1. Flexible Podcast
  2. #101 今後のデザイン職について
2024-09-05 25:42

#101 今後のデザイン職について

AI含めデザイナーの将来性の話と、フリーランス量産のデザインスクール問題。ピラミッドの頂点に立つ剛腕デザイナーを目指すか、マーケティングを取り入れアウトプットもできるコンサル的なデザイナーになるか、ブルーオーシャンで第一人者の専門的デザイナーになるか、などある程度戦略的にデザインを学んでいくとよいのかと思います。

00:01
こんにちは、シロクロの伊藤です。
Podcast 101回目、今回はデザイン教育について話していきたいと思います。
今日は2024年9月5日です。
よろしくお願いします。
ちょっと間が空いてしまったんですけど、
前回100回目で長い時間を取ったんですけど、
その後続けるかどうかちょっと考えてたんですけど、
今まで通りスローペースで続けていこうかなと思います。
改めましてよろしくお願いします。
今回はデザイン教育についてというちょっと枠なんですけど、
ちょっと2つあって、1つがいわゆるAIの影響で、
デザインっていう仕事の将来性がどうなるのかっていうところと、
一方で最近非常に多いのが、
フリーランスを量産するデザインスクールの問題があって、
一見矛盾するような問題が発生していて、
いかがなものかっていうところなんですね。
いろいろ角度はあるんですけど、
ちょっと先にフリーランス量産の問題ですね。
今デザインスクール、グラフィックにしろウェブに限った話をしていくと、
ウェブデザイナーになって月何十万稼げます、
みたいなバナーとかめっちゃ目にしていて、
そういったデザインスクールが何ヶ月とかでデザインを教えて、
どうも就職発展というかフリーランスにさせてるっていうと変だけど、
うちみたいな小さい製作会社にもフリーランスのデザイナーです。
まだ経験はありませんが、実績はこんな感じで、
実績といってもポートフォリオというか作品仕事の実績ではなくて、
っていうのが同じテンプレートでめちゃくちゃ遅れてくるんですね。
その数ヶ月とかの勉強しかしてきてないフリーランスの方々なので、
やっぱりレベル的には仕事をお願いできるレベルにないので、
それだったらスクールで学んで一旦就職して、そこからフリーランスになった方が、
何かといろんな面で都合がいい気がするんですけど、
03:01
なんでゼロベースでフリーランスなんのだろうっていう、
実力も経験も付き合いする人間関係も、
まっさらな状態でフリーランスってなかなかうまくいくはずがないんだけど、
ひょっとしたらそういうスクール、いろんなスクールを抱えてて、
うまくいかない人をまた別のスクールに入れてみたいなスキームができてるのかもしれないけど、
何にせよあこぎというか、食い物にしている感が非常にあるので、
全部のデザインスクールはそうだと思わないんですけど、
あまりよろしくないですね、この流れはっていう気はしていて、
なんかこないだTwitterかなんかで見たけど、
もはやウェブ制作で稼ぐより、
ウェブデザイナーになりたい人を育てるスクールやった方が稼げるみたいな、
ないか。
多分そう、みんなというか、お金に、匂いに敏感な人たちがそういうことをやってるんだろうけど、
本当にデザイナーを育てたいんであれば、
多分数ヶ月は短すぎるので、
最低でも1年とか2年とか、2年だとあれだけど、
スクールっていう程でやってるのがもう限界がある気がする。
最低でも専門学校とか2年とかきちんと学ばないと、
もちろん人にも得るけどね。
それでフリーランスになって、バナーとかサムネイルとか1件数千円で受けてみたいな、
それでやるならもう普通のアルバイトとかやってた方がまだマシみたいな、
単価になるだろうし。
最初のAIとも絡んでくるけど、
そういったバナーとかサムネイル、1件数千円とかそういった仕事こそ、
AIでサクッと綺麗にっていう非常にマッチする箇所なので、
一番淘汰されやすいところを増やそうとしていて、
めちゃくちゃなことやってるなっていう目先の利益だけでやっているっていうね。
デザインスクール?
