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2023-07-07 33:31

第520回 データはどうできて、どう使われるのか byそんない理科の時間B

■科学系ポッドキャスト共通テーマ「データ」・データになる前とデータがどう使われるか・数字の列だけでもデータだが、情報には意味がある ■データが発生するところ・なにかを測る・基準と比べる・物理現象や法則を使ってデータを得る...

サマリー

データは情報をアウトプットするものであり、数字や記述が集まっています。データが情報になるかどうかはその意味や活用方法によると言えます。データは測定や観測を通じて得られるものであり、測定の方法や基準によってデータが意味を持つ情報になります。データはさまざまな物理現象や法則を組み合わせて取得されます。温度計は長さを使って温度を読み取り、積雪計は超音波を使って高さを測ります。体重計では息を吐かないことで精密な測定が可能です。データの取得には様々な仕組みや計算が用いられ、それが情報として利用されます。データの活用と測定技術について話されています。

データと情報の違い
よしやす
理科っぽい見方をすると、世の中がちょっと違って見えます。 そんない理科の時間B、第520回。
かおり
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、 かおりです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
よしやす
まさとさんは、今回体調不良のためお休みです。 不良のためお休みです。はい。
かおり
結構ね、あの、感染症が流行っているというニュースもよく聞くので。 感染症。
よしやす
そう、お子さんたちが学級閉鎖になるくらいね、 夏なのにインフルエンザが流行ったり、あとなんだっけ、ヘルパンギーナでしたっけ。
かおり
そういうのが流行ったりして、大変らしいっていうのを聞いています。 すごいね、学級閉鎖になるって。
よしやす
学級閉鎖ってそんなに昔なったっけ? やっぱりインフルエンザが一番、あの、
かおり
流行る時期にはたまに、何年かに一度学級閉鎖とかになったことがありますけど。 そうだよね、たまにだよね。でもここのところなんかインフルエンザでもしょっちゅうなるというか。
よしやす
何なんですかね、あの、クラスで何人同じ病気で休んだらっていうレベルがちょっとだけ下がったとか、そういうのもあるのかもしれないね。
あー、かもしれないね。 例えば1割以上っていえば、4人休んだら学級閉鎖ですからね、例えば。何割か知らないけどね。
かおり
40人学級のときってことね。 今何人学級? 今35人なんで、やっぱり4人なんですけど。 35人なの?
35人以下じゃないですか。 で、今日はですね、科学系ポッドキャスト、7月の共通テーマを、最近ちょっとなんか共通テーマ多い?
よしやす
お、もっと引こった。 多いですよ。 データというのをやってみたいと思いますが、
かおり
ガンマ、ベー、なんでもない。 届かなかったですね、データに。 デルタかな? 合わせてデータって感じ?
よしやす
その前に一つお知らせが。 いい。 オーディオブック、オトバンクという会社がやってるオーディオブックの方でも配信してるんですが、それが新しく
ボリューム2からボリューム3になったはずなんですが、 すごい、新しいファイルになり、フォルダになりました。 って感じなんですが、
見つけてください。というか、これで見つけてくださいって言ってもダメなのか。 まだアップロード先ができてなさそうなので、
オーディオブックで聞いていて、見つかんなくてこちらに来た方はちょっと待っててください。 ボリューム3に登場します。
これは何? こちらはっていうのは、それ以外の媒体で聞いてる人ってこと? 聞いた場合ってことね。 そうです。
すっごいなびかりでね。 ちょっとうちの方もゴロゴロしてきたな。 早めに収録しましょう。
かおり
データっていうのは結構捉えにくいものなんじゃないかと思っていて、 そうなのよ、なんかの表紙でふっと消えるからね。
それはあれですね。捉えにくいってよりも、保存しておくのが危ういってことですね。 かなり危ういデータですよ。
よしやす
データって何でしょう? データとは情報です。 あ、そう。今日はデータと情報の違いを話したいと思っていて、後半。
かおり
違うわけ? 結構いい答え言った気がするんだけど、なんかベンズで言えばほぼ重なってない?
ITなんとかって言うじゃないですか、最近。 IT企業。
よしやす
の、Iは何ですか? I love you. Tは? Teacher.
なにその中学生の憧れた先生にラブレター書くみたいなやつは。
ITはInformation Technology、情報技術と訳されますが、 つまり情報はインフォメーションであって、データはデータなんだよね。
で、データはうまく日本語に訳せなかったから、みんなカタカナのデータって言ってるんですよね。
かおり
なので、データは難しいんです。 データは情報でいいんじゃないの?違うところ? じゃ、情報は何?
