自動車の安全性について

理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第578回

そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、 かおりです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。

ちょっと前というか、ほんの数日前に、 福岡の方で軽自動車が対向車のバスにぶつかって、乗ってた子どもが亡くなるという
ニュースが入ってきました。 新しい事故でした。
今日は、車の安全性についてちょっとお話ししようと思ってるんですけど、 名古屋に
クリエイターズマーケットっていうのがあるよっていうので、Tシャツを売りに行ったときに、 その合間を縫ってですね、
トヨタの産業歴史記念館というところに行ったんですね。 半分が
宝石というか、糸を作ったり、布を作ったり、はたおりのとこね。 半分が自動車なんですけど、そこのちっちゃい企画展で、
車の安全性についてっていう企画展をやってたんですよ。

乗ってる人を安全にする。 機械としての安全性ね、マシーンとしての安全性能ってこと?

そう、安全技術って感じかな。 そんなところがありまして、車の安全性って
だんだん上がってるんだよなーっていうのを知りつつ、でもやっぱりぶつかってね、亡くなってしまう人がいるっていうのは
まだまだあるんだなというのがあって、 その辺が気になってそんなことをお話しようと思ってるんですけど、
私が小さい頃って、交通戦争とかっていうワードがあって、 交通事故で亡くなる人が1万人を超えてる時代なんですよね。
一回というか、車が発達する前は亡くなる方も少なかったんですけど、
自動車がどんどんどんどん増えていくに従って、 交通事故も増えて、亡くなる方も増えたっていうのが、昭和の43年とか4年、1968年とか9年かな。
その時に、昭和45年ってなってるんで、1970年か。
16,765人っていうふうに亡くなった方がいらっしゃって、 そこから安全装置、例えばシートベルトがつくとか、そういうので死者数はどんどん減って、
1万人近くまで落ちるんですけど、昭和53年だから、その10年後ね、1980年代は1万人前後をずっと推移していて、
1990年代に一度増えちゃうんですよ。 車がたくさんになったり、スピード出すのが増えたりして、というのがあるんですが、
最新、令和の3年とか4年かな、亡くなった方は2500人程度なんじゃないかな。
だいぶその一番ピークに比べると減ってはいるんですね。 そうなんです。減ってはいます。
でもまだまだそれだけの方が亡くなってはいると。 そうですね。ここはぶつからなくなるっていう話と、
ぶつかっても死亡しない、いわゆるけがや、亡くなるほどのけがが少なくなるっていう工夫があって、
衝突安全性評価の重要性

事故数自体も減ってるんですけど、亡くなる方も減ってるっていうのがあります。
車ってね、さっきちょっと言った安全技術っていうところで、
車自体がね、ぶつかっても中の人が傷つかないようになってますよっていう技術がいろいろ発展してるんですけど、

衝突の試験をしてるんですよね。 昔はいわゆる鉄の箱だったのが、最近はそのわざと潰れるようになってるっていうのはよく聞きますよね。

そう、潰れるところと潰れないところのメリハリをつけて、
衝撃を吸収して、でも居住空間の空間を守るみたいな。 そう、っていうのと、あとはぶつかったときにエアバッグとかが出て、
ああ、たしかにたしかに。 頭をね、フロントガラスにぶつけないとかっていうのが増えています。
ということで、どんなテストをして、この車の安全性が高まってるかっていう話をちょっとしていこうと思ってるんですけど。
よくなんかテレビとかで見ますけどね、あのダミー人形が。 そうそう、ダミー人形ね。

シートベルト、でもそれでも基本シートベルトしっかりしてるけどね、ダミーちゃんたちはね。
あ、そうですよ。だって、エアバッグ。 正しく持った上でっていうことか。

エアバッグって、SRSエアバッグって書いてないですか?

さあ。 さあですか。

エアバッグは、SRSってたぶん必ず書いてあると思うんですよ。

シートベルトリアクションシステム?
SRSは、最後はシステムなんですけど、サプリメンタル。 サプリメント?

サプリメンタル、補助的なね。真ん中のRはレストレイント、拘束する。
つまり、拘束しているものの補助装置なんです。
なので、まあまあわかりやすく言うと、シートベルトをして、体がある程度保持されているものの補助装置としてのエアバッグですよっていうふうに書いてあるんで、
だいたいSRSエアバッグって書いてあると思います。
じゃあ、シートベルトしてる子とかも大前提なわけね。 そうなんです。
衝撃を、頭とかがね、どっかにガツンってぶつかるのを防ぐっていうのがエアバッグの仕組みで、
体全体を保持するのは拘束器具としてのシートベルト。

シートベルトで体が放り出されないのを防ぎながら、振られによるぶつかりをエアバッグでボヨーンってするってことね。

そう。だから、結構ね、エアバッグはぶち当たって痛いらしいんですけど、それでもガラスやハンドルに比べるとずっと柔らかいんで。
まあまあそうね。 そうそうそう。
なので、エアバッグがあるからシートベルトなんてしなくていいっていうのではないし、

そんなこと言う人いるんですか。

というか、そういうふうに言われないようにSRSって必ず書いてあるのと、
シートベルトも正しくね、腰骨にかかるところとか。
今日たまたまツイッターXで見ました。首にかからないとか、お腹ではなくて腰骨でやるとか。

あんまり正しいシートベルトのやり方って教授所で習いました?私習った記憶ないんだけど。

どうかな。私が教授所にいたのはもう遠い昔なんで。
3年くらい前?

