働き方と性格の関係
心と体の専門家が様々なトピックを取り上げて、健康について考え直す番組、Rethink Healthということで、今回はミイラさんよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回はですね、ちょっとざっくりしてるんですけど、働き方、仕事と性格との関係みたいなところの話をしてみようかなと思うんですけども、
自分とミイラさんの場合だと医療系の専門資格を持ってて、今ではフリーランスとか独立して働いてるっていう感じですが、
なんとなく根本的な性格としてこういうのが向いてたみたいなのもあると思いますし、
世の中他としたらフルタイムで働くとか、業種によってもいろいろ違うんですけど、
やっぱりこういう性格はこういう働き方とかこういう業種がいいよねみたいな、なんとなくある気がしますし、
多分お互いに結構いろんな人と関わってくる中で、上手くいってるパターンとかいってないパターンとか見てきてる気がするんで、
ちょっとざっくりその辺を喋ってみようかなと思います。
はい、よろしくお願いします。
とりあえずお互いの話をしてみてもいいかなと思うんですけど、
今みたいな働き方に落ち着いたところって、
自分のこういう根本的な性格が影響してるかなとかイメージあったりしますかね。
そうですね、やっぱり私の場合は本当に嫌なことっていうのをまず明確にしてからが、
すごく逆にお仕事を選びやすくなって、
一つがやっぱり時間に縛られるっていうのが本当に苦手だってことに気づきました。
そこになんか自分が納得できないんですよね。
やること終わったら帰ればいいじゃんっていう、ちょっとこう西洋、欧米型の思想を持ってるのが、
そういう職場を選んじゃうと、自分が時間守れない人とか、
時間を持て余してその時にぼーっとしてる人とかに思われちゃう。
評価も下がっちゃうし、本来そうじゃないのにっていうジレーマを抱えやすいなとか、
自分の経験をもとに、自分は何が問題なのかってことを本当に客観的に洗い出していったら、
自分にとって成果報酬型の働き方がいいとか、案件ごとにお金をもらう働き方とかですよね。
の方が、じゃあ向いてるかもっていうような考え方で選ぶようになりました。
なるほどですね。
だから時間の自由度と、やったらやった分だけ成果、っていうか未評価が明確だとか、
そういうところが正確に合ってるかなって感じなんですかね。
そうですそうです。
自分も似たようなところはあるんで、やったらやった分だけ評価得られたいとか、
時間も自由がいいよねとか、あとはどうかな。
やっぱりやってる内容として個人的には健康とかヘルスケア関連なんで、
ちゃんとそっちにつながってる内容じゃないとちょっと合わないなって感じはしますし、
どうだろうな。でも自分一人でできることじゃなくて、
複数チーム組んでもやってみたいから今株式会社とかも作ってますけど、
そんなところですかね。
あと、お互いに臨床現場の仕事とか、研究関連とか、大学の教員とか、
いろいろ見てきたかなと思うんですけど、
こういう人臨床的なの向いてるよねとか、教育はこういう人がいいよねとか、
研究だったらとか、なんかそれぞれ感じるとかあったりしますかね。
臨床って例えば病院で働いたりすると、夜勤があったりしますから、
そこが一つ苦じゃないとか、やっぱりベッドサイドで患者さんと直接触れることが本当に好きだとかですね、
それがもう本当に注意は問わず、苦じゃないっていうのはすごい向いてるなと思うんですが、
やっぱりなんかこう、体調崩しやすかったりとか、
なんとなく事務的な作業とか管理業務のほうが向いてるなと思うんだったら、
あんまり向いてない、そういう業務ありますけども、
どちらかと言ったらちょっと違うのかなとかですね。
大学の先生は成果報酬型みたいなところ、成果報酬じゃないや、
行政労働みたいなところがあるので、自分のベースでちゃんと目標立ててコントロールできるかとか、
そういうのが主体的に動けないタイプの人が指示されて働くほうが向いてるとかですよね。
