はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いトークラジオ。本日で872回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバーサバーサ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、なんかね、いろんなところで買い物してても、値上げすごくないですか?年末なんで、いろいろ年末年始って言ったら食べることが楽しみなんで、いろいろ取り寄せたり仕込んだりしてるんですけど、
なんか、だんだん年末のスタイルが決まってきて、同じものを買うじゃないですか。買うんですよ、結構。良かったものはリピートするんですけど、それで結構値上げを実感しますよね。あれ?去年この値段じゃなかったよな、みたいなね。
あとはサービスとかサブスクルーもすごいですよね。なんか、席を切ったようにってこのことだなっていうぐらいどんどん上がってて。で、プレゼンテーションとかビジュアルの資料を作れるキャンバーっていうサービスあるじゃないですか。あれだけ値下げしてたんですよね。あれだけ、なんかあれも価格書いてって書いてあって、また値上げかと思ってみたら値下げって書いてあって、もうお前だけだよ、キャンバーみたいな。
それぐらい、サブスクものきなみ値上げですよね。そういうご時世の中ですね、サービス料金、料金全般ですけど、特に私はサービス業をやっているので、サービス料金についてちょっとお話ししたいなって思うきっかけになった。値上げラッシュもきっかけの一つなんですけど、もう一つのきっかけになったメッセージをご紹介していきたいと思います。
私のメッセージの内容としては、私とこっちの会社が提供しているサービスについての質問なんですけど、ちょっと読んでいきますね。
forスタイルのページにあるパーソナルスタイリングプランは久野さん以外のスタリストが担当。久野さんの個人ページにある1週間スタイリングプランは久野さんが直接担当ということかと思いますが、サービス内容に違いはあるのでしょうか。
また、本社については人前に立つ仕事を意識した記載がなされていますが、そういう職業でなくても申し込みは可能でしょうか。ということでね、これ多分マシュマロにいただいたので、ポッドキャストで一旦回答してもいいのかなと思ったんですけど、いいですかね。
この質問者さん聞いていらっしゃるかわからないぐらいなんですけど、マシュマロのページ上でもコメントすると、おそらくログインしている方だと通知が届くと思うので、後でこちらの方でも改めてコメントしたいなと思うんですけど、
これね、私のサービスのホームページ見たことない方は何のこっちゃったと思うんですけど、私がやっている会社でいくつかサービスを持っていて、もともとある一番長いパーソナルスタイリングサービスとそのウェブサイトとして4スタイルっていうのがあるんですけど、
これは質問者さんがおっしゃる通り、現状は私ではないスタイリストが担当しているんですね。メインとしては私の教え子ですね、4スタイルパーソナルスタイリストスクールを卒業してプロとして活動している実績のあるスタイリストに参画してもらってやってもらっているという感じです。
もう一つ、私の個人ページっていうのは、hisanorisa.comっていうウェブサイトがあって、もともとは私のブログとしてドメイン取って運営スタートしたんですけど、今言ったように4スタイルの方を私が担当するのを、私の担当ではなくなったので、私個人のスタイリングを受ける方向けの専用ページにリニューアルをしまして、一昨年くらいかな。
もともとずっと長く通ってくださっているお客様とか、そのご紹介のお客様なんかは私は個人で担当してたんですけど、それ以外の新規の方も数が限られちゃうんですけど、ご希望があれば受けたまわれるようにということで、個人ページ上でホームページサービスはご案内しているというところで、
その1週間スタイリングプランというのは、私のhisanorisa.comっていう本のホームページに載っているサービス名称になるわけです。
おっしゃる通り、サービス内容は大きく違いはないです。
似合う服の診断をして、お客様のご要望だったり、内面性革命だったりをカウンセリング、ヒアリングをしっかりして、スタイリングの方向性を決めて、お洋服をお見立てして、一緒にお買い物の動向をしてという形ですね。
