1. デザインの味付け
  2. #100/デザイン会社の未来につ..
2025-04-28 32:09

#100/デザイン会社の未来について語ろう

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今回は「デザイン会社の未来について語ろう」をテーマに、代表の梅本@dubhunter とサービスデザイナーの神田が話す回です。

3年後、業界を取り巻く環境は激変しているかもしれません。AIが社会に深く浸透したとき、デザイン会社の価値はどのように変わるのか?そのためにデザイン会社がすべきこととは?UIUXデザインに携わる方やデザイナーの方はぜひお聴きください。


番組のキーワード

AI,デザイン,デザイン会社,DX,未来予測

サマリー

ポッドキャストでは、デザイン会社の未来におけるAIの影響やDX市場の成長が議論されています。特に、デザインの価値や単価がAI技術の普及によって変化する可能性について話し合われ、これからのデザイナーに求められるスキルについても言及されています。また、デザイン会社の役割の変化やAIの活用方法についても議論が行われており、デザイナーは実際のデザインを作成するだけでなく、クライアントとともに問いを立てたり、導く役割を果たす必要があると強調されています。さらに、信頼関係やパートナーシップの重要性についても触れられています。デザイン会社の未来に関する議論では、人間の意思決定がプロダクトの成功に与える影響について掘り下げられ、AIの役割やサービス利用の人口問題についても語られています。

デザイン会社の未来の可能性
スピーカー 1
デザインの味付け。
はい、始まりました。デザインの味付け。
この番組は株式会社ajike代表の梅本と、その仲間たちがデザインについて、雑談を交えながら話す番組です。
今日のお相手は、先週に引き続きまして、神田さんです。
神田さん、よろしくお願いします。
スピーカー 2
神田です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
雑談に入る前に言っとこう。
読者からの応募、お待ちしてます。
いやー、そうですよね。
嬉しくってね。
スピーカー 2
いただけるだけで本当に嬉しいですね。
そうだよね。やっぱり人間コミュニケーションが大事ですわ。
確かに。コメントいただけると、本当に聞いてくれてるんだなってすごい思いますよね。
スピーカー 1
そうですね。ぜひコメントでもいいですし、
スピーカー 2
梅本のここの意見おかしいんじゃないかもいいですし、
言っていただけたらと思います。
さて、今日のテーマは何でしょうか。
今日のテーマは、デザイン会社の未来について語ろうというテーマにしたいと思います。
スピーカー 1
デザイン会社の未来。いい内容にしたいね。
そうですね。
暗い話になったら嫌やなとか。
スピーカー 2
いやー、可能性はありますよね。
スピーカー 1
可能性ありますか。
スピーカー 2
ちょっと自分もわからない部分がすごく多いんで、
梅本さんとはぜひ話したいなと思っているところであります。
スピーカー 1
わかりました。じゃあ雑談ということで、
スピーカー 2
なぜこのテーマにしたのか教えていただいてもよろしいでしょうか。
先週AIについて、かなり梅本さんがどういうふうに活用してるのかとか、
どんなのが流行ってるのかとか、いろいろ話したと思うんですけども、
今週もその続きっていう感じにもなるかもしれないんですけども、
AIすごいんじゃないですか。
本当に知らないうちに時代変わっちゃってる。
もう変わっちゃったなっていうのもちょっと思ってまして。
で、自分もこのラジオでも取り上げたこともあるんですけども、
このDX市場みたいなところだったりとか、
これからこの2030年に向けてDXっていうのがすごく国内でも促進されていって、
市場も伸びていって、それにくっつく形で
UXデザインとかUIデザインっていうのも重要性が増していく。
結構未来は明るいんじゃないかっていうのも、
つい半年前、1年前とかそういう話もしていたことがあるんですけども、
なんか最近のこのAIの盛り上がり見てたらですね、
それ本当にそうなるのかなみたいなちょっと思えるところがだんだん出てきたっていう。
スピーカー 1
ほんまやな。
スピーカー 2
なんかちょっと2年前とかのレポートをされてた方、
ちょっとこの状況を予測しきれてなかったところもあるんじゃないかなって、
スピーカー 1
なんかちょっと思ったりしてるところであります。
なるほど。もうそのとおりだなとか思いますね。
スピーカー 2
いやーそうなんですよね。
AIの影響とデザインの価値
スピーカー 2
かなり3年後どうなってるかとか、2030年にどうなってるかとかって、
今までみたいな予測って難しい状況になってないですか?
