かったね。
特に庵野秀明の方が、あんまりこういう対談って見たことなくてさ、自身。
インタビューとかは見るんだけど、作品に関してのここどういう意図があったんですか、
今後どういう作品作っていきたいんですか、みたいな。
そういう視聴者っていうのかな、とクリエイターっていう立場でのインタビュー。
雑誌でもいいんだけど、は何回かそういうのあると思うんだけど、
お互いが違う世界だけど作品作ってるみたいなポジションの人。
同士での対話ってあんまり見たことなくて。
アニメーション作ってる人同士のだったらなくはないんだけど、
全然違う、お笑いとさ、アニメーション作品全然違う領域としては。
っていう人同士で対談してっていうのが面白いな、見たことないなって思ったのよ、まず。
で、それってでも噛み合うのか、みたいな話が。
っていうのがわからんくて、見てたらだいぶまっちゃんの方が寄ってった感じはするはするけど、
でも、なるほどなと。
しかもそういう異業種関連の対談だから、アニメ業界同士の人じゃない会話が聞ける。
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庵野秀明が嬉しそうに語ってる様子を聞けたりとかさ。
で、なんか珍しいっていうか、内輪の語りじゃない語りで楽しそうに話すって珍しいなって思ったのよ。
っていうのが見れたのが、なんか面白かったなーって感じ。
たぶんそこに関わってくるかわからないけど、
松本一史が庵野秀明作品をどう見てたかって。
ところの話で、松本一史が美術館で作品を見てるみたいに例え方してて、
なるほどなーってちょっと思ったのよ。
面白かったね、あの言い方。
庵野秀明自身もそれ正解っていう感じでおっしゃってて、
あーなるほどなーってすごく納得できたのよ。
庵野秀明作品、特にエヴァだとよく考察とかしてたりするけど、
別にそれが本当に正解なんかなってすごく思っていたのよ。
見方というか、作品の考え方って言ったらいいのかな、
その感想とか、そういう見方で本当に合ってるのかなってちょっと疑問に思っていたんだけど、
松本一史がそれを言ってくれたことによって、
なんかそれが正しい答えのような気がするってちょっと納得できたんだよね。
だからあれでしょ、作品考察って言って、これはこういうことだったんだよ、実はみたいなのが、
紐解いていくと一つのラインが見えてくる作品で語って、
に合わせたことも、実はこういうことだったんだよっていう考察をすることで、
いろいろ見えてくるっていうのも、そういう楽しみ方が多くされてるけど、
それが正解、その作品の見方として、
そこをやらないと楽しめないよっていうもので良かったんだっけ、
それが求められてるものなんだっけっていうのがちょっと疑問としてあったけど、
今回その対談で、まるで美術館に行って作品を見てきたかのように、
その作品自体が美術館のように、どうだった、どこが面白かったとかって言うんじゃなくて、
なんか言葉にはできないけど、すごい良かったから行ってきてほしいってお勧めできるっていう、
良いことを知ったじゃんっていうのが、なるほどねっていうことをね。
考察すること自体も一つの考え方として、
美術館行ったときに言ったら、絵画と自分との対話というか考え、
恋と似てるような感じがしてて、納得できる、すごく納得できるな、
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別にわからなくても別に良かったなって思える、
その体験だけでもすごくコロスのことっていうふうに考えたら、
自分がまさに絵画を見たときの感覚、良かったなっていう感想とすごく似てるな、
他の人も見てみた方がいいんじゃないかというふうに勧められるあの感じ、
確かになってすごく納得できた。
美術館行って作品見たときに、この作品一つの絵画がこういう風な背景があってって考えるのもいいし、
そういう難しいことを考えなくても、
ああ、すごいっていう、そういう印象だけを持って出てきて、
おすすめしても全然いいっていう、そういうことだよね。
どっちでも別に良くてっていう。
まとえた言葉だったから、ああ、なるほどですってすごく納得できた。
なるほどね、そういうふうに見るんやっていう。
確かにこの対談がなければ、はーっともなれなかった。
そこに生まれなかった言葉だろうなってちょっとびっくりした。
庵野秀明側が松本人志のことなんて言ってたっけ?
