1. 世界のクリエイティブ思考
  2. #009 リスナーからの質問に回..
2022-12-06 32:17

#009 リスナーからの質問に回答「いつか世界で活躍するための目標の決め方は?」

第9回は、リスナーがレイ・イナモトに直接質問をする“Open Mentoring”。アメリカの美大でデザインの勉強をするアイさん(仮名)の「卒業後、アメリカで就職すべきか?新卒として日本で働くべきか?」、「20代のうちに何をしておけばいいか?」、「将来、デザイナーとして日米のブリッジになるための目標設定の仕方は?」などの問いに、レイ・イナモトが自分自身の経験を踏まえ、具体的にアドバイス。 クリエイティブ思考を武器に21世紀を生き抜くヒントを紹介します。


◆レイ・イナモト SNSアカウント 

 https://twitter.com/reiinamoto https://www.instagram.com/reiinamoto_jp/ 

◆お便りやご感想はこちらまで! 

https://airtable.com/shra6I39HB89bCR2U

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

00:03
This is ReinaMoto's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is ReinaMoto. 皆さんこんにちは、クリエイティブディレクターのレイ・イナモトです。
この番組では、日本人がクリエイティビティを武器に世界で戦うにはどうしたら良いのかをテーマに、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回は、リスナーからのご相談に僕が直接答えるスペシャルバージョンでお送りします。
So, let's get started.
Open Mentoring
では早速お呼びしましょう。
こんにちは、ニューヨークのパーソンズビジネス大学に通う、今大学4年生の愛です。
ちょっとじゃあ、もう少し深く差し支えない範囲でご紹介いただけますか。
日本生まれて、幼稚園から小学5年生まで韓国に住んでいまして、
小学5年生から今までアメリカに住んでいる形になっています。
コミュニケーションデザインの学科に通っているんですけれども、就活が始まりまして、
ニューヨークにいるんですけど、一応日本の就活活動も視野に入れていて、
最初の質問としては、今新卒として日本で働くべきだと思いますか?っていうのがあって、
日本とアメリカの新卒の働き方が違うので、その中で自分のゴールをどういうふうに立てていって、
そのゴールに向けてどういうステップを踏んでいけばいいのかっていうのを気になっていて、
相談したかったので、ご連絡させていただきました。
今日本ではなくてニューヨークにいらっしゃって、でも日本の企業を相手に就活をされているんですか?
そうですね、一応どっちも就活を進めようとしていて、どちらか一番自分にフィットしているものを最終的には選べればいいなと思っていて、
コミュニケーションデザインっていうのはSTEMの学科に入るので、卒業後にOPT期間が3年間あり、
そのサポートがあるので、アメリカでも一応3年間は就職できるという形になっており、
その中でも日本のデザインが個人的にはすごく好きで、日本で生活もしてみたいなとも思っているので、日本の就活も視野に入れているという感じで、
ボストンキャリアフォーラムというキャリアフォーラムがボストンで1年に1回行われるんですけど、
そこに参加するのが11月にあり、タイミングもバラバラで、流れもとても違うので、
そこの違いを考えながらどういう風な進め方をしていけばいいのかなと思って、そうですね。
03:05
じゃあ内定はもらっているという感じなんですか?
そうですね、一応ITサービスから一社内定をもらっていまして、デジタルアート、デザイン系の会社にも内定をもらいそうな流れになっていまして、
じゃあ今2社が候補としてあると。
それはどっちも日本ベースで、アメリカにはオフィスとかはないんですか?
ITサービスの方はあるとは思うんですけど、そこはちょっと連携が取れていなさそうで、
将来もしかすると、ボストンキャリアフォーラムでは日本の企業に入るという体で採用されているので、
今内定をもらうとしたら日本に帰るということになっています。
なるほど。
あいさんの場合、ビザは今はどういうビザでアメリカにいらっしゃるんですか?