フォローアップもついていて、大きくサービス内容をやることに関して大きな違いはないです。
ただ、何が一番違うかというと、質問者さんがおっしゃっている通り、担当者ですよね。私が担当するか、私の教え子たち、弟子が担当するかの違いが直接的な違いになります。
ひさのりさ.comの1週間スタイリングプランの方は、ひさのりさ.comのサイト自体が、人前に立つ人向けのスタイリングサービスですとキャッチコピーとして歌っているので、
元々、私の持っている顧客様がそういう方が多いんですよ。経営者の方とか、政治家の方とか、文化人と呼ばれるような枠の方とか、最近だとYouTuberの方とかが多いので、
私がその経験、実績が一番あるし、一番私の能力を喜んでいただけるということで、人向けにしているんですけど、もちろん、そういう職業の方じゃなくても申し込みは全然可能ですし、そういう職業じゃない方のご利用もたくさんいただいているので、その点はご安心いただければと。
なので、人前に立つ仕事はないけど、ひさのりさに直接やってもらいたいよという方は、ひさのりさ.comの方からご申し込みいただければ大丈夫ですし、プランのカスタマイズも私の方はできますので、こういうことをやってほしいんですけどと言われたら、カスタマイズしてお問い合わせもできます。
という形になっていますので、お気軽にホームページの方からお問い合わせいただければと思います。
あと大きく違うのが、今日のテーマでもあるんですけど、私が担当するか、私の弟子たちが担当するかもそうなんですけど、それに伴ってサービス価格も大きく違います。
大体私の方が2倍から3倍くらいになりますというところなんですよね。
それは何が違うかというと、当然ですがサービスのクオリティは正直違うと思います。
やっぱり私のキャリアと、当然ですが私の弟子たちのキャリアは違うので、そのキャリアの差、経験の差で当然サービスのクオリティは変わってきてしかるべきものなので、
そこで価格が違う。
もちろんフォースタイルの方も、私がスタイリングの方向性は実は常にチェックしているし、
私の経験から見てこういう方がいいんじゃないかなと思ったらアドバイスとかこうしたらっていうことを指導もしているので、
私のエッセンスというかを十分味わってもらえるサービスにはなっているんです。
直接的に私が指導したスタリストしかいないしね。
だからそういうサービスにはなっているんだけど、直接私がお客様に携わるわけではないので、やっぱりその点で当然クオリティは変わってくるよねと。
その分の価格差はついているというふうに思います。
そういうサービスの価格って言っても難しいよねと思うんです。
サービス業じゃない方から見たらね。
あとは形のあるものと比べて難しいですよね。
例えばパソコンとかだったら積んでいるメモリーの容量で値段が違うとか、グラフィックボードの性能で違うとか、
車に関しても内装がレザーになったら高くなるとかわかりやすいじゃないですか。
スーツもウールとかね。
ウールにカシミヤコンだったら高いけどポリエステル安いですよとかわかりやすいと思うんですけど、
サービスって目に見えないからクオリティが違うんですよって言われてもなかなかそうなのって感じだと思うんです。
だけどやっぱりそこで値段は変わってくるので、
当然私も初めから今のクオリティじゃないので、ここに至るまでずっと値上げをしてきたんです。
自分のサービスのクオリティの上がり方っていうのを客観的に見て。
ここ大事なんですけど、あくまで主観ではなく客観的に見てね、上げてきたっていうところがやっぱりあるんですね。
18年前に起業したときのサービス、私のサービス提供価格って今の5分の1だったんです。
5分の1の値段で受けられた人はラッキーでしたねって感じですけど、自分で言っちゃうけど本当そう思う。
ラッキーでしたねって思うけど、まだ何者かもわからないような私に払ってくれるわけですから、
それはお得にしますよね。だけども今何者かある程度わかるようなメディア露出も徐々にありますしということで、
徐々にそういう積み上げに伴って値上げをしてきたというところはあります。
サービス形がないので値段設定とか、ましてや値上げっていうのはすごい躊躇される方多いと思うんですね。
私もいろんなサロンウェイの方にコンサルティングもしてるし、FPSSでスタイリストの卵を育ててて、
彼女たちに値段設定までしてもらうところまで授業に行ってもらっているので、