そもそもお笑いしかあんま見てないみたいな感じで言ってたよね。
そうね、お笑いそんなに見てなくて、特に漫才とかはあんまり見てなくて、
奥さんが見てるのを隣で見てると。
ただ、笑ってはいけないはめちゃくちゃ面白いって言ってたね。
何だっけ、クリエイター目線がどうしても入っちゃうからとか言ってたよね。
あー、それも言ってたかな。
漫才ってかっていうよりは映画とか、映像作品系はそういう目線が入っちゃうからちょっとみたいな。
それで言うと、そういうのが好きなんだろうなって思ったんだけど、庵野秀明がね。
途中でさ、だんだん盛り上がっていって、ウルトラマンの話になった時にさ、
次から次に好きなシーンが出てくるのよ、庵野秀明から。
このシーンが良くてっていうのを語り終えたと思ったらまたさらに次のシーンの別の
このシーンも良くてみたいなのがポンポン出てきてさ、今までの会話のなんていうの。
それまでも会話普通にしてるっちゃしてるんだけど、ペースに比べてやたら早いスピードでポンポン出てきてさ。
それ自体も面白いんだけど、その話の中で出てくるものが割と何ていうのかな、
意図してない動き、作品として、だから脚本に書いてあるわけではなくて、結果そうなっちゃったみたいな現場で。
っていうシーンが割と好きみたいなことを話しててさ。
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例えばスペシウム光線をバーって打つ時に、ちょっと横向くと、打つ直前に。
そのシーンが好きなんだけど、それはウルトラマンのスーツアクターの人が実際にはウルトラマンの目って正面からは見えなくて、
ちょっと横から覗けるようになってる。その横から今スペシウム光線出していいかどうかの指示をちょっと確認する必要があって、
パッと見た結果、ウルトラマンがちょっと横向いて、そこからスペシウム光線を打てるように見えるけど、そこがいいんですよっていうのをすごい満足そうに語って、
どこかあったんだけどさ、「えぇ?」って思ったけど、
それ、笑ってはいけない、もう多分そこなんだろうなって思ってて、好きなところって。
だから脚本に載ってない現場感が載ってくるから、多分好きなんだろうなって思ったのよ。
なるほどなぁ。
それってさ、それすごいのって、今回のエヴァもそうじゃんって思ってて、
自分が描いた本通りのものを出せばいいというわけでもなくて、
周りからいい意見が上がってきたりとか、
あといろんな自分の考えでは出せなかったような角度を探したりとかね、絵作りの絵を探したりみたいな、
自分からだけだと生まれなかった、計画通りのものではない現場で生まれてくるものみたいなのが好きなんだなって思ったのよ、そもそもとして。
だからああいう作り方になってるんだなっていうのが買いまみれて、なるほどなぁって思ったかな。
なるほどね、なるほどなぁ。
だとしたら、あの人ってアニメ向いてないっていうことなのか?
いや、そのはずなんだよね。
普通考えたらそうなんだよね。
それ求めるんだとしたら演技とかそういった側で、演技とか俳優側の話になってくるんだよね、実は。
面白いよね。
だから、あの人自身、実写にトランしてるっていうのもあるのかもね。
元々ね、特撮がすごい好きっていうのはあるだろうから、そういうのもあるだろうけど。
なるほどね。
すごく納得できて。
漫才よりも笑ってはいけない映画が好きっていうのは多分そういうことなんじゃないかなって思ったかな。
なんか憤怒した気がする。
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一つ印象に残ってる話があってさ、
二人は世界に向けて発信することに対してどう思ってるみたいな話があったときに、
世界に向けて何かするんじゃなくて、
世界はあくまでも頭の中にあるっていうことを松本さんが話し切り出してて。
すごい印象的だった、あれ。
ちょっと納得できる部分があったからさ。
それがハッとさせられたみたいな印象があった。
あんのさんの話で、あの人一度英語を勉強したんだけど無理って思ったらしいんだよね。
それが何かって言うと、日本人では理解できないことがあるんだっていうことがすごく分かったらしくて。
外国人にとっては当たり前だけど、日本人にとっては当たり前じゃないこと。
逆もしかり。
それが納得できるかできないかって多分あるような気がするなってちょっと思ってはいるんよ。
日本人だけには分かるけど、すごく分かりやすく言えば納豆とかさ、
なんでそんなもん草とも食えんのみたいな。
だから外国では分かるかっていう話。
すげえ単純に言うと。
とかってことを考えると、確かに理解できないとか理解されないことってあるんやなっていうのが確かに分かるなって思ったよね。
それが例えば言語でも多分、言語から読むと外国の風習だったりとか考え方とか。
確かに分からんこともちょっとあるなと思ったんだけど。
ってことを考えたら、世界にそれ合わせて難しいのってちょっと思ったよね。
