はい、ということで始めました。次の自分に着替えるラジオ。本日で926回目の配信でございます。この番組では、服を着替えるように自分も丸ごとアップデート。ファッションと心理学の力で、あなたの次の一歩を軽やかに後押します。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師のヒサノリサです。本日もよろしくお願いいたします。
はい、今日はですね、ちょっとバタバタしておりまして、声だけでの配信となっております。まずですね、第925回、前回ですね、前回配信した回に質問を送ってくださったラジオネームQPさんから早速ですね、聞いたご感想のメッセージいただきました。ありがとうございます。
今回は、第956回、小柄でも洗練&肩の力抜けた雰囲気は作れる?というね、お悩み相談会でございました。読んでいきます。ヒサノさん、こんにちは。925回の放送で質問にご回答いただいたQPです。ありがとうございました。すごく勉強になりました。
気持ちはわかるんだけど、でも逆にそれを言ってもらうと腕が鳴るって感じなので、ぜひそういう時にスタイリストの力使ってほしいなと思いますよね。また質問くださいね、QPさん。ありがとうございます。
さあさあ、今日はですね、ちょっと私の近況というか、これはまた始めると思うんですけど、相変わらず言ってるんですよ、ピラティス。言ってますよ。このラジオ1回休止する前に、前から通ってて結構ハマってるみたいな話しちゃったと思うんですけど、相変わらず言ってましてね、去年の10月ぐらいから始めたので、もうすぐ1年経つんですよ。
これまた秋っぽい私としてはかなり長続きしてる方で。なんでピラティスが良かったかみたいな話ではなくですね、今日してるのは、結構長く続けてるといろんな発見があるもんですよねっていうことで、私が言ってるピラティスがパーソナルではなくてグループレッスンのスタジオに行ってるんですけど、
そうするとすぐ予約枠が埋まっちゃう。要はグループレッスンでも、私言ってるのはマシンピラティスなので、マシンの数で上限が決まっちゃうんですよ。1人自体マシン使わなきゃいけなくって、マシンの数は限りがあるので、その予約枠の上限があるわけですよね。
だからそのマシンが満杯になっちゃったら、そこで予約ストップになっちゃうんですけど、予約先々取ろうかなって見てるときに、結構すぐ予約が埋まっちゃう階と、そうじゃない階って結構歴戦としていて、初めそういう風に見ちゃうんですよ、そういうビジネス的な時点で。自分も予約受けるビジネスしてるからさ。
で、初めは私の仮説としては、やっぱりまあ曜日とか時間帯っていうファクターが一番大きいんじゃないかなと思ってたんですよ。例えば、仕事帰りの仕事上がってから行けるような夜の時間帯は埋まりやすいんじゃないかとか、当然週末土日は全時間帯埋まりやすいんじゃないかとかね。
でも意外とそうじゃなくて、平日のこの時間帯なのにすぐ埋まっちゃうんだみたいな回が結構あったので、そうなってくるとこれは時間帯の問題、曜日の問題ではなく、やっぱりインストラクターさんの違いなんだなって思ってきて。
で、そのインストラクターさんって時々ほら代行って言って、そういうスタジオレッスン系に通ってらっしゃる方はよくご存知だと思うんですけど、たまにそのインストラクターさんが基本的には何曜日のこの時間は誰だって決まってるんだけど、何かの用事か何かで休まなきゃいけないときに別のインストラクターさんが代わりに入ることがあって、それが代行ってやつですね。
で、その例えばいつも予約が埋まってる枠でも、インストラクターさんがいつもの人が休んじゃって代行になったときには予約が埋まらないみたいな現象があるんですよ。
それを見るとやっぱりその時間帯云々ではなく、インストラクターさんの差によってこの予約の埋まりやすさは違うんだっていうのが、立証できるというか、多分そういう原因なんだろうなっていうのを生息できるわけじゃないですか。
で、ではその予約がすぐ埋まる、いわゆる人気なインストラクターさんとそうじゃない人の違いを見てみようと思って、なんかピラティスしに行ってんですけど、ついついそういうことを見ちゃうんですよね。
いろんなインストラクターさんのレッスン受けたんですけど、大きな違い分かったんですよね。
一番は指示の分かりやすさです。指示。マシンピラティスやってる方はよく分かると思うんですけど、いろんな動きをしていくんですけど、結構難しいんですよね。
1年経ってもまだまだ難しいなと思うんですけど、どのタイミングで、まずどういう姿勢から始まって、どのタイミングでどこを動かして、その時に息を吐くのか吸うのかみたいな、そしてどこに意識を持っていくのかみたいな、結構やっぱりピラティスって考えながらやるんですよね。
考えながら自分でその体をコントロールできるようになるっていうのが目的なので、すごく考えながら意識しながらやるんですよね。だからやり方とかやる順番とかも結構厳密にちゃんとやらないと、正しいやり方でやってこそなので、見よ見まねで適当にやっても効果が出ますってもんでもない。