スピーカー 1
いや、なってます。
スピーカー 2
ですよね。
スピーカー 1
全くわかんないです。
ユワルノ・ハラリさんがいらっしゃるじゃないですか。
スピース前紙とかね、書かれた方ですよね。
その方が2月ぐらいに本出されたのご存知ですか。
ネクサスっていう本で。
スピーカー 2
ネクサス。はいはいはい。
読んでないですけども、人類のこれからの歴史みたいなやつですか?
あ、そうです。AIの話ですね。AIの可能性の話と危険性の話みたいな。
スピーカー 1
読んだんですけど、たぶん3割4割ぐらいの理解でザーッと流し込みしてるぐらいで、
またもう一回読もうかなぐらいなんですけど。
何が言いたいかというと、ハラリさんもAIが今後どうなるかっていうのはわからないみたいなスタンスでいらっしゃるという感じですか。
スピーカー 2
いやそうですよね。今までも3年後とか10年後とかどうなってるかっていうのは、もちろんわからなかったんですけれども、
そのレベルがグッと上がって、わからないレベルがグッと上がっているのが今なんじゃないかなって思ってまして。
スピーカー 1
ほんまやな。その通りやと思いますよ。
スピーカー 2
なんでそこら辺のわからないんですけれども、その中でもちょっと細かいテーマをピックアップして、
梅野さんとも話したいなと思ってます。
スピーカー 1
わかりました。じゃあわからない者同士のわからない話を聞いていただく。
スピーカー 2
いく価値あるのかちょっとわかんないですね。
何個かあるんですけど、まず一つ目ですね。
これからAIが浸透していくとですね、作る価値ってやっぱり下がっていくんかなっていうのがまず一つ目です。
どういうことかというと、AIが浸透していて、生成AIで画像を作ったりとか、Figmaで何か作ってもらったりとかっていうのもすぐできるようになっているんで。
自分が目にしたりするのは、できたものをAIが作ってもらったものを編集するとか、最終的に判断するとか、
そういう部分は人がやるっていう仕事として残るっていうのが言われてたりすると思うんですけども、
時間の使い方っていうのが結構変わったりするのかなと。
つまり今まではデザイン会社がやっていることとして、大部分っていうのは作るところに時間をかけるっていうのがかけるというか、どうしてもかかってしまう部分だったんで。
それが圧倒的に大きかったと思うんですけども、作る部分がすごく短縮化、省力化されていくと。
それでできるようになったりすると、作る価値みたいなところが下がっていくっていうことなのかというのを、自分の疑問としてはあるんですけども、それについてどう思いますか。
スピーカー 1
難しい。いきなり難しいと思ったね。
結論から言うと下がると思います。
これって多分シナリオの持ち方だと思うんですけども、
いや下がらないっていう立場と、上がるよ、で下がるっていう立場。
3つぐらいのシナリオを用意するとするじゃないですか。
スピーカー 2
経営的な観点でいくと、短期の目線と長期の目線であるときに、長期の目線で捉えると、やっぱり下がるよねというふうには思ってしまいますね。
今まで専門性が高い領域だったと思うんですけども、これからもある程度は残ると思うんですが、
でもあの人、あのデザイナーがクオリティがいいから、とかあの会社がクオリティがいいから、結構高い金払って頼もうっていうところっていうのが、
自分でもできるとか、他の方でもできるとか、そういうような状況になりますよね。
スピーカー 1
なると思います。
PDCAで言うと、今までってプランとドゥがどうしても割合が多くて、チェックの割合が少ないとか、
その次のアクションっていうのはまた実行なんでいろいろあると思うんですが、割合はあると思うんですけど、
チェックをもっとしっかりやろうよみたいなのが、いい仕事をするためのアクションだけどどうしてもプランとドゥが多くなりがちで、
PD、PDになってしまってなかなかうまくいいサイクルが回らないっていう悩みがあったじゃないですか。
スピーカー 2
なるほど。ありますね。
スピーカー 1