だとしたら、確かに自分でそれを分かった上で、自分で作ったものを面白がってくれる人を増やす。
その確率を増やすっていうのが自然と世界に通じるものになるんだなっていうのは、ちょっとはー、なるほどなーってちょっと思ったよね。
なるほど。
そこがね、逆にちょっと不思議だったっていうかさ。
あのシーンで、質問としては、世界に向けて発信するときに、
するって考えたときに、なんか意識されてることありますか?みたいな質問だったと思うんだけど。
ちょっと違うけど、そういうような質問だったと思うんだけど。
の中で、特別意識してることはないし、なんだったらそれは、チャレンジしてみたこともあったけれど、できない。そもそも。
そういう言語が違うし、育ってきた環境も日本で育ってきて、日本の文化とかを受けて育ってきてるから、
作品中にも、昭和の歌謡曲とか流してるけれど、それがどういう歌にそういうイメージがまとわりついてるかとかのイメージが、
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そういう環境で育ってきたからわかるけれど、世界のそのバージョンっていうのは、自分の感覚としてわかんないから、
やらないし、やれないっていう話をしてたと思うんだよね、庵野亮の方が。
で、その話からの松本ひとしの方が、だし、世界に向けてじゃなくって、世界は頭の中なんだから、そのクリエイターの。
だから、世界に向けてじゃなくって、頭の方に向けさせるんだよ、みたいなことを、そういう言い方ではなかったけど、言ってたと思うんだよね。
で、俺なんか、あーそうだよなって思ったのと同時に、松本ひとしの方はね、なんかそれ納得できたんだけど、庵野秀明の方はその対談の中でさ、
意外とこの人、商業ベースの人っていうか、だから旗から見たときのイメージとして、
すごい追い込んで、ザ・クリエイターみたいな感じで、自分の納得できるものが出るまで、どんどん絵は延期するしさ、
そういう職人みたいな、作品こそ命でっていうような精神で作ってるのかと思いきや、
実は別に、旗から見たらそうかもしれないけれど、そうじゃなくて、単純に、自分が作ってるものは商業作品だから、
売り上げを上げないと、注ぎ込んだ分よりも儲けるっていうか、お金入ってくるようにしないと続かないし、
お金払ってくれる人には逆らえないし、だから、作品がヒットするための確率を上げるために、
いろんな要素っていうのは散りばめているけれど、みたいな話をしてたと思うのよ、その前に。
その話と、自分の頭の方に向いてくるって話って、若干食い違うっていうか、向いてる方向として逆向きな気もしたのね。
だから、作品がヒットする、受けてもらうための確率を上げるっていう話ってさ、
自分の好みではないけれど、こっちにした方がヒットはするから、そっちに倒すみたいなことを話してたと思うのよ。
自分の好みを入れることも別にできるっちゃできるけど、それをやりたいわけではない。
特にお話のそのコアな部分として、それをやりたいわけではないから、やらないみたいな話をしててさ。
自分の好みを入れるとしたら、ちょっと紛れ込ませるみたいな、わかんないぐらいな感じで、っていう風に話をしてたと思ってて。
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その話を先に話してたから、聞いて、人の意見すごい気にしながら作る人なんだなって思ったのよ。
一方で、この世界が頭だからねっていうところってさ、人の意見よりも自分の信念みたいなものが先にあって、
それに世界を振り向かせるみたいな作り方だと思うのね。
松本一史のやり方って、そうって言い切るとちょっとあれだけど、そっちに近いなっていうところは納得ができるんだけど、
庵野秀明もそうなんだと思ってたら、実は作り方的には逆の方向を向いてたのかって、その話の前で思ったから、
世界って実は頭ですからねって話をしたときに、そうそうそうみたいな話を合図中ってたから、
あれ、そうなんだってとも思ったんだよね。
だからどっちなんだろうってちょっと思った。どっちかっていうより、どっちもなんだろうけど。
たぶんご自身でディレクターとプロデューサーやってるからという、両方の側面があるからじゃないかな。
なるほどね。だからディレクターとしてはあれか、世界を振り向かせてやるぜっていう思いはもちろんあるし、
一方でプロデューサーの側面としては、ヒットの確率を上げる様子をどんどん入れ込むっていうのもやってるっていうのか。
だと思うけどね。
なるほどね、なるほどね。
で、たぶんそことの戦い方を知ってるようなちょっと印象、俺はね、
ディレクターとしての部分とプロデューサーとしての部分とでバチバチして、自身が戦ってるような印象はちょっと感じるんで。
確かにね、最近の作品はプロデューサーを経験したからちょっとまた大人になったみたいなことも言ってたもんね。
確かになるほどね。
のような気がした。
なるほど、じゃあ納得したわ、そういうことか。
その狭間で揺れ動いてるのかな?どうなんだ?