シートベルトをするっていうのは習ったけど、どういうふうにシートベルトをするっていうのは習ってないなと思って。

でも一応ね、口頭ではあったんじゃないかと思いますよ。
あとね、斜めなやつも高さが変えられたりするんで、正しく腰から肩にかけてってかけないと効果がちゃんと出ないよというのがあって。
今回、福岡で亡くなってしまったお二人、お子さんなんですけど、小さい子はシートベルトをしてても、そこから抜けちゃうんですよね、そのままだと。

なんか、いわゆる座席っていうのは140センチ以上、身長140センチ以上に対応してるから、本当だったらそのチャイルドシートとかジュニアシート。

そうそう、かさ上げするやつね。
そう、法律的には6歳未満、6歳以下は使う義務があるんだけど、本当は140センチになるまで使い続けたほうがいいっていうのは聞いたことありますけどね。
なので、ちょっとね、私は細かいところまでニュース見てないんですけど、ちょっと考えるに、最近はね、お子さん、お二人お子さんいたんで、
2人目の子だったら、チャイルドシートあるんじゃないかと思うんですよ。

うーん、そうね、もう。

そう、なんだけど、うちの田舎とかって、家族で一人に1台車があった理由は、お父さんとお母さんと子供がいたら、少し大きい車に家族と普段お父さんが乗る車になって、チョイ乗りでお母さんが軽自動車持ってるってパターン結構あるのよ。

ほうほうほうほう。

で、私の子は予測なんですけど、なんとなくチャイルドシートがついた車もあるんだけど、ちょっとお買い物に出るみたいなところで、チャイルドシートがついてないほうの軽自動車で3人で出かけたんじゃないかななんていうのはちょっと思っていて。

家の近所っていうか、そんな遠くないところですよね、その軽自動車。

そうそう、すぐ、家を出てすぐだったっていうのもあるんで、なんかね、シートベルトはしたんですけど、チャイルドシートは大きいほうの車についたりしたのかななんて思っていて、とかっていうのがありまして、痛ましい事故ではあるんですけれども、それでも昔のね、車のつぶれ方と違って、
運転席のお母さんはエアバッグが開いて、なおかつ周りの人がバスにぶつかって、ドアが多分手で開けられたんじゃないかと思うんですよね。

うん。アキレス券を切ったとかそういう話は聞きましたけど、その運転手さん。

という感じで、本編のほうでどんなアセスメント、いわゆる検査をしているかっていう話をするとともに、どうやって安全を守っていくかっていう話をいろいろしていこうと思っています。
はい、よろしくお願いします。
ではですね、車の衝突安全性評価の話をしていこうと思ってるんですけど。

衝突安全性評価。

そう。自動車アセスメントっていうので検索していただくと、独立行政法人自動車事故対策機構っていうところのページが見つかるはずです。
新技術の導入と評価

ここが自動車のアセスメント、つまり自動車がどれぐらいなのかを評価するっていうのがあって、実はここ、自動車のアセスメントだけではなくて、
チャイルドシートについても検査をしていて、市販のチャイルドシートについて全面衝突試験と使用性について評価試験を行っているっていうのがあって、メーカーとかをブランド名とか機種名、型番とかで見ると、こんな試験をしてこんな結果でしたよっていうのがあったりします。

へー。

チャイルドシート全面衝突試験。
そうそうそうそう。

なんだろう、メーカー自体もやってますよね。

メーカー自体もやってます。
そうではなく、それとは別に公的機関としてやってるってこと。

だから基準を同じにしてね。
で、ちょっとね、あれなのは、もちろんね、衝突試験っていうので、シートにくくりつけてダミー人形、子供のダミー人形を乗っけて、ドーンってやるっていうのもやるんですけど、
あのね、チャイルドシート使用性評価試験っていうのがあって、

使用性?

そうそう。取扱説明書が分かりやすいか、問い合わせ先がちゃんと書いてあるか、本体の取り付け方法が分かりやすいかとか、そういうのも評価をしていて、
着座のさせやすさとかね、こんなのもチェックをしてるんで、
で、点数化して並べてというか、一覧にして表示してあるので、興味がある方は見ていただくといいんじゃないかと思うんですけど。

だいぶ、あれ?何だっけ、カシャンっていうのは何?

チャイルドシートを車にくっつけるときに、昔はシートベルトでギュウギュウに縛り付けてたやつを、専用の金具みたいなのがガチャって入って、しっかりつくっていう金具のことですか?

素晴らしいね。そう、カシャン。

確か、ISOFIXかな?

あ、ISOFIXだ。

そうそう。共通の仕組みになってるんですね。

結構多分ヨーロッパの方で先に企画化されて、ヨーロッパの車では結構ほとんどついてて、日本車もどんどんどんどんついてきてると思うんだけど、もう今ほぼ新しい車はついてるのかな?

ついてるのが多いんじゃないですかね。

ね。

そうそう。なのでそういうのも、どういうふうな取り付けかみたいな話とかも一覧になっていて、取り付け方、何だっけ、チャイルドシートアセスメントなんとかっていうのがあるんですよ。
さっきちょっと見たんだよな、ちょっと待ってね。
チャイルドシートアセスメント。これ評価方法ばっかだな。
あ、そうですね。チャイルドシートの一覧で、そのISOFIXに対応してるかどうかの表示とかもあるし、評価結果、入事用、用事用とかで25分の何点とかっていうので、普通とか良いとか。推奨しないっていうのもありますよ。
へー。

なんかで見たな、なんかで、なんだ、チャイルドシートって言っていいのかな、なんかすごい簡易的なシート、なんだろう、シートにもなってないザブトンみたいなやつなんだけど。
背が低い、自分で自立するけど背が低くて首にかかっちゃうのを助けるだけのやつね。っていうのがある。ジュニアシートっていうのがあります。
自動車安全性の基準

