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よしやす
はい。
かおり
いいな、名古屋。
よしやす
そう、名古屋どこに行こうかなとちょっと思っています。
で、今日のお題なんですけれども、
はい。
えーとですね、科学系ポッドキャストの日っていうのが毎月ありまして、
で、えー、4月のお題が地球なんですよ。
かおり
ふんふん。
よしやす
で、毎月10日までに配信しましょうねということになってるんですけれども、
かおり
はい。
よしやす
えー、今回というか、今月は私は間に合わずに配信をしておりません。
はい。
で、そのおかげで今日、地球についてお話をしようと思っています。
かおり
10日までに、そもそも収録日自体がもう間に合ってないか。
よしやす
もう間に合ってないですよ。
なるほど。
はい。
いつもね、月の最初の配信で、
えー、科学系ポッドキャストのお題の、えー、テーマでお話をしてるんですけど、
ふんふん。
今回は、えー、まあ、間に合ってないというか、ずれてる感じで地球の話をしようと思っています。
えーとね、
4月20何日に、アースデイっていうのがあるんですよ。
アースデイね。
かおり
地球デイってこと?
よしやす
そうそうそうそう。
かおり
ふーん。
よしやす
アースデイ自体は22日の月曜日なんですけど、
かおり
これは、毎年22日なの?
毎年月曜日なの?
よしやす
毎年、えー、4月22日です。
かおり
ふーん。
今月は、あ、今年はたまたま月曜日ってことね。
よしやす
そうですね。
かおり
はい。
よしやす
で、それに合わせていろんなイベントがあるっていうので、えーと、
えー、それに、えー、ちなんでテーマを地球にしたそうなんですけど、
はい。
なんかね、私がこう地球のこと話すとそんなにアースデイぽくないなって思ったのもあって、
なぜ?
なんかね、地球環境について考える日なんです。
ああ。
はい。で、今日、どんだけ地球のこと考える話になってるかは聞いてのお楽しみなんですけど、
はい。
はい。いつもの通りね、原稿もたいして書いてない状態で取り掛かるので、
はい。
かおり
結果的にどうなるかなんとも言えないんですが、
よしやす
着地点が見えてない感じ?
着地点見えてないんですよ。
かおり
なるほど。
よしやす
はい。で、今日話すのはね、えーと、地球の熱収止っていうのを話します。
かおり
地球の熱収止?
よしやす
そう、地球温暖化って話をよくするじゃないですか。
はい。
地球が温暖化するってことはどういうことかっていうと、地上の温度が上がるってことだよね。
うん。地球が温暖化、はい。
そうそうそうそう。地上の温度が上がるにはどうしなきゃいけないかっていうと、
入ってくる熱と出てくる熱のバランスが、えー、なに、えー、入ってくるほうが多くて出てくるほうが少なくなれば温度は上がる。
逆に出てくるほうが多くなれば温度は下がる。
かおり
はい。
よしやす
つまり、熱収止を知らずに温暖化は語れないはず。
かおり
なるほど。語ってはいけないわけですね。
よしやす
語ってはいけないっていうか、あの、温暖化しているとか、寒冷化しているとかって言うけど、
うん。
地球全体で言えば、地球の熱収止のバランスですら決まってるんだろうと。
うん。
今日寒くて明日暑いみたいなやつは、地球の中のね、えー、空気の動きとか、そういうのでありますけれども、
地球全体の熱収止するときには、熱収止ですよということで、
今日はね、地球の熱収止のことについて話をします。
かおり
はい。
よしやす
で、えー、前もね、どっかで話したと思うんですけど、地球が、えー、まあ、地球がっていうか、地表ね、私たちが住んでいる地表があったかいというか、
このくらいの温度なのは、太陽から熱をもらってるからです。
はい。
で、この熱がね、全部なくなってしまうと、えーと、地熱は多少ありますけれども、
うん。
まあ、えー、マイナス200度よりも低くなっちゃうんじゃないかなと。
かおり
そんなに。
よしやす
うん。で、えーと、太陽が光というか、えー、電磁波のエネルギーとして、地球にこう、エネルギーを分けてくれているんですけれども、
うん。
えー、この太陽からやってきて、地球が受け取るエネルギーは、これね、太陽定数っていうので調べていただくと、
かおり
太陽定数。
よしやす
そうそう。太陽定数っていうのがあって、えー、1平方メートルあたり、1平方メートルの平面ね。
かおり
はい。
よしやす
が、地球の、えー、地表じゃなくて、大気の外側にあったとすると、
その平面が、えー、太陽に直接向いているときには、えーと、1370ワットのエネルギーを受け取ってます。
かおり
1370ワット。
よしやす
うん。1366と書いてあるのもありますけれども、これが太陽定数です。
かおり
これ、あ、待ってね。1平方メートルあたり、これ、えーと、1時間にとか、なんかそういう時間は?