よしやす
じゃあ、その話先にしますか。 はい。 今日はね、データっていうものがどうやってできて、それがどうやって使われるかの話をしたいと思っていて、
前回、前々回、どうやってお勉強するかとか、学ぶって何かみたいな話をしたじゃないですか。
で、やっぱりね、知識1個、何々は何々であるっていうだけではなくて、 やっぱりストーリーをお話しした方がいいんじゃないかと思っていて、
今、データっていうのは、なんとなくね、不安定な存在で、どうやってデータができるかと、 データってどんなふうに、その先に影響していくかっていうのを考えると、
かおり
視点が広がるんじゃないかと思っていて。 データは、知識を描出したもの。
描出を描き出すですね。 そうそうそう。だから、頭の中で考えたいろんなものを、それをアウトプットしたもの。
よしやす
そうそう。 どう? 情報をアウトプットしたもの。 逆談ですよね、基本的には。
かおり
例えば、毎日気温を測定します。 気温を測定します、はい。
よしやす
そうすると、何月何日最高気温何度、何月何日最高気温何度。 これは知識ではないですよね。
データですね。 測定値ですよね。でも、今データって言いましたよね。 これはまさにデータで、何か目的があって調べたものとかを、
数字とかね、何か記述にして、溜め込んでおくとデータなんだよね。 だから、
かおり
一つ一つの値にはデータって言わないってこと?
よしやす
一個一個も言うんですけど、固い子と言うと、一個はデータムって言って、集まるとデータなんですけど、それはちょっと別な話ね。
かおり
それはラテン語の複数形と単数形なんですけど。 えー、じゃあデータっていうのは複数形ってこと?
基本的には複数形なんですが、一個でもデータと言われることが最近はあります。
よしやす
つまり、数字だったり何かの記述だったりの並びがデータだけど、単にバラバラじゃなくて、何かの目的を持って取られた数字の並びみたいなものが結構データなんだよね。
かおり
まあ、一つのまとまりね、数字だったりとかして。
よしやす
で、データセンターっていうところには、大きいコンピューターとかストレージがたくさんあって、そこにみなさんのデータが蓄積されて、必要なものをちょうだいなって言うと出てくるのがデータセンターって言われてるやつで。
で、インフォメーションは情報って言って、情報は漢字で読むと、情に報いるって書くんで。
かおり
情に報いる、報。
よしやす
なんですけど、情に報いるって言うぐらいだから、私はこんなものが欲しいっていう気持ちに、あなたが欲しいのはこれですねっていうイメージもある一方で、
もともとはね、軍事的な様子、敵はどうですとかっていうのが集まってきたの、
情報活動で出てきたものが情報っていうふうにもともと扱われてたらしいんですけど、意味があるものが情報、インフォメーションね。
だから天気予報に使う最高気温のデータは、天気予報の中で、天気の予測の中で情報としてやっと使われるわけです。
数字が30、30、30.1、30.2っていうのが並んでるだけだとデータなんだけど、それが毎日の最高気温の推移であって、こんな活用ができるっていう視点で見たときに急に情報になるわけ。
かおり
データから情報になるわけ。
そうそうそうそう。
よしやす
なので、皆さんに最初にお伝えしたいのは、数字が並んでいるだけのものをデータと言ってもいいけど、どう解釈するかどう利用するかっていうふうになったときに、
データの測定
よしやす
情報になりますっていうふうに数字をね、意味があるかないかで考えるっていうのはとても大事なことで、つまり私が毎朝体重を測りますが、
メモってるだけではデータなんですけども、運動したり、食事がどうだったりっていうのと関連させて、体重を減らす、また適正体重に近づけるっていう目的のために、
そのデータ列、データがたくさんあるやつを見ると、それは情報として私の中に入ってくるわけですよ。
情報として活用してるんですか?