なるほどね、そうですね。
臨床だとやっぱりリアルで人に関わってっていうのが好きじゃないと難しいなと思いますし、
あとやっぱり共感できるかどうかみたいなところもありますよね。
気持ちに寄り添える関わり方ができるかどうか。
あと教育もやっぱり人と関わること好きじゃないとなかなか難しいかなと思いますけど、
たぶん臨床的な関わり方とは違って、どっちかというと上下で上の立場って感じだと思うんで、
頼られるのが好きとか、それも臨床に近いかもしれないですけど、
なんだろうな、うまく寄り添って引き上げてあげようって思える人は教育も向いてるんですかね。
医療系の専門資格を持つ自分たちの経験
それはそうじゃないですかね。
もともとその分野に興味がある程度、専門的な知識が必要になってくると思うので、
その座学と実践を結びつけることにやりがいを感じるとかですね。
そういう人にはすごく楽しい職業だと思いますから。
そうですよね。
その場合、いくら残業しても苦じゃないって場合もありますよね。
そうですね。
そうなんですけど。
研究っていうとちょっとまた経路が違うなって気がして、
そんなにめちゃめちゃ人と関わるの好きじゃなくても、
研究はできるかもしれないですし、
むしろ議論とか結構必要性高まってくるんで、
ちょっと意見対立したりすることもあるかなと思うんで、
議論とかする形で人と関わるのが好きとかであれば、
研究のほうが向いてるかもしれないですかね。
そうですね。
あとですね、やっぱりある程度調べることとか、
論理的な思考力とか、
相手の話をちゃんと受け止められる、
感情的にならないとか、
結構研究職ってそういうの必要ですよね。
確かにね。
あと、臨床教育研究みたいなところだと、
医療だと3つ言われますけど、
臨床的なの得意な人は、
医療じゃない業界だとこういう業種向いてそうだなとか、
例えばホテルのスタッフとか、
接客とか、
教育だったらこういうのとか、
なんかイメージ湧いたりしますかね。
でもそうですね、ある意味万能型なのかなって今は思った。
どういう全ての様子が、
現場で働いてる人ってやっぱりあるから、
接客系も向いてるし、教育系も向いてるし、
ちゃんとしたロジカルに考えることも、
ある程度できないといけないってことは、
そういう仕事とかもやろうと思えばできると思うんですよね。
ただずっと同じ仕事だけだと、
ある程度自分ができるのはこれかなって、
なんとなく思い込んじゃうみたいなところがあって、
苦手意識っていうのが反面育っちゃうっていうか、
かなと思ってて、
私なんかは典型例で、もともと本当に、
現場でバタバタ働く看護師っていう感じが自分なんだと思ってたけど、
意外と大学に行ったら、
意外と研究できるじゃんとか、
ディスカッションとか普通にできるんだけどみたいなのを、
個々の性格に合った働き方や業種の重要性
新しい経験で、ちゃんと獲得できた。
じゃあ自分ってなんか意外とポテンシャルあるんじゃないかなみたいな、
思ってて、これ別に私だけじゃなく、皆さんそうなんじゃないかなと思ったりはしてるんですけどね。
確かにね。
なんか一つの経験で、固まっちゃうと、
他のことはできないと思いがちかもしれないですけど、
意外とやればできるし、
なんかその環境の変化に、
なんか適応していったコツとかあるんですかね、
臨床から例えば研究とかで。
そうですね、やはり言っても、
ある程度のパターンみたいなのを、
一つ一つも学んでいくしかなくて、
本当に初手の段階って、一つ目のパターンすらびっくりするじゃないですか。
なんでこういうふうになったんだ、
みんななんで当たり前のようにその流れに乗れるんだ、みたいな。
けども10回、20回見てたら、
これで親と同じようなことやってんだなとか、
今回みんなでもここでつまずいてんだなとか、
大体そういう感じですかね。
それがなんか、
自分の中で時が取れてくるのが、2、3ヶ月目ぐらい。
そうすると自分の動き方が分かってきたり、
自分が勝手にこれやろう、あれやろうっていう発想も生まれやすくなるんで、