そういう考え方とは対極な考え方でやるものなんですよね。なおさらやっぱり指示が大事なんですけど、この指示がとても難しい。どういう指示が一番いいかっていうと、そのやる人が考える順番だったり疑問に思う順番で指示が出せるか、この出す順番が大事。
もちろんその中身とか詳しさとか言葉遣いとかも大事なんですけど、やっぱりね順番がとっても大事で、その例えば骨盤立ててください。はいここで息を吐いて背筋を伸ばすみたいな風に順番言ってくれるか、はいじゃあ骨盤立てますけどもこの次に背筋を伸ばしますよ。はい息吐いてとか言われちゃうと、やる順番通りに言ってくれないからすごく頭が混乱するんですよね。
で、効果が薄れるし体験としてもいい体験にならないんですよね。で、人気の役がすぐ生まれるインスタラクターさんはこの言葉遣いとかももちろん適切なんですけども、順番がとっても優れてる。
その人がやる順番で、ここで悩むなっていう時に合わせて、悩む寸前に適切な指示を与えられるから、いろいろと通りにやればできるっていう状態。
これはまあほらピラティス以外のビジネス全般でとっても大事なことなんですけど、意外とできてるよってきてない。要は誰しも自分が伝えたい順番で伝えがちなんですよ。
なんだけど、そうではなくて伝えられたらわかりやすい順番で伝えられてるかどうか。これね結構難しいんですよね。私はもうほんと日々伝えるとか仕事なので、これは永遠のテーマだと思っていて。
例えば最近だととっても研修が多いんですよ。企業研修が。その企業研修は特にグループレッスンと同じ構造ですよ。パーソナルであれば私の仕事でも、今わかんなくなったなっていうことがすぐ表情を見てわかるし、その相手方も質問してきていただきやすいから、順番ちょっとしくっても取り返しが割とつくんですよね。
なんだけど、グループレッスンしかり、研修もしかり、伝える人1対聞く人大勢だと、順番1個狂っちゃうと、結構場の雰囲気がガタガタガタって崩れていく。なんか講師側から見てると、みんなの頭の上にポンポンポンポンってハテナが浮かぶのが見えるんですよね。まずやっちゃったみたいな。
このリズムを取り返すのって結構難しいんですよね。まずそのハテナを消していきつつ、正しい順番に再構築していくってとっても難しいので、なんかこの情報を出すタイミングってすごい大変で。でも、これを私今2016年から起業して、おかげさまでずっとコンスタントに研修の依頼いただいて、やってきて。
大事なのはやっぱり伝える内容はもちろんなんだけど、それ以前に伝える順番なんだなって気づいてから、同じようなテーマの研修でも社風であったり、相手先の企業様の現状であったりに合わせて、細かく妥協せずに順番を見直すように組み立てるようにしていると、明確に良くなったっていう実感があって。
それがどこでわかるかっていうと、質疑応答の量が増える。これなんかね、多分、研修やったばっかりの人だとちょっと逆の感覚に陥るかもしれない。もしかしたら、研修の最後にたくさん質問が出てしまうってことは、研修が理解されてなかったからじゃないかって思い出すんですけど、これ違うんですよ。
本当に研修が理解されないと質問すら出ないんです。なぜなら、その研修の内容を理解することに精一杯で、そんなすぐにその先の、じゃあ実践するときにこれはどうしたらいいんだろうみたいな質問まで浮かばないんですよね。だから、なんかみんななんとなくふんふんってうなずいて、なんかふーんみたいな感じで終わるんですよ。
これは、私、企業当初は正直何度か経験していて、質問もなかったしよかったのかなって思うんですけど、なんかどっかで、なんかでも何枚しか答えがないなって感じてて。
今言ったような情報の順番も含めて改善していくと、本当に質問が増えるんです。ちょうど先週の金曜日か、あるところで研修させていただいてて、お名前出していいって許可いただいたので、リオネットセンター城南さんっていう補聴器を販売されている企業様。
病院の聞こえ方外来みたいなところに出向いて、その患者さんに補聴器をご案内したり、あとはリオネットセンター城南さんって店舗があるので、結構うちのサロンに近いエリアにあるんですけど、鎌田とか目黒とか大岡山とかね、その店舗に実際に補聴器を買いにいらした方に接客したり。
それぞれで接客業なんで、とても見出し並みも大事だよなっていうことで、それをちょっと見直したいということでご依頼いただいていったんですけど。
そこでの研修の時にも、要は病院に行く時と店舗接客の時と少し洋服のカジュアル度合いも変わるので、TPOに合わせた適切な服を選びと、あとはどういう見出し並みで行くべきかっていうことをお伝えする研修なんですけど。
これもね、初めによくある研修って多分、初めからTPO別にはこう考えます、服はね。で、例えばスーツ着る時には、スーツのマナーはこうなのでこういう着こなしをしましょう。で、ビジネスカジュアルの時はこういう着こなしをしましょう。
っていうことをただつらつら話して終わるだけだと思うんですけど、私の研修はそうじゃなくて、今回ね、リオネットセンター城南さんで一番初めにお話ししたのは、清潔にしているにもかかわらず清潔感がないって言われることありますよね。これ何でなんでしょうねっていう問いかけからスタートしたんですよ。
