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はい、ということで始まります。おたらの呪いを解くラジオ、本日で871回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ12月に入りましてね、結構この時期になるとクリスマスプレゼントの話題が飛び交う時期になったなっていう感じで、まあ早いですよね。
でですよ、この時期毎回出てくるブランド名がね、4℃っていうね、もう本当にこの話多分去年もしたと思うんですけど、本当になんかね、かわいそうですよねって感じなんですけど。
まあね、よくSNS、特にX、旧ツイッター見てる方はね、よくその話題見たことあるって方も多いんじゃないかと思うんですけど、その4℃っていうね、アクセサリーブランドがあるんですよね。
比較的こうお手頃な価格帯のブランドで、本格的なジュエリーを求める女性からすると、その4℃のアクセをもらうっていうこと、男性からプレゼントされるってことは、まあそんなに喜ばしくないことであったりもするわけなんですよ。
それもブランドの狙いが違うのでね、そう違うからなんだけど、まあそういう人たちが、女性にね、その4℃のアクセをあげるなんてNGです、みたいにね。結構SNSって簡単にこれはNGとか言いたがるじゃないですか、みんな。
で、それに対して反論があったりとかなんだりとかで結構毎年炎上する。毎年炎上してるんでね。でも、4℃さんもその辺を逆に利用して、その話題性を利用してね、いろんなアクションを起こされているのをこのポッドキャスティングも取り上げているので、さすが強いなって感じなんですけど。
またなんかチラッとそんな話を見かけて、こういう時期になったななんて思ったんですけど。結局その4℃が悪いわけじゃないというか、前も言いましたけど、4℃ってすっごいデザイン性優れてるし、コスパめちゃめちゃいいしね。
そう、だから別に4℃が悪いわけじゃなくって、結局はそのあげる側が、その相手がね、何を欲しがってるのかリサーチできてないっていうのが問題なわけじゃないですか。4℃が悪いわけじゃないよねっていう話で。プレゼントって、こういう仕事してるってやっぱりすごく相談されるんですよ、お客様からも。
一番多いケースで言うと、何かこういただき物をもらった、特に男性とかがネクタイのプレゼントをもらったとか、昇進祝いだったり転職祝いだったりでもらったから、女性からいただいたから、何かいいお返しありますかねとか。
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あとは何でしょうね、部下からね、バレンタインもらったから、ホワイトで何かお返しをバーっとみんな結構な人数にあげなきゃいけないんだけど、何がいいかなとか。結構、特に男性から、男性のお客様からご相談いただくことは結構多いんですけど、プレゼントってすごい高度なコミュニケーションなんですよ。
単に物をあげるっていうことじゃなくて、コミュニケーション、物をあげ合うってすごい高度なコミュニケーションなんですよね。女性はこのコミュニケーションに慣れてるんですよ、昔から。本当にさ、ママ友同士でちょっと何かしてもらったらちょっと何か送るとか、すごいだから、鍛錬を積んできてるんですよ、女性は。
だから女性ってプレゼントが上手な人が多いんですよね。それに対して男性って、小さい頃から男性同士で物をあげ合うっていう経験ないでしょう?多分ね。あまりないと思うんです、文化として。せいぜい何かゲームを借りてカリパクするぐらいでしょ?言い方失礼だな。決めつけちゃってごめんなさい。でも本当にあげ合うっていう文化ってあまりないんじゃないかと思うんですよ。
練習積んでないから、だからしょうがないっていうのはあると思うんですけど、だからコミュニケーションなんで、自分が欲しい、自分が相手にもらって欲しいものをあげるっていうことをやってしまう男性がすごい多いんですよ。
相手が欲しいものをあげるのが本来のプレゼント、あるべきプレゼントなんだけど、そうじゃなくて、自分が相手にもらって欲しいものをあげちゃうっていうプレゼントをやっちゃう人が多いんですね。
これはプレゼントではない。押し付け?押し付けでもないけど、もらってくださいって言わなきゃいけない類のものであって、ましてやそれを喜んでは受け取ってくれなかったって怒っちゃうのはちょっとどうかなっていうところがあると思うんですよね。
コミュニケーションになってないのはプレゼントではない。こんな話も今日ツイッターで見かけたんですけど、アクセサリーか何かの販売をやっていた方の投稿で、こういう時期、男性が来店して女性のプレゼントを探しているにアドバイスを求められてすることはすごく多かったけど、
絶対にお相手に何が欲しいかリサーチしてないようであれば、なるべくシンプルなものをお勧めしていたんですって。色の付いてない、色石じゃない石の付いたものだったり、華奢なゴールドの、ただのシンプルなネックレスだったりをお勧めするのにも関わらず、ほとんどの男性がそのアドバイスを聞いてくれずに、最終的にハートとかわかりやすいモチーフのペンダント、
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ヘアリングとか色石が付いてるやつとかをあげてあがるんですって。それを選んじゃうんですって。