フィールドさんがやってるフィールドブートキャンプとか、
これはデザインスクールじゃなくてエンジニアルのスクールなんですけど、
ここはもうめちゃくちゃガチでやっているので、
卒業生も本当にいいところに就職しているし、
06:00
それでいて月、確か3万ぐらい?
詳しくはサイト参照なんですけど、とかの費用でやれるので、
俺も行きたいぐらいなんですけど、
ただそれだけしっかりしてるからなかなか卒業できないって書いてあって、サイトにも。
なんだっけ?
卒業するにはだいたい人によるけど1200時間ぐらいの学習が必要って書いてあって、
1200時間って普通に働いてる人とかだったら、
長くとっても1日3時間勉強時間取れたら大したもんだしね。
1日3時間やっても1年以上かかる。
そのぐらい勉強しないとやっぱりスタートラインに立てない。
ガチのデザインスクールやっても多分それに近いぐらいの時間はかかるだろうし、
でももうちょい短くするのかと思う。
なのでやっぱり少しの勉強時間で数ヶ月のデザインスクールで、
フィーランスで絶対うまくいくはずがないので、
考え直した方がいいしっていうところ。
じゃあ専門学校だったり美大だったらいいのかっていうと、
また今度別の話になってきて、
そもそもグラフィックデザインがこの先安定的に仕事として成立するか、
だから今、二十歳前後の子を対象にすると、
そうだね、何歳まで働くの?
70歳、80歳ぐらいまで?って考えると、
高校50年、60年でしょ?
高校60年、今やっている仕事の延長線上に仕事があるかっていうと、
多分ないじゃん。どう考えても。
何の予測もしてなくてもないじゃん。絶対。
なので考えると、
例えば専門学校、ウェブデザインの専門学校とかで、
ウェブデザインを今教えているのって、
なんかね、心にもやっとした思いを抱えたままやらないといけないというか、
ただ一応美大にしろ、本大にしろ、どういった大学学校にしろ、
就職と切り離して考える、
専門技術を教える、専門分野を学んでもらうということを目標、
就職に置くと、別に間違ってなくて、きちんとデザイン基礎を学びましょう、
09:00
デザインの原則があって、
今してみればこうで、フロントがこうで、
アクエンドがこうなっててっていうのを学んでいくっていうのは全然健全だし、
技術を学ぶ。
それがずっと将来活かせるかって話になると重たい話になる。
でも向こう数年は今のまま全然いけるだろうけど、
向こう何十年で考えると、
でもそれでいくと別にこの分野に限らないよね。
他の仕事も向こう数十年大丈夫かっていう職種がどんだけあるかっていう話で、
僕はいつも冗談で、じゃあフィジカルで勝負するしかないって言ってるんですけど、
でもフィジカルに対応できるロボットが出てきたらもう終わりだし、
最近はウェイターの猫のロボットも出てきてるし、
介護ロボットか、
それもだいぶ先のかもしれないけど、
って考えると別にこの業種だけの問題ではないけど、
でも結構オリを食いやすい職種だし、
プログラミングにしてもそうだろうし、
あとはレベルの話ですね。
さっきのフリーランスのところも、
フリーランスだと言葉あれですけど、
まだデザイナーとして力量があまり良くない状態、
レベルが低い状態のデザイナーの仕事っていうのは一番失われていくだろうし、
単価で言うと数千円とかのバナーの仕事はどんどん無くなっていくけど、
バナーで数十万とか数百万とかっていう世界のデザイナーは、
多分今後何十年も重宝されるだろうけど、
でもそれはほらピラミッドの頂点というか、
サッカーで言ったら日本代表クラスでしょ。
そう思うと要はJ3とかそういった人もいるし、
J3なら十分かもしれないけど、
とにかくピラミッドで言うと頂点以外の人の方が圧倒的99%占めるわけだから、
そういった人たちを対象にして、
そこを目指せばいいじゃんみたいな話もたまに聞くけど、
それこそ本当に非効率的というか非合理的というかナンセンスな話であって、
目標にするのはいいけどね。
12:03
それを現実的なゴールドとして捉えるのはねっていう話で。
ただ一方でAIがAIがっていう一方で、
言うても今のスキルをベースにどんどんちょっとずつ変えながら、
対応しながら生きていくっていう。
