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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いTALKラジオ。本日で665回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバザバザと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師のヒサン・ノリサです。本日もよろしくお願いします。
さあ、今日もですね、フォースタイルのサロンの方には、一緒にオンラインサロン、服装心理学を運営してくれているスタリストの、
今日はイクヨさんがやってきてくれまして、またね、服装心理学のメンバーさんの似合う服の診断ですね。
顔立ちに似合う服、顔パーツ診断と、体型に似合う服、体型診断と、あとはパーソナルカラー診断ですね。
似合う色を診断するというフルコースを受けてもらってまして、
イクヨさんが来てましたので、ちょっと帰り際にね、合流できたので、
また、うちのYouTubeで公開してますスタイリストとのゆるトークシリーズですね。
最近ちょっとゆるゆるご飯食べたりとか、お客様の診断が終わった後のツールの片付けをしながらですね、
近況を聞いたりして動画を回すっていうのを最近やってまして、
それを今日も撮ったので、また近々公開できるかなと思いますので、
その時にはまたリンクを貼りますので、ぜひ見ていただければと思います。
今日はね、子供が小さい時からスタイリストで起業して働くとは、みたいなこととか、
あとは子供って大きくなるんですよね、当たり前なんですけど、
でも子供が小さい時ってそれがなかなか想像つかなくって、
いつまで経っても手がかかる気がしちゃうんだけど、
意外と大きくなってくると結構仕事ができるようになって、
その時に自分にできる仕事があった方が楽しいよ、みたいな話とか、
いろいろしてますので、ぜひ楽しみにしていただければなというふうに思います。
今日もそういう診断をやってるんですけど、
最近で言っても10年くらい経つのかな、
お客様がオシャレに悩んで、
うちのサービスなりオンラインサロンなり、
入ってくれたり申し込んでくれたりする時って、
結構自分らしいオシャレの形を見つけたいとか、
自分らしいオシャレがわかんない、みたいなことでいらっしゃる方がすごく多いんですよ。
これね私がスタイリストに、パーソナルスタイリストになったばっかりの17年前、
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今2023年でしょ、17年前か、
割とオシャレになりたいとか、流行がわかんないから今っぽい服になりたいとか、
あとはモテるようになりたいとか、そういう悩みとかニーズが多かったんですけど、
いつぐらいですかね、2011年の東日本大震災ぐらいが結構やっぱり今振り返ると潮目だったんですかね、
そのあたりからオシャレになるとかモテるってある種背伸びじゃないですか、
自分にないスキルを身につけたいとか、もっと上を目指したいみたいなニーズだと思うんですけど、
そういう感じではなく、あかまで等身大で自分らしいオシャレ、
無理をしないででもさりげなくオシャレになりたい、
たくさん服を持つんじゃなくて、少なくてもいいから厳選して持ちたい、みたいな感じに変わってきたんですよね。
たぶんアスクとかものを極力持たないミニマリストみたいなもののブームというか、
定番化してますけどね、もうそのあたりからだったんじゃないかなと思うんですけど。
私はといえば当初から内面と外見から心理学、心理カウンセラーだっていう2つの顔があったので、
その辺もあってそのあたりの理由もあって、内面と外見からあなたの魅力をファッションで生き出せますよ、
みたいに当初から歌ってサービス展開したんですけど、
そんな感じであなたらしい、あなたの心にも見た目にもフィットする服を、
みたいなことを言うスタイリストさんも2011年あたりから増えてきたのかなっていうふうに思うんですね。
でも、じゃあみんな自分らしい、あなたらしい服を見つけます、あなたらしいスタイリングしますって言っても、
いざ蓋を開けてみると、スタイリストさんによって何をあなたらしいとしているのかっていうのが全然違うんですよね。
これは今もそうです。
似合う服、外見に似合う服をしっかり診断してお見立てするっていうことを、
あなたらしい服を選びますよって言っているっていうことも人もいるし、
立ち振る舞いとか喋り方まで含めてあなたのキャラクターに合った服を見つけますよって言っている人もいるし、
あとはあなたがこうなりたいみたいな理想をファッションで表現しますっていうことをあなたらしいと表現している人もいるし、
公認心理師とか心理職でスタイリストっていう人が多分私しかいないので、
うちほど本格的な性格診断みたいなのをできる人はいないと思うんですけど、
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まあでも心理テスト的なものをやっている人もいるしなんですよね。