そう、そうではなくて、なんかすごい簡単に持ち運びできるっていうやつが、そういう安全性とかの基準に達してないっていうのかな。っていうやつが、なんかちょっと前に話題になってた気がしたんだけどな。

そう、あのね。同じ機種でも入事用って言って、後ろ向き、えーと、なんていうの。

1歳までは後ろ向き推奨だよね。

そう、で、同じ機種で前向き対応、後ろ向き対応のやつがあるんだけど、前向きの方は点数が悪いですみたいな機種もあったりします。

あ、同じやつだけど、年齢が高い人にはちょっと不向きっていうことね。一応使えるけどっていうイメージか。

そうですね。なんかね、点数もそうなんですけど、1個悪いのがあると推奨せずになっちゃったりするんですよね。

おー、なるほど。じゃあ結構シビアなのか。

シビアなんじゃないですか。あの、破損があったとかね。そういうので。もちろんね、優とか梁とかも試験の時にどっかが割れちゃったりしたんじゃないですか。
おー、なるほどね。
ただね、良いやつは結構重くて大変そうだね。

でも重さがあるからしっかりするんじゃないの?

あ、それはそれであると思います。重い方がしっかりは作れるんですけど、ここのバランスがなかなか難しいかななんて思っています。
なるほど、確かに。
で、自動車の方のアセスメントですけれども、そう言われてみるとそうだなと思ったんですが、
自動車の方のアセスメントは、実は衝突安全性アセスメントっていう、ぶつかった時に人が怪我をしないかっていうのに加えて、最近はね、予防安全性アセスメントっていうのがくっついています。

あー、あのー、えっと、ブレーキかかるやつね。

そう、衝突安全性アセスメントがぶつかってしまった時に怪我をしにくい、致命傷になりにくいっていうのが衝突安全性アセスメントなんですけれども、
それと比較してぶつかりそうな時にぶつからないで済むっていうのが予防安全性アセスメントっていうのがありまして、
最新のやつは、アクセルを急に踏んだ時に踏み間違いが、ブレーキと間違えてアクセル踏んでしまった時に発信しないような機構が入っているとかっていうのも増えているみたいなんですけど。
事故緊急通報装置の導入

そんなのわかんの?

そういうのがあるみたいです。
で、あと、もう一個、最近付け足されたのに、事故緊急通報装置っていうのがあって、
2020年度以降は、事故が起こった時に先進型は自動的にコールセンターへ通報するシステムがついているかどうかっていうのが評価の対象になっています。

自動的に?

そうそう。

何の電波というかあれを使うの?

最近、自動車の様子を電話回線とかで基地局というかメーカーのところに報告するのを使って、それと同じようなやつでメーカーが音声サービスをしてるのとかもあったりするじゃないですか。
そういうので、SOSのボタンがついてる車とかっていうのが増えているようなんですよ。
へー、すごい。
だから、実はぶつかった時に怪我をしにくいだけではなくて、今やぶつかりにくい話と、ぶつかって意識がなくなっちゃった時、またはぶつかって誰もいない時でも助けを呼べるというのが自動で行われる。
つまり、エアバッグが開くような事故が起こった時に、コールセンターへ通報するというのができて、位置情報もそれで届くんで、そこから警察や救急に行くと目撃者がいない、人がまばらなところでも駆けつけてくれるっていうのがあるようです。
例えば、変な話、盗難者とかがあるわけじゃない。日本で盗難されて海外に持ってかれちゃうっていうのが結構問題になってるじゃない。

当然、そういうコールセンター、日本で売ってる車に対しては日本のコールセンターが対応してるわけだよね。

その辺は、車会社にもよりますけど、多分そうだと思いますよ。

そうすると、そういう盗難者は海外に持ってかれちゃったら、それの機能は働かないよね。それとも、そんなのは盗難者は関係ないのかな。

働かない場合も多いんじゃないですか。

ね、よね。

そうそう。ただ、最近はスマホとか携帯もローミングが勝手にあったりするので、コールセンターのサポートがどこの国にあるかわかんないんで。

そうですね。ネットワークにつながっちゃいさえすれば、世界どこでも対応はできるんだろうけど。

警察につなぐコールセンターがあるかどうかが難しいですね。
そうだね。
現在の自動車評価方法

ちょっと気になる衝突安全性評価の話からしていこうと思います。
はい。

衝突安全性の評価、どういうふうにしてるか、なんとなく皆さんビデオとか見たことあるんじゃないかと思うんですよね。
前は正面衝突だけだったよね、そのテストがね。

そうです。壁にぶつかるやつね。

だけど最近は側面衝突もチェックしてるよね。

なんかね、今は3回ぶつけるらしいよ。

義務じゃないとは思うんだけど、ほぼやってるような気がする。

やってんじゃないですか。大きい型番の変更というか、モデルチェンジがあると。
同じ車種で3台提出して、フルラップ前面衝突っていう壁にぶつかるタイプね。
オフセット前面衝突っていう対向車と半分ぐらい重なった状態でぶつかる。
あと側面衝突っていう横から車が突っ込んでくるっていうタイプの衝突実験の3つをやっています。
で、これが車が潰れちゃうやつなんですけど、これとは別にシートで、要は後ろから突っ込まれたときに首がね、あのー。

首?人の首?