先ほど神田さんがおっしゃったとおり、プランとドゥでどうしても時間がかかってしまうっていうので、そこに意識持っていかれると思うんですけど、
スピーカー 2
PDが今後AIがあるとプランも短くなるし、ドゥも短くなるわけじゃないですか。
そうですね。
もしここの作る価値っていうのをプランとドゥに重きを置いているんだったら、割合が減ったのと同じように価値は下がるんじゃないかなと。
スピーカー 1
チェックしてアクションして、成功に向けて、もしくは目的達成に向けて成長サイクルを描いていけるかどうかが、
やっぱり我々みたいな立場の人の価値とかに繋がってくるんじゃないかなと思いますね。
デザイン職のスキルと需要の変化
スピーカー 2
なるほど。じゃあちゃんとサイクル回せるみたいなところをちゃんとできないといけないってことなんですかね。
スピーカー 1
だと思いますね。
思うだけです。
スピーカー 2
言い訳しとこう。思うことは重要なんで。
それと似てるんですけども、もう一個が単価ってこれから下がっていくんでしょうかっていう話なんですけども。
今までのちょっと3年前とかそういう時の状況を思い出すと、思い返すと、これからの未来っていうのはむしろ逆で、さっきもちょっと言いましたが、
このDXとかがどんどん盛り上がっていって、市場が大きくなる中、UXデザイン、UIデザインとかの人材っても元々少ないじゃないですか。
できる人いないんで、少ないんで、結構優勝性があって取り合いになって単価も上がっていくっていうのが、
映画行ってた予想できる楽観的なシナリオだったかなと思うんですけども、今の状況で3年後とかを想像すると、
作る労力とか作るクオリティみたいなところがAIに代替されて、短時間でいいもん、できちゃうっていうような状況になると、
単価安くなっちゃうのかなとかちょっと思ってたんですけど、どうですか。
スピーカー 1
確かに。どうですかね。これも切り取り方だと思いますけど、下がるんじゃないですかね。
切り取り方っていう話ですけど、今多分我々が当たり前と思った話のデータもデジタルのデザインというか、
UIデザインとかUXデザインの文脈で考えて、単価って下がるんかなみたいなことだと思うので、
戦う場所をどこにするかでやっぱり単価っていうのは下がるんじゃないかなと思いますと。
戦う場所は、ちょっとUIとUX置いといて、例えばクラウドソーシング系のサービスを受けてLP作りますよみたいな方たちいらっしゃるじゃないですか。
そこの人たちの単価が上がるイメージは全くないですね。
スピーカー 2
そうなんですよね。今までと同じやり方、同じものってなったらどんどん下がっちゃいそうですね。
スピーカー 1
そうですね。戦う場所をクラウドソーシングのホームページ、LPデザインやりますみたいなところで、
もし戦ってることで作ることの単価が下がるんかなみたいに聞かれると、下がるんじゃないですかねというふうには思いますね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
残念だけどね。
スピーカー 2
そうですよね。ずっと続くことはないんでしょうけども、本当にその未来も近そうだなってちょっと思いますね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
あともう一個はですね、これは梅干さんがどういう人と一緒に仕事したいかみたいなのにも言えるかなとも思うんですけども、
これからAIをうまく活用できる人っていうのがやっぱり重宝されるのかっていうことですね。
例えば、単に作ることが上手に作れるとか、そういうことよりも問いを立てる能力がこれから重要になってくるとか言われると思うんですけども、
デザイナーの新しい役割
スピーカー 2
AIを問いを立てて活用するとか、思い通りの成果物を出すためのプロンプをちゃんと作れる人がとても重要、重宝されるとか。
そういうのも結構これからあるかなと思うんですけども、どうですか。
そうですね。俺、偉い人みたいな聞かれ方してますよね。
スピーカー 1