なるほどね、うんうん、確かに確かに。
だから、ちょっと庵野さんの話になるけど、今回のラストの映画、エヴァンゲリオンの新作がすごく長かったわけじゃん、出来上がるまで。
最初さ、ディレクターとしていいものが思いつかないから、こんだけ伸びてるのかなって思ったけど、
なんかここ最近のプロフェッショナルに含めて考えると、プロデューサーとしての視点を考えると、どうなんだろう?
27:07
プロデューサーだったらもうそんな延期なんかしないはずない?多分。
そうだね。
絶対経営守るはずだろうけど。
でも、ディレクターとしての側面ともいろいろちょっと考えながら、色々試行錯誤した結果、こんだけ時間かかってるんだったらちょっと納得できるなって。
うんうんうん、なるほどね。
で、ちょっと俺は考えてた。
うんうんうん、なるほどね。
のようなちょっと気はしたか。
そうだね。
どう思った?
いやー、作り方がさ、事務方含めてみんなの意見をなるべく取り入れるように。
取り入れるっていうか、先行試写会みたいな形でさ、会社内の。
一回できたものをちょっと見てもらって、で、え?ってちょっとそれはないんじゃない?みたいに思われたところをどんどん消していくみたいな話をしてたじゃん。
で、それなんか、そうなんだっていうかさ、プロフェッショナルの方でもそういうシーンあったけどさ、これどう思う?みたいな。
あれなんか、半分ネタだと思ってたのよ。
ちょっと、いやそんな決められるわけないじゃんみたいなさ、あなた監督ですよみたいなさ、こっちで決められるわけないじゃんみたいな、分かっててのフリだと思ってたんだけど。
じゃなくて、本気で聞いてたのかなって、この対談のさ、見た後だとちょっと思えたのね。
で、あの場で、いやこれないですよって言ったら、じゃあやめってなってたんかなって思ってさ。
なってたような気がするな。
うん、そうだよね。この話からするとそうだと思うんだよ。
だから、そりゃあ時間かかるわって思って、そんなみんなの意見、みんなが納得する落とし所探ってさ、かつ自分も納得できないとダメだからさ。
監督業って、OKかNGか出すだけですよって言ってたけどさ、
あの、まぁちょっとジョークっぽく言ってたけど、そのOKかNGかを出すのがむっちゃ難しいと思うのよ。
どこでOKとするかみたいな。
を、今回みんなの意見取り入れてさ、OK、NG判断してたら、そりゃあ時間かかるわっていう。
って思ったな。いやだからすごいことやってたんだなって思って。
聞かなきゃいいって言うわけじゃないけど、落とし所つけてくれりゃいいと思うような気がするけどね、パッと見。
でもとはいえね、それが気になることだっていうふうに多分決め込んだから多分そうだね。
うん、それをやろうって決めたんだろうね、今回は。
あのさ、これさ、ちょっとさ、デビュー見たんよ。
30:05
デビュー見てて、星5つける人もいれば星1つける人もいてさ、すごく極端やなって思ったよ。
一通り見てるとすごく気持ちはわかるなって思ってて、すごく簡潔に言うと、星5デビューした人たちはこんな豪華な対談あるかと。
星1、星2の人たちの意見聞くと、結局これなんなん?っていう意見があって、これ結局何言いたかったの?みたいなところの意見があって、すごく納得できた。
どっちもすごく納得できたんだけど、そこがね、俺がね、ちょっと気持ち的には星1の人たち側だったりするんだよね。
単純にこの映像って何なんだろうなっていうのが、何伝えたかったんだろうっていうのが、いまいち動画としてわからんなっていうふうに思って。
っていうところがあって、それって何やろうって考えた時に、別にこれって対談したけど、これ正直雑誌で、エッセイでも別によくねってちょっと思ったんだよね。
動画じゃある必要あった?っていうふうにちょっと思って、っていうところがあったんだよね。だから、それってどういうことかって考えた時に、
この動画ってテーマがないんだなっていうのをちょっと気づいた。テーマだったり伝えたいっていうところが、多分皆無だったから、どう見たらいいんだろうっていうのがわからなかった人たちが多かったから星1つけてるのかなってちょっと思った。
結局最初の方にパテキがこの動画について説明してくれたけど、いやだから何なんていうところやと思うんだけど、それなんだよねって思って。
うんうんうんうん、なるほどね。
言ったら多分、あくまでも予想だけど俺の、多分これの企画立ち上がったのって、松本ひとしが、ひとし松本として滑れないじゃない、ドキュメンタル?