人の首がヘッドレストにボンってぶつかるじゃないですか。
その評価だけする、後面衝突警部保護っていうテストは、実際に車を使うんじゃなくて、シートだけ取り出して、そこにダミー人形を乗っけて、後ろからドーンってぶつけるっていうのも大変なんで、
ベースになるやつを前側にビュンって引っ張るっていうのでやっている。
あと変わったところというか、最近足されたやつは、ボンネット前側のところに頭がゴーンってぶつかったときにどれぐらいの衝撃があるかっていう、外の歩行者。

歩行者?そしたらあれがなくなったよね。オフロード車の前に車を傷つけないようなガードがあったじゃないですか、柵みたいなのが。あれ禁止されたよね、歩行者に衝撃が強すぎるからっていって。

それはもう一個ある脚部保護っていう。脚部?足?歩行者の足ってこと?歩行者の足です。これを保護というか、ぶつかったときに衝撃が少なめになる工夫っていうのがされているかどうかっていうので点数付けをしています。
あともう一個はシートベルト着用警報がついているかどうかっていうのも評価基準になっていて。あれうるさいね。ちょっと前までは前の席だけだったんですけど、最近は後ろの席でもシートベルト着用してないとピンコピンコ鳴るんですが。しかも途中で音が変わるのね。場所によっては変わるんですね。
とりあえず人が乗ったらすればいいんでしょうけど、お米とか買ったりしてね、置くと人乗ってんじゃないの?みたいな感じになるんで。

昔、私助手席に馬のクラを乗っけてたのね。

乗馬用の馬のクラね。

そうそう。馬のクラを乗っけてたのよ。だけどそのときはクラが動かないようにシートベルトしてました。ちゃんと。だから警報は鳴らないけど、あれしてなかったら警報鳴ったかな。

そうかもしれないですね。

それなりに重さあるから。

そうそう。というので、そんな感じで車は3台提出して、正面衝突の対向車、あと側面からのぶつかってくるやつ、あとシートの評価、ムチ打ちになりにくいかどうかっていうのと、歩行者保護の頭と足っていうので点数がついています。

だからそこは結局、自社検査じゃないから、車を提出するわけね?メーカーが。

そうです。この自動車事故対策機構に3台プラスシートを提出するっていうのがあって。

義務なの?

義務じゃないですよ。だからテストしてくださいって言うと。

任意ではあるけど、でも安全性を評価するには、そういう第三者行為じゃなくて、第三者評価機関がより望ましいわけだな?

そうですね。そうなんです。
この自動車事故対策機構だと、自動車アセスメントでブランド名とか車種名を入れると、何点でしたよっていうのが出たりしますし。
あとね、成績がいいやつは、こいつが成績良かったよっていうのも出たりしています。
今だと2023年、大正、これは令和6年5月28日。
大正の認定が2023年度ですね。
スバルのクロストレックっていうのが満点に近い成績だったというので、とても良い成績になってるようです。
予防安全Aランク、衝突安全Aランク。
事故・自動緊急通報装置も先進型がついてますと。
ということで、そこそこ成績がいいようです。

なるほど。でも全部があるわけじゃないな。

全部があるわけではないですね。
あと、新車というか、モデルチェンジがあった年とかその次の年に評価をするんで、
車種自体が古いと以前の評価方法だったりするんで、ちょっと評価方法が違ったり。
オフセット衝突、つまり対向ちょっと半分重なった状態でっていうのは、後ろの席、後席の人の衝撃やらダメージっていうのも評価をしています。

本当だ。フルラップは運転席と助手席、オフセットが運転席と後席。
側面は助手席、後面衝突警部保護は運転席と助手席。

そうなんです。というのがありまして、評価の方法は。

予防安全性の方法。
予防安全性能の方は、車を走らせてダミーの歩行者とかダミーの自転車が飛び出してくるのに止まれるかどうかとか、前に塊の風船みたいのがあって、そいつにぶつからずに自動ブレーキがかかるかどうかみたいなやつをやっています。

何キロメートルで走っているときに、物がけから自転車が現れたときにぶつかったかぶつからなかったかみたいな話とか。スピードを変えて実験とかしています。ということでですね。
これだとね、そんな理科の時間的にはちょっとあれなので。

どの車がおすすめかってことですかね。

どの車がおすすめかというか、途中途中少しお話をしたんですけれども。
どうやって、どんな技術で人の安全を守るかっていうのがあって、トヨタの博物館でも書いてあったんですけれども。
やっぱり人が乗っているところの周りのフレームをより丈夫にする。つまりへこみにくくするっていうのと、何かにぶつかったときにつぶれしろ。つまりクラッシャブルゾーンと思うんですけど。

クラッシャブルゾーン。

ある程度縮むところでエネルギーを吸収してじわじわと止まるというようなことをすることで、事故が起きたとき、ぶつかったときでも怪我が少ないっていう工夫をしています。
他にもね、前からぶつかったときにエンジンが車内に飛び出してくるとかっていうのも昔はあったようで、ぶつかってその前のところがつぶれていくに従ってエンジンが落ちるっていう言い方変ですけど、
床下側に潜り込む、つまり運転席というか運転エリアというか乗客のところに飛び出してこないっていう工夫があったりとかっていういろんなことがされてるんですね。

結局事故があったときにどういう状況になったかっていうことを分析して、そうならないようにどんどん車が改良されてってるわけね。

あと救助するときにドアが開くかどうかっていうのも一時期はあったと思います。アメリカではまだあるのかな。ドアが簡単に開くかっていうのがあって、結局ドアのヒンジって前側にあるじゃないですか。

物によっては上についてるのもありますよ。

ありますあります。なんですけど、ぶつかっていったときにキャビン、乗ってるところが守られて、もし少しつぶれたときでも救助した人がドアを手で開けられるかどうかっていうのは大事ですよね。
衝突安全性の向上

