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かおり
で、その前もその後もほぼ平気。
じゃあその半年間だけちょっと暗黒の旧歴になるわけね。
よしやす
そこがね、どんな旧歴になるかがよくわからないっていう。
かおり
誰も責任を取りたがらない。
よしやす
責任を取る部署がないっていうのが問題なんですよ、今。
そうそうそう。そんな話をしようと思っています。
かおり
はい。
よしやす
なんですが、いつもね、星空案内の回はオープニングと本編のバランスが良くないので、2033年問題は本編の方でおしゃべりをしようと思っています。
かおり
いつもってどういうバランスなんですか?
よしやす
えっと、オープニングが短めで本編が長めって言うんですけど、天文現象の時だけオープニングが長めで本編が短めになっちゃうんで。
かおり
じゃあ、え?えっと、オープニングを短くすればいいってこと?
よしやす
はい。なので、オープニングでは旧正月立春節分の話だけして、2033年問題は本編で話します。
かおり
はーい。
よしやす
はい。で、今年2024年の旧正月。旧正月っていうぐらいで、太陽帯印歴ね、明治5年まで使われていたタイプの日程の決め方でいくと、
お正月は必ず新月だよね。お正月とか1月1日は。
かおり
うん。
よしやす
月の運行で1日が決まるから。
で、今年は2月の10日の新月が旧正月になります。なので1年が始まります。
だから旧の正月を祝わせるところは、2月の10日前後がおめでたい感じになると思います。
かおり
はい。
よしやす
で、この旧歴は月の運行で1ヶ月が決まるんで、今みんなが使っているカレンダーと比べると前後することがあります。
かおり
はい。
よしやす
一方で、立春とか節分っていうのもだいたい2月にありまして、で、立春は2月の4日。
かおり
今年はね。
よしやす
はい。で、立春の日の前の日が節分っていう日なので、節分は2月の3日です。
かおり
はい。
よしやす
で、立春っていうのはどんな日かっていう話がありまして、
太陽と地球との関係で、地球の地軸は高天面に対して垂直じゃなくて傾いているっていう話があります。
かおり
23.4度。
よしやす
そう、23.45かな。あ、違う、23.4いくつの角度で傾いているので、季節があるんだよね、日本ではね。
はい。
で、その傾きが太陽の方向から見て、普段は太陽の方に北極が向いていたり、逆に南極の方が太陽の方に向いていたりってなるんだけど、
春分の日っていうときにはまっすぐになるんですよ、それが。
まあ横向きだけど、北極も南極も太陽から見て見える感じのタイミングがあります。
その日が春分ね。で、その日の地球の方向を0度として、地球が太陽の周りを一周ぐるぐるって回る360度の中を15度ずつ区切っていくと、24分割できるんですよ。
で、立春っていうのは315度になったときが立春です。いいですか?
ん?
24世紀っていうのがあって、
かおり
進むから、逆に0度から始まるけど、0イコール360でどんどんそこから数字が減っていくってことね。
よしやす
いやいや、春分から、春分から上がっていく。春分が0度で、立春は、
かおり
春、春。
よしやす
春分は3月の20日ぐらいね、だいたい。
かおり
あ、あ、あ、あ、あ、春分。
よしやす
春分と立春間違いないよね。
春分の日っていうのは3月の20日ぐらいで、そこが0度。そっから、24世紀っていうのがあって、
生命、国、物、立下みたいなぐるぐるぐるって回って、途中に下死があって、終分があって、当時があってっていうのに回っていきます。
うん。
えっと、春分から90度いくと下死。つまり、地球の傾きが一番、北極側が太陽に傾いてる感じね。
うん。
で、あと90度回ると終分。春分と太陽から見て、逆向き。太陽挟んで逆向きのところが終分。
ここも、地球は太陽に向かって、北極と南極が両方見える感じになって、また90度いくと当時。
ここは南極が太陽から一番見えて、北極が見えない感じね。
うん。
で、そこまでいくと270度。で、小寒、大寒、立春ってあって、立春は春分から数えると315度進んだところになります。
かおり
はい。
よしやす
っていうのが立春で、一応ね、立春から立夏の前までが春。で、立夏から立秋までが夏。で、立秋から立冬までが冬。
立冬から立春までが冬っていう感じで、暦の上では立春が来ると春になったっていう言い方します。
はい。
これ、暦の言い方だけなんで、はい。
かおり
ねえ、そうだよね。最近はさ、春と秋が少ない?
