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2023-11-25 12:00

738.アパレル販売員の待遇を上げ、セカンドキャリアを充実させるための、一つの正解 from Radiotalk

アパレル販売員さんの給与などの待遇が低すぎる問題。私がアパレル業界に入った頃から変わらず、むしろSNS運用などの仕事が増えているという面では悪化していると感じています。販売員さんの待遇を上げるには、そして販売員としての経験やスキルを活かしてキャリアップしていくにはどうしたらよいのか?現時点での最適解が見えてきたのでお話ししました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で738回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、先日ね、先週かな?ちょうど1週間経ちましたかね。
私がやっている4スタイルパーソナルスタイリストスクールの第15期生が、
だいたい7ヶ月の過程を経て修了したんですけども、
その後にね、毎回恒例で、修了式の後に打ち上げというか懇親会をやっているので、
ちょうど先週、先々週かな?の夜はね、打ち上げで卒業した皆さんと一緒に色々喋ったんですけど、
その中の一人でね、服飾の専門学校でずっと教えている、自分も先生ですっていう生徒さんがいたんですよ。
オーダーメイドで服を作っている女性で、その服を作ることを生徒さんに教えている。
アパレル業界としてはすごくプロでも活躍されている方なんですけど、
その方が服装心理学とかを学んで、その辺も活かしてサービス展開していきたいということで、
卒業されたんですけど。
その方が嘆いていて、私もそれをすごく同感というか問題に思っているのが、
アパレル業界の問題として、本当にアパレル販売員さんの給料が安いんですよ。
これはアパレル業界だけではないのかな?
やっぱり販売スタッフさんとか、店頭に立つ人、最前線の人の給料が安すぎる問題ってあると思うんです。
なんかどうしてもなんていうのかな、なんか知能労働っていうかさ、
そういうものの方が評価されて給料が上がる傾向にあって、
なんか最前線で働いている人の給料が安くないです、全体的に日本って。
日本に限らないのかな?
なんか保育士さんにも同じことを感じるんですけど、安すぎるなって。
本当にアパレル業界の販売員さんの給料安いんですよ。
アパレル業界の場合には企画職に行ったからって高いわけじゃないんですけど、
とにかくでも販売員さんが仕事料に対して安すぎると。
これは私がアパレル業界に入った時から変わってなくて、
何ならちょっと悪化してるんですよ、待遇っていう面ではね。
何かっていうと、今アパレル販売員さんのお仕事ってすごい増えてるんです。
何かっていうと単純にお店に来たお客様を接客して、
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商品をお勧めして販売するっていう仕事以外にも、
SNSの運用とか、そういうことも入ってきてるんですよ。
LINE対応とか。
だからSNSに出るために写真を撮ったりとか、
自分で個人でアカウント任されて投稿しなきゃいけないとか、
そういうことも増えてるんですよね。
仕事めちゃめちゃ増えてて顔出しも何ならしなきゃいけないのに、
お給料は上がんないし。
やっぱり専門学校に行って専門の知識をつけた方が、
アパレル販売員さんとしては就職しやすいんですよね。
だから親御さんとしても、お金かけて専門学校に通わせて、
就職活動してみて、
内定決まったけどとか就職活動できる先の採用条件見てみたら、
こんなに安いの給料って。
クレームが入ることがあるって生徒さんがおっしゃってて。
そりゃそうだよなって自分も今、
親の立場になってみて思いますけど、
こんな息子娘が頑張って勉強して、親としても学費出して、
結果就職できた先の給料これって、
それは愕然としますよねっていう話じゃないですか。
これ何とかしなきゃなって思うんですよね。
ただでさえアパレル販売員さんってなかなかもともと、
給料の問題を除いても長く勤めるっていうキャリアを描きづらいんですよね。
なんせなんだかんだベースは肉体労働じゃないですか。
立つと立ち続け立ちっぱなしで働くっていう意味では、
女性の場合には妊娠中どうするんだとか、
出産後体力が落ちた時にどうするんだみたいなことが結構問題としてあるので、
やっぱり妊娠出産のタイミングでやめちゃう人もすごく多いんですよね。
妊娠出産が乗り越えられたとしても、だんだん年齢が重ねてきた時に、
日本ってほら、座りながら接客とか許されないじゃないですか。
だからずっと立ってなきゃいけないのかっていうね。
私もこの年になってやっぱりお買い物動向をやりながら思いますよ。
結構厳しいなって。
だからそういう意味では長く勤めるというキャリアが描きづらい。
人生100年時代って言うけど、
販売員さんで70、80いけるのかっていうと、
なかなかちょっとその辺やり方変えないと難しいよねと。
あとはシフトもどうしても不規則になりがちなので、
その面でもなかなかちょっと長く勤められるキャリアっていうのが
描きづらいっていうのがあると思うんです。
ただその一方で、私今の立場で言うと、
お客様側からの話も聞くじゃないですか。
お客様側の意見も聞くと、
お客様側としては、もっと大人の年齢重ねた販売員さん増えてほしいってみんな言ってるんです。
悲鳴に近い声があるんです。
やっぱり年齢重ねた自分の悩みを相談するのに、
若い子が分かってくれないとは言わないけれども、
やっぱり同じぐらいの年代の方が話しやすいとかね。
あとはちょっと前までは、
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10年前とかぐらいまではまだ40代50代の販売員さんで、
すごく知識も豊富で話しやすい販売員さんがたくさんいたのに、
どんどんやめちゃうと。