よくレスキューのデモとか見てると、ドアが開かないのでドアを特殊なノコギリで切って回すみたいなのがあったりするじゃないですか。
一方で側面衝突を考えると、ドアの中にも固いものを入れなきゃいけなくて。

エアバッグも今入ってるよね、ドアのところ。
そうですね。側面に。
ドアのフレームなのかちょっとあれだけど。

エアバッグが入っていたり、横からぶつかってきたときにドアが弱すぎるとダメなんで、その中に棒が入っていて、ぶつけられても大丈夫だし、その棒が前のヒンジと真ん中のところのBピラーとよく言うんですけど、真ん中のところに踏ん張って側面衝突するときにドアが内側にへこみにくくするとかっていう工夫がたくさんされている。
すごいね。
で、そんな中でもやっぱり前の席はシートも豪華に作るじゃないですか。一人一個ずつ。
一般的に後ろのシート、もちろん個別になってるのもありますけれども、人が乗る率も低いし、後ろの方が同じようにぶつかってしまったら前方のエアバッグもないですし、事故のときには影響が大きいっていうのがあるようで。
特にね、乗って後ろの席の人のシートベルトの位置が個別のシートに比べて位置調整がね、設計の制約が多いんで、潜ってしまうというか、上の方に上がっちゃって、タミー人形が下に潜ってダメージが大きいとかっていうのの工夫が最近求められているというのが最近のトレンドなようです。
ということで、衝突安全性。

でも私ね、後部座席の方がラグジュアリーな車知ってますよ。

そういう車も多いですよね。

ね。ロールスライス。

他にもありますけどね。

知らない。わかんないけど、ずっと前に行ったモーターショーで豪華だったって。

そういうやつはあれなんですかね。シートベルトをしても、なんとなく拘束されてる感じっていうのが少ないんですかね。

ファーストクラスのシートっていう車あったりするじゃない。ファーストクラスも乗ったことがないからわかんないんだけど。

でも飛行機のベルトもビジネスクラスとかだと、3点式になってるやつがあったりしますよね。

飛行機のシートベルトって腰だけだし、飛行機のほうが車よりもすごいスピードでしょ。

上空だと時速で言うと800キロとか900キロ出てますよね。

ただ対向車線とか壁とかが横にないんで、ある程度以上速かったら諦め感もあるんで。

どうしようもない系?
そう、だから難着力というか、ハードランディングした時にどこまで助かるかっていうので評価されるんじゃないですかね。
もう一つね、予防安全性能っていう方でもいろんな技術があって、
つまり外の世界で人が飛び出してきたとか前の車が近づいてきたとかっていうのをどうやって検知するかっていうのもすごい最近のハイテクなんですよね。

レーダーやカメラっていうのがあって、人や障害物っていうのがどのくらいの遠さにどこにあるかっていうのをずっと見ながら処理をするっていう話と、
それを処理して今のスピードと相対的な関係性から言うとブレーキを踏まないと間に合わないっていうタイミングを見計らって、
自動的にブレーキをかけるっていうのをやらなきゃいけないじゃないですか。
っていうのとかが、スバルでアイサイトって言ってるのはカメラが2個あってステレオカメラになっていて、
人間が見るような景色を見て外界を検知するんですけど、他のところのやつは2つのカメラではなくて、
カメラとレーダーみたいなものの組み合わせで遠くまで見えるものとか、霧がかかっても検知できるものとか、
いくつかの組み合わせで外界、外の世界を感知するっていうのをやっていったりして、
そこでもいろんなタイプのカメラやセンサーっていうのが車の中にどんどん増えています。
ちょっと前からね、近接するときに、注射するときにピピピピっていうような近接センサーは超音波が多いんですよ。
超音波を出して帰ってくるまでの時間で何かが近づいているかどうかを見るっていうのが多いんですけど、
もっと遠くなところで人がいる、車がいるみたいなものを検知するには、やっぱりレーダー系なものやカメラみたいなものが活躍しているというのが、
今のテクノロジーの最新で。
もうちょっと自動運転みたいなものになってくると、テスラはカメラだけでやっているようなんですけど、
360度に距離センサーをつけたようなセンシングをつけたものもあったりして、いろんなものがあったりします。
自動運転と未来の展望

自動運転、初めから計画された自動運転とすると、都市計画も含めてね。
道路に一定間隔にセンサーがあって、そのセンサーを。

マーカーを埋めてね、人が見るセンターラインと機械が見るセンターラインをそれぞれつけておくっていうのができたりとか。

位置情報も入っているから、そういうのを使っていろいろどっか行くっていうようなことを考えてたんだけど、
そういうのはインフラ的にかなり大変だし、まず無理だから。
そのなしに、今の道路状況でセンサーを使って周囲の状況を判断。

ナビゲーション自体は、地図データはかなり精度も高いし、GPSも精度が高いから、そういうのを利用して目的地に向かうっていうことか。
乗用車の自動運転は、運転手がいる自動運転じゃないですか。
何が言いたいかというと、最近実験されているのは、運転手がいない乗り合いバスみたいなやつ。
結構ゆっくりですけど、決まったルートしか行かないようなところのバスみたいなものもあって、
そういうやつは運転手がいるタイプよりもずっとたくさんついていて、最後の最後は運転手に頼るってできないじゃないですか。

なるほどね。

運転手がいないからね。

実験最中ですよね、そのバスって。
でも特殊な環境ではあるのかな。
例えばオリンピックの会場内とか。

ぺけぺけ公園の中で一般の人も歩いたり、チャリンコがあるようなところで動いたやつもあります。
どっかのやつが実験中に、日も幸も行かなくなって止まっちゃった事件とかがあったみたいですけど、
路上駐輪の自転車が避けられずに止まってしまって復帰できなかったとかっていうのがあるみたいですけど、
そんな感じでいろんなセンサーが車に積まれてっていうのが既に始まっているし、
それで事故が減っているというのもあるようです。
スバルのアイサイトのCMだと、衝突事故が0.06%になりましたみたいなことが書いてあるんですけど、
20分の1ぐらいになったのかな。
その前のアイサイトがついていない車だと、
車売ってから3年以内にどのくらいの距離走ると何回ぐらいぶつかったかっていう結果があって、
それに比べてずいぶん減っているという結果がちゃんとあって、やっぱりぶつかりにくいというのもあるみたいです。

じゃあ一定の効果はある?