よしやす
あ、えー、ワットはジュール、えー、1秒あたりの、えーと、ジュールなので、えー、1370ワットっていうのは、
もう、えーと、1秒あたりのエネルギーというか、あの、もうそうなっています。
かおり
はい。
よしやす
それを受け続けています。
かおり
はい。
よしやす
みなさんが、えー、例えば、えー、ドライヤーで髪の毛を乾かすみたいなときには、あの、1キロワットのドライヤーとか、
だいたいね、えー、電気製品1個で、えーと、1.5キロワット、要は、1500ワットを超えるものがほとんどないです。
かおり
はい。
よしやす
コンセントに挿していいのが1500までって書いてあるんで。
うんうん。
一番まあ、おっきいのは、えー、電子レンジの高出力タイプ、あとはドライヤー、あとは100ボルトにつなぐやつだとあんまないけど、200ボルトだと、えーと、エアコンとかがあります。
で、えー、1平方メートルで、えー、ドライヤーが1個、えー、まかなえるぐらいのエネルギーが太陽から来ています。
うん。
で、太陽から見た地球の面積をかけ算すれば、えー、地球全体が太陽から受け取るエネルギー量がわかりますよと。
はい。
えー、これはですね、えー、今見てんのはNHK高校講座のサイトね。
うん。
だから高校の教科書はたぶん同じなんですけど、えー、1.75×10の14乗キロワット、えー、175兆キロワットです。
すごいおっきいってことがわかったと思います。
かおり
はい。
で、えー。
はい、はい、えー、うん。
待ってよ、でも、え、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、だって太陽って。
はい。
ま、地球から見たら1つの方向からしか来てないわけだから、うんと、地球の表面積全部でかけるわけじゃないよね。
よしやす
地球の表面積とか、太陽から見た地球の面積、丸い。
かおり
じゃあ、ま、球と丸々の球体と考えるときの半分って考えちゃっていいわけね。
よしやす
あ、そうですそうです、あの。
よしやす
ほら、みんな電気が足りないとか言ってるじゃないですか。電気が高いとか。
あー、高いね。
うん。なので、その辺の話を本編でしてみたいと思います。
はい。よろしくお願いします。
ということで、えー、太陽エネルギーがうまく使えれば、あの、人類は、こう、エネルギーをうまく、うまく、というか、発電所とかそんな作らなくても大丈夫っていうのがあるんですけど、
うん。
ゴビー砂漠とかね、サハラ砂漠とか、そういう砂漠に、えー、太陽電池敷き詰められれば、とりあえず、えー、世界の、えー、需要と同じだけのエネルギーを生み出せるという計算にはなりますが、
はい。
えー、そうも言ってられないんですよね。
うん。
で、どっちの話を先にしようかな。えーと、まず、あの、今、日本で太陽電池がたくさん、こう、太陽光パネルをたくさん敷き詰めれば、
他の発電所はいらないんじゃないか、えーと、説っていうのがあるんですけど、
かおり
えー。
よしやす
要は、エネルギーの発生量が足りるから、っていうのがあるんですけど、それはそうもいかないっていう話を先にしましょう。
はい。
太陽からのエネルギーは膨大で、うまく使えば、えー、みなさんが使っているエネルギーの多く、または、それ以上のものを、え?まかなえる?かもしれません。
うん。
けど、えー、太陽は、えー、晴れていても、半日しか見えないよね。
うーん。
日本だと冬だと短かったり。
うん。
っていうので、えー、1日の半分しか、えー、電気が起きません。
はい。
あとは、曇っていたら、地表に置いてある太陽電池は発電しません。
うん。
その上、えー、いつ曇るか、いつ、こう、晴れるかっていうのは、分かっていそうで、なかなか予想がつかないっていうのが、えー、正直なところです。
うん。
で、えー、みなさんは、えーっと、そんなこと言ったって、えー、他の発電、石油を使う発電よりも太陽光のほうが、エコ、エコというか、あのー、地球に優しいじゃないかというふうに、えー、おっしゃるかもしれませんが、
うん。
えー、電気は貯めておくのが結構大変です。
かおり
その場で使うんだったらいいけどってことね。