ドキュメンタルとかね。
フリーズがオリジナルムービーとして上がってます。
庵野秀明のエヴァンゲリオンシリーズがアマプラでも見れるようになったよっていうので、その2つを促す意味でもスペシャル企画として多分立ち上がったような気がする。
そうだと思うよ。
で、この企画の発案、企画自体はすごく大手はなるよ。
あのひとし松本と、あの庵野秀明が対談するなって思うよね普通に。
何を喋ってくれるんだろうっていうのはもう、この企画段階でワクワクはするよね。
だからといって、完全にもうそれだけの状態じゃん。
そうだね。
33:00
それはそのまま形にしたっていう感じだから、だから結局何話したっけっていう状態になっちゃってる。
まとまりがすごくなかったんだよね。
本当に自由に喋らしすぎたもんで、2人にあまりにも。
だから中身が点でちょっといろんな方向性向きすぎてて、結局内容として動画としてどこに行っちゃったんだろうっていうのがわからなかった。
つまり、ディレクターが不在なのよね。
もちろん、自由に喋らせるっていう形もありはありなんだけど、
とはいえ何か一つの方向性に向かせるとか、
導き、動画として2人のクリエイターがどう話す。
2人のクリエイターの目線がどうなのか。
ところのテーマだけに絞らせる方向性だったりとか、位置づけることがディレクターだったりすると思うんだけど、
そういったところがなかったなっていう印象。
だから、庵野秀明さんが幼少期見ていた話とか、すごく点でバラバラに話したりするの。
開始15分後に子供の頃見てた話してたかと思ったら、またその30分後に子供の頃話してたりするの。
ちょっとそれって肌から感じるとちょっと見づらいなっていう印象があって。
話、編集でまとめればよくないってすごく思った。
っていう箇所が結構実は何回かあって、
それをまとめ上げた方が見やすさ、単純に。
あったりするから、単純に時系列通りに多いすぎてて、
話があっち行ったらこっち行ったりしちゃってるから、
何を視聴者は追えばいいのかっていうのがわからない状態。
もしくは別に単純にこのヒリヒリ感を楽しめるっていうのは、
もう既に最初の対面した瞬間だけでも十分味わえてるから、
賞味いらないっちゃいらないなってあったのよ。
ただ多分そのヒリヒリ感はあまりにもすごく大事にしすぎてるような印象だったなっていう気がするけど、
別にそこが問題じゃないような気がするなって個人的に思う。
単純にテーマとかそういったところで、
2人を誘導させてあげることは必要だったんじゃないかなっていうのは個人的に思う。
それがあればすごく動画としてメッセージが強い、
より2人のメッセージが強いものになったような気がするなってちょっと。
この対談自体が映像作品として見たときに、
ちょっと作品としてのまとまり感っていうのはやや薄かったなって。
それは確かにそう思うな。
俺の見た印象だとさ、
その通りだなって思って、今話した通り、
36:00
映像自体の進行がさ、
そのときにクリップとかで出してるのかな、
これ話してくださいみたいなテーマを一回出して、
それについて語って、その後また全然違うテーマ、
別コーナーなのかなみたいな感じの全然違うテーマをまた出して、
それについて語ってっていうののサイクルがどんどん繰り返されていくんだよね。
それがある一つの終着点に向かってどんどんやっていくっていうよりは、
割と本当にバラエティ豊かなテーマをポンポンポンと置いてって、
それについて毎回頭切り替えて話すみたいな感じだったから。
だから映像作品としてのまとまりっていうのは全然ないんだよね。
そうだね。
俺が思ったのは、
たぶん星5をつけてる人っていうのは、そこは別にあんま期待してなくて、
単純に庵野秀明と松本人氏が対談する場って全然ないと思うんだよ。
だから、クラブハウスのアプリってすごい流行ったじゃん。
今年か去年ぐらいに。
で、あれってさ、有名人、芸能人とかの人が、