情報としては見ているんですが、活用に至らないという感じですかね。
かおり
情報を集めるのが好きなんですね。
よしやす
いえ、違います。ダイエットの努力が足りないだけです。
情報マン。
違います。そこは今言ったみたいに、体重を測れば痩せるわけじゃないんですよ。
かおり
でもレコーディングダイエットっていうのもありましてね。
よしやす
そう、でも一方で体重を測らなければ痩せたことはわからないんですよ。
かおり
はい、おっしゃる通りでございます。
よしやす
いや、体重なんか測らなくても痩せたことがわからない。
かおり
見た目なんだよ。
よしやす
あ、そうそう。まさにそうで、体重なんか測らなくても、痩せてシュッとすればいいんだよっていうのは、それは別の意味で測ってるわけですよね。
かおり
あ、そうね。その見た目という、輪郭を測るというか。
よしやす
輪郭形状の美的評価っていう形で定量化をしているはずなんですよ。
そのデータを蓄積して意味を持って対応するっていうのがあるのと、私がよく言ってるのは、毎月ターザンっていう雑誌を買っても筋肉はつかないっていうのと同じように。
かおり
でも毎月ターザンを買って一つずつ一つずつ腕に乗せていく本が増えていけば、腕の筋トレにはなるんじゃないですか。
よしやす
っていうので、データをどう情報として使うかっていうのが、ターザンの中身を生かすか、本の重さを生かすかって話なわけですよね。
というので、データと情報の話をしましたが、もともとの予定とは反対ですが、本編ではデータができるまでの話をしようと思っています。
はい。よろしくお願いします。
前回じゃない、先月、科学系ポッドキャスト共通テーマで観察っていう話をしました。
かおり
はい、観察しました。
でもデータっていうのによくくっついてくるのは測定っていうワードですよね。
よしやす
さっき出てきた体重は測定したりとか、気温も測定したりとか。
かおり
気温ね。
よしやす
観察と観測と測定。いろいろ言葉がありますけど、観測とか測定は何かしら定量的な記録が残るのが測定とか観測になるのが測がつく。
つまり測るっていうのをやっているんで、データを出すには大体何かを測ることが多いです。
人々は何かをどうやって測っているのかっていう話を本編ではするんですけど、ピタゴラスイッチっていう。
かおり
ピタゴラスイッチ。
よしやす
はい、その番組で5秒でわかるだっけなっていうコーナーがあって、何かしらの現象が5秒でわかるってやつなんですけど、
コップに水を入れて精密質量計というか重さを測るね、測りに乗っけるっていうのをやって、そうするとコップの水が蒸発していくのが重さの変化でわかる。
かおり
へー、かっこいい、それ面白い。
よしやす
だから220.186グラムみたいなやつが、その一番最後の結果がポチって減っていくんですよ。
これは水蒸気になって水が逃げていったので、重さが変わる。
へー、面白い。
というのがあって、いろんな機械で何かを測るっていうのを我々は日々たくさんしてるんですけど、測るって実は奥が深くて。
というのも、身長を測る、長さを測るっていうのは定規っていうメモリがついたものと物体を比較して、メモリが何個分であるかというのを読むっていうのが測るだよね。
かおり
はい。
よしやす
ちょっと固いこと言ったけど、皆さんが定規で何々の長さを測るっていうと、メモリが等間隔についている定規を対象物に当てて、または対象物と並べて、
メモリが何個分かを数えるっていうやつで、じゃあ体積を測るってどうしてますか?
かおり
縦かける横かける、縦かける横かける高さ。
よしやす
それはあれね、さっき言った長さを測るのの応用ね。
かおり
うん。
よしやす
体積を直接測るときって何かありませんか?
かおり
水の中に沈めて溢れた水の量。
よしやす
おー。で、溢れた水の量はどうやって測るんだ?
かおり
飲む。
よしやす
飲むと分かんないでしょ?
かおり
酔っ払い具合で、ういーって。
水では酔っ払わないんですが、子供じゃ測れないでしょ、それじゃ。
よしやす
そうじゃなくて、やっぱりコップに入れるとか、メモリがついたものに入れて、何倍分とかメモリを読むとかってしますよね。
かおり
はい。
よしやす
それは基準になるものがあって、それと比べるっていうのをやっています。
だいたいね、そんなことをやるんですけど、体重計はどうやってるかっていうと、基準になるものと比べるっていうと天秤はありますよね。
かおり
天秤あるある。
よしやす
天秤がさ、
かおり
天秤持ってんのよ。
よしやす
だけど体重測れるほど大きい天秤じゃないでしょ、たぶん。
物理現象とデータの取得
かおり
うん。昔の、なんだっけ、昭和とかのかな、銭湯にある、違う違う違う、ボクサーとかが測ってる体重って天秤じゃないですか?