そのアドバイスをしてもやっぱり自分の腕に値段をつけるって難しいんだなっていうのはすごく感じるんです。
でも値上げは絶対に必要だと思っていて。
なんで値上げをするのかなんですけど、それは消費者としては今まさにこのご時世値上げしてほしくないなってすごい思うけど、
やっぱり提供者側としてはしなきゃいけないんですよね。
だからもちろん消費者としても値上げしないでほしいなって気持ちはあるけど買いますよ。
買わなきゃしょうがないですよね。なんだけどやっぱり値上げをしなきゃいけないんですよね。
理由としてはいくつかあるんですけど、一つは当然クオリティや経験に見合った料金をいただくためで、
このクオリティを上げるのにも原価がかかっているわけですよね。経験を培うのにも。
私自身、お金もそうだし時間もそうだしを投資して経験を積んだり勉強したりしているので、
お客様の申し込みが入らない間も新しいトレンドはチェックしなきゃいけないし、
新作はチェックしなきゃいけないし、アパレル業界の動向にも目を配らせておかなきゃいけないし、
そういう勉強はお客様の予約が入ろうが入らないが常にやっておかなきゃいけないので、
それをサービス料金としていただかなければということができないし、
その経験というのも経験とかクオリティを上げるためには
ファッションの勉強だけでもダメだと思っているので、
私の場合は新入学というのが一つ大きなスキルとしてあるので、
そのスキルを上げるためにも投資していますしね。
これは、例えばデザイナーさんとか、他の無形材、形がないものを販売している方、
みんな同じだと思うんですよね。
それ以外にもあって、実は自分の価格、クオリティ、
自分のサービスのクオリティに合った料金をいただいておかないと、
結果的にお客様が損することが多かったというのが、実はこの18年の経験上あって。
あんまり原因がわからないんですけど、あんまりスピリチュアルなことは言いたくないんだけど、
結果的にそうなっちゃうんですよ。
これは起業したばかりの時に、起業してから3,4年目ぐらいまででめちゃめちゃ経験したので、
これはそういうことなんだなと思って、それ以来肝に銘じていることなんですけど、
お客様に安く、不当なくらいに吊り合わない、要は提供するサービス内容と
吊り合わないような安い料金でサービスを提供しちゃうと、
結局違うところでお客様が安くした分だけの料金損しちゃうことが続いたんですよ。起業当初。
例えば誰々さんの紹介だし、別に求められてもないんですよ。
私も求められてもないのに、起業したばかりで経験が下がったので、
誰々さんの紹介だからって変に気に回して、紹介割引しますよなんつって。
割引したら、その分、なぜか本来あるはずの商品がなくて、
それより数ランク上の商材、洋服の商品しかなくて、
別にそんなに高いランクのものじゃなくてもよかったのに、
でもそれをどうしても買わなきゃいけない状況で、
ハワタロウがいなくなっちゃったとか、
別のサービスで余計なお金がかかっちゃったとか、
何かが壊れちゃったとか、後々聞くと、
トータルで結局私が値引きする前の価格を払ったことになっちゃってるな、みたいな風に
損することが多かったんですよ。
これは企業のビジネスも同じことで、例えば研修とかコンサルティングとかも
変に値引きしちゃうと、その分その企業さんが他で取られちゃうことが多かったんですよね。
だから、他で取られるくらいなら、私で取ろうかなってなるじゃないですか。
なので、それを企業生3年から5年目くらいまでで感じて、
それ以来、変に安くしたらダメなんだなと思って。
これって結構難しいんですよ。だからといって、高くしちゃったら売れないし、
リピートもしていただけないので、本当に自分の価格設定って、
特に無形だから形がないから難しいんだけど、適正価格つけなきゃいけないんだなと思って、
それはすごい意識してるんです。
で、物価は今特に急に上がってるご時世ですけど、タイミングですけど、
物価も上がっていくから、自分のクオリティーが上がったタイミングでも上げなきゃいけないし、
物価に合わせても上げていかなきゃいけないので、その辺も冷静に見てやっていかなきゃいけないなって思ったんですよね。
だし、自分もそういう経験をしてからは、経営してるともちろん外注したりとか、
他社のサービスを頼んだりする機会もすごく増えるんだけど、絶対に握らないようにしてます。