今そういうね、その相談しながら買い物できる販売員さんがいるブランドが見つからないって。
そりゃそうですよね。
正直言って話ができる、そういうスキルがある人は、
販売員の給料じゃちょっとやってらんないなってことで、
もっと他のいいお給料が出る職に転職しやすくなってるんですよ。
そうするとどんどん販売員以外の仕事に行っちゃうわけで。
そうするとなかなか大人のお客様としては、
その接客レベルに満足できないとかね。
そういうことが起こってくるわけで、
お客様側からしてもアパレル側からしてもやっぱり、
ちゃんと長く働ける優秀な販売員さんを残していくってことは、
やっぱりやっていかなきゃいけないと思うんですよね。
だからそれにはやっぱり待遇を上げなきゃいけないんだけど、
なかなか上がんないと。
どうしても私がパーソナルスタイリストって仕事を始めようと思ったのも、
その辺の販売員さんの待遇を上げるにはどうしたらいいんだろうっていう発想もあって、
私自身は販売ではなく、アパレル業界時代は、
アパレルメーカー勤務時代は企画職だったんですけど、
ブランドを立ち上げる過程で、
本当に販売員さんと一緒になって、
自分も店頭に立って物を売ってた時期があるんですよね。
自分立ち上げたブランドを休みの日に応援しに行ってみたいな、
その時に本当に販売員さんの重要性知ったんですよね。
ここが要だなって。
だってその人が直接お客さんに会うから。
ここがダメになったらアパレルダメになるなってすごい痛感して、
あれはいい経験になったと思うんですよ。
ずっと本部にいて企画だけしてたら、そんなに実感できなかったと思うんでね。
そういう意味でも、じゃあこの販売員さんの待遇を上げるにはどうしたらいいか。
今のアパレルの構造のままでは、なかなか販売員さんにお金が落ちていかない。
だとすると、販売員さんってある種、知識を売る仕事でもあるので、
その知識を売るっていうところだけでビジネスが成り立つようにすれば、
もっと待遇を上げられるんじゃないかなって思ったんですよ。
それが私にとってのパーソナルスタリストっていう仕事だったんですね。
物を売らなくても、ファッションの知識を売るだけで、
買うお客さんがこんなにいるんだっていうことを示せれば、
販売員さんにもその付加価値をつけることで、
何ならこの販売員さんに接客してもらったら、
商品代金に1ノスでプラスいくらかかりますと。
でもそれでもきっと申し込むお客さんがいるってことが分かれば、
そういう流れになるんじゃないか。
そういう流れを作りたいなって思ったのが、この仕事を始めたきっかけなんですよね。
おかげさまでやっていって、時代の流れもあって、
パーソナルスタリストとかイメージコンサルタントって仕事の年中度が高まってきて、
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今ではこのサービスを受けたことがある人たくさんいるんですけど、
じゃあアパレル業界がどう変わったかっていうと、
じゃあその販売員さんに似合う服を診断できるスキルを身につけさせるから、
プラスでそのサービス料金もいただこうっていう流れには、
残念ながらなってないですよね。
なんで?って思うんだけど、
物を売るための付属として無料サービスで提供しますよってなっちゃってるんですよ。
違うだろって思うんだよね、本当に。
違うでしょって。
正直ゾゾタウンとかもそうじゃないですか。
無料でニアウラブやりますよって。
違うでしょって思うの。
やっぱりちゃんとした情報は、ちゃんと売るっていうことが大事なんですよ。
それは情報の質を担保するためにもそうだし、
やっぱりお客様に情報を買うっていうことの良さ、価値を分かってもらうためにも、
情報もちゃんとしたものだったら売らなきゃいけない。
どうしても無料で渡そうと思ったら、情報の質も下がるんですよ。
ちょっと似合う服の診断ができるように、
ちょっと教えただけの販売員さんにやらせちゃうってことが起こるんですよ。
そりゃそうですよね。
そういう単体じゃ儲からないわけだから、
物を売ってなんぼになるから。
だからお医者さんとかも今そういう問題起こってるじゃないですか。
産婦人科とか特に話を聞いてほしいっていう患者さんが多いところで、
話を聞くだけでは心力報酬をほとんど得られないから、
どんどん潰れちゃうみたいなことも起こってますよね。
やっぱり話を聞いてアドバイスするっていうことだけでも、
お金が発生するようにしていかないとダメなんですよ。
って思うんですね。
だからやっぱり私がこの活動をやって、
ファッションアドバイスでもお金を払うっていうことを示したとて、
じゃあそのサービスつけるからうちのものを売ってよって、
アパレルとなっちゃうんだなと。
逆にその情報が無料が故に、
その有料の情報より質が悪いんだけど、
お客様がそれに気づかずに、
こんなもんだなって思っちゃうっていう弊害も出てきてて。
だからちょっとアパレル買えるのは難しいかなと思ってて。
なんですけど、
ちょっとその中で私の中では少し巧妙が見えてきているのは、
企業研修の依頼がまたすごく増えてるんです。
ファッションを通じてメンタルヘルス、
メンタルを変えていこうみたいなところとか、
あと社員個人個人のブランディングをしていこう。
そこにその研修にお金を払おう。
これはまさに情報にお金を払ってくださっているってことなので、
ちょっとここを広げていくしかないかなと、
引き続き思っていて。
こちらはね、
うちすごい今依頼来てて追いつかないぐらいなんですね。
だからアパレル販売所のセカンドキャリアとして、
研修講師っていうのはやっぱりいいんじゃないかなと思っていて、
それをFPSS内でも、
フォースタイルスタイルスクール内でも、
しっかり伝えていって充実させていきたいのでね。
ちょっと今アパレル販売所さんで次のキャリア悩んでいる方は、
ぜひうちのスクールに入ってね、
一緒にこの授業やっていきたいなと思います。
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