よしやす
あ、えーとね。
かおり
なんか重り動かしてるようなイメージがあるんだけど。
よしやす
そうそうそうそう。さっき言った通り、基準のものと比べるっていうのも重さもね、いくつか基準なものを作っておいて、
2個平行して測る天秤っていうタイプは、同じ重さのものを乗っけると釣り合うってやるんですよね。
で、もう一つ、棒になっていて片方に重りがついていて、測りたいものを棒の反対側のどの辺に引っ掛けるかっていうので釣り合ったらっていうので、
棒の長さを測って、テコの原理で長さ違いを重さに変換するっていうのがあったりして、
基準と比べてるんだけど、測っているのは長さだったりするわけよね。
かおり
へー。
よしやす
そう、っていうような形で、直接測るんじゃなくて、実は測っているものは長さだったり、違うものだったりするっていうのがちらほらあったりします。
例えば、さっきの昭和の頃にお米の重さを測るとかね、とても正確に選手の重さを測るっていうタイプのやつは、
乗っける台にテコというかリンクがついてて、結局場所を変えてというか、
こっちで100グラムのものが、こっちで100キログラムになるような比率のテコが作ってあって、
基準になる100グラムの重りをここに乗っけると、100キロの人と釣り合うっていう仕組みがあるんで、それを使って測るっていう天秤の応用なんだよね。
だから、ちっちゃい重りを乗っけたり、最後の最後はスライドする重りを使って、
何重何、点何キログラムっていう、点何キロをスライドする重りを拡張した天秤の場所を変えることで測るっていうのをやってて、釣り合いで測るっていうタイプ。
かおり
はい。
よしやす
なので、皆さんがどっかでデータを取るっていうのは、測りたいものがあったときにそれに対してメモリをくっつけて、
比較して何個分ってカウントするっていうのがある一方で、実はそのメモリの手前で何とかが変わると何とかが変わるから、何とかが変わってここのメモリを読むっていう風になってるものが結構あります。
さて、皆さんが使ってる温度計は何がどう変わって何を読んでるんでしょう。
かおり
温度計は、温度によって体積が、水銀の体積が変わるのを長さに変換して読んでる。
よしやす
そうそうそうそう。細い管の中にね、体積が変わるものを入れておくとこっちに。
かおり
温度計の水銀ってもうないよね。何使ってんだろう。
よしやす
今はだからアルコールとかそういうやつで、でも他にも温度計たくさんあるじゃないですか。
かおり
うん。
よしやす
で、
かおり
え、温度計他に何がある?
よしやす
デジタルの温度計があったり、あと、
かおり
なんかプカプカ浮くのがあるね。
よしやす
ありますあります。
かおり
あれも、あれはもう中に入ってるものは決まってて、それの密度が違うのかな。
よしやす
あ、えーとね、今聞いてる人は何だかよくわかってないと思うんですけど、
水槽の中に複数の浮きみたいなものというか、
えーとね、空気が入っているガラス玉とそれの下におもりがついてるっていうパターンが多いんだよね。
かおり
あ、そう。
よしやす
そうそうそう。っていうのが浮かんでいて、
温度が変わると、おもりの何個目までが浮いてとかっていう温度によって、
おもりが沈みやすいやつと浮きやすいのがあって、
それが順番に浮いてったり沈んでったりするっていうので温度を見るっていう温度計があります。
それは温度が変わると浮きの中に入っている機体の体積が変わって浮力が変わるんで、
どれが釣り合うかっていうのがそれぞれ変えてあって、
データの取得方法
よしやす
浮きが何番目のやつが上がったかで温度を読み取るっていうタイプね。
あと最近はほら、建物の入口とかでカメラみたいになってて、
顔を近づけてくださいとか、手を近づけてくださいってあるじゃないですか。
かおり
はいはいはいはい。あるあるある。
よしやす
あれ温度計ですよね。
かおり
あれサーモグラフィー?