よしやす
そうです、そうです。
あの、乾電池っていうのは、頑張るぞ、頑張るぞ、頑張るぞっていうのが中に入っていて、好きなだけ、えーっと、使って、スイッチをパチって切れば、あのー、電気を止めておくことができますけれども、
うん。
あれは電池っていうものだからね。太陽電池の電池は、えー、発電したらその場で使ってもらわないと、自分では貯めておかないのね。
ほう。
太陽電池って言ってるから、使うときだけ電気引っ張り出して、使わないときに放っておけばいい。それはいいんですけど、えー、じゃあ、太陽電池で発電した分は使わなかったら、どっかに取っておくかっていうと、そんなことはないんです。
うん。
なので、えーっと、太陽電池で発電しているものをその場で使う分にはかまわないですけど、えー、例えばね、えー、太陽電池で発電してる量のほうが多くなってしまったら、使う量よりもね。
うん。
そしたら、あふれちゃうじゃないですか。
うん。
で、あふれると大変なことになるんで、あふれないようにコントロールをしなければいけません。
かおり
はい。
よしやす
逆に、えー、夜とか、えー、曇りの日がたくさん続いたときには太陽電池君はあんまりお仕事してくれません。
うん。
で、そのときに、えー、電気がなくてもいいんだったらいいんですけど、そういうわけにもみなさん行かないんで。
うん。
えーっと、そのときに発電するものを、えー、持ってないといけません。
なので、えーっと、太陽電池とか風力発電っていうのは、えー、発電量はね、ある程度、今、あの効率が良くなったり、えーっと、発電所をたくさん、太陽光発電の発電所ね、を作ってるので、供給量は増えてるんですけど、えー、ちょっとね、気ままに発電をするので、えーっと、使いたいっていう人の需要と合ってないっていうことが起きちゃいます。
はい。
えー、僕は地球に優しい生活をするから、えーっと、太陽電池が発電してるときだけしか電気を使わないっていう生活の仕方もあるかもしれませんけれども、えー、多くの、たとえば工場とかね、あとは電車が動くとか、そういうものは、えー、そういうわけにはいかずに、やっぱり、えー、使いたいときに、使いたいときだけ電気が使えるっていう、えー、使い方をしたいわけ。
うん。
電気がくれてきたから、電車止まりますとか、曇ったんで、えー、スローダウンしますってわけにいかない。
うん。
あとは、たとえば太陽電池を作ってる工場があったとするじゃないですか。
で、半導体工場っていうのは、えーっと、順番にこう、化学反応を起こしていって、えーっと、作っていくっていう工程なんで、やっぱりね、停電があるとまずいわけですよ。
ほう。
24時間必ず、えー、電力が供給されるっていうのが大事で。
うんうん。
もちろんね、じゃあ停電になったら、えー、全部ダメになっちゃうのかっていうと、停電になったら直発電を立ち上げて、えーっと、そこである程度、こう、電気を供給しながら、えーっと、困らないところまで作業を進めて、えー、じわじわと、こう、電力消費を抑えていくとかっていうのをやります。
うん。
で、以前ね、発電と配電の話をしたときに、えーっと、需要が大きくなるとどうなるかっていうと、水力発電所とか火力発電所の発電機を回す力が重くなるって話をしたと思うんですよ。
かおり
はい。
よしやす
で、その重さに耐えられないと、発電機を回せなくなって、発電機を回せなくなると、えーっと、発電機はね、逆向きに回ればモーターなので、発電機を回せなくなると、電流が逆流してしまうとか、発電機をいいタイミングで回せなくなると、えー、他の発電所の負荷、要はおもうしになってしまうんで。
うん。
で、僕、もうだめですってときには、えーっと、発電所を、えーっと、配電網から切り離すんです、っていうのをやるんですね。
うん。
でも、そうすると、えー、火力発電とかで、もうだめですってやつが、えーっと、切ると、他の人たちもいっぱいいっぱいになっちゃうから。
うん。
で、えー、続けて発電所が止まってしまうっていうのが、北海道で起きたブラックアウトっていう現象で。
うん。
逆に、えーっと、発電量が多すぎると。
うん。