その変異。相談相手として。
先輩としてね。年齢の先輩だけとして雑談としてやったら答えられますね。
確かにどういう人と働きたいかっていうこともおっしゃってましたもんね。
もちろんAIをうまく活用できる人じゃないと、UI UXデザイン業界のデザイナーだったら厳しいんじゃないかなっていうのはありますよね。
スピーカー 2
できること変えていかないと、そのままじゃ結構厳しいんですよね。
スピーカー 1
そうですね。いろいろなデザイナーがいらっしゃるので、AIに助けられる可能性が少ない領域、影響が少ない領域だとまだまだそういう人たちのクリエイティビティとかのみが評価軸になるから、
そういう人もすごい評価されると思うんですけど、
例えば佐藤柏さんの考え方とか品質とかすべてデータ化できるような情報があるわけではないと思うので、判断軸とかですね。
あのクラスであればやっぱり一緒に働いてみたい人だな。
つまりAIでデータ化されないような考え方とかカバリーを持ってる人とはやっぱり働きたいなと思ってます。
一方でAIが使えそうなスキル感とかの話の人だったら、それはAIを活用する側に回ったほうがいいんじゃないかなとか、
スピーカー 2
活用する側の考え方を持ってる人と働きたいかなという気はしますね。
結構活用の仕方も人それぞれだと思うんですけども、
そんな使い方してるのみたいなんでちょっとええと思うこともちょこちょこあって。
スピーカー 1
業務にちゃんと組み込むみたいなのがすごい上手い人もいるじゃないですか。
スピーカー 2
どういう使い方ができるかみたいなのは、検索とかしたりすればまあまあ勉強はできると思うんですけども、
その人の工夫次第というか、発想次第みたいなところもあるんで、
どう活用するかみたいなのって結構人によって違うなって今思うんですよね。
思う思う。
ですよね。
あれはもし今スタンダードがまだできてないからみたいなのがあるのかもしれない。
そうですね。そういう意味でレゴブロックみたいなイメージで、
スピーカー 1
レゴブロックの完全な部品からすごいものを組み上げる天才みたいな人もいらっしゃるじゃないですか。
あとはパッケージ製品で、なんとかの島みたいなのが一個ポンってあったり、
そこのクルマ道具とか農園道具みたいな、それを組み合わせて一個の世界観を作るみたいなのもあるから。
AIもそういう部品みたいなとか、もしくはコンポーネントみたいなのになってて、
それを活用していけるのかどうかみたいなのは、パターンはいっぱい無数にあると思うんですけど、
ある程度のものを、世界を早く作り上げようと思うとコンポーネントを組み上げてやる人のほうが、
使い方も考え方、そういう思考方法を持ってる人はやり方を見つけてくれるんじゃないかなと思いますよね。
スピーカー 2
そうですね。
アジキは伴奏とか共奏とか共に作るっていう共奏みたいなところもテーマというか会社としてのキーワードとしてあるかなと思うんですけども、
そういうところをパートナーとしての話っていうのは、これからなくならないのかなっていうのがちょっと思ってまして。
このアウトプット、さっきからも言ってる通り、この成果物の品質化、クオリティーがAIによって底上げされて、
どんな人でもある程度のものが出せるようになるっていうふうにはすぐなっちゃうのかなと思うんですけども、
そうすると、一緒に考えるとか、一緒に判断するとか、一緒に悩むみたいな、
本当そういう伴奏のパートナーみたいな価値っていうのは、これからも残るのかなと。
つまり、さっきのPDCAじゃないですけども、このDoするところっていうのはかなり同じ時間でも出せる量が爆発的に上がったりとか、
Doの時間をすごい小さくしたりとか、そういうのができるかなと思うんですけども、
チェックして次何するとか、そういうところを使う時間だったりとか、
一緒に考えるみたいなところは結構残っていったりするのかなとかもちょっと思っていて、
そういったところに発信を出していくみたいなのが、一個の未来の姿なのかとかもちょっと思ってたんですけど、どうですか。
スピーカー 1