よしやす
サーモグラフィーとかっていう言い方もよくしますけど、
サーモグラフィーは温度が写真のように見えるやつがサーモグラフィーなんですけど、
映像にならないやつは放射型体温計とか放射型温度計みたいなやつで、
温度を持っているものは、そこから電磁波。
かおり
赤外線が出てる。
よしやす
そう、電磁波。赤外線が出るので、
赤外線のどの波長が強いかっていうのを計測すると、
そのものの温度がわかるっていう、
国体放射のピークを探るっていうセンサーが入っていて、
赤外線のどの波長がたくさん来たから、
対象物はこのくらいの温度に違いないなっていうのを測る。
だから遠くのものとか、触らなくても測れるとか、
さっき言った、基準になるものを当ててじゃなくて、
来たエネルギーを受け取ったところで測るっていうタイプのものもあります。
かおり
非接触型ってことね。
よしやす
そうそう。そうすると太陽の表面温度も測れるわけそうだと。
かおり
素晴らしい。
よしやす
みたいなものがあったりして、
いろんな物理現象とか法則とか計算とか、
テコの原理とかをいろんなものを組み合わせて、
私たちは欲しいデータを取るっていうのをやっています。
ちょっと前に科学技術館の屋上っていうところの見学ツアーがありまして、
科学技術館じゃなくてもいいんですけど、
ビルの屋上とかに雨量計っていうのがあったりします。
雨がこの1時間で何ミリ降りましたとかっていうじゃないですか。
かおり
あれってコップに溜めてるんじゃないんですか。
よしやす
雨量計はどうやって測るんでしょうか。
かおり
あ、わかった。
よしやす
お、知ってるね。
いや、知らないけど、
あの、ほら、水車みたいなやつで、
かおり
水がどれだけ当たって回転したか。
よしやす
お、近い。
まじで?
まあ、基本的にはメスシリンダーみたいなものを置いておいて、
1時間待ったら、どのくらいの量が溜まったから何ミリ。
かおり
ミリってだってそういうことでしょ。
精密なデータ取得
かおり
そういうこと、そういうこと。
よしやす
なんだけど、それをある太さの円柱があって、
そこに水が、雨が入ってきます。
それを情報で集めて、
それをね、またどうやって自動的に、
量というか、何ミリっていうのを測定するかは、
かおり
回転したのを自家発電にして、どれだけの電力になったか、どうだ。
よしやす
今、ほとんどの測定で使われてるのは、
かおり
CO度式っていう、
あ、カコーンってやつ?
よしやす
そうです。
2つ。
かおり
回転の量溜まったら落ちるから、何回落ちたかってこと?
よしやす
そうです。2つカップがあって、
片方が落ちるともう片方のカップに切り替わって、
そっちがいっぱいになると、カコーンってなって、
もう片方のカップに変わってっていうのがあって、
1ミリ分の雨が降ると、
1回カコーンってするっていう仕組みになっているんで、
雨がたくさん降ると、
かおり
カコーンを数える人は?
よしやす
そこは電気的に数えてます。
かおり
今日はカコーン係だって?
よしやす
いや、そんなのやらされたら大変なんで。
かおり
あーって。
よしやす
カコーンが残ります。
かおり
さすがヨシアさん。
よしやす
昔だったら、かかりの人が入れ物の中に何ミリ溜まったかって測ればよかったのを、
水の量をシシオドシのちっちゃいカップの中の水の量で数えるっていうのをやって、
かおり
何ミリ降ったっていうのを計算しています。
よしやす
という感じで、データっていうのを引っ張り出すには、
自分たちがどんなものを数字にすればいいかっていうのを考えて、
それが対象物を数字にするプロセスを一生懸命一生懸命考えるわけ。
測りたいのが身長ですっていうんだったら、
そこに立ってくださいってメモリがついてる棒の上からガンって耐えられないやつを落として、
数字を読むっていうのをやったり、
今港区にある気象庁科学館っていうところに行くと、積雪系っていうのがあります。
かおり
積雪系って、雪って要は水じゃないですか。
よしやす
そうですよ。溶かせば。
かおり
だけど、水に比べてふんわりシャーベットじゃないですか。
よしやす
そうです。
かおり
そうすると、量、高さ、全然変わりますよね。
よしやす
そうです。1ミリ振ると1センチ積もると言われています。
かおり
でも、ぼたん雪の時と粉雪の時で違うんじゃないですか。
よしやす
ただ、気象庁が出しているのは積雪って言って、芝生みたいなところに放っておいて、
雪の量がどれぐらい溜まっているかが積雪。
かおり
高さってことでしょ。
よしやす
高さ、高さ。
かおり
サラサラの時とぼたん雪の時だと、
いわゆる振った水の量としては変わりなくても高さは違うことがあるってこと?