ありそうですね。

売るための新しい技術を入れないと新しい車って売れないじゃないですか。
それの技術だけじゃなくて実際にもちゃんと役立ってるって言い方が変だけど。

そうなんですよ。だから自動車保険とかって結局は確率とお金の話だから、
ぺけぺけ装置がついてると安くしますよっていうのはやっぱり人が死ににくいっていうので安くできるんですよね。

なるほどそうか。買うときの目安にもなるけどさっきの評価っていうのは、
そういう保険会社の査定にも関係してるのかね。

それもあると思います。だから自動ブレーキがついてるかついていないかのチェックだとか、
他にも保険だとゴールド免許だと安くなるとかいくつかありますけど、
要はそういう人の方が事故を起こしにくいっていう統計があって、
そうなので安くなったりもしますけど、そういうところで実際に効果が出てるようです。
この先ね、自動車と自動車がぶつかるみたいなことがないように、センサーだけではなくて、
さっきね、かおりさんも言ってた通り、インフラも含めていろんなことができるようになるともう一歩進んだことができるんじゃないか。
要は出会い合社の事故みたいな話は、今はね、センサーで人が見るのよりも早くブレーキが踏めるかもしれないけど、
そもそも全ての車が通信でつながって今の位置がわかるんだったら、

飛び出してくるかもしれない車もお互いわかるわけじゃないですか。
あれ、うちの車あれがついてるセンターラインっていうか、走ってるエリアの両方に本来道で線があるわけじゃないですか。
センターラインだったり隣との車線との間ね。そこを越えそうになると、ハンドルがググググってなって。

そうそう、車線逸脱防止なんとかかな。

だけど前ね、時々高速とかって、一般道もそうなんだろうけど工事とかするときに一回車線変えるじゃないですか。
もう一回センターラインとか塗り直したりするときに、昔のラインが微妙に残ってるじゃないですか。

とか、変なとこ走らされることありますよね。

その時に、すごくだからハンドルが重くなるのね。

言うこと聞きにくくなるのね。

そう、グググってなって、そっちじゃないよって言って行かせてくれないように抵抗されるのね。
まあそれでもこっち行くなって言うと、そうですかって言って力抜いてくれるんだけど、すごいな。
そうやってなんか一回ね、昔のラインに沿った指示を出されちゃったことがあって。
別にセンターライン越えてないんだけどね。

そうそう、だんだんね、車が自動的にこっちのが安全ですよっていうのを言っていくのもそうなんですけど、
運転手に伝えるっていうのもいくつかあって、もちろんね、ピーってなったり、赤い表示がどっかに出て分かりやすかったり、
もちろんブレーキも踏むんですけど、ぶつかりそうな直前にはシートベルトをグッて閉める機構がついてたりとかね。

あるあるある。だからちょっとぶつかるわけではなく、ちょっと急ブレーキ踏んじゃったとき、グッてシートベルト閉まる。

すごい昔のシートベルトは、単なるシートベルトで調整をしてっていうのがありましたと。
で、かなり前から急に引っ張ると止まるけどゆっくり出すと大丈夫っていうシートベルトになっています。
だから知らない車でビュンって引っ張るとガチャって飛ばしちゃったりすることがあるんですけど、
ゆっくり出せば大丈夫だけど、事故でぶつかったようなときには急に引っ張るはずだから、そこで止まるっていうのがあって、
最近はその下にもモーターがついていて、事故が起きる前にチョンチョンって引っ張ってお知らせするっていうのとか、
ぶつかりそうなときにググッと閉めて、さっきのSRSエアバッグの効果を高めるとかっていうのも含めて、
そんなことも技術的には進んでいるようで、結局消化器と同じで、自分がその車を売ってしまう、もうさよならするまで一回も活躍しないのがいいことで、
どうせ活躍しないんだったら、持っててもしょうがないから軽くお金を安くしたいっていうのもあるけど、
そうで保険のように、もしものときに効いてくれるっていうのは効果を発揮してくれるというので、ついているものがどんどん増えているなと思っていますし、
大統領の車ではないけど、ドアの厚みとかもやっぱりじわじわと厚くなって、中に骨になるやつが2本とか通っていて、
側面からぶつけられても大丈夫になったりとかっていうので、装備はだんだん大きくなっているっていう燃費とか、材料的には良くないわけじゃないですか。

でもそれ以外のところが逆にでも軽くなりましたよね。
昔は全部が鉄板だったけど、今はフレームとかそういうところは鉄板というか硬いものだけど、それ以外のところプラスチックだったりするじゃないですか。
自動車の軽量化と強度

そこはいろいろ難しくて、どこまで軽くするか、どこまでコストを安くするかっていうので、プラスチックになっているものあり、あとは軽くするためにアルミになっているものあり、
レースに出るやつはカーボンになってたりとか。

カーボンいいね。

みたいな話でですね、いろんなところで軽量化との戦いとかはあったりするんですけどね。

軽量化と硬さ?