そうですね。競争するパートナーとしての価値は、残ると思います。
なんかガデンインスみたいな。また議論になってますけど。
理由としてはあれですよね。高いものとかビジネスとして成功しようとするものの仕入れ値段ってやっぱりどうしても高いじゃないですか。
個人に置き換えると、高いものを買うときって、やっぱり信頼してる人からしか買わないと思うんですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
例えば、100均とかだと別に意思決定、リスクが少ないから何も人から勧められてもそんなに反応しないと思うんですけど、
もし家を買おうとかしたときに、どこに家を建てようとか分からないし、でも失敗はしたくないときに、
信頼関係の重要性
スピーカー 1
ここに建てればいいですよとか、こんな家にすればいいですよっていうふうな、説明がすごく自分にはしっくりくる人から買いたいみたいなのあるじゃないですか。
最後の判断の後押しをするのは、データとしての正しさももちろんあると思うんですけども、
その人のことをちょっと信頼できるかどうかみたいなところが多分価値になると思うので。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
競争するパートナーの価値っていうのは、そういうところ。
物は同じだけども、この人が言うから多分大丈夫みたいな、すごい原始的な営業セールスマンみたいな話になってますけど、
そういうところに価値が今移りつつあるのかなと思ってますね。
なるほど。本質的な人間関係とか信頼みたいな話になるんですかね。
なんか抽象的な言葉で逃げてるようにも聞こえると思うんですけど。
でもそうなんじゃないかな。
信頼を得ようと思うとこの人はそういう経験をいっぱいして、失敗をいっぱいしてるから信用できたりとか、
その人が持ってる体自体がセンシングというかセンサーになってるから、その経験を積み重ねてて、
例えば私がUXデザインって大事ですよっていう言葉と、
全く何もやったことがない知らない人がUXデザイン大事らしいですよっていう言葉って同じだとしても、
ちょっと重みが違うみたいな感じの方もいらっしゃるじゃないですか。
そうですね。それは確実にありますよね。
スピーカー 2
そこには信頼性というか、そういうふうに見てるという、ある意味レッテルのようなものかもしれないですけど、
スピーカー 1
この人は信頼できるなあみたいなことを、最終のジャッジを人間がするっていう前提であれば、
スピーカー 2
信頼できるソースからやるんじゃないかなと思いますけどね。
スピーカー 1
じゃあ全く同じものができるとしても、誰とやるかみたいなところは結構これからも残るかなっていうところですかね。
そうですね。最初に原里さんの本紹介したら、AIってネットワーク効果みたいな、ネットワークって言葉が単語であったと思うんですけど、
未来のデザイン会社
スピーカー 1
これ良くない面の話で言うと、ファクトとかよりも都合よく情報を組み合わせていったほうが信頼できたりするみたいな状況になると。
魔女狩りっていう言葉で説明されてましたけど、
ファクトとか事実よりも、
スピーカー 2
自分がそういうふうに理解したいような情報によって扇動されてしまう社会になるかもしれないっていう危険性。
それがより顕著になるってことですか。
スピーカー 1
顕著になるっていうこと言ってたね。
スピーカー 2
結局今私が言ったこと、この人だったら信頼できるっていうのも、ファクトとか言うよりももしかしたらそういう、
物語化された側面で判断されてしまうようにもなるんじゃないかなと思います。
作ることとかもすごい自分は楽しいですけども、
信頼関係を作っていって、一緒に事業を作るとか、一緒に考えるみたいなところの楽しみはもちろんめちゃくちゃでかいんで。
こういう部分は、これからもっと強くなっていくとか、残っていくっていうふうにしていかないと。
スピーカー 1
あれ、もしかして暗くなったのかと思ったんだけど。
これは困るな。
明るい話したいもんね、やっぱり。