ビザは今、スチューデントビザっていうF1ビザでいまして、
で、そうですね、そのF1ビザの流れでそのOPT期間が3年間あるという形になって、
OPTはオプショナルプラクティカルトレーニングという研修ビザみたいな感じで、
こっちで学校に行っていれば、プラス3年間はそれでこっちで仕事ができるっていう、そういうビザですよね。
はい、そうですね。
僕の場合、僕の時は1年しかなかったんですよね、そのOPTが。
だから1年しかないんで、その間に正式な、まあ卒業する前に就職しなかった、内定をもらわなかった場合は、
そのOPTで就職活動をするみたいなのが、それがまあOPTの役割でもあるんですけどね。
今このまま日本に帰るオプションもありながらも、ニューヨークでも3年間働けるという、
まあアメリカでも働けるというオプションがある中、
新卒採用というのはすごく日本的な文化で、
そのタイミングを使って日本で働いた方がいいのかというのを考えていまして、
自分の中のゴールが、会社に入ってからデザイナーとしても日本とアメリカのブリッジになれたらなぁと思っているので、
そのゴールに対してどういうステップを踏んでいけるのかなぁと思っていて。
アイさんが日本の学生で、日本で就職するべきか、それとも海外に出るべきかっていう質問をしたとしたら、相談をしたとしてくれたとしたら、
僕は多分そこに対しては完全に海外出た方がいいですよって言うと思うんですね。
06:04
特に海外経験してない人は、やっぱり外に日本人はこれからどんどん出ていかないと、衰退がどんどんどんどん早くなっちゃうと思うんですよ。
ここ20年、僕も90年代に学生をしていて、ずっとアメリカにいて、日本にも今よく帰ってますけど、
さっきおっしゃられたみたいに、海外に出会う日本人の数がもう圧倒的に減っちゃってて、中国人だったりとか韓国人の方が全然出てるじゃないですか。
そこがその日本の80年代から90年代にあったバブルの問題とかもあったりとか、
あと10年ぐらい前に日本の学生と話して、結構衝撃的だったのが、その学生たちは数人だったんですけど、
東大とかすごくいいところの学生で、僕たちはあんまり海外に興味ないんですよねっていうふうに、
そこにいた2,3人だけだったんで、すごく限られたところではあったんですが、
そんなんで大丈夫なのってすごく衝撃を受けたことがあって、
それから僕は、その頃やり始めたフューチャーライオンズっていう、日本だけじゃなくて世界中の学生を対象にしたコンペの組織をやってたんですけど、
それを日本に持っていこうとして、それから5年ぐらい、毎年ワークショップを日本人を海外に出すっていうことでやってたことはあったんですね。
だから日本にいらっしゃる学生団からの相談だったら、よっぽどの理由がない限り、絶対海外に出れるチャンスがあるんだったら、そっちに行った方がいいですよっていうのはそういうアドバイスはすると思うんですが、
逆にね、あいさんは今その逆の立場で、現実的なその実用性というか、そのビザっていうところと、あと自分の中の個人的なデザイン、日本のデザインっていうところと、個人的なその日本に住んでみたいっていう欲望というか興味の間で葛藤されていると思うので、
アメリカ人の大雑把さだったり、許せないというわけではないんですけど、自分がすごく細かいことを気にしたりするところはあって、あとはその丁寧さだったり、仕事に対するそのデザインの丁寧さというよりかは、仕事に対する丁寧さだったり、規則を守るところだったり、
もしかしたらその外国に住みながら日本に憧れがあって、それはすごいなんか、それが多分自分の性格にも合ってるし、デザインでもそういうものが好きだしっていうので、それがすごくアメリカにはない部分なので、その働き方でもデザインでもないところではあるのかなと思ってるので、その魅力に惹かれてですかね、多分。
09:12
正直、しっくり来るか来ないかはやってみないとわかんないんで、どれが正解でどれがダメだっていうことでもないと思うんですよね。
だから最終的にはご自分が一番自分の力が発揮できて、どういう環境においたら自分の能力が一番伸びるのか。
それで言うと、そのIT企業に入った場合、デザインチームに入るんですけど、大きな企業ではあるので、新卒でしかもしかしたら入れない場所でもあるというのと、
そこで学んだものは、もう少し小さめなサイズの企業に転職した時に持っていける知識ではあるのかなと思っていて、そこも少し悩みどころというか。