例えば僕が入った当初っていうのは23年前。
最初にHTML3.2とか4.1とかをやってて、
ホットショップでデザインしてっていうところからスタートで、
その頃はもちろんPCサイトしかなくて、
その後柄形が出てきて、
その前にFlashが盛んでFlashのスクリプト書いて、
今度柄形やって、
柄形用のHTMLとか書いて、
Flashライトとか触って、
CGIとか触って、
その後スマホが出てきて一変して、
Flashもなくなって、柄形もなくなって、
Flasherと呼ばれる人たちは、
アウトプットできる場所を失ったけど、
でもそこで培った技術があるから、
別の言語、別の土俵に立って、
自分やっていけてる。
Flashがなくなったからといって、
職を失った人っていうのは、
多分ほとんどいないんじゃないですかね。
それができるっていうのは、
他のこともできることになるので、
っていうふうに考えるのであれば、
今、20歳ぐらいでウェブ勉強して、
1,2年ごと深み就職して、
ウェブデザインやったり、
コーディングやったりして、
っていうふうなレールに乗っておけば、
その後AIになったとか、
一気に新職してきて、
今やらなくても、
全部AIがやってくれるようになった。
なったらでも、
一気になると困るね。
徐々にならないけど。
アウトプットのデザインだけで考えると、
やっぱり最終的な成果物だけを担当するんだと、
非常にそこだけ取って変わられるようになっちゃうので、
お客さんとか企業に対して、
企業のビジネスを促進させる、
マーケティングとブランディングを提供できる、
提案ができる、
プランニングができる、
っていう力をつけてのデザイン、
15:04
っていうのが一番理想なんだけど、
だいたいその流れでやると、
デザインって正直どうでもよくなってくるので、
どんどんそこって本質ではなくなってくるので、
そうすると経営学しかり、
マーケティングとかは学んだほうがいいよねって話になるよね。
あれ?デザインどこいった?
そうか。
そうだね。
デザインっていうのも結局、
講義の意味と教義の意味で、
プランニング側の大枠でのデザインと、
表層的な、創設的なデザインで考えたときに、
今話してるのは後者のほうだけど、
前者のほうも含めてデザイナーっていう意味であれば、
全然いいけど、
話しててコロコロ結末が変わるけど、
そうね。
だから現状、今デザイナーである人とか、
もしくは我々みたいに、
もうすでに40代、50代とかだったら、
ゴールまでの人数のほうが短いので、
逃げ切れる人はいるだろうし、
あともうさすがに40代ウェブデザイナー、
結構それ自体経由で、
みんな別の隣の畑にジョブチェンジしてる人が多くて、
ディレクターだったりとか、
ランナーだったりとか、
自分で手を動かして制作、デザインするっていうところに、
もういないので、そもそも。
だからそれ考えると結局、
入り口だけがデザインであって、
そこからは色んな職種にモデルチェンジしていく。
であれば最初からそこ勉強してたら、
めっちゃ効率的なんだけど、
どうなんですかね、そこら辺。
そこが入んないと分かんないしね、
どういう仕事があるのかっていうのは、若い頃は。
だからデザイン入り口にして、
そういったマーケティング面を強化していって、
いろんな生き方をするなら、
まだ明るい未来。
でもマーケティングがAIに侵食されない保証はまるでないしね。
だから基本的にコンピューター通してできる仕事、
技能っていうのは全部AIができる気がしているので、
だから考えること、
考えてアウトプットすることっていうのは、
それが一番得意分野なはずなので、
つなぎもアウトプットも全部AIでいけるようになるはずなので、
18:07
そうするとよく言うのが、
AIがいくらできてもデザイン入り口を判断できないといけないから、
やっぱりデザイナーが必要みたいな声が聞くけど、
そこが一番強いのがAIやんかいっていう、
だから不要だし、
指示も判断も生成もAIが強いんだから、
丸投げでいいはずなのね。
で、人はもっと別のところ。
AIでできないところを人がやるってのもなんかピンとこんし、
AIができないことで何かっていうと、
何だろう?