この人とこの人がリアルタイムで話してるの全然見たことなかったわみたいなので、
異色のコラボとかがバンバン生まれてさ。
しかもその場で、特に番組で呼ばれたわけでもないから本音トークをその場の流れでガンガン話せるみたいな。
それで流行ってたと思うんだけど、俺それに近かったなと思ってて、今回の対談自体が。
うん、わかるわかる。
ぶっつけ本番で何出てくるかわかんないけど、とりあえず椅子は用意しましたと。
で、さあ話してみましょうっていうのをそのままお届けできるから、
ある種編集があまりかかってないように見えるから、
どんどん本音、加工前のさ、調理前の素材をそのまま提供しますみたいな。
クラブハウスとかYouTubeライブで見てるようなのがAmazonプライムで対談として流れてるみたいな感じで捉えたのよ俺は。
だから、本人たちの本音が見れたなっていう印象にはなったんだけど、
一方で、例えばプロフェッショナル、仕事の流儀みたいな感じのように、
一本の映像作品、ドキュメンタリーみたいな感じでは全然なかったのね。
この人の目線を追っていくみたいな感じではなかったから、内容はとっちらかってたと思うのよ。
だからそこを、じゃあ結局なんなん?みたいな感じに思う人もいるっていうか、そういう構成だったからさ。
39:11
幅広く扱うけれど、一本のテーマに絞ってなかったから、
作品に対しての答えみたいな、ゴールみたいなものを期待してたら、あれ?っていう感じにはなるだろうなって思ったな。
だからさ、もし俺自身がやるんだったらっていうのを考えた時に、
多分今回ディレクターとして収めたかった部分っていうところは、
たぶん二人の実際に、それこそ和木が言ってるように、
場所は初めての対談で椅子は用意しました。じゃああとはお席にどうぞっていうのを大事にしたいんやとしたら、
テロップとか絶対入れないなとか思った。
そうだね。
私、もう完全に引きの絵だけでも正直いいなってちょっと思ったぐらいだった。
2ショットだけで十分やなって正直思ったぐらい。
だから変になんか編集点とか入れてたりするから、すごくそれがなんかうーんって思ったんだよね。
スタッフの声が入ったりとかね。
もしするんであれば、本当にそういうのは完全に削るか、
あれの状態のままそのまま垂れ流すか、どっちかかなと思ったんだよね。
もし本当にあのヒリヒリ感とかっていうのを、
二人が言葉をすごく選んでいる様子とかを映すんであれば、
わざわざカット終わりとか、結構すごくカット終わってたのよ。
それがただでさえちょっと目に映るなと思ったんだけど、
正直それももう全然入れずにやるとかした方が、
もっと生々しい映像になったなっていう印象がある。個人的に。
私、本当に今回見ててあれだけど、
多分おのおの見た人のおのおの気になったところとか、
ハッとしたところ、多分それぞれおのおのあると思う。
今さっきまでうちらが話してたような。
だからといって、監督さんが、
ここを見てっていうポイントはちょっと感じられなかったな、
っていう印象があったりする。
例えばリングで、
テレビからサドコが出てくるみたいな、
完全に象徴するような映像だったりとか、
っていうのが実はなかったんだよね。
そういったのを作るのが、
演出だとは正直思ってるから、
そういったところがすごくバラバラだったから、
そこを見つけてあげるのがディレクターだと思うから、
そういったところが見えなかった点が、
多分そういったところに影響してるのかなってちょっと思った。
本当にもし俺がするんだとしたら、
ツーショットの引き絵で基本的に言って、
あとは気になるワードとか、
面白いワードがあったらよりにするかな、
ワンショットとかにするかなってちょっと思った。
42:04
映像の中でも言ってるけどさ、
NHKの時もそうだったけど、
庵野秀明が映像を撮られながら、
もうちょっとこういうカメラ、