一つの会社、日系というか日本人が立てられたエージェンシーがニューヨークにありまして、その方とはお話をさせていただいていて、
そこはとても小さい会社で、まだ1年も経っていない会社なので、やっぱりボス蹴りでもらった内定とかに比べると企業の規模はとても違うんですけど、
そこの日本とアメリカっていうのと、アメリカでも日本のデザインができるっていう機会があり、
でも他にはデザイナーがいないっていう中で、学べることはたくさんあるだろうなという印象で、
そこでその内定を蹴ってそこに行った方がいいのかっていうのも、いろいろ頭の中にあることで。
なるほど。じゃあ、いい問題で、選択肢がいろいろありすぎて、
ありすぎてというか、複数あって、
そうですね。
それはそれで逆に、僕の場合その選択肢がなかったんで、就職の時に逆で悩んでたんですけど、
それはいいお悩みですよね。
そうですね。嬉しいことに。
どうやってキャリアを積んでいくかっていう話にちょっと切り替えていこうかなと思うんですが、
まず短い軸でいくと、僕これ誰にも言うのは、次のことを考えるんではなくて、次の次を考えるっていうのが常に大事だと思うんです。
これは22歳の時も、32歳の時も、42歳の時も、世代に関係なく、
ある程度その3年5年ぐらいのことを見据えて、でもじゃあその次にどうなってたいかっていうことを考えないと、
12:05
次のことだけ考えてると、その次のことが終わった時に、どうしたらいいんだろうっていうことに打ち当たっちゃうんですね。
これは年を取れば取るほど、結構現実的な問題で、40歳ぐらいになるとミッドライフクライシスが必ず来て、
僕もこれ自分起業したのもミッドライフクライシスだったなっていうのが事後になってわかったんですけど、
40歳ぐらいの時で転職したとしても、今度逆に45歳とかってなると転職しづらくなっちゃう。
それは年も取って、年も取ってくると給料もある程度もらわないとやっぱり家族がいたりとか、
ライフスタイルが25歳の時より全然上だから、そんだけお金もらわないと満足できないっていう、そういうわがままな年にもなってくるんで、
常に次の次を考えておかないと、その次に行った時に遅くなっちゃう。
だからまず一つは次の次を常に考えるっていうのが一つ。
2つ目に、これも僕が事後20年ぐらいキャリアを積んでから、こうやって積んできたんだなってわかったのは、
だいたい5年ぐらいのサイクルでキャリアを考える。
5年ぐらいっていうのは個人的な5年っていう時間の軸もあれば、社会で5年ぐらいで何が起こるかっていうこともあるんですが、
個人レベルで言うと、物事を身につけて、その道の、エキスパートまではとは言わないんですけども、ある程度一人前になるにはやっぱり5年ぐらいやったほうが本当に身にもつくし、
あと周りにも説得力が出る。
1,2年なんかをかじっただけで、これはこうなんですよっていうふうに、どっかの社長に説明してもまだまだ甘いわけで、
やっぱり5年とか、それこそ10年やると1万時間ルールっていうのがあるんですけど、それって10年かかるんですね。
でもそこまでいかないとしても、やっぱり5年ぐらいやるのが一人前になる時間かなっていう、それが個人レベルの話。
社会の話で言うと、やっぱり5年ぐらい経つと世の中がガラッと変わっていくので、5年ぐらいのスパンで、5年のスパンでキャリアを考える。
それが2つ目。
3つ目は、自分のキャリアで考えると、これも僕が最近始めてるキャリアの進化論なんですが、
20代の時に何やるか、30代の時に何を身につけるか、40代の時に何をつけるかっていうのは、ある程度、
法則とまでは言わないんですが、その時に身につけておくと、またその後に役に立つっていうのがあって、
20代の時には、英語で言うとクラフトマンシップ、技術だったりとか技巧、30代の時は戦略、ストラテジーを作る力、
15:05
そして40代の時にはリーダーシップを発揮する。
この最初の2つがあるから、作ることと考えることがあるから、リーダーシップが光ってくるっていうのが、その順番であると思うんですね。
だいたい20代、30代、もちろんもうちょっと早めにやるのも全然いいですし、20代の時にリーダー的な存在になるのも全然あるですし、
40代になってから物を作るっていうのも全然ありなんで、必ずその順番っていうわけではないかとは思うんですが、