パッと出ないよね。
フィジカルで途中を持ったしかないんだけど、
まあまあまあ。
っていうところで、
この話をするとどうしても、
今現状デザインを学ぶことがどうかっていうところでいくと、
やっぱりなかなか推奨しづらいところではあるし、
特にスマホが出た瞬間、
もっと言うと、
インターネットが出た瞬間とスマホが出た瞬間と、
AIが出たタイミング、
どんどん力弱くなってるけど、
そこで一気に世界が変わってるわけで、
そうすると、
AIも我々にとってはいきなり出てきたんだけど、
裏ではいろんな開発とかもちろん進んでいたけど、
だからその後で、
この後、
例えば今年でも来年でもいいけど、
まるで想像していないものがいきなりパッと目の前に出てくる可能性っていうのはすごくあって、
もしくはAIの進化が一気にっていうのもあるし、
我々が想像もしていないところの、
社会の変化っていうのが、
この先も余裕で起こりうるから、
でも予兆はあるので、
そこの数ヶ月レベルで対応できる。
だから臨機応変に考える力と対応できる技術があって、
あんまり何かに固執しないようにしておくか、
そういう日本代表を目指すじゃないですか。
21:03
あとはかつ自分の戦いやすい分野であれば、
要は競技人口が少ないところだったら日本代表になりやすいわけだし、
自分が上手く戦えて、
ライバル少なくて、
そこそこ需要があるデザイン分野に立って、
そこで代表クラスを目指すっていう戦略ですね。
それだったら肉ばっかいける気がする。
ただそれもそれですぐ匂い嗅ぎつけて一気に増えるけど、
だからなかなか他社さん名が何らかの理由で難しい。
ニーズとしてそんなに限られたところ、
本当に専門的なところに絞りに絞ったマーケットレターとかがあるみたいな。
それのデザイン版なんですかね。わからないけど。
ということができれば、
基礎知識は学びつつだけど、将来どうあってもいいように、
マーケティングと、
多分マーケティングとブランディングだよね。
企業のビジネスの手助けできる分野っていう意味では。
そこを、そんな学校あるんだっけ。わからない。
そこを重点的に学んで、かつデザインもできるだったら結構な強みなので、
そうしていくのが良いのかなと思います。
フィールドブートキャンプみたいなデザインスクールを、
話し出せない。相談してるんだっけ。してないのかな。忘れた。
してないか。使用しようと思ってたんだけど。
あれぐらいガチでやれると、
使用ありそうだし。
っていう感じですね。
結論的にいくと、やっぱりデザイン。
基本入り口はみんなデザインが好き、イラストが好き、描くのが好き、絵描くのが好きで入ってきてるから、
それを仕事にできるなら、やっぱり幸せに生きていけるわけで、
好きなことやっていっていくべきだしね。
だからそこをやりつつ、ちょっと打算も入れて、計算も入れて、
マーケティングとか、もしくはプログラミングとか、
24:03
もう一個武器を持ってやっていく。
もしくは自分が輝く同票を見つけて、そこの第一人者になるとか。
最近で言うなら、HTMLのアクセシビリティ分野だったりとか、
ウェブのタイプグラフィーとかかな。
そういう狭いところの専門家になる。
狭いっていうところがあるね。
狭いっていうとあれだけど、
あまり人が集まってきてないところの専門家になるっていう、
もう一つの戦略かなと思います。
この前の勉強も大事だけど、
もうちょっと工技に考えていかないと、
いきなりバンっていう局面において、職を失って、
あれ?またゼロベースで?っていう話になりかねない。
なのでそういった時に、
何か誰かが責任を取ってくれるわけじゃないから、
最初のうちにいろいろ考えておくのもやっぱり大事かなと思いますね。
というところで終わりましょう。
これで後で背景音楽入れられたらいいんだけど。
そのツール問題もあるから、
ポッドキャスで見られてなかったけど、
何かいいのあったら教えてください。
ということで終わりましょう。
以上です。ありがとうございました。
さよなら。
25:42

コメント

スクロール