まあ、春はそれなりにあるか、秋が短い。
よしやす
秋が短いっていうか、秋っぽい日が少ないね。
という感じで、えーと、これはまさに太陽暦じゃないですか。だから、
かおり
そうね、太陽の動きだもんね。
そうそう。
太陽の動きというか、まあ、地球の太陽に対する動き。
よしやす
そうです。なので、江戸時代までのカレンダーは、太陰太陽暦つって、
かおり
太陰暦月の満ち欠けて、新月が1日っていう、まあでも月はそれですよね。
よしやす
必ず新月の日が毎月1日になります。
うん。
でも、それで。
かおり
どこに太陽暦が加わってくる?
よしやす
で、新月だけで計算してくと、えーと、1年が355日ぐらいになっちゃうのよ。
かおり
ちょっと10日前後。
よしやす
11日短くなるのね、だいたいね。
なので、えーと、それをずっと使ってると季節が変わっちゃうわけ。
かおり
うんうんうん。
よしやす
1月なのに暑いぞってなっちゃうわけなんで。
あのー、クリスマスにサンタクロースがサーフィンしてやってくる感じね。
うーんと、江戸時代だからないと思いますけど、えーと、そういうふうになっちゃうと困るんで、
季節に合わせるために、この二十四節記をもとにして、えー、カレンダーを、年間カレンダーを作ってあげようっていうのを合わせるんで、
太陰太陽暦っていう言い方をします。
うんうんうん。
かおり
どっかでじゃあ、辻褄合わせて、その、一月がだいたい、二十、ん?
月だ、一月だといったのか、二十八ぐらい?
よしやす
えーと、新月から新月まではだいたい、えー、29.5日。
かおり
29.5日の一月プラス、十一日あるけど、十一日を、一年の中でどっかで消費しなきゃいけないってことですよね。
よしやす
三年に一月分ぐらいずれるんで、えーと、売る月っていうのを入れて調整をします。
かおり
あーじゃあ、毎月毎月の調整じゃないわけね。
よしやす
必ず、新月の日が、一日なのは決まってるから。
かおり
うん。
十三月が増える感じね。十三月がある月、ある年があると。
よしやす
その辺がね、えーと、十三月を入れると、季節がずれるから、なるべく季節がずれないように、えーと、おまけの月を入れるっていうコツがありますっていう話を本編でやります。
はーい。
かおり
はい。
おー、まだオープニング。
よしやす
はい。で、えーと、天文元書の時には、
かおり
うん。
よしやす
えーと、私の方で、ここへ行ってきたのをお話をすることになっていて、
かおり
はい、コーナー名をお願いします。よしやすの?
よしやす
ここへ行ってきました。
かおり
じゃがじゃん。
よしやす
そんなに盛り上げなくていいです。
かおり
いいじゃない、一月に一回の報告会だもの。
よしやす
えーと、
かおり
じゃがじゃん。
よしやす
この一ヶ月で行ったところ、
はい。
えーとですね、箱根調律ジオミュージアム、大枠谷にあります。
かおり
おー、あの辺りが、
入場料100円。
ジオミュージアム、え?建物があるの?
それとも、そこら辺の自然を見に行くの?
よしやす
えーとですね、このジオミュージアムは、黒卵館の一角を曲がりして、
えー、博物館になっています。
入場料100円かな。
かおり
じゃあ、建物の中ね。
はい。
えー、黒卵館なんていうのがあるんだ。
よしやす
たしか。
かおり
へー。
よしやす
そう、で、箱根の山とかね、足の子が、
かおり
天下の剣。
よしやす
そう、足の子ができた経緯みたいな話とか、
どうやってこう、温泉が湧いてるかみたいなのの展示があります。
かおり
どうやって気持ちよく温泉に入れるか。
よしやす
それはないです。
かおり
あれ?
よしやす
はーい。
はい、で、次が、総水広博物館大掃除っていうのに参加しました。
ん?え?え?
かおり
参加したの?大掃除してきたってこと?
よしやす
大掃除をお手伝いしました。
かおり
へー、そんなイベントが。
よしやす
お正月明けに、アルカ神社、近所の神社ね。
はい。
で、その後、上野動物園、東京国立博物館、
国立科学博物館、国立西洋美術館とかに行きました。
かおり
超ハードスケジュール?