ここ撮っといた方がいいよとかさ、
もうちょっとパンしといた方がいいよ、
みたいなことを言ってたけどさ、
今言われてる感じがするわ、面白い。
庵野秀明が隣にいたらこういう感じになるかなって今ちょっと思った。
いや、だって分かんなかったんだよね。
自分だったらどうするかなっていう。
一応ね、映像作ってる人間のテーマにちょっと考えてまうね。
だから庵野秀明と同じだなって思ってたの。
映像を見てる間、そういうの考えちゃうから見れませんって言ってたのと全く同じだなって思ったのがちょっと面白かった。
いや、やっぱこの二人が対談してること、
これを価値ある映像にすることが、
ディレクタープロデューサーの意味だと思うから、
そこでちょっと見えなかったな、何したかったんだろうなって。
例えばね、人がいなくて、
カメラだけ、三脚だけ撮っておいて、
じゃあ適当に話してくださいって帰って、スタッフが。
で、それを編集せずにポッと出すのと、
ある意味何が違うのっていう。
逆にそれだったらすごい尖ってたかもしれないけど、
人の開催が、意思の開催が、
ディレクターのないからってことだよね。
ここを見せたいとかが、
いやわからん、あったかもしれないけど、
ちょっと感じづらかったなっていうことね。
っていうところが多分、
一部視聴者が納得できてないところなんだなってちょっと思いました。
自分もその一人だなって思ったところです。
とはいえやっぱり、
個人的にはそれぞれ話してる最中で、
あーなるほどなーとか思うことがあったから、
やっぱりなんだかんだ言って見てよかったなって思いました。
映像でも出した。
そうね、なんかそれこそ、
映像作品見に行くっていうよりは、
素材見つけに行くっていう感覚が俺は近かったから、
自分の中で聞きかかるフレーズが、
得られるんだったら、
よしっていう感じかな。
多分普通に、
他の方々を見てもらっても、
なんか発動させられるようなこととかあると思う。
見て損ない映像だと。
そうね、特に二人のことを、
より知ってる人の方がやっぱり面白いんじゃないかな。
45:01
人間を知ってる人の方が、
やっぱり全然普段会わない人、
違う業界の人と話してる姿って、
その人の違う顔が見れるからさ、
見れることになると思うから。
そういう、
例えば松本ひとしのこと全然普段知らないとか、
むしろ嫌いみたいな人、
逆もしっかりだと思うけど、
庵野秀明ってなんか、
エヴァってなんか気持ち悪いから見てないみたいな人でも、
二人が話してたらこういう感じなんだなっていうのが見れること自体は、
面白いと思うから、
そこを期待してみるといいんじゃないかなって感じはする。
うん、だと思います。
なので、まだ見てない方いらっしゃるなら、
Amazonプライムで、
入っていれば見れる映像なので、
ぜひとも見ていただけたらいいなと思います。
なんだって。
いいなと思います。
はい、ぜひ見ていただければと思います。
はい。
じゃあ最後に庵野さんお願いします。
はい。
今日の感想や、またこんなことを話してほしい、
これ見てほしいなどあれば、
TwitterのピカピカFMまで、
もしくはハッシュタグピカピカFMを付けていただければ、
僕たちが見つけやすいので、
ぜひよろしくお願いします。
はーい。
来週は、
かすけの持ち込み企画です。
何ですか?
はい。
スーパーマリオブラザーズ1-1について、
話そうかなって思います。
ほー、なるほどですね。
前にね、ちょっと話し上がったけど、
ゲームデザインについて話せるんじゃないかって、
特にマリオ1-1のゲームデザインがめっちゃすごいの。
めっちゃすごくて、
ゲーム協会だったら全然有名な話なんだけど、
おしろはその辺知らないと思うからさ、
だからちょっと話してみたいなって思ってます。
はい。
というわけで、今週ありがとうございました。
また次回、皆さんお会いいたしましょう。
じゃあね。
またね。