00:05
はい、ということで始まります、おしゃれの呪いトークラジオ。本日で678回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師のヒサン・ノリサです。本日もよろしくお願いします。
さあ、今日からお仕事、再開って方が多いんですかね。
まあ、今日ぐらいまでお盆なのかなと思うんですけどもね。
お盆期間中は、私は普通に仕事をしてまして、
だいたいですね、お盆前に執筆のお仕事とかは、投げられてお休みが入られるケースが多いので、
お盆期間中は、逆にお盆前はね、結構お仕事の相手方がバタバタ忙しくてってことが多いので、
逆にその隙に休んでですね、お盆中にお仕事するっていうのも、結構ちょうど良かったりして、
ここ数年というか、もう起業してからずっとかな、そんなペースで進んでるんですけどもね。
はい、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
そんな中ですね、SNSとかニュースなんかでもね、ちょっと話題になっているのが、
ある大阪のフェスで、出役の女性の方、DJですよね。DJやってらっしゃる女性の方が、
観客に体を触られたみたいな話がされたみたいな、触られたんですね。
触られたっていう話があって、そういう成果外ですよね、一言で言ってしまえば。
そういう話題があって、もちろんもう何でしょうね、何も用語できるところもなくNGなんですけど、
そういう話がニュースになっているので、結構体に触れることみたいなのが、
割とね、話題になっているなと思って見てたんですよ。
日本はそういえば、子供の頭も警察に撫でるよねとか、だけどこれ結構海外だったら一発アウトだよねとか、
そういう話が出てきたりとか、結構体に触れることっていうのが話題に上がっているなと思って見てたんですけど、
そういうね、我々もですよ、仕事から体に触らないまでもですね、
やっぱりお客様との距離が近くなりがちな職業なんですよ。
お洋服を見立てして、やっぱり試着されるときなんかどうしてもお手伝いしたりしますし、
そういう意味では結構距離が、やっぱり他のいろんな職業の中では距離が近くなりがちな仕事だと思うんです。
だし、仕事から体系、体を触らないまでも体系に関して言葉で触れる、
つまり体系に関して話題にするっていうことも必要とされる職業なんですよね。
03:04
だからまあ本当にいろいろと気をつけなきゃなとか、
もちろん体に触れることはもともとダメなことなんだけど、
それがここまで10年前に例えば同じことが起こってここまで問題になったかっていうと、
多分そうではないと思うので、
その良くないことなんだっていうことの認識が広がり始めていることで、
我々も改めて認識をしておかなきゃいけない部分もあると思うんですよね。
私がスタイリストを育てている4スタイルパーソナルスタイリストスクールFPSSではですね、
やっぱりそういう意味でお客様の体に言葉であれ物理的にであれ触れる機会があるということであれば、
やっぱりその前に絶対的にその信頼関係を築かなきゃいけないと。
もちろん大前提として触るときはお客様に同意を取る必要があるし、
それは言葉であっても話題にすることであったとしても同意を取ったりとか、
お客様が話したいと思う内容しか話さないということも大事なんですけども、
それ以前にその信頼関係を築いておくっていうのもすごく大事なことなので、
そういう意味でもやっぱりカウンセリングが必要だよっていう、
まずそのいろんな診断をする前にまずカウンセリングありきだよっていう風に、
話してるんですよね。
心理カウンセリングも体型に関する診断、体型を診断して似合う服がどんなものかみたいなことを診断するときも、
その診断を受けないにしてもファッションの悩みがある方ってやっぱり体型をきれいに見せたいとか、
自分の体のサイズに合った服がないっていう悩みを抱いていらっしゃる方も多いので、
やっぱりね体の話って避けられないんですよね。
そういう体の話って通常の関係性だったら、当然体に触ることは基本的にはないわけだし、
体のことについて話にあげることも通常はタブーじゃないですか。
なんですけど、通常の関係性だったら触れない底に触れるっていうのは、
心理カウンセリングも構造と一緒なんですよね。
通常の関係性だったら絶対に触れないような心の奥底を話題にして触れるわけですからね。
そういう意味ではやっぱり、だったら心にせよ体にせよ、
普通の関係性だったら絶対に触れないわけだから、
そこに触れていかなきゃいけないっていう意味では、
心理カウンセリングの世界では長い歴史をかけて、
じゃあそこに触れるんだったらこういうマナーがあるよねとか、
こういう手続きが必要だよねっていうのが研究され尽くされてきてるわけなので、
それを使わないではないでしょう。心も体も一緒でしょうって私は思うんですよね。
なのでちゃんとカウンセリングはしようねっていうのは、
そういう意味合いもあるわけなんですよ。
06:01
とはいえね、もちろんその通常の関係性と違う部分としては、
お客様自身もその体型の相談をしたくてくる。
体型を診断してほしくてくるわけなので、
普通の関係性と違ってその触っていいよっていうその許可の範囲が広がるし、
話すことを前提に来てるから大丈夫だよっていうね、
