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今日は、マシュマロにお寄せいただいたご質問に、お悩みに回答していきたいと思います。
今日は、結構女性なら共感する人が多いんじゃないかな、女性らしさを求められることへの違和感とファッションという話。
でも、この女性らしさの中身を男性らしさに置き換えたら、男性も共感するんじゃないかな、というジェンダーの呪縛ですよね。
というところから始まって、でもそれが40代になってきて、ちょっと気持ちが変わってきてっていうね、そういうお話なんですけれども、
ちょっとね、詳しく書いてくださっているので、前段はそのあたりを予約しつつですね、主題となるお悩み部分はしっかり原文通り読んでいきたいと思うんですけれども、
ずっと働いてきた質問者さんで、20代の頃は新卒で入った会社で、その会社でその仕事の能力とかではなく、この若い女性として愛嬌があることとか、
可愛いのか、みたいなことに価値を見出されて、その性的な目で見られるのがすごく嫌だったと。
それ誰でもそうですよね。でもあるんですよね、これね。
特に私同世代なので、まだ20年前にこういう空気がまだまだあったっていうのはね、すごくよく空気感としてわかりますね。
なので、20代の頃のファッションといえば、そういった性的な目で見られるのを避けたりとかね、外面しか見てくれないことに反発心もあって、
その男性っぽいだぼっとした服装ばかりを選んできていたと。
それで、仕事に集中しやすくなったってメリットはあったんだけれども、そんな時代を経て40代になりということですね。
はい、そこから読んでいきたいと思います。
そんな時代を経て、現在40代になり、やっとファッション自体を純粋に楽しみたい、女性らしいファッションを楽しんでみたいって思えるようになりました。
そこで、職場で着る服装で、女性らしいがセクシーになりすぎないコーディネートが知りたいのです。
男性が女性を性的な目で見ることは、生物学的に自然であり、ある意味仕方のないことは承知しております。
しかし、職場でそういう態度を出されるのは、決して気持ちのいいものではありませんし、仕事に支障を起き出すこともあります。
今勤めている職場の男女比は9対1と圧倒的に男性が多い職場です。
時代が昔とは変わったとはいえ、若い頃のトラウマも多い私ではありますが、今まであえて避けていた女性らしいファッションも楽しんでみたいと今は思っています。
未だにどうするのが良いのか、答えは見つからず、ファッション迷子状態です。
久野先生から心理面、服装面でアドバイスいただけたら幸いです。
ありがとうございます。同世代だと思うんですよね。
私は質問者さんと逆でアパレル企業だったので、企業を務める時は女性の方が圧倒的に多かったんですけど、
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女性の方が多くても同じことが起こるんですよ。
これもう事故?私事故にしたくないけど、被害者だからさ。
女性のお依頼さんみたいな人から、男性のお依頼さんに気に入られるような行動をしろって言われたりするのよ。
だからあんまり職場の男女比って関係ないなっていうか、名誉おじさんとかいるじゃない?女性でも。
だからそこはあんまり関係なく、20年前ぐらいはすごい蔓延してた空気感かなと思うんですけどね。
それが終わって、だからさ、私も40代になってすごい楽になった部分は、
こういう空気感から逃れられたところなのかなっていうのはやっぱりあって、
だから年取ることって悪いことばっかりじゃないっていうか、
全然楽になることがあるよなっていうのはすごい思うんですよね。
だから同じような感覚を質問者さんも味わってるんじゃないかなと思うんですけども、
じゃあその年齢を重ねることで解き放たれた部分で、今後どうファッションを楽しんでいくのかですよね。
その辺の話をしていきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで始まりました。
本日で735回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールオシャレの呪いをバサバサ解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野理沙です。本日もよろしくお願いします。
いやー歯科共生の器具によるしゃべりづらさがまだ続いておりまして、
もう半月ぐらい経ったんだけどね。
今日も神々でね、これも何回目の収録だっていうぐらい撮り直してるんですけど、
あと半月ぐらいで慣れるかな?そんな感じでお届けしておりますが、
まずね、質問者さんからいただいたご質問にそのまま直球でというかお答えすると、
女性らしいがセクシーになりすぎない職場で着られる服装が知りたいってことなので、
そのあたりでファッション論的にお答えしていくと、
まずどういう要素で女性らしさを感じさせられるかって、
私がスタイリストとして心理効果的にね、
女性らしさを相手に感じさせる心理効果のあるスタイリングをしなきゃいけないとなった時に、
何するかっていうと、まず一つは体のラインを出すんですよ。
あるいは洋服の形で出す方法と素材で出す方法があって、
形は当然体の、女性の丸みのある体が出るようなシルエットを選ぶ。
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もしくはその丸みのあるラインを作れるようなシルエットの服を選ぶということ。