よしやす
いやいや、一日じゃないですよ。
かおり
あー、なんだなんだなんだ。
一体どんだけ行ったんだ、ぐらい。
よしやす
東京国立博物館は、1月というかお正月に、
長谷川東博の松林、小林寺廟。
かおり
毎年行ってるんだっけ?
吉田さんは、それを見ないと年が明けた感じがしないという。
よしやす
ちょっとね、自分的にはお正月っぽい感じがするんで、
東京国立博物館の長谷川東博を見に行くついでに、
ちょっと上野動物園も寄ってみたっていう感じですね。
かおり
あれ?もうパンダがいなくなったんだっけ?
よしやす
パンダいますよ。
あれ?
パンダ親子でいるんじゃないかな、まだ。
あ、そう。
で、子供の方がすげー混んでたんで、
親の方だけちょろっと見て、みたいな感じで通り抜ける感じ。
かおり
別なの?
よしやす
えっとね、別でした。
かおり
実はね、パンダ見たことないんだ。
よしやす
あら、そうですか。
パンダといえば、
かおり
コアラはたくさん見たことあるけど。
リンリン、シャンシャン。
よしやす
シャンシャンっていたっけ?あ、いるか。
かおり
わかんない。
よしやす
カンカンランランって言うと古いって言われるんだよね。
で、国立科学博物館は和食店、やっと見に行ってきました。
かおり
おー、美味しかったですか?
よしやす
まあ、食べるところはないんですけど、
すーごい混んでた。
かおり
へー。
それは日程的にちょっと良い日だったの?
よしやす
いやー、そんなことないと思うんだけどな。
雨の降ってる寒い日で、
この日だったら平気かなと思って行ったら、
かおり
みんな同じこと考えた。
へー、何気になんだろう。
例えば、子供たちが食らいつくような恐竜でもないし、
大人大好き、宇宙とかそういう、
正直、いろんな人の心をわしづかみにするテーマではないと思ってたんだけど、
案外みんな異様をつかまれた感じ?
よしやす
いや、わかんないんですけど、もちろん展示は良かったんですけど。
かおり
展示が悪い気はしないんだけど、
ぱっと見行く人をすごく選ぶというような感じがするけどね。
よしやす
家族連れも多かったし、
2月25日までです、家食店ね。
壁にたくさん物が貼ってあったり、
パネルがあったりするじゃないですか。
壁の手前に展示用ケースというか、
ありますよね、だいたい感じとして。
でも、展示用ケースに近づくのが大変。
かおり
みんながビタッと貼り付いてる感じ?
よしやす
そうそう。私はそこそこ背が高いんで、
壁の展示というか、パネルは見えるのよ。
これだけは見ておきたいって人をかき分けて前まで行って、
なるほど、なるほどって言って戻ってみたいな感じで、
とっても大変でした。
かおり
私は比較的小さいのでね、小さなスペースを見つけて
ひょひょいって前に行ってみるタイプなんだけどね。
よしやす
私、前にいると邪魔らしいんで。
かおり
そうね、パネルが見えなくなるからね、後ろの人。
よしやす
というわけで、和食店行ってきました。
あと、国立西洋美術館でキュビズムというのをやってまして、
恒例がね、28日までかな。1月28日で終わっちゃうというので、
ちょっと急いで行ってきました。
これは良かったです。
これは思いのほうが混んでなかったです。
かおり
キュビズムって誰?
よしやす
ピカソとブラックっていう人が有名ですね。
かおり
ブラックって知らない。
よしやす
私、ブラックさんの絵が見たくて行ったんですけど、
かおり
何色だった?
よしやす
ブラックはね、つづりが違うんですよ。
で、ブラックの絵ハガキが見つからなくて、ちょっと悲しいんですけど、
で、一番最近行ったのが、日本科学未来館にまた行ってみました。
ほら、年パス買っちゃったからね。
日本科学未来館はですね、都内で人間ドッグを受けまして、
人間ドッグね、1年に1ぺん。
かおり
誰の話?
よしやす
私。
かおり
お釈迦さんが人間ドッグを受けたね。
よしやす
そうそう。で、イカメラとか飲むと結構疲れるので、
何回かはその後、職場に行くっていうのをやってたんですよ。
その日にってこと?