だから、それはもう、結局アドバイスを求めてるのに聞いてないじゃないですか。本人にも何が欲しいのか聞かずにプレゼントしようとしてるし、本人に近い属性である女性の店員さんにもアドバイスも聞かずに、結局あげたいものをあげてるじゃんっていう、それはプレゼントじゃないんですよね。
本当のプレゼントをしたいんだったら、サプライズで送るっていうことがいかに難しいかっていうのは、わかるはずなんですよね。相手が欲しいものをあげなきゃいけないってことだから、よっぽど普段から相手のことを見ておくことが必要。
でも、女性は結構これを小さい頃から鍛錬積んでるので、できてる人が多いんですよね。だから、受け取った側からしたらセンスがいいなって思うようなギフトをあげられるんだけど、これってセンスの問題じゃないんですよ。
だから、男性のお客様で、私に聞いてくださるお客様なんて本当に素晴らしいと思うんですね。自分があげたいものをあげるのじゃダメだって思ってるわけだから、素晴らしいわけなんですけど、なんで私に聞くかっていうと、プレゼントはセンスだっていう思い込みはまだあるからなんですよ。
だけど、プレゼントは結局センスじゃないんですよ。どんなに一般的にセンスが良いと思われるものを送ったところで、そのものがもらった本人が欲しいものじゃなかったら全然嬉しくないプレゼントなんで、すごいセンスがいい贈り物っていうのは文字通りの意味じゃなくて、私が欲しいものをくれたって意味でしかないわけですよ。
だから、結局プレゼントの力量っていうのは、センスは関係なくて、いかに相手のリサーチをしているか、相手のことを知っているかにかかっているってことなんです。
だから、私に聞かれても困るんですって言っちゃうとあれだけど、いいんですよ、全然聞いてください。
だから、私に聞かれた時に、私は絶対にこれを返す方までこれをあげておけばいいですよなんてことは絶対言わないんですよね。
その方がどんな方なのかとか、どういうものを前にもらって、どういうもののお返しなのかとか、かなりねほりはほり聞いてからお勧めするんですよね。
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ある程度属性を聞いておけば、それはこういう仕事をしているので、そういう年齢の、そういう生活環境にいらっしゃるこういう方の中ではこれが流行しているなとか、
これだったらいくつ持ってても困らないなっていう情報は特にファッションアイテムではあるので、だからお伝えできているというだけで、
何も送る相手の情報がなかったら、私も無理ですよ。
プレゼントはね、センスって思ってたら確実に失敗するので、センスではない。コミュニケーションだっていう。
だから結局そのコミュニケーションで相手のことをリサーチしていないとするならば、唯一できることは誰がもらっても喜ぶものをあげるのしかなくて、
そうなると米とかわかんないけど、米も困るか炊飯器あるかわかんないもんね。
ってなると結局お金とかギフト券、アマゾンカードみたいなことになっちゃうわけですよね。
その人次第でいかようにも使えるもの。だからお金最強ってことになっちゃうんだけど。
結局もうそんなのをくれるんだったらその方お金を直接くれた方が良かったなんて言われちゃうのは、結局相手とコミュニケーションが取れてなくて、
自分のセンスだなみで買ってしまったってことになるので、プレゼントはセンスである。
だから多分プレゼントはセンスであるっていう思い込みがあるから、自分の目で選んで相手に聞かずに選んで、
センスが良いって言われたいって気持ちがないですかっていうのは、ちょっと通ってほしい。自分の胸に。
だから相手に聞かないんじゃないのって。自分はセンスがあるんだ、力量があるんだっていうことを相手へのギフトで試そうとしてないって。
大抵それ失敗するからやめた方がいいよっていう話なのでね。
もしこれからね、男性として関係なくですけど、これからプレゼントを選ぼうとされている方がいらっしゃればちょっとご参考になればと思いますけどね。
これでもこの4年論争とかね、クリスマスのジュエリー論争はこれが最終結論だと私は思いますよ。
だからすごいプレゼントレビューが上手な人もセンスがすごい良いわけじゃないので、逆に言うとセンスがなくても明るい希望はあるよと。
とにかく直接的にどうしてもサプライズしたいんだったら直接的にクリスマスにあげようと思ってるんだってことは言わずにヒアリングする。
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多少相手にバレるかもしれないけど、でもそれは嬉しいじゃないですか。聞いてくれてるんだってね。嬉しいわけだから。
別にバレてもいいわけですよ。最終的には相手から喜ぶのが一番じゃないですかね。
だからしっかりヒアリングして選ぶと、せっかくのプレゼント代も無駄にならずにね、幸せな時間が過ごせると思いますので。
ぜひぜひ参考にしていただければと思います。
皆さんのクリスマスプレゼントの思い出もぜひよろしければお聞かせください。
良いもの悪いもの、どちらでも結構です。
番組概覧のマシュマロからお送りいただくか、もしくはSpotifyでお聞きの方はコメント機能で。
クリスマスプレゼントの選び方の質問でも大丈夫ですけど、相手のことを必ず書いてくださいという感じで。よろしくお願いいたします。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。