そこまではちょっと苦労すると思うけども、
新しい環境に入っていくのが全然不可能ではないと思ってますね。
はい、なるほど。あれですね、アンラーニングってやつですね。
そういう言葉があるらしいんですけど、
1回学びを捨てるっていうか、
今まで学んできたことが、自分の中の常識とか、
ノウハウとして蓄積されてきてると、そればっかりやりがちなんですけど、
新しい環境に行ったときに、一旦自分が学んできたことをアンラーニングという形で捨てて、
新しい環境に入って学んでいって、そこに適応させていくっていう感じで、
適応してきた段階だと多分今まで1回捨てたとこから、
ここは活用できるなみたいなことがまた見えてきたりして、
自分がどんどん成長していくから、
適応して1回捨てて、また新しい環境でっていうのをやっていくと、
多分どんどん成長していくみたいなイメージ。
だからそういうので、最近リスキリングとかそういう言葉もありますけど、
もう1つアンラーニングっていう言葉もたまに出てきたりするんで、
両方、新しいことを学ぶだけじゃなくて、1回捨ててまた組み立ててみたいな、
バランスが大事なんだろうなと思いました。
確かに。アップデートをするためにはアンラーニングとか、
アプリをアンインストールしてなんかちょっと余白作るみたいな、
そういう感覚を常に持っておくと、
全然なんか臆せずっていうか、自分がハードルを勝手に作ってるだけだな、
みたいなことにも気づきますから。
そうですね。
そうです。
そうそう。だから自分が過去を積み重ねたことで何しようかっていうことばっか考えてると、
どんどん先細りしていくんで、
1回こう捨ててやるっていうのができると、
多分長いこといろいろ発展していくんだろうなと思いましたね。
そうです。おっしゃる通りですよね。
なんかやっぱりその裏側にはめちゃめちゃ多分、
独学のとか努力みたいな、
それはやっぱりなんだろうな、やり方みたいなのを、
自分なりに持っとく必要があると思ってて、
マニュアルに頼らず周りの人の動きを見守る
マニュアル渡されて、はい、じゃあそれ勉強しますっていうやり方じゃないと思ってて、
そうですね。
そう、それこそ周りの人の動きを見て自分がどんどん盗んでいくみたいな。
本当そうですよね。
マニュアルっていうところ、知識技術みたいなところは学べばできるかもしれないですけど、
その業界に入って、別の業界で新しく活躍しようと思ったら、
もうちょっとほんとコマゴマ、どのぐらいのヒントでコミュニケーション取るとか、
どういう言葉遣いで、それこそリアルで会って話すのか、
なんかウェブで話すのかとかも結構文化によって違いますし、電話するとかね。
そういうなんだろうな、語に入っては語に従い的なのができるかどうかっていうところが、
ちゃんと環境適応できるかっていうのが大事なんですかね。
それはあります、あります。
今の三浦さんの場合だと、臨床現場やって研究関連もやって、
ビジネス関係とかの繋がりが増えてくると、
ちょっとまた今までとは違う動き方を最近してるって感じなんですかね。
そうですね、最近はちょっと訪問看護の仕事も増やしたんですけど、
1日だけ6時間ぐらい撮れてるのかな。
昼休みが挟まるんですよ。
その時間って1時間半ぐらいあるんですけど、
私って家帰って自分のことやりたいなとか、
できれば一人ぼっちになりたいなっていう考えの人なんですけど、
でもその場では、職場では、みんなで食べたほうがコミュニケーションになるよねっていう考え方の人もいるんですよね、たぶん。
だから、1回みんなの中入ってみようかなとか思ってて、
そのほうが自分にとってメリットがあるんですよね、あるときは。
毎回じゃなくていいんですけど、
リモートワークとかしてると、まずそんなことありえないじゃないですか。
自分のペースで5分でご飯かきこんで、次のミーティングする。
そんなのが当たり前だけど、
本当に職場によって、本当に仕事のやり方とか人間関係の築き方って様々あって、
とにかく自分は、これは嫌だ、あれは嫌だっていうのは最低限あってもいいんですけどね、