スピーカー 2
未来のデザイン会社っていうのがどうなるのかなっていうところを探したいんですけども、
自分の仮説としては、作る役割っていうところから、導く役割っていうのに変わるの。
つまり、クライアントさんと一緒に問いを立てる時間とか、検証して深掘りするとか、そういう時間が増えていって。
デザイン会社はデザインの観点から、それに対してどうプロジェクトを導いていくかみたいなところの役割っていうのが、どんどん大きくなっていくのかなと思ってます。
スピーカー 1
なるほど。その通りやね。
そうしようと思うと、行動とか変えなきゃいけないじゃないですか。
スピーカー 2
いやそうなんですよ。
スピーカー 1
具体的には何を変えなあかんのですか。
スピーカー 2
ちょっとやっぱり、一個人としても会社としても、やっぱり時間の使い方っていうのを変えていかないといけないのかなというふうに思ってまして。
今までは実際のこの画面のデザインをするとかっていうところに、すごく時間をかけてやってきてたと思っていて、それは必要だったので、もちろんそこは外せないですけども、これからどんどんそれが減っていく、減らせることができると。
減らさないとすると、同じ時間でもっと大量なパターンを作れるようになると。
そういうようなアウトプットの量っていうのがどんどん変わっていくと思うんで、それをやりつつ代わりにこの問いを立てて、課題とか価値を確かめるっていうところに時間を多く増やせるようになるのかなというふうに思ってまして。
そうすると、そこに絆創するみたいなのがデザイン会社の役割になっていくのかなというふうに思うんで、そういう未来になるのであれば自分たちのスキルもどんどん変化させていかないと変わらない、本当に取り残されたような、そういうような。
今最近ひしひしと感じております。
スピーカー 1
感じてますか。
感じてますね。
作る役割から導く役割ね。問いを立てる。その通りだと思います。
私はここに加えてもう一個だけこういう力が必要ちゃうかと思うと、やっぱり絞る力。マイナスにする力みたいなのがめっちゃ必要だなって最近思ってますね。
スピーカー 2
何をマイナスにするのか。
意思決定の重要性
スピーカー 2
意思決定をするとか優先度をつけてこれだというふうに絞っていく力のことなんですけど。
スピーカー 1
最初に言ったPDCAがあるじゃないですか。
プランとルーができるってことは、無数にアイデアだったりその具体化した形っていうのができてくると思うんですけど。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ただ、サービスを利用する人の数が増えるかとか言うと、それは人口の問題とほぼ同じだと思うんで、人間が使うっていう前提だったらですね。
サービスはそんなに必要ないわけじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
入り口が増えても出口が同じだから、その無数に出てくるアイデアからなぜこれがいいのかみたいなことを絞れる。
もしくはこのパターンでうまくいってたよみたいなことを、AIでもしかしたらわかるかもしれないですけど、
多分それよりももっと情報が直感なのかな。ある程度の情報があったときにこれのほうがうまくいくんじゃないかみたいな。
それはまだ今の段階ではあるような気がするので。
スピーカー 2
いやそうですね。確かにそれはもうめちゃくちゃ思いますね。
どのタイミングで意思決定するのかとかすごく重要になってくるような気がしますね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
誰がとか、意思決定しなくてもずっと発散状態でもいけちゃいそうな気もしますもんね。
スピーカー 1
このビジネスとか、我々がやってるデザインのやつで言うと、やっぱりそのプロダクトが伸びるかどうかが一番大事になってくるじゃないですか。
ユーザーももちろん幸せにしなきゃいけないですけど、