硬さも同じ厚みの鉄板だけれども、引っ張り力に強いものをハイテンション硬っていうのかなっていうのとか、あとはそれの小文字にして硬くする、強くするっていうのの形を変えたり、
溶接をするところ、結局車って一枚で作ってるんじゃなくて、いくつかの部分を溶接するところの、溶接の仕方を変えたりとかっていうので、全体の強さを増すっていうのもやってます。
だから溶接って、屋根のところと外側のフレームのところを組み合わせて、間をこう溶接していくんだけど、
昔はスポット溶接って言って、ポチって一箇所溶接して、少し離れたところポチ、もう少し離れたところポチって言って順番にやっていたのを、
溶接をね、細かくすることで強くする。もっと言うと、そんなケチケチしないで、もうライン状、線状に溶接しちゃえよっていうのがあったりもして。

ポスポポポポじゃないとジャーっとね。

そうそう。そんなのもあって、キャビン、自動車の中の人が乗ってるところを重くなく固くするっていうのが進んでるっていうのもあるようです。
結構ね、昔はボルボっていうヨーロッパのメーカーが、

イギリスだっけ?

北欧の会社ね。シートベルトを3点式にしたりとか、いくつかのね、安全性に先進的だったっていうのがありますけれども、
今はね、こういう公的な評価機関があって、成績が悪いとダメよっていう風になってしまうので、各社がこの検査に対応したことをやっているっていうのが現状になっています。
で、この検査が受ければ本当にいいのかって話はなかなか難しいところもあるんですが、
何はともあれ、まっすぐぶつかったとき、対抗車とぶつかったとき、後ろから突っ込まれたとき、横から突っ込まれたときに、少なくともある条件ではダメージが少ないってことが分かってたほうが安心は安心ですよね。
一方で、ちょっとね、冒頭の話に戻るんですけど、この試験である程度OKだからといって、全ての事故でOKなわけではないです。

そうね、これはあくまでも理論上とは言わないけど、実験室での理想的なというか、条件を同じにしたときのデータだけですもんね。

あるあるの事故になってるんですけど。

データを取るための事故だから。

だからオフセット衝突っていうのも、お互い乗用車同士がぶつかったようなものを模擬的にやってるわけじゃないですか。
これ相手が固くて、でかくて重ければ、この試験よりも悪い結果になるわけですよ、絶対に。
で、今回バスとぶつかってしまった軽乗用車は、やっぱりバスの方が何倍重いんだろうな。
だからぶつかっても、バスの方は衝撃さえ少ないわけ。
乗ってる人なんてシートベルトしないで立ってる人もいるぐらいじゃないですか、バスって。

まあそうね。あ、路線バスなのにぶつかった。
路線バス、路線バス。

で、一方で軽自動車は軽くて、やっぱりぶつかると壁にぶつかってるような感じになるし。
なのでこのテストでは同じぐらいのね、だからオフセット衝突の場合には、相手のやつもクラッシャブルゾーンがある塊にぶつけるからね。
尖ったコンクリートにぶつけるわけじゃないんですよ、オフセット衝突って。
相手側もへこむタイプにぶつけるんで。

なるほど。じゃあ少し力が分散されるというか、弱まってるわけね。

お互い様と言ったら変ですけど、相手も同じような乗用車のつもりでぶつかってますけど、
これがだから大きいトラックに挟まれるとか、対抗車のバスにぶつかるとかってなったら、
このテストでそこそこに安全でも、もっともっと大変なことが起こるというのも気に留めておいた方がいいかなと思っています。
確かに。
ということで、いろんな車の安全性の話をしてきました。
私がね、若い頃は非力な車も多くてスピードが出ないような車をたくさん走ってました。
軽自動車は360ccだったし。

360?

360ccだったし、山道にはオーバーヒートして止まってる車もありました。
なんですけど、今はそういったものがどんどんなくなって、運転もある程度楽になり、
もちろんね、事故率は減ってるのはいいんですけれども、そんな中でもやっぱり運転手として気を使って事故起こさないように気をつけるっていうのは楽になったから遠くまで行けますけど、
気を抜いたらいかんのじゃないかなと思っています。
私はね、技術系の人間なんで、だからこそどこかで信用してないところがあって、完璧じゃないなと思ってるところがあるんで、やっぱり故障したら不具合があったらどうしようって思いながら運転してるところあるんじゃないかと思っています。
衝突試験と現実の安全性

ちなみにですね、歩行者頭部保護みたいなテストがあるって言ったじゃないですか。
これではですね、車の外のボンネットの上にエアバッグが出るっていう写真もあります。
ボンネットエアバッグっていうのがついてる写真もあって、まさにボルーボーがやり始めたんじゃないかな、最初に。
その後スバルも追従して、スバルのいくつかの車種では特にボンネットとガラスが接してるところありますよね。
ボンネットの終わり、ガラスの始まりみたいなところ。
あそこからエアバッグがビョーンって出て、歩行者がそこにぶつかったときに頭を打ちつけても致命傷にならないようにっていうのがあったりします。
記事を見ると、世界初ボルボーの歩行者向けエアバッグっていうのは2018年。

6年くらい前か。

スバルもいくつかの車種ではやってるんじゃないかな。
あとホンダもやってるのかな。
ホンダはポップアップフードシステムっていうのが書いてありますね。
ボンネットフードの後ろ側を持ち上げ、硬いエンジンなどの間に空間を作り、頭をゴーンってぶつけたときでもボンネットフードが上がることでその奥の硬いものにぶつけなくて済むっていうのがついてたりするようです。
10センチ上がりらしいよ、ボンネットが低い車でホンダのやつは。
なので歩行者、ダミー人形君に車をぶつけて、車が人に当たったっていうセンシングをするとボンネットを持ち上げるっていうのが働いて、
普段ボンネットってさ、ガラス側が固定されていて前側がバカって開くじゃないですか。

まあそうね、はい。

その固定されてる側が10センチボンと上がるらしいので、なかなか大変そうでしょ、そっち側が上げるのって。

ねえ、だって固定されてない?