会話に話題にしてもいいよっていう範囲も当然広がるんですけども、
とはいえどこでも触っていいとか何でも話していいっていうことはないわけですよ。
なのでそのもちろん体型の相談はしたいけど、
ベタベタ触られずに診断してもらえたり、
似合う服を選んでもらえるのであれば、
それに越したことはないわけですよね。
人間全員パーソナルスペースといって、
やっぱり立ち入ってほしくない身体的な距離っていうのがあるわけですから、
そこに立ち入られなくて済むのであれば、
それに越したことはないのは全員同じことなので、
なのでうちの体型診断っていうのは、
触らなくても診断できるようにしてるっていう側面もあるんですよね。
もちろんその触って診断する技法もありますが、
やっぱり触るっていうことは手をツールにして測るっていうことなんですけど、
その手の大きさが個々人で違う以上、
正確な診断ってどうしても構造的に難しいっていう問題を払っているんですよね。
なのでうちの体型診断は手ではなく、
メジャー、物指しっていう、誰でも同じ基準を持てるっていうもので、
診断をして測って、比率を計算してっていう、
特徴を使いましょうっていう診断方法をしてるんですけども、
その正確性にこだわったからっていうのもあるんですけども、
比率を測ればいいだけなので、
直接体に触れて測る必要はないんですよ。
写真に撮って測っても同じことなんですよね。
なのでそういう意味では触らなくても診断できるっていうところで、
それは意識したところなんですよね。
この診断方法のおかげで、
男性のスタイリストになった男性の卒業生さんからは、
やっぱり女性のスタイリングをしたいっていう男性も、
女性の服が好きでファッションに興味があって、
スタイリングしたいっていう男性のスタイリストにとっては、
女性のお客様を目や目に触れずにアドバイスできるっていうのは、
すごく心強いって言っていただけるし、
また逆にお客様も、男性のスタイリストに相談したいっていう方も、
いろんなニーズでいらっしゃるので、
そういう時に触られなくて済む。
当場に触られたいわけではないから、触られなくて済むっていうところで、
安心感を得られるよっていう風にも言っていただいてるし、
いろんな商業施設でそういう診断ができて、
そういう診断イベントなんかをやるときにも、
主催者さん側にもそういう触ることでのトラブルっていうのが、
ありえないわけですから、
安心していただけるっていうメリットもすごくあって、
こういうやり方で開発してよかったなと思ってるところではあるんですけど、
とはいえやっぱり、物理的に体で触ってて触れなくても、
言葉で触れるっていうのもすごい気をつけなきゃいけなくて、
09:03
よくある誤解は、褒めるんだったらいいだろうって思っちゃう生徒さん結構いるんですよ。
今は例えば下半身の悩みについて話してるだけであって、
特に上半身の話はしてないのに、なんか急に、
でもお顔小さいからいいですよねとか、
鎖骨が綺麗で羨ましいとかさ、急に言っちゃう人いるんですよ。
それはどうしてもネガティブな悩みっていう話題をしてる時に、
せめて少しでもいいところを見つけて褒めて、
気分を盛り上げたいっていう、
良かれと思ってなんですけど、
この良かれと思っての方がエリタチが悪いっていうのはやっぱりありまして、
それが自分はスタイリストはね、
その生徒は褒めてるつもりでも、
言われた本人も褒められてるって思えるって、
いつ確信を持てたの?っていう話なんですよ。
お前はそれをいつ褒めたと認識した?っていう話なんですよね。
それを言われて褒められたと取るかどうかっていうのも、
個人によって違いますよね。
だからやっぱり基本的には、
たとえそれが自分にとっては言われて嬉しいことだったとしても、
相手にとっては本当に嬉しいことだとは限らない。
体の話っていうのはすごくデリケートな話なので、
そういう意味では、
いたずらにね、
お客様ご本人が話題にしている以外の箇所の話もやっぱり避けるというのも、
大事なことかなというふうには思っているんですよね。
これファッションだけじゃなくて、
美容にも言えることだと思うんですけど、
美容ファッションのアドバイスをするからといって、
さらに同性にアドバイスするからといって、
何を言ってもいいし、
どこに触ってもいいっていうものではないのでね。
たまに同性だと距離感が近くなってしまう生徒さんもいたりするし、
アパレル販売員さんとかにも正直いらっしゃるんですけどね。
やっぱりその辺の認識は、
今後どんどんブラッシュアップしていかなきゃいけない。
もともとそういう距離が近いのが嫌な人は、
もともとずっといたはずなんだけど、
今声を上げやすくなっているし、
そういう意味では認識を私自身も改めて強めて、
相手の身体っていうのは相手の存在そのものだから、
ちゃんと尊重しようねっていうのを、
言葉でも態度でも表していくっていうことが
大事なんじゃないかなというふうに思っております。
そんなことをまたFPSSでも教えていきたいなと思っております。
なのでこれからますます体の話をするのには、
おそらく心理カウンセリング的な手法は必要になってくると思いますので、
ぜひその辺もしっかり学べるスタイリストを育てていきたいなというふうに思っております。