そうそう、午後にね。
なんだけど、なんか今年は休暇入れちゃえって言って休暇を入れて、
その上、いつもよりも早い時間に人間ドッグ入ったら、
午前11時半ぐらいに、はい、もういいですよ、さようならってなっちゃって。
かおり
暇になっちゃったわけね、半日。
よしやす
で、日本科学未来館に寄り道したっていう感じで、
かおり
年パスあるし。
よしやす
そう、年パスあるし。
っていうので行ってきました。っていうのが、今月ここへ行ってきたでした。
じゃじゃーん。
ということで、本編では、
みんなはどこに行ったかな?
みんなはどこに行ったかな?メールで教えてくださいね。
本編では、2月の天文現象と、
オープニングでちょっと種をまいた2033年問題の話をします。
かおり
よろしくお願いします。
かおり
はい。
よしやす
はい。ではですね、2033年問題の話をします。
オープニングでもお話ししましたけれども、
日本で使っていた退院対応歴っていうのは、
毎月必ず新月の日を1日にするっていうカレンダーです。
で、1年を12ヶ月にしちゃうとだんだんずれていってしまうので、
季節に合わせてその月を配置するっていうのをしなければいけません。
かおり
はい。
よしやす
なので、どういうふうにするかっていうと、
24世紀っていうのは、さっきオープニングでもお話ししましたけど、
地球の傾きと太陽との関係なんで、
必ず季節と合っているのが24世紀ね。
なので、江戸時代の農家の人たちは日々の暮らしは退院歴。
この日が1日、この日が15日、この日が月末っていうふうに暮らしていたんだけど、
農作業をするときには何月何日にするっていうとずれちゃうことがあるわけ。
田植えが2週間とかずれちゃうことがあるわけよね。
なので、春分とか秋分とか、88夜とか210日みたいな、
その24世紀をベースにした日付で農作業をするっていうのをやってた。
退院対応歴も、この24世紀をもとにして月を並べればいいんだっていうのが基本的な考え方です。
で、24世紀っていうのは24個あるので、とりあえず12個ピックアップしましょう。
そうすると、24世紀の中から12個ピックアップすると、
24世紀は順番に、冬時とか、下旬とか春分とか秋分を含む偶数版のグループを中期と言います。
または中。
で、立春とか立夏とか、立秋とか立冬とかを含むのを奇数版目として、これを節と言います。
節期と中期、または節と中と言います。
いいですか?
かおり
はい。
よしやす
ここまではいい?
たぶん。
で、なので、中っていうのが12個ある。
で、この中があるものを月に割り振ると便利なわけです。
中期というのを使うんですけれども、中期はどこからいくのがいいのかな。
わかりやすいのは春分ね。
春分の日っていうのが、だいたい3月20日とか21日にあるじゃないですか。
で、春分が入っている月、必ず1ヶ月は新月から新月、29.5日ぐらいね。
うん。
それで、春分が入っている、いわゆる3月21日を含む月を2月にしましょう。
いいですか?
はい。
で、下旬が入っている6月21日ぐらいは5月にしましょう、旧暦のね。
とかって割り振るっていうのをやっていくとうまくいくっていう風になったわけ。
うん。
で、この中期っていうのは、1年を24等分数からだいたい30.5日とか31日ぐらいね。
365をだいたい12個に割るから、そのくらいが中期が順番にやってくるタイミングだから、
たまに29.5日の新月から新月の中に中期が入ってないときが訪れるわけ。
わかります?
中期と中期は29.5から31日ぐらいの幅で変わるんですけど、平均すると30.5日。
で、月の満ち欠けは29.5日だから、この中期っていうだいたい30.5日ごとに来るやつが入ってる入ってないってやると、
たまに中期と中期の間にポコッと新月から新月が入ってしまうことがあって、
お、ここは割り当てがないからこの月をうるう月にしましょうっていう風に決めていくわけ。
いいですか?
かおり
はぁ、はぁ、はい。
よしやす
なので、
かおり
とりあえず決まりました。
よしやす
この1月が入っているのを代官が入っているのが12月、
うすいが入っているのが正月、
春分が入っているのが2月、
国府が入っているのが3月、
正満が入っているのが4月、
下士が入っているのが5月、
大将が入っているのが6月とかってこう割り振っていくわけ。
そうすると12月がしっかり分けられて、
なおかつ隙間があるとそこをうるう月にしちゃえてできる。
ここまではいいですか?
かおり
はい。
よしやす
うまくいきそうだよね。
かおり
うん、なんとかね。
よしやす
なんとかうまくいきそうでしょ?