えーっと、今度は電圧が上がってしまったり、周波数が上がってしまったりするってことが起こるんで、それを防ぐためには、えーっと、あなたの分の電気は買いませんって言って。
うん。
別にやめてください、または発電止めます、止めますっていうか、あの、受け入れをやめますって言って、えーっと、止めなきゃいけないっていうのがあって。
うん。
えー、なかなかね、太陽光発電と需要を合わせるっていうのは大変なんですよ。
かおり
うーん。
よしやす
はい。で、えー、話をずっと戻すと。
うん。
えー、例えば、えーっと、日本だとたぶんね、えー、栃木県全部ぐらいに太陽光発電のパネルを敷いて。
うん。
よしやす
でね、放射冷却って聞いたことあると思うんですよ。
はい。
放射冷却って何かっていうと、この。
かおり
晴れてる日の翌日は寒い。
よしやす
ちがう、朝方、雲がなくて晴れていると気温がより下がるって話ね。
かおり
わかってんじゃない。
よしやす
っていうか、朝晴れてないといけないんだけどね。
なので、これはさっき言った、地表面から直接放射する熱量が多いんで、下がるわけ。
冷蔵庫でさ、物が冷えるってあんじゃん。
かおり
物が冷える、はい。冷蔵庫入れて冷えるわな。
よしやす
そう、飲み物とか食べ物入れておくと冷えるんだけど、あれは熱を吸い取ってるわけではなくて、そこから出る熱を返さないっていうか、外から熱を突っ込まないとどんどん冷えていくわけですよ。
なんでかっていうと、物質の表面では、あったかいってことはね、原子が振動しているわけで、その振動が空気とかに伝わって、熱伝導っていう形で外に飛び出す。
あとは、温度があるってことは、そこから赤外線が出てエネルギーが減っていく。だからどんどん冷えていくわけね。
それに対して室温では、他の物から出ている赤外線のエネルギーが入っていったり、空気のビュンビュン飛んでいる振動が物に当たって温度をキープしたりして、同じ温度になるんだけど、
冷蔵庫の世の中だと、外よりも冷蔵庫の粉よりも高い物体が入ると、その物体が暴れてもみんな無視してるから、疲れちゃうというか、冷えていっちゃうってことになります。
という感じで、地球はいろんなところで太陽から入ってくる物を地表で受け取って、それを地表から放射しつつ、雲とか大気からもう一回戻ってくるっていう循環があって、気温が保たれているっていうのが、高校の地学で習う地球の熱収止っていうところです。
この温室効果っていうのは、さっき言った大気からの放射、地表から上がっていた放射がどれだけ大気から地表にもう一回戻ってくるかというので、地表からの放射を熱として受け取って、大気の温度が上がったり、またはそれを反射して地表に戻したりするっていうのがあります。
一番大きい縦躍者は水蒸気で、水蒸気が温室効果ガスの最も大きい役割を担っているんですよ。それに追加して二酸化炭素の寄与、効果がどれくらいかとか、他のガス、メタンガスがどれくらいとかっていうのがあるんですけど、変な話。
その二酸化炭素が何ppm、100万分のいくつみたいなものが少し上がっただけで、さっき言った大気から戻ってくる放射の95っていうのがほんの少し上がったりすると、地球の温度が全体的に0.何度上がるとか1度上がるとかっていうふうになってきます。
なので、けっこうね、センシティブではあるんですけど、絶対温度的に言うと、皆さんが暮らしてるのは絶対温度でいくと300度ぐらいでしょ。マイナス270を今の精子に足すから、だいたい300度ぐらいのところに生きてるんですけど、その300度ぐらいのやつがどれぐらい変動するかっていうところで生きていて、
今、人類が映画を極めているこの100万年、数百万年の時代は、まあまあ気温は安定しているんですが、その昔は暑かったり寒かったりしてるんですよ。
恐竜が死んでいったっていうのがあるじゃないですか。地球の気候が変わって、隕石が落ちて、地球が寒冷化して、恐竜が住めなくなったっていうのがありますよね。
かおり
隕石が落ちて、雲がもくもくと暑くなって、放射冷却が効かなくなって。違うな。
よしやす