そうそう、上がるようになってるっていうのがなかなか凝ってるわけですよ。

どういう機構か全然わからないけど。

スバルも2017年とか18年かな、これはでもデモかな、とかっていうのがあって、
エアバッグがボンネットとフロントガラスのように開くというのを実現しているようです。

結局事故を起こしちゃったら車がね、
ちょっと事故の人に対する云々じゃないんだけど、
車を犠牲にして人を守ろうとするから、ほぼ車ダメになるって、廃車になるってことなのね。

ぶつかり方によってですけど。

でもあえて崩すわけだよね、形とかを。

そうですそうです。なので昔のね。

入れ替えられるんだったら入れ替えって終わりなのかもしれないけど、昔みたいに。

板金でパンパンって直せば直るっていうよりは、
潰れたようになっちゃったやつは基本的には廃車か、
新車よりも高い値段を払って前の部分を取っ替えるかとかってしなきゃいけないんじゃないかと思います。

取り替えることはできるけど。

衝撃はあったけど、男性変形の、つまり形が大きく変化する状態じゃないっていうところで止まってるけど、
衝撃でエアバッグが開いたとかっていうのはエアバッグの部品だけ変えればいいんですけど。

どうなんですかね。でも結構安全性のところって難しい。
最近地震に対する安全性のことでよく言われてるんだけど、
いわゆる建物に対して面震・耐震基準があるけど、
一回大きな地震、例えば震度4、震度5、震度6の地震を受けた後、
同じ耐震性能が担保されるわけじゃないじゃないですか。

特に木造家屋とかは、一回揺れて少しひびが入るとかっていうのは入りやすいみたいで、
なかなか続けざまに中くらいの地震が来て倒れてしまうものとかもあるみたいですね。

それも車も同じなんでしょうね。だから衝突して、そんなに外見的な変化がなかったからいいのか、
それでもやっぱり中に歪みとかが若干入ってしまった場合には、
次にぶつかった時の潰し露が正しくない状態になっている可能性はある。
運転の注意点と事故の影響

なる可能性はありますよね。

あります。

そうするとやっぱり、メーカーとしても中途半端にそういう安全ではないものに乗って事故を起こして、
何かあるよりかは潰しちゃった方がお店としてもいいのかな。

あとは、そんなこともあろうかとぶつかりにくいっていうのを進めているのもあるんじゃないかと思いますけどね。
ということで、今日は車の安全性の評価のほうの話と技術のほうの話をしてきました。
ちょっと皆さんもご自身の車がどんな予防安全とか衝突したときにどんな工夫がしてあるかっていうのを確認してもいいんじゃないかと思います。
ということで、今日はここまでにしたいと思います。
そんな理科の時間では、皆様からのメールを募集しております。
メールの宛先は、
送っていただく内容は、番組の感想やお褒めの言葉でもいいですし、
理科っぽい質問や聞いてますの一言だけでも構いません。

生存確認メールですね。

そう、そう、ポッドキャストはリスナーさんからのメッセージがないとなしのつぶてで、
誰が聞いてくれてるか全くわからないという仕組みになってますので、ぜひメールなど送っていただけると嬉しいです。

お願いします。

また、そんないプロジェクトというグループで複数の番組配信を行っておりまして、
この番組のほか、そんなことない主張、そんない雑貨店などの番組も配信しております。
また、メンバーがスタンドFMやラジオトークでもお話をしていることがあるので、
気になったらそちらも見に行ってみてください。
そんない.com、sonnai.comのウェブサイトでは、過去の配信の音源まで聞けるようになっております。
今、ポッドキャストには最新の100回分だけを配信しているので、それよりも古いものを聞いていただくには、
私たちのウェブサイトに来ていただかないと聞けないのかな。
そうですね。
audiobook.jpだけはポッドキャストの配信方法じゃないんで、250回分ぐらい聞けるのかな、過去。
という感じになっております。
あと、こんなところで言って聞いてもらえるかどうかわかんないんですけど、
audiobook.jpは今、聞き放題のほうにしか上げてないんですよ。
単品で買うってことができるんですけど、仕組み的には。
だから1冊100円というか、1回分100円で買うとかができたりするんですけど、
そっちにはここしばらく上げてないんですが、そっちのほうが使いたいっていう方がいらっしゃるのであれば、
ちょっとメッセージとかいただければ、過去の回とかもね。
聞き放題の回にならなくて、月々いくらがないっていう契約方法もあるんですよ。
1冊いくらで買うっていう。

聞くときにね。

私の番組はここ100回分ぐらいは単品売りのほうの登録をしてないっていう状況なんで。

それは同じ作品だけど単品売りで、登録してない人もおまけ音源が聞けるっていうことね、お金を払えば。

そうです。1冊ずつ買えるっていう扱いね。聞き放題ではなくて。
ただそっちではね、3ヶ月にそんなたくさん出なかったとかがあって、登録してないんですけど、

もし要望があれば手間をかけてそっちの登録もしようかなと思ってるので、リクエストがあればメールをください。

ということで、オーディオウォッグのほうではおまけの音源をくっつけてお話をしております。
では、そんなエリカの時間、第578回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、ユシヤスと。

カオリでした。

それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。

ごきげんよう。