よしやす
降雪量っていうのは、溶かした水で1ミリ分を1センチとして換算して、降雪量っていうのを測ったりするんですけど、
積雪、今の積雪っていうのは、溜まっている雪の高さを測ります。
かおり
降雪量っていう、別の測り方もあるわけね。
よしやす
今どれくらい積もっているかっていうね。積雪っていうのは、今どれくらい積もっているかっていうのを測るんですけど、
それは、上から何かギュッて当てるとへこんじゃったりもするかもしれないので。
かおり
そういうね、そういうね。しかもふわふわだから表面だってさ、水面じゃないし。
よしやす
それは気象庁のとこに行くと、ポールが立っていて、上にセンサーみたいなのがついていて、
そっから超音波を出して跳ね返ってくるまでの時間を測るっていうので、積雪が測れるようになってます。
で、その積雪計で身長が測れるっていうデモをやってます。
かおり
身長?
よしやす
あそこの下に立つとですね、あなたの身長はっていうのがデジタルで出てくるっていう。
かおり
今、うちの職場の身長のやつは、身長計あるじゃないですか。
あそこのところに立つと、上からグーンと下がってきて、ピッと頭を触って、ウィーンと上がって終わりなんですよ。
よしやす
はいはい、そうですね。
で、その時に体重も測ってるっていうね、なんとも言えない合理的な。
かおり
体重測る時はさ、息全部吐いて測りたいじゃないですか。
よしやす
あんま関係ないと思いますけどね。
かおり
でも肺に入ってる空気をなるべく出さないと、空気って重さがあるんですよ。
よしやす
あ、知ってます知ってます。
かおり
だからそれを少しでも少なくした方がいいと思うんですけど。
よしやす
口開いちゃえばいいんじゃないの?
かおり
え?
よしやす
肺の中の空気が外の空気よりも圧縮されていると思うけど、外の空気と同じ圧力だったら、重さには関係ないんじゃない?
かおり
え、でもさ、ふーって吐いて、肺包をつぶせばさ、え?
よしやす
外にも空気があるんで、空気の分の負力がありますから、空気がある分には関係ないと思います。
かおり
関係ないの?
よしやす
関係ないと思いますよ。
かおり
え、あの努力は無駄ってこと?
いつも朝体重測る時息吐いてるけど。
よしやす
それは安定して測れるからいいんじゃないですか?
かおり
いや、ほら、ちょっとさ、思いかけず重い時にはもう一回降りて、息を全部ふーって吐いてからもう一回乗るんだけど。
よしやす
うん、だいたい変わんないですよね。
かおり
ほら、そこまで精密じゃないからだと思ってたんだけど。
よしやす
はい、ということでですね。
かおり
えぇー!
よしやす
えぇー!
最初にちょっとピタゴラスイッチの話しましたけど、
超精密体重計があったとしたら、息をたくさんすればするほど減ってきます。
かおり
え?
よしやす
いや、代謝していますからね。
酸素吸って二酸化炭素を吐くと、あとは肌から汗が蒸発していけばどんどん減っていくので。
かおり
ほう、え、じゃあしばらく経ってると、経緯値的に体重が下がってるはずだと。
よしやす
マイクログラムのオーダーでは下がってるんじゃないですか。
かおり
おー、いいなその測り。
よしやす
ただ、そうすると身体測定の日に、あと2年待ってくださいみたいなことになるので。
データの測定技術
かおり
でもほら、トイレに行って、出すもの全部出して、何だったら赤すりとかして。
よしやす
えっと、それはぜひ前日とかに頑張ってくださいね。
で、さっきの雪の高さの話ですけど、長さを測る、積雪を測るんだけど、
超音波、音を出して、跳ね返って帰ってくるまでの時間を測定するって言ったじゃないですか。
かおり
はい。
よしやす
で、この長さの測り方は、実は時間を測っていて、その時間を長さに変換するっていうのをやってたりします。
かおり
うんうんうん、そうね、たしかに。
よしやす
そう、で、すごいすごいすごい計算してデータを出すものはGPSとかがあって、
たくさん飛んでいるGPS衛星から、私の場所はここです。
で、その情報を載せた電波を出しますっていうのはGPSレシーバー君が読んで、
あの衛星からどれぐらい遅れて受信したやつと、こっちの衛星からどれぐらい遅れて受信したやつの差がいくつぐらいだから、
私の場所はここに違いないって計算して出すわけですよね。
計算した結果がデータとして緯度と経度と標高になるというのがGPSレシーバーがやっていること。
かおり
はい。
よしやす
なので、私たちが欲しいデータ、目的を持って何かしらの数字だったり状況を記録するというか、