うん。
なんですが、いくつか問題がありまして。
かおり
そう簡単にはうまくはいかない。
よしやす
そう、24世紀をどう決めるかっていう話があって。
かおり
そもそも、結局、太陽に対する地球の動きを、
今の説明、何度何度って上から俯瞰しているような感じよね?
そうそうそう。
でも、そもそもこのやつっていつぐらいにできているの?旧歴って。
よしやす
日本に伝わってきたのは、西暦っていうと600年ぐらいじゃないですか。
かおり
当然それ少しずつ変わってはいるけど、
そのくらいから、俯瞰した状態を考えていたの?
よしやす
あ、というか、別に。
かおり
それとも単に日の長さとかそういう。
違います。
よしやす
あの、ん?
俯瞰はしなくていいんです。
天球の中を太陽がどれだけずれていくかを観測すればいいだけで。
じゃあ西洋で行くと、今、太陽は何座にありますねっていうのがあるじゃないですか。
うん。
あれと同じですよ。
ほう。
かおり
ん?俯瞰はしない、天球の中で太陽がずれていく。
よしやす
そう、一年で一緒です。
かおり
観察、観察をして。
よしやす
そう。
かおり
で、特定の日が来たら、そこは春、ここは夏って決まるわけね。
よしやす
で、この二十四節記の決め方っていうのがありまして、
平気法っていう決め方があって。
平気法。
平たい木で、平気だよの平気なんですけど。
平気法っていうのは、一年の長さを365日、それを十に等分して二十四節記を決める。
だから、一年の長さじゃないや、一つの中期と中期の間は30.4日なんですよ、必ず。
この平気法ってやつはね。
これを使ってる間は問題は起きないんです。
必ず中期の間隔のほうが長いんで。
29.5日の月の満ち欠けに比べて、30.4日の中期と中期の間のほうが長いから問題ないです。
だから、二千三十三年問題はこれだったら起きないんですが、
なんと、日本の最後に使っていた天保暦以降の小読みでは、
これを平気法ではなくて定気法、正しいじゃないや。
定める木の法と書いて定気法って言うんですけど、
これはさっき言った角度で決めるね、ちゃんと観測して。
春分の日は必ず真横。
下地の日は必ず地軸が太陽に一番北極側が傾いた日で決めていくってことはどういうことが起こるかっていうと、
地球の光転軌道が深円だったらいいんですけど、実は楕円なので、
この15度、中期から中期までの間隔が季節によって変わるんです。
いいですか。
なので、中期と中期の間が平均すると30.4日なんだけど、
長い時には31.5日で、短い時には実は29.5日になっちゃうことがあるんです。
特に冬の頃に太陽と地球が近いんで、その時に角度が進むのが早い。
なので、中期と中期の間が短くなります。
夏は中期と中期の間が長くなるってのがあります。
つまり、29.5日ごとに新月がやってきて、
だいたい30.5日ぐらい、30.4日ぐらいで中期がやってくるっていうののずれで、
この中期が入っていたら、旬分が入っていたら2月にしましょうとかっていうルールを作っていって、
だいたいうまくいってたわけ。
なんだけど、2033年は大変なことが起こるんです。
なんでかっていうと、中期の間が短いとなると、
1個の新月から新月の間に中期が2個入っちゃうとか、
中期が入らない月っていうのが1年に3個存在するってことが起きるのが2033年なんです。
これまでは、なんだかんだ言っても中期が入らない月は1年の中で1個ぐらいしかなかった。
その時をうるう月にすればいいっていうルールで、
実はね、もう1回だけ昔あったらしいんだけど、その時には特例でなんとかしたんですけど、
2033年は何が大変かっていうと、中期が2個入る月が2回も生じて、
中期が入らない月が3個存在するのです。
なので、地球の光転軌道が楕円なので、
20世紀の中期と中期の間が短くなったり長くなったりするというのが生じます。
で、太陰太陽暦は中期っていうのが入っていたらその月を何月って決めるっていう話と、
中期が入ってなかったらうるう月ってするっていうルールで基本的にやってきてるんだけど、
これまではだいたい12回または13回で中期が入らない月は1個ぐらいしかないっていうのが基本だったのが、
2033年は太陽と月のずれで中期が2個入る月、
つまり1ヶ月の月の運行の中に中期が2個入っちゃうっていうのと、