変に握ったら結局他で損するの、お客様も分かってるので、だから握らないようになりました。
同じようなことをおっしゃる経営者さん多いですよ。
こちらが見積もり出しても、絶対そちらの見積もりの価格でお願いするんでって言ってくれる人が多いのは、
同じような経験をしてるのかなって思うんですよね。
そういう意味では、すごくおこがましいかもしれないけど、お客様のために結果的になるから、
ちゃんと自分の経験、サービスのクオリティが上がったら、しっかり値上げをしなきゃいけないなとは思っているんですよね。
最後は、プラス、やっぱり後に続く人のためっていうのがあります。
特に私はスターリストスクールを運営していて、代表なので、
私の価格設定、代表である私の価格設定によって、ある程度、
うちのスクールを卒業する卒業生さんたちのサービス価格が制限されてしまうところで、どうしても出てきちゃうんですよね。
さすがに卒業したてなのに、先生より高い値段つけるってやっぱりちょっとおかしいじゃないですか。
だから、私の値段を見てね、先生がこの値段になったら、私がこの値段になるって決めてきちゃうし、みんな。
だから、そういう意味では私が値段を上げていかないと、卒業生たち、私の弟子たちも値段を上げられないよねっていうところがあるし、
あとは業界内でも私はトップクラスに歴が長いので、まだこの業界が本当に黎明期からいるっていう意味では、
私が値段を上げていかないと業界的にサービス価格が上がっていかないっていうところがあります。
サービス価格ってやっぱりサービス提供者が増えたら、ほっといたら価格競争になってどんどん値段が下がっていくだけなので、
それだと業界自体が私立ボミになっちゃうんですよね。
なので、そうならないように私が高いクオリティを提供して、それでも来たのに頼みたいって言ってくださるお客様を増やすことで、
業界的な地位向上にもなると思っているので、そういう意味で価格をちゃんと上げていかなきゃいけないというところも思っていると。
そうは言っても、理由はちゃんとあって、値上げって怖いんだけど、
今の5分の1のサービス料金から今の料金まで値上げしてきて感じることは、お客様がすごい減っちゃうということはないです。
当然、お客様の層は変わる。だから、値上げをすることでお別れになってしまうお客様たちももちろんいました。
でも、その分また違うお客様との出会いがあるし、正直お客様のやり取りしやすいお客様が増えていくというところもあるので、
このあたりも私がしっかりと値上げしていっても大丈夫なんだよと実践してみせることで、
スクールの卒業生さんたちに安心してもらっているというところもあります。
やっぱりお金をもらうことに対する罪悪感とか、特に無形のもの、無形のサービスを提供するときにこんなにお金をもらっていいんだろうかとか、
値上げに対する抵抗感を持っている人ってめちゃめちゃ多くて、その抵抗感を外すのってすっごい大変なので、
そこはスクールでも結構力を入れて指導しているところで、これを抱えたままだと商売しづらいので、
そこをちゃんと呪いを解いていくというところがすごく大事なので、そういう意味でも私がやってみせるということも大事かなと思います。
その辺までしっかり教えるスクールって本当にないんですよね。
スタリトスクールはもちろん、他のサービス系のスクールもおそらく同じだと思うんです。
多分、エステサロンとかヘアサロンとかネイルサロンとかも同じだと思いますね。
治病学校でも講師をやっていたのでよく分かるんですけど、科学設定についての勉強なんてほぼしない、教えることなんてほぼないと思うんです。
だから、どのサービス業界も同業者とかを見て寝付けする。
あとはスクール卒業者であれば、少し自分より上の先輩を見て科学設定しちゃうという、結構安易な行動に走っちゃうんだけど。
でも本当はそれぞれのスキル、それぞれのターゲットによって適切な科学設定があるし、
それをするためには自分の心理的なブロックも解かなきゃいけなかったり、結構大変なことなので、
本来であればそここそちゃんとスクールでやるべきだなと思って、うちのFPSSではそこまで含めて授業にしています。
お金もらうってすごい大変なんです。
これは通りっぺんと、お金もらうためにはスキルがいるんだよっていう意味じゃなくて、
お金を受け取れる心持ちになっておくことってすごい大事で、
お金を受け取る心の準備がなかなかできない人ってすごい多い。