だから結構私らしい服を選んでくれるスタイリストさんがいいと思って、
その言葉尻だけ見て申し込んでも結構中身が違ったりするのが現状だと思うんですよ。
でも結局何にしたってスタイリストの方がこれがあなたらしい服ですって決めている時点で、
実はもうそれはあなたらしい服ではないっていう、
そういうなんかこう哲学みたいになってきたけどさ、
そういうジレンマが実はあるんですよね。
ここがやっぱりすごく難しいところだなって。
17年目になりますけど、いまだにお客様、そのお客様らしいお客様が、
これが自分らしいスタイリングだって思える服を選ぶのって一番難しいことだなって、
そんな簡単にできることじゃないなってすごく思うんですよ。
もう私のスタイリストとしてもそうだし、心理カウンセラーとしての知識も
相動員してかかってやっとなんとかできるぐらい難しいことだなっていうふうには思うんですよね。
なぜかというと結局スタイリストがそのお客様に対して、
これがお客様らしいですよって思っている時点では、
お客様自身はそれを自分らしいと思うかどうかわからないじゃないですか。
結局お客様自身が思う自分とは何かっていう話なんですよ。
だからそれを引き出さないことには何も始まらないんですよね。
だからよくそのうちにいらっしゃるお客様から伺うのは、
これが似合うんだと診断を受けて、これが新しい服なんだって言われたんだけど、
なんか着てみると全然自分の性格と違って強い感じに見えちゃうから、
初対面の人に誤解をされたり、自分らしくない期待をされてしまうことが多くて、
全然私らしい感じがしないんですよね、みたいなこととか。
それはスタリストが外見に似合う服があなたらしい服だって思ってたけど、
お客様はそうは思ってなかったっていうすれ違いから生まれた悲劇じゃないですか。
だから結局お客様自身が何を持ってこれが私らしいとしているのかっていうことを
引き出さないといけないんだけど、
でもこれがなかなか難しいし、なかなか実現しづらいっていうのは、
大きく分けて二つ理由があると思うんですよね。
その一つ目はまず、そのお客様自身が思っている私、自分って何か、
これを引き出すっていうのはもはや心理カウンセリングの領域なんですよ。
なのでスタイリストの勉強だけではできないんですよね。
結局心理カウンセリング自体も、あなたって何者なんでしょうかねっていうのを、
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これも心理カウンセラーが教えるわけじゃなくて、
心理カウンセリングではお客様ではないけど、クライアントさんご自身が気づくのを手伝う。
だから自分自身も気づいていないこともあるわけですよ。
私って何だろうって問いかけて難しくないですか結構。
だから自分自身でもちゃんと明確になっていなかったり、
ましてや言語化できていなかったりすることが多いので、
それをあらゆる問いかけだったり、いろんな手法、
心理カウンセリング的な手法を使って、
クライアントさん自身が気づいてもらえるように搬送していくっていうのかな。
なので、まずお客様が思う自分とは何かを引き出すのに、
その心理カウンセリングの手法が必要だというところが、
まず難しい一つ目の理由ですよね。
二つ目は、仮にそれを引き出したとして、
このお客様は自分とはこういう人間だと思っているんだと、
これが自分らしさだと思っているんだということが仮に引き出したとしても、
それを今度ファッションで表現しなきゃいけないわけですよ。
そうすると、そのお客様が思っている私らしいっていうイメージを実現するには、
その服自体はお客様の外見には似合わない服だったりもすることもあるわけで、
じゃあそれをどう似合わせていくのかだったり、
そもそもこのお客様が私らしいって思うイメージって、
ファッションの形で出てくるわけじゃないから、
大抵の場合、形容詞だったり、
あとは一番イメージが近い芸能人だったり、
映画の主人公、登場人物だったりとか、
いろんな形で出てくるので、
それをファッションに置き換えていかなきゃいけないんですよね。
その自分らしいっていう像を表現するには、
この洋服を着れば結果的に表現できるはずっていう、
変換していくっていう作業も、
どういう服を着たらどういう印象になるか、
みたいなことがわかってないといけないので、
なかなかそれも難しいことなんですよね。
だからこの2つの理由があって、
本当の意味でお客様が自分らしい服を見つける、
そして着るお手伝いをするっていうのはかなり難しい。
でもだからこそ、すごいやりがいがある。
ここまでできるようになったら。
かなりそのお客様の深いところまでお付き合いするので、
必ず長いお付き合いになるんですよね。
自分が思う自分って変わり得るのでね。
だから本当にそういう深いお付き合いができるスタリストになりたいと思うのであれば、
やっぱり心理カウンシリングまで学んで、
やりがあるのでね、やってほしいなというふうに思いますしね。
そういうことができるスタリストが少ないので、
ぜひ仲間に入ってほしいなというふうに思っております。