で、これって何かっていうと、他社さんまでもたくさん乱し並み研修してきて、一番多い質問ナンバーワン。一番多い質問ナンバーワンって一番が被っちゃってるけどさ。一番多い質問なんですよ。
まずその乱し並みって話をすると、真っ先に清潔感っていうのは品質ワードで、絶対これを満たさなきゃいけないってみんな思ってて、でも清潔感って文字通り清潔ではなく清潔感なので、清潔であることとはまた別物の概念なんですよね。
だからどんなに毎日スーツを手入れしていても、着てるものを洗濯していても、毎日かかさずお風呂に入って綺麗に体をしていても、清潔感がないって言われることもあるんですよね。
このなんか理不尽感とか、理不尽な感じ、やるせない感じ、なんなんだよ清潔感って、みたいな感じってみんなどっか持ってるんですよね。そういうあるあるというか、思ってることとか、あとはそれに対する恐怖感もあるじゃないですか。
だってわけわかんないものって怖いですよね。清潔にしてんのに清潔感がないって言われるほどわけわかんないことないじゃないですか。そういうことからスタートすると、やっぱり聞く気になりますよね。
実はその清潔感っていうことを、この見出し波チェックリストが持ってもらえれば、この清潔感っていうのが演出できるんですよって言われると、だからこういうことやらなきゃいけないんだってやっと聞く気になる。
それがなくて、初めからいきなり見出し波はこうしましょうみたいなこと言われても、ああって感じじゃないですか、ああそういうもんなんですねって。ある種それって別に私が言って教える必要はないと思ってて、それであれば別に検索すれば出てくる内容ばっかりなので、やっぱりその研修講師にわざわざご依頼いただいて研修をする意味って、
この聞く方にとって一番わかりやすい順番で伝えるっていうことだと思うんですよね。それはまさに私がピラティスを自宅で、マシンピラティスは無理だけどマットのピラティスだったら今いくらでもYouTubeあるので見ながらできるわけですよ。
でもそれをしない、それよりもやっぱりスタジオに行ってグループレッスンを受けたいなって思うのはやっぱりそこに価値がある。その適切なタイミングで自分たちに合わせて指示を出してくれるっていうそのメリットがあるわけなんで、それはとっても大事だと思ってるんですよね。
これってやっぱり情報の価値、情報を人から聞く価値だと思うんですけど、じゃあその自分が聞き手じゃなくて発信側っていうことで今度考えてみたいと思うんですよ。
皆さんにもぜひ考えていただきたいんですけど、情報っていう意味で広く捉えるとその自分のブランディング、自分の情報をどう伝えていくかっていうことにもやっぱり言えることなんですよね。
例えばうちはそのいろんなキャリアを持った人のビジネス上でのブランディングとかそのキャリアの再構築みたいなことをお手伝いしてるんですけど、多くの人はなんかこう内面、中身を整えてから外見を変えようって考える、そういう順番でいこうって思うんですよね。
自己分析をして、自分のキャリアの方向性とか起業する人ならビジネスの軸を決めて、それから外見を整えていこうって考える。あるいはある程度自信がついてから人前に出ようって考える。
だけど他者があなたにとっての情報を受け取る順番って逆じゃないですか。まずは外見から情報を受け取って、そこから中身を推測したり知っていったりする。
つまり、自分としては内から外っていう順番で情報を整えがちなんですけど、見る人、聞く人は外から内で情報を受け取るのが自然な順番なので、これがずれちゃうと結構発信側が思ってるような効果が出ないことがすごくあるんですよね。
なので、自分の情報をずれなくスムーズに届けるっていうことを考えると、外から内の順番で整えたほうが周囲に届きやすいですよね。
だし、その外見を変えることを先にやることで、その周囲のリアクションが得られる。そのリアクションがさらに自分の内面の変化を促すっていうことでもある。
にもかかわらず、結構皆さんどうですかね。外見だけ先に変えていくのって取り繕りとか、コテ先みたいな、つけ役場みたいな印象ないですかね。
結構ね、先にパーソナルスタイリングで外見を整えるっていう提案をすると、そういう反応をいただくこともあるんですけど、でもこれはどちらかというと、情報の発信側である自分主観のスタンスから、
あくまで見る側、主観で考えるっていう、いわゆるお客様視点になるっていうことと同じ意味なんですよね。
だから、もしね、いろんなこと、まず内面が整ってから、スキルがついてからとか、資格が手に入ってからとか、自分の気持ちの準備が整ってからって思ってる人も多いと思うんですけど、
逆に、他人が受け取る順番に合わせて、まず外側を整えるっていうことから始めてみると、すごくリアクションが得られてスムーズに動けるようになるってことがあると思う。
その順番を変えること自体が、いろんな停滞を突破して、情報交換っていうのをスムーズに進める鍵になるかもしれないので、ぜひね、ちょっとそんなふうに考え方シフトしてみていただければいいんじゃないかなっていうふうに思います。