でも区切ってみると、その順番でやっていくと、やっぱりリーダーとして考えられて作ることができると、リーダーとしての説得力も出てくるっていうのがあるので、
そういう順番でキャリアを考えていくのがいいのではないかなと思うんですよ。
逆に今、愛さんが悩んでいるのは、個人的な好奇心だったりとか、済んだことがないっていうのは、
どっかでやらないと、多分満たされないところでもあるかなとは思うんで、
それは今やるべきなのか、例えば最初3年間こっちで働いてみてやるのか、それは僕がどうかということでもなくて、ご自分でちょっと考えてみて。
日本とアメリカっていう概念で考えてしまうと、日本は一回、新卒採用っていうものがあるので、一回大きな会社に入って、
で、一回研修機関というもので社会のことを学び、アメリカの場合小さいところから入って、
そのWork your way upっていう、だんだん実績を上げていって、最終的に大きなところで働くという流れが多いとは思うんですけど、
そういうのどっちも知ってるからこそ、どっちが一番いいんだろうというか、
正しいというものはないとは思うんですけど、そこもすごく悩むところというか。
ざっくりとした話ですけど、会社によって違うこともありますし、業界によっても結構違うと思うんですけど、
基本その日本とアメリカで大きく違うかなと思うのは、アメリカの方がどっちかというと専門性が高いのかなと思っていて、
例えばマーケティングで入ったらその道に行く、広報で入ったらその道に行く、人事部で入ったらその道に行くみたいなのが一般的で、
逆に日本の企業だと結構いろんなところ経験させられるじゃないですか。
あと全体的に見て、そこの会社で働くっていうのが、今はだいぶ変わってきたとは思うんですが、就寝雇用っていうところが前提で入っているので、
18:08
いろんなところを経験して最終的に役員になるみたいな場合も少なくないと思うんです、日本の企業は。
でもアメリカっていうのはそういうのはあまり効かなくて、この人はマーケティングの専門の人、この人はデザインの専門の人、この人は人事の専門の人、この人は開発の専門の人みたいな、
道が、レールが、鉄道がはっきり、日本よりもどんどん、日本は結構いろんなところ回れるんですが、アメリカの方がはっきりしているっていうのがあるかなとは思いますね。
日本の、特にこれ大企業だと思うんですけど、聞いてて思うのは、日本の方が社員の育成とかしっかりしてるなと思います。
もちろんこっちでも社員育成とかっていうのはするのはあるんですが、
全体的に見ると、聞いてる話から考えると判断すると、日本の方が社員を育てていこうっていう会社の持ってる姿勢が全然高いですね。
社員を育てていけば、それも多分就寝雇用っていうところが少し前提にはあると思うんですが、今育てていけば後でうちの会社に貢献してくれるっていうのがあるじゃないですか。
アメリカの場合だと、今例えば1年間間かけて、教育しても、どうせ3年後には辞めてるんだからっていう前提が多いんで、あんまりそういうところを気にしないというか、もちろん全てのアメリカの会社がそうだっていうことは全くないですけど、ざっくり言うとその気持ちの持ち方は違うかなっていうのは思います。
海外の経験を使って、日本に住んでいても海外向けのアプリケーションを作るや、ブランディングを作る、これだったらアメリカ人に受けるのではないかっていう、そういった面ではデザイナーとしてブリッジになりたいなとは思っています。
日本のある意味強みというか、最強兵器なのかはわからないんですが、結構強いところ、強い武器っていう一つに僕デザインがあると思うんですね。
デザインも結構幅広い意味で使っていて、なのでカーコブレーサーみたいなファッションデザイナーみたいな感じで、人が名前として外に出てる場合もあれば、トイタだったりとか日産のような会社が車というデザインで、その裏にいらっしゃる日本人のデザイナーの方もいらっしゃるんで、
僕は実はデザインってすごく日本が持っている力の強い一つだと思うんですね。
21:02
それってブリッジが何を指しているかっていうところを考えると、ファッションデザイナーだったりとかそういう方が日本人として作ったものを世界で表現して売っていくっていう言葉があれば、
日本で作ったものを世界で使ってもらう車だったりとか、かなり昔の話で言うとソニーさんがやられていたようなウォークマンだったりとか、残念なのはそれがもう30年前からそれを超えるものがなかなか出てないのかなっていうのは思うんですが、そういうものがあったりとか。