いろいろと面白がってやってみようかなっていう気持ちは全然持ったほうがいいと思ってて。
そうですね。
それこそ訪問看護とかだと、訪問する先とかいろいろあって、
カルテとか書くかもしれないですけど、なかなか言語化しづらいこととか書ききれなくてっていうのもあるだろうから、
そうやって昼とかにちょっと集まったら、そこだけで共有されてることとかもあったりして、
それ知っとくと仕事もしやすくなるとかあるかもしれないですよね。
そうですね。
そうそう。
あとやっぱりこの人は安全な人だとか思ってもらうためには、
自分のいろんな面を見せるっていうのがすごい大事で、
コミュニケーションはオンラインもオフラインも一緒ですけども、
そうですね。
雑談的なことはちゃんと積極的にやるっていうのは結構、不得意なんですけど大事だなと思ってます。
新しい環境だと特にですよね、最初は。
そうですね。
ちょっと決まったことだけ話してると浅くなるんで、
一回ちょっと深くなっとくと、その後もうちょっとコミュニケーション減っても、
なんか性格わかってるからみたいなあるでしょうし。
それってでもまあ多分相手のことを思ってそういうことをやってるって感じですよね、結局は。
なんか相手に安心感与えたいとか、
何かちょっと今は心の距離があるから、多分相手も感じてるだろうから、
それをこっちから打ち解けていこうっていう思いやりみたいな、
ちょっとそういうのがあると思うんですよね。
そうですね。
それはやっぱり、どんな職場でも必要って思ってますね。
個人の性格と職種・働き方の関係
まあ平たく言ったら、信頼関係の作り方とか、コミュニケーションの取り方って感じですけど、
まあでもなんかありそうですね、今までと違う環境に行った時に、
もともとその場にいた人と早めに打ち解ける方法みたいな。
そうですね。
まあそれはあれなんですかね、自分のあんまり話最初しすぎないとか、相手の話をしっかり聞くとか。
そうですね、それはやっぱり、どこ住んでるんですかとかでもいいと思うんで、
ちょっとほがらかになるような話題をちょっとするだけでいいと思うんですよね。
まあ自分がっていうのは、ちょっとあまりしないほうがいいのかなと、だけど自分のこともちゃんと伝える、開示するっていうのも大切で、
笑顔で会話を終わらせればいいと思う。
そうですね。
なんかその辺、医療職の臨床の人は得意ですよね、たぶん。
得意だと思います。
いろんな患者さんとかクライアントと関わって、
まあだいたいなんかセオリーがあるような気がするんですけど、
本当に相手の気持ちを察しながら、
傾聴して話を聞いて、それもなんかただ聞くだけじゃなくて、
こうちゃんと聞いてる感感じてもらえるような、いづちとか反応して、
でも聞くだけじゃなくて、自分のこともちょっと話して打ち解けていくみたいな感じですよね。
結構これ本当に特殊な技能かもしれないけど、学生の時から訓練しますよね。
そうですね。
ただ今結構学生は臨床実習とかコロナでなかなか難しかったとかで、
ちょっと苦手意識ある人いるみたいですけどね。
でもそうですね、ある程度のでもホスピタリティ精神とかあれば、
自分が穏やかでいれば相手も穏やかでいられるって結局そういうところですよね。
意味のある会話をしなくてもいいから。
ずっとそうなんですよね。
そうそうそうそう。
そこの作り方が結構難しいけど、
自分の調子を整えるっていうことが先には大事かなということですね。
ですかね。
ざっくりいろいろこう話がいったんですけど、
まあまあ多分個人の性格によってこういう職種とか働き方が合ってるだろうなっていうのもあるだろうし、
ただそこ自分と合ってるだろうなと思ってなくても意外と合ってるところとかもあるかもしれないんで、
いろんな環境に飛び込むとかもしていくと、
そうですね、新しい自分見つかったりとか、
働き方の多様性も広がってくるかなと思うんで、
まあまあ今後もまたこう仕事とか働き方的なところはまたいろんなテーマで話していけたらなと思いますし、
今回はこんな感じでした。
はい、ありがとうございます。