そうなると、PとプランとDoを知って、最後チェックするときに絞り切れてちゃんとチェックできるのかみたいなのが、
そういうところが価値につながってくるんじゃないかなとか思いますね。
幸せを追求するものづくり
スピーカー 2
そうですね。いい話ですね。
そこのサポートとか、自分たちも一部に参加するとか、ちゃんとやっていけたらいいかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。そうならざるを得ないのかなぁ。作るのは楽しいんだけどなぁ、みたいな。
スピーカー 2
いやそうですね。
スピーカー 1
いい思いました。
じゃあ今日はですね、わからないことに対してわからない人同士が話したという、酒の咳みたいな話でしたね。
そんな話ですいません。
スピーカー 2
自分もこう思うみたいなことがあったらぜひお便りください。
スピーカー 1
聞いていただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
スピーカー 2
編集後期、お疲れ様でした。
スピーカー 1
前回のラジオの編集してたときに、
けっこう神田さんの問いが耳に残ってます。
スピーカー 2
何か言いましたっけ?
スピーカー 1
AIは人間を幸せにしてくれるんですか?みたいなことを言って。
スピーカー 2
そんなこと言いましたっけ?
言いました言いました。
僕はキャンプしとけばいいんじゃないかみたいなことを言ってましたけど。
スピーカー 1
なんかあの言葉が残ってて、何を自分はこのAIとかデザインとかを見ながらやってるんだろうな。
スピーカー 2
自分もその文脈に合ってるかどうかわかんないですけど、
ものづくりみたいなところで、やっぱり幸せに感じるのって人によって違って、
出来上がりが幸せな人と、家庭、肯定が幸せな人っているじゃないですか。
その肯定を幸せに感じる人っていうのが、
もうやらなくてよくなくなったみたいになっちゃうと、
やっぱり全然別のところにその幸せを追い求めていくようにするしかないって感じになりますよね。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
産業革命の後に出てくるアーツ&クラフト運動と似てるようなことを今やってるのかなとか。
なるほど。
スピーカー 1
もう終わりますよね。
格五化された、菌五化されたものが大量に出てくる、みたいな意味があるのかなって。
市工業というか民芸というか、そういうものが価値があるんだよみたいな運動が起こったけど、
最終はちょっと残らんかったけどね。
文脈が残ってる部分はもちろんあると思うんですけど。
スピーカー 2
まあそうですね。でも確かに言うとおり似てるかもしれないですよね。
今までこういうパートが好きだったんだっていうのも、もしかしたらどんどんなくなっていくかもしれないんで、
残そうとか、逆に価値があるとか、そういうことになりそうな気もしますよね。
スピーカー 1
そうだよね。今度はそういう話もしてもいいのかもしれないですけどね。
スピーカー 2
このラジオのテーマですか。
スピーカー 1
ちょっとでも調子乗りすぎかそれはね。
スピーカー 2
いやーでも、どんどん忘れていっちゃいそうだので、話したいですね。
スピーカー 1
あ、ほんとですか。そうか、テーマ募集中やったもんね。
スピーカー 2
テーマが募集中ってのはそうなんですけども、
1年後とか2年後とかに、あんな感じでプロセス組んでたんだとか、
ああいう働き方してたんだとかって、もう忘れてそうじゃないですか。
スピーカー 1
確かに。環境を振り返らないタイプだからね、我々。
たまに、たまにってか今のうちに思い出して残しとかないと。
じゃあ今度はアーツ&クラフト運動で、
ウィリアム・モリスとかについて調べておいたほうがいいのかもしれないですね。
ちょっとインプットしておいて。
はい、じゃあ今日もありがとうございました。
ありがとうございました。
32:09

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