もうちょっと広い目で見ると、デザインだけじゃなくてアートとかで言うと、アメリカに住んでいてよく聞くのが宮崎駿さんのアニメーション。デザインではないのかもしれないんですが、日本と世界をブリッジしているところでもあるので、いろんな形でブリッジはできるのではないかなとは思いますね。
どうすればそうなれるのかっていうことを考えると、日本ではものづくりっていう言葉がすごくそれでいいのかっていうふうにビジネスの業界では見られているじゃないですか。
それこそ80年代70年ものづくりで伸びてきた会社が、少数の大企業、日本の大企業を除いては結構正直苦しい立場にいる日本企業が今少なくないですと。
それはものづくりをしてきた会社で、ただちょっとそのものづくりの解釈を変えてデザインという方向から見ると、実はそこって日本人が世界に通用する力を発揮できる領域なんじゃないかなと僕は思います。
そう考えればそのデザインを使ってブリッジになる方法っていうのはあって、ただやっぱりつけなきゃいけない力は作る力。
で、どうしてそれを若い時にやった方がいいかって僕言ってるのはいくつか理由があるんですけど、一つは若い時は夜寝なくても仕事ができる。
ある程度。ある程度。進めませんよ正直。進めないですけど、40代で徹夜するのと20代で徹夜するのは全然違う。やってみてこれは思います。
で、ものづくりに没頭できるっていうのは若い時の方がしやすいんですよね。どうしても年を取ってきてくるといろんな責任とかいろんなアタッチメントがついちゃうわけで、
20代の時は若い時はもう本当にそういうことに専念できるっていう自分の時間が結構作れると思うんですよ。
やっぱりものづくるのは時間がかかる世界なんで、で、逆に今別に時間をかけなきゃいけないってわけじゃなくて、今AIとかでもう絵とかパッと一瞬で描けるじゃないですか。
24:09
でもってことはAI使っていろんなシミュレーションをたくさんやって、多分僕が20代の時に作ってたものの100倍1000倍のものが今アイさん作れると思うんですよ。
でもやっぱり1日24時間ある中で、例えば18時間とか何時間でもいいんですけども、没頭する時間っていうのは若い時の方が作りやすい。
さらには作ることによってセンス、感性が磨かれるんですね。
それって正直年を取ってからつけるのは結構苦しい。
頭の回転が遅くなるのともう頑固になるので覚えないんです。いくら関節つけようと思っても。
で、若い時の方がそういうのは身につきやすい。自然に。
やっぱり言語を学ぶのも若い時にやった方が学びやすいっていうのがあるんで。
で、感性っていうのは作ることによって磨かれるもの。
今後日本が世界の中で生き残っていく上で、日本国内だけではもう絶対解決しないじゃないですか。
資源もないし、今なんか日本の通貨も円安になってきちゃってるので、どんどんどんどんそういう筋肉が衰えちゃってるんで。
もう本当外にブリッジしていかないと日本はちょっと残念な国になっちゃうんで。
結局観光だけに頼っている国だと。
正直何世紀も前にすごく栄えていた国が今それで過労死で生き延びているってところは少なくないじゃないですか。正直世界を見てみると。
ただそれだと世界に対する影響力だったりとか、僕がよく言ってるその日本を世界でどうやって必要不可欠な存在にするかっていうポイントなんですけど、そのためにはブリッジパーソンは完全に必要不可欠ですね。
いや、期待してますよ。
まずゴールをあまり高く上げすぎちゃうと、そこへ目がけるステップ、そこに向けていくステップが何かわかんなくなるじゃないですか。
持つべき目標っていうのは一つだけじゃなくて、いくつかあった方がいいと思うんですね。
やろうと思うことも一つだけに絞る必要は全くなくて、いくつかやっていいと思うんですね。
僕の場合は20代前半でRGAっていう会社に入ったんですが、その時のRGAってそれはデザイン会社で、
でもただ転換期にあって、僕が頼って入った上司がすぐ辞めちゃったりとか、あと入ってくる仕事が全然良くなくて、正直最初の1年で辞めようと思ったんです。
27:14
職場にいても良い仕事が来ないんで、夜な夜な自分でいろんなプロジェクトを勝手に作り上げてやってて、
そんなことをしているうちに同じような気持ちを持った友達が周りに2,3人いて、