というものの前には、欲しいものを測定するっていう技術があって、
測定するっていうのは何かしらの基準に当てはめるのもあるんだけれども、
データの活用
よしやす
いろんな工夫をして赤外線の波長を求めると温度が分かるだったり、
時間遅れを計算すると距離が分かるだったり、
時間遅れの計算をするのを複数の衛星からやると距離が分かっているから場所が分かったりみたいなところで、
データの手前にもいろんなテクノロジーが使われているっていう話を後半でというか本編でしてきました。
かおり
はい。
よしやす
最初にお話しした通り、私たちが本当に欲しいのは、そこから情報として。
1、情報っていうのは、どこにいるよっていう、緯度経度もそうだけど、
我々人間にとっての情報は、どこどこの街のどこどこの通りにいるよっていうのがやっぱり情報ですよね。
北緯何度、東経何度だけでは、見た目はまだデータだけで自分の役に立っている感じはしなくて、
どこどこ通りをどっち向きに、どのくらいのスピードで進んでますっていうのが分かると、
それが情報として使い物になるんじゃないかと思っています。
なので、身の回りでね、いろんなものがどんどんどんどんデータとして溜まっていきますけど、
何を捨てて、何を活かして、何を情報にしてっていう使う側の話と、
データが出てくる、どんなものを測定して溜め込んでいるかっていうのの両方を、
ストーリーで見るっていうのをやってみてほしいなと思うんですよね。
かおり
はい。
よしやす
はい。ということでですね、今日はデータの前と後、できるまでと、データができた後のお話をしてきたんですけど、
かおり
途中、ちっちゃいトラブルとかがいろいろありまして、
はい。
よしやす
はい。雷の音とかが入っているところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
かおり
雷の光が入っていればいいんだけどね。
よしやす
それは難しいんだな。
かおり
ね、結構ピカピカピカピカしてたけど。
よしやす
あ、でも昔の機械だと、近くで雷が落ちると、そのノイズが入るっていうものもあったかもしれませんね。
かおり
あー、なんか聞いたことある。
よしやす
ラジオには必ず入るので。
かおり
へー。
よしやす
なので、AMラジオとかで放送しているやつは、雷のピカっていうのと一緒にバリバリバリって音が入ります。
かおり
お。
よしやす
そう、ポッドキャストだとね、光は伝えられないですけど、
さっきのね、我々が欲しいものは、ピカって光ったタイミングが欲しいのであれば、それをラジオで聞いて音で聞くっていうのはできると。
へー。
そうすると電波が入ってくれば、窓を開けなくても、カーテンを開けなくてもピカっていうタイミングが分かったりする。
かおり
でもほら、窓、カーテンが開いてるとさ、目に見えて綺麗じゃないですか。
よしやす
そうすると、ポッドキャストの収録からこう、集中力が落ちるのでやめましょう。
かおり
でもほら、自然の脅威を。
一瞬ね、あのほら、停電したから。
よしやす
あれでしょ、収録を始めるの待ったでしょ。
かおり
待ったけどね、ちょっとびっくりしたからね、停電したからね。
よしやす
はい。ということで今日は、データというテーマでお送りしてきました。
かおり
はい。
よしやす
えっと、この配信があるのが、7月の7日金曜日、七夕の日です。
かおり
お、晴れるかしら。
よしやす
ね。
かおり
晴れるといいな。
よしやす
伝統的七夕は8月になってからですけれども、
ぜひ、晴れたら空を見て、
天の川を見るのは大変かもしれませんけれども、
コトザノベガ、ワシザノ、違う、コトザノベガ、ハクチョウザノデネブ、ワシザノアルタイル、アルタイルとベガを見ると、
オリヒメとヒコボシ、逆か、になっていますので、見つけてみてください。
はい。
見つけやすい星の一つです。
あと、日暮れから金星がとても明るいので、
ぜひ、そちらも忘れずに確認してください。
一番星のはずです。
かおり
金星きれいね。
よしやす
金星とてもきれいでギラギラしています。
うん。
はい。ということで、今回はこの辺にしたいと思います。
かおり
はい。
よしやす
そんない理科の時間B、第520回、お送りいたしましたのは、よしやすと、
かおり
カオリでした。
よしやす
それではみなさん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
かおり
ごきげんよう。
33:31

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