外からの太陽からの熱が入りにくくなって、みたいなのがあるんですけど、恐竜が生きていた頃の時代は、今よりもだいたい10度ぐらい高かったんじゃないかというふうに、過去のデータとか化石やら何やらのデータから考えられていて、
二酸化炭素も2000ppm、今400ppm、だから100万分の400のはずなんですけど、たぶん今の5倍ぐらい二酸化炭素濃度が高い2000ppmぐらいで、気温が10度ぐらい高かったと考えられています。
なので温暖だったのね。地球自体はこんなに温暖なときもあれば、全球凍結っていって、赤道まで全部凍ってしまうような時代もあって、温度変化はとってもたくさんあるんですけど、ゆっくりな温度変化だったら、生物はついてきたわけ。
今もね、生き残ってるわけじゃないですか。恐竜は絶滅しちゃったけど、そのときに寒さに強かった、または寒いところに生き延びられるように間に合って進化したものは生きていて、それが私たち哺乳類のご先祖様だったりするんですけど、
というように、地球に優しくっていうのがちょっと変だなって思ってるっていう話なんですよ。だから、地球自体は10度とか20度とか変動があっても、別に死んじゃうわけじゃないんです。
ただ、急に温度が変わると、暮らしていきにくい動物や植物がたくさんいるっていう状況です。なんとなくこう、地球に優しくとか地球を守れっていう話はあるんですけど、地球自体は案外タフ。で、10度や20度、温度が変わっても地球自体が壊れてしまうわけではありません。一方で、そこで暮らしにくい動物や植物は絶滅したり、もしかしたら反映するものもあるかもしれません。
かおり
逆にね。
よしやす
そうそうそうそう。
かおり
絶滅してくれておかけで食べられない捕食者がいなくなるとかね。
よしやす
そういうのもあるし、今よりも涼しい方がよく繁殖できる。さっきも言いましたけど、二酸化炭素濃度とか酸素濃度とかも随分変わるので、酸素の濃度が高いと昆虫が大きくなっても大丈夫だったりね。大きいトンボの化石とかって見たことないですか。
かおり
あれ結構目の前にいたらすっげー怖いなーと思った。
よしやす
そう。酸素を体の隅々まで送り届ける力っていうのが、私たちは肺と血液があるからいいんですけど、昆虫とかそれが弱いのね。だから酸素濃度が高いと大きくなっても大丈夫なんですけど、奥の方まで酸素が行くんですけど、酸素濃度が今ぐらいだと昆虫は大きくなれないんですよ。ある程度から。
かおり
ほう。
よしやす
で、いうようにその時代時代、温度や二酸化炭素、酸素の濃度に適した動物っていうのが反映する可能性は十分にあります。でもそれは人間ではないかもしれません。恐竜の時代が終わったように人間の時代も温暖化で終わっていくのかもしれませんし、それを食い止めるっていうのをどこまですべきかっていうのはなかなか難しいなと思っています。
昔々ね、まだ地球の表面に酸素がほとんどない頃、シアノバクテリアという抗合性を始めた微生物というか、モみたいなものがあって、それが酸素を作りすぎたんで、海の中に溶けていた鉄はその酸素と結びついて、海の底に沈んで鉄の鉱脈になり、
かおり
はい。
よしやす
空気の中に酸素がたくさん出て、それが上空で紫外線に当たってオゾンになり、紫外線が地表に届かなくなり、要は地球の表面の状況を一変させてしまったわけ。
うん。
多分何千万年かけてね。
かおり
はい。
よしやす
っていうようなことで、人類っていうのはエネルギーを使いすぎて、地質学的にはほんの一瞬、100万年とか200万年生きて滅んでいった生物になるのかもしれませんし、もしかしたらこれを乗り切るのかもしれない。
で、ちなみに恐竜は今よりも10度ぐらい高いところで寒くなって死んでいったと考えられています。
はい。
はい。なので、ジュラシックパークみたいなね、昔の恐竜を復活させようみたいなのがあったときには、もしかしたら熱帯の一番暑いところじゃないと、その恐竜は復活しても生きていけないかもしれないですね。
はい。
みたいな感じで、地球の熱収支というのを考えたときに、人間がたくさんエネルギーを使ったから暖かくなるのではなくて、人間が二酸化炭素をたくさん出して濃くなると、先ほど言った空中からというか、雲や大気から戻ってくる放射熱が多くなるので地表の温度が上がっちゃいます。