4人ぐらいでアメリカ人だったんですけど、僕1人日本人で他3人アメリカ人でデザインユニットみたいなのを作って、自分の作品を作ってたんですね。
それを20代の時にやってましたと。
30代になる直前にヤンガンズっていうアートディレクターズクラブのヤンガンズっていう20代の人のためのショーがあるんですけど、
その中の1人に30代になる直前に選ばれたんですが、それって結構ハードルが高くて、
世界中から応募してきて、その時20人ぐらいしか選ばれなかったんですよ。
それに受賞した理由っていうのが、その時職場で作ってた、やってた仕事じゃなくて、自分でやってた仕事なんだよ、全部。
それがあったから認められたわけで、仕事だけのことを言われた通りにやってただけじゃダメだったと思うんですよね。
だから今ちょっと長いゴールだったりとか遠くにあるゴールを設定しても、なかなかそこにどういったらいいのかわからないっていうことはあるんですが、
具体的なことで言うと、特に20代の頃は、作るっていうことをさっきお伝えしたんですが、
自分、何でもいいから自分のプロジェクトを常に持っておく。
例えば映画を作るとか、アプリを作るとか、もう1人でもいいんで、1人もしくは複数でもいいんで、本当にその仕事とは別の自分のプロジェクトを持っておく。
結局、特に大手の企業に行った場合には、そのプロジェクトに携わっている人もたくさんいるわけですし、似たような仕事をしている人は世界中にごちゃまいるわけじゃないですか。
でも、じゃあ自分がそっこりもどんだけすごくなるかっていうのも大事なんですけれども、
それよりかは他の人と違うことをやってた方が突破口が見えて尖ると思うんですよね。
だから、短い軸で言うと、1ヶ月とか2ヶ月とか3ヶ月くらいの単位でできるような自分のプロジェクトを常に持っておく。
それを自分の作品にしていく。
英語で言うとself-initiated projectとかpersonal project、個人的なプロジェクト、それを常に持っておくってことですかね。
30:04
いろんなことを話せて、僕は個人的にも通ってきた道なので共感できるところがたくさんあって、
ただ時代も全然違いますし、今愛さんが直面している状況っていうのも全然違うんですが、
少しでもちょっとお役に立てたらなと思いますので、
日本から世界に向けてブリッジパーソンになって、どこかでお会いできること、そしてお仕事一緒にできることを楽しみにしますので、頑張ってください。
ありがとうございます。
ビザのこと考えずにだったらどっちを選ぶって言われて、
日本って答えた自分の答えにも少し戸惑っているというか、
ビザのことなしで考えてなかったので、
仕事のことからどういうふうに将来の目標に向けて歩んでいけばいいのかなど話させてもらって、
とてもためになりました。ありがとうございます。
それでは世界でお会いできるのを待ってます。
こちらこそお願いします。
ここまでお送りしてきました、レイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回はリスナーの方のご相談に実際に僕が答えるオープンメンタリングをお送りしました。
今日お話をさせていただいたアイさんのように、
日本から世界にいろんなことを発信できたりとか、
ブリッジできるような人材っていうのが、
今後の日本にとっても必要な人材なのかなと改めて今日思いました。
なのでぜひアイさんにも頑張ってほしいですし、
またアイさんのような人材が今後どんどんどんどん出てくることをすごく期待しています。
リスナーからのご質問は番組の詳細欄、そしてツイッターからも受け付けていますので、
ぜひぜひどしどし応募していただきたいです。
ツイッターではハッシュタグ世界のクリエイティブ思考をやってください。
皆さんのご質問に答えていきたいと思います。
では次回もお楽しみに。お相手はレイナモトでした。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、
創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた、
テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。
ニューコンテックスデザイナー
デジタルガレージ
32:17

コメント

スクロール