あるいは形で肌見せをする。
どの程度見せるかもちろんね、バリエーションがありますけれども、
ある程度の肌見せをすることでも女性らしさが出る。
これは素材で体のラインを出す。
そうするとどういう素材になるかっていうと、薄い素材とか透ける素材を選ぶということになりますよね。
こういう体のラインを出すっていうやり方か、
あるいは実はもう一つやり方があって、
女性らしさとのあえてギャップを作って女性らしさを引き立てる。
たまにこのラジオでよく例としてあげますけど、
スイカに塩かけて甘さ引き出すみたいな感じですね。
そういう感じであえて女性らしさと対極の要素とぶつけることで、
女性らしさを際立たせるっていうやり方を取ることもあります。
例えばパンツスーツなんだけど、
すごくロングヘアとか。
これも対極ですよね。女性らしさの象徴的なロングヘアにパンツスーツをあえてぶつけるとか。
あとは逆にショートカットに真っ赤なリップとか。
ちょっと髪型との対比ばっかになっちゃいましたけど、
洋服同性の対比でももちろん作れるわけで、
そういうふうにあえて真逆の男性的なニュアンスのファッションとかとぶつけることで、
女性らしさを強調するっていうギャップでの強調っていうこの2種類があります。
で、どちらかを使っていけば当然女性らしいファッションになるわけで、
その程度問題でその直場で浮かないような程度を見つけて、
それを使っていくってことになるわけなんですけども、
ただね、私この質問者さんにおいては、
この単純なファッション論としての女性らしさをどう作るか、
そしてその程度はどの程度がいいのかっていう問題以前に、
やっぱり質問者さん自身がどういう女性らしさを演出したいと思ってるのかっていうのを、
まずしっかりと考えて、見える化して、ちゃんとビジュアルとして見えるようにして、
自分の方向性を決めることの方が大事なんじゃないかなって思うんです。
これどういうことかっていうと、やっぱりこれまでのファッションってずっと質問者さん、
その職場ではね、相手に女性として見えない、見られないように、
性的な目で見られないようにっていうことを軸に服を選んできたわけですよね。
それって相手軸なわけですよ。
その相手の目線を気にして、相手からどう見えるかを気にして服を選んできたわけですよね。
そうすると、それがずっと癖づいてると、その反発でファッションを今度は決めちゃうことがあるんですよね。
これまでずっと人の目を気にして、男性的なファッションを着てきたから、
もうこれからはえい、はじけて思いっきり女性的なファッションをしてやるって。
でも、それって結局は相手軸でやっぱりファッションを決めてることに変わりがないんですよ。
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分かりますかね。
それって反発心で決めちゃってるから、自分がどうしたいじゃなくて、
相手からの目線を気にしてこうしてたから、もう相手からの目線は気にしない、逆にこうしてやる。
逆にこうしてやるも結局相手を意識してることになるので、やっぱり相手軸であることからは抜けられないんですよね。
こういうのなんか私、なんだろうな、反向心ファッションっていうかさ、
心理的特攻服っていうかさ、分かんないけどさ、グレちゃって特攻服着ちゃいましたみたいな。
でもあれって特攻服がかっこいいと思って着てるんじゃなくて、
特攻服着てると大人が華厳な顔をするから、
暴走族、真相談って言うんだっけ今は、特攻服着るわけじゃないですか。
だからそれって結局相手からどう見えるかで決めてることには変わりないんですよね。
でも相手からどう見えてるかって決めてると、いつまで経っても多分質問者さん、
自分のファッションを心から自分で選択できてるっていう自信とか、
なんだろうな、開放感って得られないんじゃないかなって思うんです。
だからまず自分がどういう女性になりたいのか、どういうファッションをしたいのかっていうのを向き合って掘り下げていく。
例えば自分がこんな女性素敵だなって思う写真をたくさん集めるとかね。
スクショでもいいのでスマホの中にどんどん集めていくアルバム作ってね。
たくさんやっていくと、初めのうちはまだこれまでの反動で選んでしまう写真が多くても、
たくさんやってるとね、だんだん自分の本当の気持ちっていうのが見えてきて、
それが数として集まることで、その全体感を見ていくと自分の目指す傾向っていうのが見えてくると思うんですよね。
ぜひそれを一回やってもらいたいなって思うんですよね。
これまでできなかった女性的なファッションをするっていう観点じゃなくて、
そういう周りの目線から解き放たれた時に自分は何を着たいのかっていうことをね、
ちょっと一回考えてみてもらいたいんですよね。
それで着たい服が決まったら、まずはそれを自分に似合わせる形でコーディネートしていけば、
割れ目立ちはしないので、結果的に職場でも浮かないし、変な色眼鏡で見られることはないので、
着たい服が決まれば、それこそ今ね、私の著書がKindle Unlimitedとなってますから、
最高にしっくり似合う服選びで似合う要素を診断していただいて、
その要素と着たい服の合致点を見つけてね、スタイリングしていただければいいと思うんですけど、
まずはね、自分が何を着たいのかっていうのを向き合うっていうことが大事かなと思っていて、
オンラインサロン服装新ラブでもそういうことやってますので、一緒にやってもいいですしね、
そこをちょっと一回考えてみてほしいななんていうふうに思いました。